第579回 中日新聞杯で重賞初制覇!松山弘平騎手を分析する|競馬情報ならJRA-VAN

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第579回 中日新聞杯で重賞初制覇!松山弘平騎手を分析する

2012/3/12(月)

松山弘平騎手は今年でデビュー4年目。デビュー1年目には36勝をマークし、JRA賞(最多勝利新人騎手)を獲得したものの、2年目、3年目と勝ち鞍が減少。その間に同期の丸山元気騎手、国文優作・恭介騎手が頭角を現し、後輩の川須栄彦騎手にも押され気味だったが、デビュー4年目を迎えた今年は年明けから勝ち鞍を増やし、3月4日(日)終了時点で13勝を挙げている(同期では最多の勝ち鞍、全国リーディング12位)。2月5日(日)には、小倉競馬場で行われた第12レース・脊振山特別で、サイドアタックに騎乗して通算100勝をマーク。リニューアルオープンされた中京競馬場で行われた初の重賞レース・中日新聞杯では、スマートギアに騎乗して人馬ともに重賞初制覇を達成した。このように今年は松山弘平騎手にとって飛躍の一年になりそう。そこで今回は同騎手について分析してみたい。集計期間は松山弘平騎手がデビューした09年3月1日から12年3月4日まで。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 松山弘平騎手の年度別成績

着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
2012年
13- 11- 11-101/136
9.6%
17.6%
25.7%
86%
89%
2011年
26- 32- 30-472/560
4.6%
10.4%
15.7%
39%
66%
2010年
30- 30- 26-497/583
5.1%
10.3%
14.8%
88%
71%
2009年
36- 29- 45-443/553
6.5%
11.8%
19.9%
90%
86%
通算
105- 102- 112-1513/1832
5.7%
11.3%
17.4%
74%
76%
※2012年は3月4日(日)まで。

2012/2/5 小倉12R 脊振山特別 1着 1番 サイドアタック

始めに表1は松山弘平騎手の年度別成績である。すでに触れたが、同騎手はデビュー1年目に36勝をマークし、JRA賞(最多勝利新人騎手)を獲得。幸先のいいスタートを切ったものの、10年30勝、11年26勝と勝ち鞍が減少。同期の丸山元気騎手が09年8勝、10年92勝、11年72勝と勝ち鞍を大きく伸ばしたのに対し、対照的な成績に終わった。

しかし、今年は年明けから好調が続き、3月4日(日)終了時点で13勝をマーク。約2ヶ月で前年の勝ち鞍(26勝)の半分を挙げた。勝率、連対率、複勝率も前年から大きく伸び、単・複回収率は80%台をキープ。今年は馬券的にも注目の存在といえそうだ。

■表2 松山弘平騎手の人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
17-  14-  10-  17/  58
29.3%
53.4%
70.7%
76%
95%
2番人気
17-  17-  11-  31/  76
22.4%
44.7%
59.2%
94%
100%
3番人気
18-  11-  18-  65/ 112
16.1%
25.9%
42.0%
97%
83%
4番人気
12-   9-  12-  80/ 113
10.6%
18.6%
29.2%
83%
68%
5番人気
15-  11-   8-  98/ 132
11.4%
19.7%
25.8%
123%
81%
6〜10番人気
23-  33-  37- 608/ 701
3.3%
8.0%
13.3%
103%
85%
11番人気以下
3-   7-  16- 614/ 640
0.5%
1.6%
4.1%
23%
60%
1番人気
3282-  2026-  1328-  3761/ 10397
31.6%
51.1%
63.8%
76%
83%
2番人気
2032-  1856-  1440-  5067/ 10395
19.5%
37.4%
51.3%
82%
84%
3番人気
1398-  1511-  1397-  6090/ 10396
13.4%
28.0%
41.4%
81%
83%
4番人気
986-  1193-  1233-  6985/ 10397
9.5%
21.0%
32.8%
80%
81%
5番人気
744-   938-  1077-  7637/ 10396
7.2%
16.2%
26.5%
82%
81%
6〜10番人気
1680-  2370-  3117- 44007/ 51174
3.3%
7.9%
14.0%
78%
81%
11番人気以下
282-   513-   806- 45072/ 46673
0.6%
1.7%
3.4%
51%
63%

表2は上段が松山弘平騎手の人気別成績で、下段が同期間の全騎手の人気別成績。比較すると、松山弘平騎手は人気に強いことがわかる。1〜3番人気では下段の数字を超えているところが多く、特に1、2番人気の複勝率は高い。同騎手が1、2番人気の馬に騎乗した時には、素直に信頼してよさそうだ。

