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第605回 サマースプリントシリーズ開幕!函館スプリントSを分析する

2012/6/11(月)

今週からサマースプリントシリーズが開幕する。第1戦を飾るのは函館スプリントS。10年にこのレースを制したワンカラットは函館スプリントS、キーンランドCと連勝してサマースプリントシリーズ王者に輝いた。過去の優勝馬ではマサラッキ、サニングデール、ビリーヴ、キンシャサノキセキ、カレンチャンがのちにG1を制覇。サマースプリントシリーズの行方を占うのはもちろん、先々のG1にもつながる重要なレースである。今年から開催時期が6月中旬に移動したが、いつ通り過去10年のデータを基に分析していきたい(09年札幌開催も含む)。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 函館スプリントSの性別別成績

性別
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
牡・セン
2-9-9-98/118
1.7%
9.3%
16.9%
9%
68%
8-1-1-14/24
33.3%
37.5%
41.7%
431%
105%

表1は函館スプリントSの性別別成績で、牝馬が圧倒。牝馬は勝率33.3%、連対率37.5%、複勝率41.7%をマークし、牡・セン馬は同1.7%、同9.3%、同16.9%。成績の差は歴然だ。
牡・セン馬で優勝したのは、02年サニングデール、08年キンシャサノキセキ。2頭はのちにG1を制するほどの馬に成長した。過去3年は、09年グランプリエンゼル、10年ワンカラット、11年カレンチャンと牝馬が3連勝中である。

■表2 函館スプリントSの前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1000万下
0-  1-  0-  2/  3
0.0%
33.3%
33.3%
0%
53%
1600万下
1-  0-  0- 12/ 13
7.7%
7.7%
7.7%
595%
87%
OPEN特別
1-  2-  3- 39/ 45
2.2%
6.7%
13.3%
5%
59%
重賞
8-  7-  6- 55/ 76
10.5%
19.7%
27.6%
45%
74%

表2は函館スプリントSの前走クラス別成績で、重賞組が中心。3着以内馬30頭のうち21頭は同組である。レース別ではCBC賞組が【2.3.2.16】と優秀だが、今年からCBC賞はサマースプリントシリーズの第2戦に指定され、函館スプリントSのあとに実施。そのため、今年からCBC賞組は不在となる。そのほかのレースでは高松宮記念組【2.2.1.6】、NHKマイルC組【1.0.1.4】が好成績を収めている。

前走オープン特別から3着以内に好走したのは、09年3着ブラックバースピンら6頭。そのうち5頭には芝1600m以下の重賞で連対実績があった。同実績がないと前走オープン特別を勝利していても、09年6着アポロフェニックス(前走春雷S1着)、11年6着パドトロワ(前走オーストラリアT1着)と敗れてしまう。昇級戦で3着以内に好走したのは、06年1着ビーナスライン、11年2着テイエムオオタカ。テイエムオオタカはG3・3着3回の実績があり、昇級馬でも重賞実績はあったほうがいい。

■表3 重賞組の前走着順別成績

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
5着以内 7- 3- 3-12/25
28.0%
40.0%
52.0%
131%
96%
6着以下 1- 4- 3-43/51
2.0%
9.8%
15.7%
3%
63%

重賞組はシンプルに前走着順がいい馬を選ぶのがベスト。表3は重賞組の前走着順別成績で、前走重賞5着以内は【7.3.3.12】で勝率28.0%、連対率40.0%、複勝率52.0%と優秀な成績を残している。過去5年の勝ち馬は07年アグネスラズベリ(前走CBC賞3着)、08年キンシャサノキセキ(前走高松宮記念2着)、09年グランプリエンゼル(前走NHKマイルC3着)、10年ワンカラット(前走CBC賞3着)、11年カレンチャン(前走阪神牝馬S1着)とすべて前走重賞5着以内だった。

