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第600回 記念すべき第600回のターゲットは日本ダービー!

2012/5/24(木)

2004年末にスタートしたデータde出〜たは、今回をもって600回を迎えることとなった。一つの区切りである今回、ターゲットとするレースは日本ダービー。3歳馬の頂点を決める大一番だ。ゴールドシップが勝てば二年連続で二冠馬の誕生となるが、ワールドエースらは逆転優勝を狙う。それとも別路線組が台頭するシーンがあるのだろうか。第79回日本ダービーを占っていきたい。いつものように過去10年の日本ダービーの結果を参考に分析。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 日本ダービー出走馬の前走レース別成績(過去10年)

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
1
皐月賞G1 6- 3- 6-61/76
7.9%
11.8%
19.7%
2
NHKマG1 3- 1- 1-19/24
12.5%
16.7%
20.8%
3
桜花賞G1 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
4
青葉賞G2 0- 4- 1-24/29
0.0%
13.8%
17.2%
5
京都新聞G2 0- 2- 0-19/21
0.0%
9.5%
9.5%
6
プリンシ 0- 0- 2-19/21
0.0%
0.0%
9.5%
7
端午S 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
8
兵庫CG2 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
9
ベンジャ 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
10
すみれS 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%

まず表1で示したのは過去10年の日本ダービー出走馬の前走レース別成績。クラシック第一弾である皐月賞組が【6.3.6.61】という成績。勝率は7.9%、連対率は11.8%という数字だが、好走馬の数は圧倒的に多い。当然のごとく皐月賞が中心というレースになっている。勝率や連対率で上回っているのがNHKマイルC組。G1が連戦でローテーションは中2週と楽ではないが、近年は変則2冠という例もあり、見慣れた臨戦過程になってきた。結果をしっかり出す馬が出ている。

青葉賞や京都新聞杯、プリンシパルSも有力なステップレースだがまだ勝ち馬は出ていない。前走G1組以外からの優勝馬となると2000年のアグネスフライトまで遡らなければいけなくなる。別路線から来てダービーを勝ち切るのは容易ではない。

■表2 前走皐月賞組の着順別成績

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
前走1着 4- 0- 1- 4/ 9
44.4%
44.4%
55.6%
前走2着 0- 0- 2- 8/10
0.0%
0.0%
20.0%
前走3着 1- 0- 0- 6/ 7
14.3%
14.3%
14.3%
前走4着 0- 1- 1- 7/ 9
0.0%
11.1%
22.2%
前走5着 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
前走6〜9着 0- 1- 1-16/18
0.0%
5.6%
11.1%
前走10着〜 1- 1- 1-18/21
4.8%
9.5%
14.3%

中心である皐月賞組からまず見ていくとしよう。表2は前走皐月賞出走馬の、着順別成績だ。前走1着、つまり皐月賞優勝馬のダービーでの成績は【4.0.1.4】であることを意味している。この成績が優秀であるかは正直、微妙なところ。だが、他の着順の馬に比べれば優秀であることは間違いない。前走皐月賞2着馬の成績は【0.0.2.8】。3着はあるものの連対がない。中山から東京へ舞台が替わり、距離も伸びることで皐月賞の着順は変化してもおかしくないが、結局は皐月賞優勝馬が再び好走するケースが多い。

■表3 前走皐月賞組の人気別成績

前走人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
前走1人気 3- 0- 2- 4/ 9
33.3%
33.3%
55.6%
前走2人気 0- 2- 0- 5/ 7
0.0%
28.6%
28.6%
前走3人気 0- 0- 1- 6/ 7
0.0%
0.0%
14.3%
前走4人気 1- 1- 0- 6/ 8
12.5%
25.0%
25.0%
前走5人気 0- 0- 1- 5/ 6
0.0%
0.0%
16.7%
前走6〜9人 1- 0- 0-15/16
6.3%
6.3%
6.3%
前走10人〜 1- 0- 2-20/23
4.3%
4.3%
13.0%