■表3 松山弘平騎手の芝・ダートの距離別成績

芝/ダート
距離
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1000m〜1300m 18- 20- 16-246/300
6.0%
12.7%
18.0%
74%
85%
1400m〜1600m 9-  5-  5-143/162
5.6%
8.6%
11.7%
73%
62%
1700m〜2000m 10- 13- 26-258/307
3.3%
7.5%
16.0%
42%
68%
2100m〜2400m 2-  2-  1- 43/ 48
4.2%
8.3%
10.4%
270%
116%
2500m〜 1-  3-  1- 23/ 28
3.6%
14.3%
17.9%
16%
68%
ダート
1000m〜1300m 24- 17- 23-268/332
7.2%
12.3%
19.3%
106%
98%
1400m〜1600m 7-  6-  4- 91/108
6.5%
12.0%
15.7%
86%
62%
1700m〜2000m 34- 35- 35-428/532
6.4%
13.0%
19.5%
57%
64%
2100m〜2400m 0-  1-  1- 11/ 13
0.0%
7.7%
15.4%
0%
92%
2500m〜 0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

松山弘平騎手の芝・ダートの距離別成績をまとめたのが表3。まず芝から見ていくと、狙い目は1000〜1300m。騎乗回数が少ない2500m以上のレースを除けば、勝率、連対率、複勝率は最も高い数字をマークしている。単・複回収率では2100〜2400mに劣るが、同距離は10年比叡Sで単勝万馬券だったシゲルタックの一発が大きく影響している。実質的には回収率も1000〜1300mが最も優秀といっていい。

ダートも芝と同じく1000〜1300mが優秀。ダート短距離は芝以上に相性がよく、回収率は単・複ともに100%前後をマークしている。騎乗回数、勝ち鞍では1700〜2000mが最多。勝率、連対率、複勝率は1000〜1300mとほぼ互角だが、単回収率57%、複回収率64%と平凡。積極的に狙える数字ではない。

■表4 松山弘平騎手の芝コース別成績

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
中京・芝1800 1-  1-  3- 11/ 16
6.3%
12.5%
31.3%
253%
179%
2
京都・芝1200 2-  1-  1- 10/ 14
14.3%
21.4%
28.6%
143%
72%
3
小倉・芝1800 4-  3- 10- 46/ 63
6.3%
11.1%
27.0%
41%
66%
4
阪神・芝1200 0-  2-  2- 11/ 15
0.0%
13.3%
26.7%
0%
257%
5
新潟・芝1200 3-  2-  0- 14/ 19
15.8%
26.3%
26.3%
432%
121%
6
新潟・芝1000 2-  4-  0- 17/ 23
8.7%
26.1%
26.1%
38%
63%
7
小倉・芝2600 1-  3-  0- 13/ 17
5.9%
23.5%
23.5%
27%
55%
8
新潟・芝1800外 1-  3-  1- 17/ 22
4.5%
18.2%
22.7%
36%
118%
9
阪神・芝1800外 1-  3-  5- 31/ 40
2.5%
10.0%
22.5%
59%
143%
10
新潟・芝1400 2-  0-  1- 11/ 14
14.3%
14.3%
21.4%
110%
137%
17
阪神・芝1400 3-  1-  0- 22/ 26
11.5%
15.4%
15.4%
190%
63%
18
京都・芝1600 1-  1-  2- 29/ 33
3.0%
6.1%
12.1%
18%
63%
19
新潟・芝1600外 0-  2-  0- 18/ 20
0.0%
10.0%
10.0%
0%
38%
20
京都・芝1600外 0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
156%
21
小倉・芝2000 1-  0-  2- 60/ 63
1.6%
1.6%
4.8%
19%
12%
22
阪神・芝2000 0-  0-  0- 12/ 12
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
23
阪神・芝1600外 0-  0-  0- 27/ 27
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
24
福島・芝1200 0-  0-  0- 20/ 20
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
25
京都・芝2000 0-  0-  0- 19/ 19
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
26
阪神・芝2200 0-  0-  0- 12/ 12
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
※騎乗回数10回以上の複勝率に基づく順位。中京芝1800mは旧コース。

表4は松山弘平騎手の芝コース別成績で、騎乗回数が10回以上あるコースの複勝率に基づく順位。上段がベスト10で、下段がワースト10になっている。1位は中京芝1800mだが、これはリニューアル前のコースで参考外。2位以下で推奨できるのは、京都芝1200mと新潟芝1200m。両コースともに勝率は10%台、連対率は20%台をマーク。単・複回収率も優秀で、得意なコースといえるだろう。

