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第580回 今年もクラシックホース誕生なるか!?スプリングSを分析する

2012/3/15(木)

昨年のスプリングSを制したのはオルフェーヴル。その後はご存じの通り、皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制して、史上7頭目のクラシック三冠を達成。勢いそのままに年末の有馬記念も勝利し、3歳馬で堂々の年度代表馬に輝いた。同馬のみならず、このレースからは、02年1着タニノギムレット(日本ダービー)、03年1着ネオユニヴァース(皐月賞、日本ダービー)、04年3着ダイワメジャー(皐月賞)、06年1着メイショウサムソン(皐月賞、日本ダービー)、09年1着アンライバルド(皐月賞)のクラシックホースが誕生。クラシック戦線を見据える上で見逃せない一戦である。

今年は、朝日杯FS勝ち馬アルフレード、東京スポーツ杯2歳S勝ち馬ディープブリランテ、札幌2歳S勝ち馬グランデッツァらの素質馬がスタンバイ。今年もクラシックへ向けた重要なステップレースになりそうだ。昨年のスプリングSは東日本大震災の影響で、1週間繰り下げて阪神競馬場芝1800mで行われたが、その昨年も含めた過去10年のデータをもとに分析していこう。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 スプリングSの人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気 4-  2-  2-  2/ 10
40.0%
60.0%
80.0%
106%
103%
2番人気 3-  0-  2-  5/ 10
30.0%
30.0%
50.0%
120%
73%
3番人気 0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
18%
4番人気 1-  1-  1-  7/ 10
10.0%
20.0%
30.0%
145%
59%
5番人気 1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
102%
61%
6番人気 1-  1-  1-  7/ 10
10.0%
20.0%
30.0%
141%
117%
7番人気 0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
65%
8番人気 0-  3-  1-  6/ 10
0.0%
30.0%
40.0%
0%
231%
9番人気 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
10番人気 0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
65%
11番人気 0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
206%
12番人気 0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番人気 0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14番人気 0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気 0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気 0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
17番人気 0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
18番人気 0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

始めに表1はスプリングSの人気別成績。1番人気は4勝2着2回3着2回とまずまずの安定感。06年以降は6年連続で3着以内に好走しており、昨年はオルフェーヴルが人気に応えて優勝した。勝ち馬の人気を見ると、10頭中7頭は1、2番人気。残りの3頭も6番人気以内に収まっており、勝ち馬は上位人気に絞ったほうがいい。ただし、2、3着は伏兵にもチャンスがある。10年は2番人気のアリゼオが勝利したものの、2着は10番人気のゲシュタルト。昨年は1番人気のオルフェーヴルと4番人気のベルシャザールで決着したが、3着には8番人気のステラロッサが入った。勝ち馬は上位人気に絞り、2、3着は伏兵もしっかりとマークしておきたい。

■表2 スプリングSの前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
新馬
0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
未勝利
0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
500万下
1-  3-  5- 38/ 47
2.1%
8.5%
19.1%
21%
102%
OPEN特別
1-  2-  0- 24/ 27
3.7%
11.1%
11.1%
8%
42%
G3
8-  3-  3- 38/ 52
15.4%
21.2%
26.9%
94%
58%
G2
0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
G1
0-  2-  2-  7/ 11
0.0%
18.2%
36.4%
0%
83%

表2はスプリングSの前走クラス別成績で、G3組が中心。勝率と連対率はG3組が最も高く、勝ち馬8頭は同組から誕生している。特に相性がいいのは、きさらぎ賞組【5.2.0.11】(勝率27.8%、連対率27.8%、複勝率38.9%)と共同通信杯組【2.2.1.8】(同15.4%、同30.8%、同38.5%)。05年と09年を除けば、毎年、きさらぎ賞組か共同通信杯組の馬が1頭は3着以内に好走している。次いで3着以内馬の数が多いのは500万下組。勝ち馬は1頭しか出ていないが、2、3着馬は計8頭と多い。オープン特別組は3頭の連対馬を輩出しているものの、複勝率は500万下組に劣る。

意外と不振なのがG1組(すべて朝日杯FS組)。複勝率は36.4%と高いが、同組は上位人気に推されることが多く、複勝率が高いのは当然といえる。同組の出走馬には、03年1番人気2着サクラプレジデント、04年1番人気5着コスモサンビーム、09年2番人気3着フィフスペトル、10年1番人気3着ローズキングダムなど。人気を下回る結果になることが多い。昨年も同組の3番人気リフトザウイングスが15着、5番人気グランプリボスが4着に敗れた。なおG2組、新馬組、未勝利組は1頭も3着以内に好走していない。