表3は前走皐月賞組の人気別成績だ。着順とは別に皐月賞で何番人気だった馬がダービーで好成績だったかを調べるものだ。前走1番人気だった馬が【3.0.2.4】という成績。例としては09年ロジユニヴァースが皐月賞で14着に敗れたものの、ダービーで1着となった。同様に見ていくと2〜3番人気馬の勝利はなく、前走4番人気が【1.1.0.6】。前走6番人気以下での優勝もあるが、メイショウサムソンとエイシンフラッシュであり、ともに皐月賞で3着以内に好走していた馬だ。

■表4 前走皐月賞組の脚質・上がり別成績

前走脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
逃げ 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
先行 1- 2- 2-14/19
5.3%
15.8%
26.3%
差し 5- 1- 3-27/36
13.9%
16.7%
25.0%
追い込み 0- 0- 1-19/20
0.0%
0.0%
5.0%
マクリ 0- 0- 0- 0/ 0
3F 1位 3- 0- 1- 7/11
27.3%
27.3%
36.4%
3F 2位 0- 0- 2- 7/ 9
0.0%
0.0%
22.2%
3F 3位 1- 0- 1- 6/ 8
12.5%
12.5%
25.0%
3F〜5位 1- 1- 0- 7/ 9
11.1%
22.2%
22.2%
3F6位〜 1- 2- 2-34/39
2.6%
7.7%
12.8%

表4は前走皐月賞組の上がり・脚質別成績。皐月賞での着順は度外視し、同レースで「差し」だった馬が【5.1.3.27】という成績。勝率や連対率で見ても先行していた馬よりも優秀だ。皐月賞で上がり3ハロンが1位だった馬の成績が【3.0.1.7】とこちらも優秀。日本ダービー自体が上がり1位の馬の成績が良いわけだが、実際にどの馬が速い上がりを使うかを考えた場合、皐月賞での上がりを調べることが手っ取り早い方法となる。

■表5 前走NHKマイルC組の着順別成績

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
前走1着 2- 0- 0- 3/ 5
40.0%
40.0%
40.0%
前走2着 0- 0- 1- 3/ 4
0.0%
0.0%
25.0%
前走3着 1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
前走4着 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
前走5着 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
前走6〜9着 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
前走10着〜 0- 1- 0- 5/ 6
0.0%
16.7%
16.7%

次に前走NHKマイルC組について調べていく。過去10年ではキングカメハメハとディープスカイが連勝を果たして変則二冠馬に輝いている。このようにNHKマイルCでも優勝馬が単純に優勢。表5には前走NHKマイルC組の着順別成績を示しているが、前走1着馬が【2.0.0.3】という成績。前走2着で好走したブラックシェル、前走3着で好走したタニノギムレットはそれぞれ弥生賞、スプリングSという皐月賞トライアルで好走した実績もあった。距離実績・適性は重要で、完全なマイラーでは2400mの距離はこなすのは難しいようだ。

■表6 前走青葉賞組の着差別成績

前走着差
着別度数
勝率
連対率
複勝率
勝2.0〜 0- 0- 0- 0/ 0      
勝1.0〜1.9 0- 0- 0- 0/ 0      
勝0.6〜0.9 0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
勝0.3〜0.5 0- 1- 1- 0/ 2
0.0%
50.0%
100.0%
勝0.1〜0.2 0- 2- 0- 3/ 5
0.0%
40.0%
40.0%
勝0.0 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
負0.0 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
負0.1〜0.2 0- 0- 0- 8/ 8
0.0%
0.0%
0.0%
負0.3〜0.5 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
負0.6〜0.9 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
負1.0〜1.9 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%

表6は前走青葉賞組の着差別成績。前走青葉賞組はまず勝ち馬しか好走を果たしていないことがわかる。その上で、青葉賞でどれぐらいの着差をつけていればいいか。タイム差なしの僅差では05年ダンツキッチョウがダービーで13着に終わっている。0.1〜0.2秒差では【0.2.0.3】、0.3〜0.5秒差では【0.1.1.0】という成績。結局まだ勝ち馬は出ていないものの、少しでも離して勝っていた方が複勝率は高まっている。が、0.6〜0.9秒差では【0.1.0.1】。アドマイヤメインは好走したが、ペルーサは当日2番人気に支持されて6着に敗れた。単純に着差だけでは判断できないのが難しい。青葉賞勝ち馬はとりあえず相手候補として必ずマークしておけば、2回に1回ぐらいの割合で好走するイメージだ。

