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第597回 仔もマイラーが多いダイワメジャー産駒を分析する

2012/5/14(月)

2007/11/18 京都11R マイルチャンピオンS(G1)1着 8番 ダイワメジャー

ダイワメジャーの仔は現3歳世代が初年度産駒。昨年はエピセアローム(小倉2歳S優勝)、ダローネガ(野路菊S優勝、デイリー杯2歳S2着)らが活躍。2歳リーディングサイヤーではディープインパクトに次ぐ2位に入り、幸先のいいスタートを切った。今年に入ってからはトーセンベニザクラがフェアリーSを優勝、その後にカレンブラックヒルがニュージーランドT→NHKマイルCと重賞2連勝をマークした。今年のリーディングサイヤー(5月6日終了時点)では現在6位をキープ。産駒は現3歳世代のみなので、優秀な成績といえるだろう。わずか1年弱でG1・1勝を含む重賞4勝を挙げたダイワメジャー産駒。今回は同産駒の特徴を調べてみた。集計期間は、昨年の6月から今年の5月6日(日)まで。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 ダイワメジャー産駒の芝・ダート別成績

芝/ダート
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
50- 58- 44-286/438
11.4%
24.7%
34.7%
73%
79%
ダート
24- 12- 13-162/211
11.4%
17.1%
23.2%
157%
59%

始めに表1ではダイワメジャー産駒の芝・ダート別成績をまとめてみた。勝率は芝・ダートともに互角だが、連対率と複勝率は芝>ダート。芝では連対率24.7%、複勝率34.7%と優秀な成績を残している。回収率の面ではダートの単回収率が抜けて高いものの、これは単勝203倍の馬(11年12月10日阪神2Rホンインボウ)が含まれているため。同馬を除くと単回収率は61%に落ち着き、回収率も芝>ダートといっていい。産駒の活躍馬も芝に集中しており、ダートでは新馬や未勝利を勝利しても、500万クラスで足踏みすることが多い。

■表2 ダイワメジャー産駒の距離別成績

距離
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1000m〜1300m
11- 17-  7-100/135
8.1%
20.7%
25.9%
52%
63%
1400m〜1600m
41- 30- 28-183/282
14.5%
25.2%
35.1%
144%
83%
1700m〜2000m
20- 23- 20-148/211
9.5%
20.4%
29.9%
74%
67%
2100m〜2400m
2-  0-  2- 17/ 21
9.5%
9.5%
19.0%
86%
37%

ダイワメジャー自身はマイルG1で3勝を挙げたほか、2000mの皐月賞と天皇賞(秋)も制覇。2500mの有馬記念では2年連続で3着に入り、マイルがベストも距離を問わず力を発揮できるタイプだった。産駒にもその特徴はしっかりと受け継がれており、短〜中距離でコンスタントに活躍馬を輩出(表2参照)。特にダイワメジャー自身も得意だったマイル前後の14001600mは、勝率14.5%、連対率25.2%、複勝率35.1%と優秀な成績を残している。2100m〜2400mは2勝のみだが、出走頭数が少ないだけで、勝率は1700〜2000mと同じ9.5%。同距離ではタムロトップステイがアザレア賞(阪神芝2400m)、ヤマニンファラオがゆきやなぎ賞(阪神芝2400m)を勝利した。

■表3 ダイワメジャー産駒のコース別成績ベスト10

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
阪神・芝1800外 4- 2- 4- 8/18
22.2%
33.3%
55.6%
129%
118%
2
京都・芝1800外 2- 3- 2- 6/13
15.4%
38.5%
53.8%
33%
67%
3
新潟・芝1800外 0- 4- 1- 6/11
0.0%
36.4%
45.5%
0%
120%
4
東京・ダ1400 2- 2- 3- 9/16
12.5%
25.0%
43.8%
53%
79%
5
中山・芝1200 2- 4- 1-10/17
11.8%
35.3%
41.2%
80%
84%
6
東京・芝1600 4- 2- 2-12/20
20.0%
30.0%
40.0%
162%
112%
7
阪神・芝2000 1- 2- 1- 6/10
10.0%
30.0%
40.0%
162%
91%
8
阪神・芝1600外 4- 5- 2-18/29
13.8%
31.0%
37.9%
67%
94%
9
阪神・ダ1400 5- 1- 0-10/16
31.3%
37.5%
37.5%
1365%
164%
10
中山・芝1600 7- 5- 6-31/49
14.3%
24.5%
36.7%
47%
67%
※出走回数10回以上の複勝率に基づく順位。