■表3 G3組のスプリングS3着以内馬

着順
人気
馬名
前走人気
芝1800m以上のオープン実績
芝1800m以上の成績(複勝率)
11年
1
1
オルフェーヴル
2
きさらぎ賞3着
0-0-1-0(100.0%)
2
4
ベルシャザール
2
ホープフルS1着
2-0-1-1(75.0%)
10年
1
2
アリゼオ
1
共同通信杯3着
2-0-1-0(100.0%)
08年
1
6
スマイルジャック
5
きさらぎ賞2着
0-1-2-0(100.0%)
3
1
ショウナンアルバ
6
共同通信杯1着
2-1-0-0(100.0%)
07年
1
1
フライングアップル
3
東京スポーツ杯2歳S2着
1-2-1-0(100.0%)
06年
1
4
メイショウサムソン
1
きさらぎ賞2着
2-3-1-1(85.7%)
2
1
フサイチリシャール
1
東京スポーツ杯2歳S1着
3-1-0-1(80.0%)
3
2
ドリームパスポート
2
きさらぎ賞1着
1-3-0-0(100.0%)
05年
2
8
ウインクルセイド
3
 
2-0-0-2(50.0%)
04年
1
2
ブラックタイド
1
きさらぎ賞2着
2-1-0-1(75.0%)
03年
1
2
ネオユニヴァース
3
きさらぎ賞1着
1-0-1-0(100.0%)
02年
1
1
タニノギムレット
1
(芝は3戦3勝、重賞2勝)
0-0-0-0(0.0%)
3
4
アグネスソニック
2
きさらぎ賞2着
0-1-0-0(100.0%)

ここからは前走クラス別にスプリングS3着以内馬の特徴を見ていこう。まず表3がG3組。3着以内馬14頭中13頭は、「前走3番人気以内」「芝1800m以上の重賞で3着以内かオープン特別を勝利」「芝1800m以上の複勝率50.0%以上」のうち、2つ以上をクリアしていた。例外は02年1着タニノギムレットのみ。同馬は芝3戦3勝で、アーリントンCとシンザン記念を優勝。このレースでは単勝1.3倍の圧倒的な1番人気に支持されており、例外的な存在といっていい。

■表4 500万下組のスプリングS3着以内馬

着順
人気
馬名
前走人気
前走
キャリア
11年
3
8
ステラロッサ
2
アルメリア賞2着
3戦
10年
2
10
ゲシュタルト
3
こぶし賞5着
3戦
09年
2
8
レッドスパーダ
3
500万下1着
3戦
07年
3
6
エーシンピーシー
3
セントポーリア賞1着
3戦
05年
1
5
ダンスインザモア
1
500万下1着
3戦
3
7
トップガンジョー
2
春菜賞1着
8戦
04年
3
11
ダイワメジャー
1
500万下4着
3戦
03年
3
5
マイネルイェーガー
2
黄梅賞1着
5戦
02年
2
8
テレグノシス
1
うぐいす賞1着
5戦

次に表4が500万下組のスプリングS3着以内馬。こちらも3つの条件のうち、2つ以上をクリアしている必要がある。その条件とは、「前走3番人気以内」「前走500万下1着」「キャリア3〜5戦」。特に前走3番人気以内はすべての馬に該当している。

■表5 オープン特別組のスプリングS3着以内馬

着順
人気
馬名
芝1800m以上のオープン実績
キャリア
09年
1
1
アンライバルド 若駒賞1着
3戦
08年
2
11
フローテーション 萩S1着
4戦
07年
2
3
マイネルシーガル (芝1600mのオープン特別2勝)
4戦

オープン特別組のスプリングS3着以内馬は上の3頭(表5参照)。08年2着フローテーションと09年1着アンライバルドに共通するのは、「芝1800m以上のオープン特別で優勝」「キャリア3、4戦」。マイネルシーガルは芝1800m以上のオープン特別で優勝していなかったが、芝1600mのオープン特別で2勝を挙げていた。

■表6 G1組のスプリングS3着以内馬

着順
人気
馬名
前走
芝1800m以上の重賞実績
キャリア
10年
3
1
ローズキングダム 朝日杯FS1着 東京スポーツ杯2歳S1着
3戦
09年
3
2
フィフスペトル 朝日杯FS2着  
4戦
04年
2
6
キョウワスプレンダ 朝日杯FS9着 東京スポーツ杯2歳S3着
6戦
03年
2
1
サクラプレジデント 朝日杯FS2着 札幌2歳S1着
3戦