なお、京都新聞杯組だがこちらも青葉賞と同じような傾向だ。勝ち馬のみマークするとして、ハーツクライやインティライミの2着が最高成績。10年はゲシュタルトが12番人気で4着、昨年はクレスコグランドが9番人気で5着。ダービー本番でもかなり善戦できる傾向があり、相手候補として有力と言えるだろう。

【結論】
それでは今年の日本ダービーを占っていこう。出走予定馬は表7と表8の通り(5/23午前時点)。

■表7 今年の日本ダービー出走予定馬(1)

馬名
前走成績
人気
上がり
ゴールドシップ 皐月賞1着
4
1位
ワールドエース 皐月賞2着
2
2位
ディープブリランテ 皐月賞3着
3
コスモオオゾラ 皐月賞4着
6
グランデッツァ 皐月賞5着
1
3位
ベールドインパクト 京都新聞杯2着
13
モンストール NHKマイルC16着
16
トリップ 皐月賞12着
7
ゼロス 皐月賞17着
12

2012/4/15 中山11R 皐月賞(G1)1着 14番 ゴールドシップ

まずは主力となる前走皐月賞組、皐月賞出走馬を表7にまとめた。今年の皐月賞は稍重で行われたものの、上位人気に支持された馬が実際に上位を占める結果となった。優勝馬はゴールドシップ。表2の着順別成績から、ダービーでも最も期待できるということになる。また、同馬は皐月賞で4番人気。表3の結果から前走1番人気の次に有力である。実際のレースを見ると、3〜4コーナーから馬場が悪化した内側をあえて通ったため、大外を回った馬とはかなりの距離得があったと考えるのが普通だ。しかし、上がり3ハロンは34秒6でメンバー中最速。表4のデータからも有力ということがわかる。よって、ゴールドシップの二冠達成が有力と見たい。

今回逆転が期待されそうなワールドエースは皐月賞で2着。人気も上がり3ハロンも2位。表2〜4のデータからはあまり強調できない。皐月賞は5着だったが、人気は1位で上がりが3位だったグランデッツァの方が有力とも見て取れる。ディープブリランテとコスモオオゾラは好位からの競馬で皐月賞は掲示板に乗る善戦。表2〜4のデータではコスモオオゾラよりもディープブリランテの方が総合的に高評価すべきだが、切れる脚を使うタイプではないだけに今回も善戦止まりの可能性が高いかもしれない。

■表8 今年の日本ダービー出走予定馬(2)

馬名
前走成績
備考
エタンダール 青葉賞2着  
スピルバーグ プリンシパルS1着 毎日杯3着ほか
フェノーメノ 青葉賞1着 前走着差0.4秒
アルフレード NHKマイルC2着  
トーセンホマレボシ 京都新聞杯1着  
ヒストリカル 毎日杯1着  
ジャスタウェイ NHKマイルC6着  
ブライトライン NHKマイルC10着  
クラレント NHKマイルC3着  

2012/4/28 東京11R テレビ東京杯青葉賞(G2)1着 7番 フェノーメノ

そこで別路線組の出番。その他のダービー出走予定馬は表8に示した。まずは青葉賞優勝馬であるフェノーメノ。1番人気に応えて、2着のエタンダールに0.4秒差での勝利。着差としては十分で有力馬の1頭。次は京都新聞杯勝ち馬トーセンホマレボシ。レコード勝ちしたからという理由ではなく、単純にマークしておきたい。プリンシパルS1着のスピルバーグは重賞で連対実績がなく3着が最高成績であるのがネック。過去10年のプリンシパルS組の好走馬はすでに重賞で連対実績があった。今年の毎日杯でそのスピルバーグを破ったのがヒストリカル。間に皐月賞やNHKマイルCを挟まない異質のローテーションだが、マークしておいてもいいかもしれない。最後にNHKマイルC組は今年は微妙。最先着馬はアルフレードだがマイルまでの実績しかない。その他のクラレントらも同じことが言える。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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