表3はダイワメジャー産駒のコース別成績ベスト10で、出走回数が10回以上あるコースの複勝率に基づく順位である。1位は阪神芝1800mで、複勝率55.6%、単回収率129%、複回収率118%と優秀。同コースで行われた特別戦では、ダローネガが野路菊S、ショウナンカンムリがはなみずき賞を勝利した。2位の京都芝1800mも複勝率53.8%と高いが、同コースの3着以内馬7頭はすべて4番人気以内。単・複回収率は低く、オススメできるコースではない。3位の新潟芝1800mは勝ち馬こそ出ていないものの、連対率36.4%、複勝率45.5%をマーク。複回収率は120%に達しており、得意なコースといえるだろう。ベスト3を見ると、すべて直線の長い外回りコースだった。

そのほかでは東京芝1600mと阪神ダート1400mが狙い目。東京芝1600mは勝率20.0%、連対率30.0%、複勝率40.0%をマーク。同コースではカレンブラックヒルがNHKマイルCを制覇したが、そのほかにもトーセンベニザクラが赤松賞を8番人気で優勝、エクセレントカーヴがクイーンCで3着に好走した。阪神ダート1400mは勝率31.3%をマーク。同コースでは単勝203倍の馬が勝利しているものの、同馬を除いても単回収率は102%をキープしている。

■表4 ダイワメジャー産駒のコース別成績ワースト10

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
18
京都・ダ1400 4- 0- 1-13/18
22.2%
22.2%
27.8%
99%
45%
19
京都・ダ1200 1- 2- 2-13/18
5.6%
16.7%
27.8%
39%
77%
20
京都・芝1400 0- 1- 2- 8/11
0.0%
9.1%
27.3%
0%
40%
21
阪神・ダ1200 1- 3- 0-12/16
6.3%
25.0%
25.0%
119%
75%
22
阪神・芝1400 0- 3- 0- 9/12
0.0%
25.0%
25.0%
0%
64%
23
中山・ダ1800 3- 2- 2-24/31
9.7%
16.1%
22.6%
35%
36%
24
新潟・芝1400 2- 1- 0-11/14
14.3%
21.4%
21.4%
66%
27%
25
中山・芝1800 0- 1- 2-16/19
0.0%
5.3%
15.8%
0%
57%
26
中山・ダ1200 2- 0- 1-25/28
7.1%
7.1%
10.7%
63%
24%
27
京都・ダ1800 1- 0- 0-10/11
9.1%
9.1%
9.1%
160%
48%
※出走回数10回以上の複勝率に基づく順位。

次に表4ではダイワメジャー産駒のコース別成績ワースト10をまとめてみた。相性が悪いのは中山ダート1200m、中山ダート1800m、中山芝1800m。中山ダート1200mは28頭が出走して2連対のみ。同コースで3番人気以内に支持された馬は【0.0.0.8】と散々な成績に終わっている。中山ダート1800mも苦戦しており、3着以内馬7頭はすべて3番人気以内。単・複回収率はともに30%台と低迷している。中山芝1800mは19頭が出走して1連対のみである。ダイワメジャー自身は中山で皐月賞、ダービー卿CTを勝利し、有馬記念で2年連続3着に好走。中山を得意としていたが、産駒は全体的に中山との相性がいまひとつである。

■表5 ダイワメジャー産駒の毛色別成績

毛色
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
栗毛
29- 38- 29-237/333
8.7%
20.1%
28.8%
57%
67%
鹿毛
19- 12- 12-119/162
11.7%
19.1%
26.5%
69%
60%
黒鹿毛
17- 14- 11- 61/103
16.5%
30.1%
40.8%
289%
103%
芦毛
5-  1-  2- 13/ 21
23.8%
28.6%
38.1%
143%
85%
青鹿毛
2-  3-  3- 16/ 24
8.3%
20.8%
33.3%
60%
77%
栃栗毛
2-  2-  0-  2/  6
33.3%
66.7%
66.7%
93%
108%

2012/5/6 東京11R NHKマイルカップ(G1)1着 5番 カレンブラックヒル

最後にダイワメジャー産駒の毛色別成績を調べてみた(表5参照)。仔はダイワメジャーと同じ栗毛の馬が多いものの、成績はいまひとつ。栗毛のダイワメジャー産駒にはアーリントンC2着オリービン、若葉S2着メイショウカドマツらがいるものの、オープンクラスを勝利した馬は1頭もいない。相性がいいのは黒鹿毛で、勝率16.5%、連対率30.1%、複勝率40.8%をマークし、単・複回収率は100%オーバー。NHKマイルCを制したカレンブラックヒル、フェアリーS勝ち馬トーセンベニザクラは黒鹿毛だった。両馬ともに馬格はそれほど大きくなく、見た目はダイワメジャーと似ていないが、現状ではそのようなタイプのほうが活躍しているようだ。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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