■表4 函館スプリントSの人気別成績

性別
人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
牡・セン
1番人気
1-  1-  0-  4/  6
16.7%
33.3%
33.3%
30%
45%
2番人気
0-  2-  0-  2/  4
0.0%
50.0%
50.0%
0%
97%
3番人気
1-  1-  1-  6/  9
11.1%
22.2%
33.3%
101%
77%
4番人気
0-  0-  2-  7/  9
0.0%
0.0%
22.2%
0%
58%
5番人気
0-  1-  2-  7/ 10
0.0%
10.0%
30.0%
0%
88%
6番人気
0-  2-  1-  4/  7
0.0%
28.6%
42.9%
0%
184%
7番人気
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8番人気
0-  2-  0-  7/  9
0.0%
22.2%
22.2%
0%
143%
9番人気
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
10番人気以下
0-  0-  3- 43/ 46
0.0%
0.0%
6.5%
0%
58%
1番人気
3- 1- 0- 0/ 4
75.0%
100.0%
100.0%
212%
145%
2番人気
3- 0- 1- 2/ 6
50.0%
50.0%
66.7%
185%
96%
3番人気
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
650%
230%
4番人気
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
5番人気
0- 0- 0- 0/ 0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
6番人気
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
7番人気
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8番人気
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
9番人気
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
10番人気以下
1- 0- 0- 5/ 6
16.7%
16.7%
16.7%
1290%
190%

最後に函館スプリントSの人気別成績を牡・セン馬と牝馬にわけて見ていきたい。牡・セン馬は上位人気が全体的に不振で、1番人気は【1.1.0.4】と2連対。02年4着ショウナンカンプ、04年6着サニングデールと同年の高松宮記念勝ち馬が敗れた年もあった。牡・セン馬は下位人気の好走が目立ち、6〜8番人気で2着4回3着1回、10番人気以下でも3頭の3着馬が出ている。

牝馬は牡・セン馬と対照的な傾向が出ており、上位人気馬が絶好調。牝馬の1〜3番人気は【7.1.1.2】で、勝率63.6%、連対率72.7%、複勝率81.8%と驚異的な数字だ。下位人気の牝馬は苦戦しており、4番人気以下は【1.0.0.12】。3着以内に好走したのは06年1着ビーナスラインのみである。

<結論>
それでは今年の函館スプリントSを展望していこう。以下の表5に今年の登録馬をまとめてみた。

■表5 今年の函館スプリントS登録馬

馬名
性別
前走
備考
アドバンスウェイ
コーラルS16着  
エーシンリジル
鞍馬S2着 北九州記念2着
キングレオポルド
淀屋橋S1着  
サワノパンサー
大阪城S9着  
テイエムオオタカ
福島民友C2着 函館スプリントS2着
トーホウオルビス
ペルセウスS9着  
トップカミング
セン
メトロポリタンS6着  
ドラゴンファング
函館スプリントS4着  
ドリームバレンチノ
安土城S1着  
ナイアード
アンコールS14着  
パドトロワ
福島民友C6着 スプリンターズS2着
ビウイッチアス
マーガレットS12着 フィリーズレビュー2着
ビスカヤ
朱雀S10着  
ブルーミンバー
福島民友C5着  
ミオリチャン
節分S11着  
レオンビスティー
NHKマイルC11着  
ロードカナロア
高松宮記念3着  

2012/1/28 京都11R シルクロードS(G3)1着 7番 ロードカナロア

表5が今年の函館スプリントS登録馬。今年は重賞組の登録馬が少なく、ドラゴンファング、レオンビスティー、ロードカナロアの3頭。その中で重賞5着以内に該当するのは、ドラゴンファングロードカナロア。ただし、ドラゴンファングは前走がちょうど1年前のこのレース。有力なのは前走高松宮記念3着のロードカナロアのほうだろう。同馬は1200m【6.0.1.0】。前走高松宮記念で初黒星を喫したものの、G1初挑戦だったことを考えれば、悲観する必要はない。「牡馬の上位人気が苦戦」「同年の高松宮記念勝ち馬でも敗退」と不安はあるが、今年のメンバーならさすがに大崩れは考えにくいだろう。ドラゴンファングは約1年ぶりのレースになるが、休み明けには実績があり、一応の警戒は必要か。

オープン特別組で芝1600m以下の重賞の連対実績があるのは、エーシンリジル(北九州記念2着)、テイエムオオタカ(函館スプリントS2着)、パドトロワ(スプリンターズS2着)、ビウイッチアス(フィリーズレビュー2着)。オープン特別組ではこの4頭が要注意だろう。エーシンリジルとビウイッチアスは牝馬。3番人気以内に支持されれば、3着以内に入る可能性は高い。

例年、牝馬が有力なレースだが、今年は牡馬のほうに脈がありそう。中心は前走高松宮記念3着のロードカナロア。このメンバーではさすがに負けられないだろう。相手にはドラゴンファング、エーシンリジル、テイエムオオタカ、パドトロワ、ビウイッチアスを挙げておきたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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