最後にG1組のスプリングS3着以内馬が上の4頭(表6参照)。04年2着キョウワスプレンダ以外の3頭は、「前走朝日杯FSで連対」「芝1800m以上の重賞で3着以内」「キャリア3、4戦」のうち、2つ以上をクリアしていた。

<結論>
それでは今年のスプリングSを展望していこう。今年の登録馬を前走クラス別にわけて分析していきたい。なお3着以内馬を1頭も出していないG2組、新馬組、未勝利組は対象外とした。

■表7 今年のスプリングS登録馬(1)

馬名
前走人気
芝1800m以上のオープン実績
芝1800m以上の成績(複勝率)
グランデッツァ
2
札幌2歳S1着 2-1-1-0(100.0%)
ストローハット
4
  1-0-2-1(75.0%)
ディープブリランテ
1
東京スポーツ杯2歳S1着 2-1-0-0(100.0%)
マイネルロブスト
5
京成杯2着 1-1-1-1(75.0%)

2011/11/19 東京11R 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)1着 13番 ディープブリランテ

表7は今年のスプリングS登録馬(1)で、まずはG3組をまとめてみた。「前走3番人気以内」「芝1800m以上の重賞で3着以内かオープン特別を勝利」「芝1800m以上の複勝率50.0%以上」のうち、2つ以上をクリアしているのは、グランデッツァ、ディープブリランテ、マイネルロブスト。特にグランデッツァとディープブリランテは3項目すべてに合致。両者ともに距離不安はなく、先行できるタイプで、勝ち馬の最有力候補としたい。

■表8 今年のスプリングS登録馬(2)

馬名
前走人気
前走
キャリア
オコレマルーナ
2
セントポーリア賞5着
4戦
グラーネ
7
セントポーリア賞7着
5戦
コウユーサムライ
11
500万下5着
5戦
サトノギャラント
3
ベゴニア賞1着
4戦
ショウナンタケル
2
梅花賞5着
3戦
バンザイ
5
若竹賞1着
2戦
ビービージャパン
7
ネモフィラ賞1着
5戦
ピタゴラスコンマ
1
500万下2着
6戦
メイショウブシドウ
6
500万下7着
5戦
ロジメジャー
4
セントポーリア賞2着
3戦

続いて500万下組(表8参照)。「前走3番人気以内」「前走500万下1着」「キャリア3〜5戦」をすべてクリアしたのは、サトノギャラント。前走ベゴニア賞は最後方追走から上がり33.2秒の末脚で差し切り勝ち。底を見せていない面があり、クラスが上がっても楽しみはありそうだ。2つ以上に合致しているのは、オコレマルーナ、ショウナンタケル、ビービージャパン。ただし3頭ともにオープンクラスで通用するかはやや疑問。ビービージャパンは連勝中だが、前走が7番人気。500万下組の3着以内馬はすべて前走3番人気以内で、積極的には推せない。

■表9 今年のスプリングS登録馬(3)

馬名
芝1800m以上のオープン実績
キャリア
サトノプライマシー  
2戦
ゼロス 若駒S1着
10戦

オープン特別組(表9参照)は、サトノプライマシーとゼロスだが、両者ともに「芝1800m以上のオープン特別で優勝」「キャリア3、4戦」の2つをクリアできなかった。ゼロスは前走若駒Sを勝利しているものの、キャリアは10戦。前走クラスを問わず、このレースでキャリア9戦以上は【0.0.0.7】。キャリア10戦はさすがに割引が必要だろう。

■表10 今年のスプリングS登録馬(4)

2012/6/12 阪神11R 朝日杯フューチュリティステークス(G1)1着 3番 アルフレード

馬名
前走
芝1800m以上の重賞実績
キャリア
アルフレード 朝日杯FS1着  
3戦

G1組は朝日杯FSを無傷の3連勝で飾ったアルフレード(表10参照)。同馬は「前走朝日杯FSで連対」「キャリア3、4戦」をクリア。3着以内に好走する資格はあるが、「芝1800m以上の重賞実績」がないのは気になるところ。過去に同実績を持っていなかった3着以内馬は、09年3着フィフスペトルのみ。同馬はデビュー以来、連対率100%をマークしていたが、このレースで初めて連対を外した。アルフレードもこのレースで連勝が途切れる可能性は高いと判断したい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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