相性が悪いコースは多く、阪神の芝1600m、2000m、2200mは苦手。この3つのコースでは計51回騎乗して、すべて4着以下に敗れている。そのほかでは新潟芝1600m、京都芝1600m外、小倉芝2000m、福島1200m、京都芝2000mも苦手。特に小倉芝2000mでは63回も騎乗しながらわずか1連対。3位にランクインした小倉芝1800mとは対照的な成績となっている。

■表5 松山弘平騎手のダートコース別成績

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
新潟・ダ1800 3-  9-  7- 47/ 66
4.5%
18.2%
28.8%
11%
72%
2
新潟・ダ1200 5-  5-  9- 52/ 71
7.0%
14.1%
26.8%
42%
152%
3
小倉・ダ1000 12-  4-  7- 74/ 97
12.4%
16.5%
23.7%
192%
79%
4
京都・ダ1400 5-  4-  2- 40/ 51
9.8%
17.6%
21.6%
145%
101%
5
福島・ダ1700 1-  0-  2- 11/ 14
7.1%
7.1%
21.4%
58%
55%
6
小倉・ダ1700 17-  8- 14-150/189
9.0%
13.2%
20.6%
57%
60%
7
阪神・ダ1800 5-  6-  7- 91/109
4.6%
10.1%
16.5%
97%
92%
8
中京・ダ1700 3-  3-  2- 44/ 52
5.8%
11.5%
15.4%
63%
53%
9
京都・ダ1800 4-  6-  1- 66/ 77
5.2%
13.0%
14.3%
43%
32%
10
阪神・ダ1200 2-  3-  4- 58/ 67
3.0%
7.5%
13.4%
108%
67%
11
阪神・ダ1400 2-  2-  2- 46/ 52
3.8%
7.7%
11.5%
37%
31%
12
京都・ダ1200 2-  3-  2- 56/ 63
3.2%
7.9%
11.1%
14%
72%
13
中京・ダ1000 1-  1-  0- 18/ 20
5.0%
10.0%
10.0%
34%
55%
※騎乗回数10回以上の複勝率に基づく順位。中京芝1800mは旧コース。

次に表5が松山弘平騎手のダートコース別成績。こちらは騎乗回数が10回以上あるのは13コースだけだったので、そのすべてをまとめてある。1位は新潟ダート1800m。連対率18.2%、複勝率28.8%は優秀だが、勝率はわずか4.5%。3連系の軸なら信頼できるといったとこだろう。2位の新潟ダート1200mも同様の傾向。ただし、同コースの複回収率は152%をマーク。10番人気以下の馬を4回も3着に持ってきており、複穴ならオススメできそうだ。全体的に優秀なのは小倉ダート1000mと京都ダート1400mだろう。小倉ダート1000mでは12勝をマーク。そのうちの5勝は単勝10倍以上で、単回収率は192%にも達している。京都ダート1400mでは単・複回収率ともに100%超え。3着以内馬11頭中8頭は5番人気以下。伏兵に騎乗してもコンスタントに好走している。

相性が悪いのは阪神ダート1400mと京都ダート1200m。両コースともに勝率と連対率は一けたで、複勝率は11%。両コースで挙げた4勝のうち3勝は2番人気以内だった。阪神ダート1400mと京都ダート1200mで3番人気以下の馬に騎乗していたら、2着以下と考えたほうがいいだろう。

■表6 松山弘平騎手の調教師別成績

順位
調教師
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
(美)柴田政人 1-  2-  1-  7/ 11
9.1%
27.3%
36.4%
73%
372%
2
(栗)宮徹 4-  2-  2- 19/ 27
14.8%
22.2%
29.6%
148%
70%
3
(栗)柴田政見 5-  4-  8- 42/ 59
8.5%
15.3%
28.8%
159%
137%
4
(栗)平田修 2-  5-  3- 25/ 35
5.7%
20.0%
28.6%
66%
109%
5
(栗)松永昌博 0-  1-  2-  8/ 11
0.0%
9.1%
27.3%
0%
128%
6
(栗)佐山優 5-  4-  0- 26/ 35
14.3%
25.7%
25.7%
118%
77%
7
(栗)松永幹夫 3-  2-  1- 18/ 24
12.5%
20.8%
25.0%
38%
52%
8
(栗)松田博資 1-  2-  0-  9/ 12
8.3%
25.0%
25.0%
55%
38%
9
(栗)村山明 0-  1-  3- 12/ 16
0.0%
6.3%
25.0%
0%
175%
10
(栗)加用正 13-  6-  9- 85/113
11.5%
16.8%
24.8%
118%
95%
38
(栗)須貝尚介 1-  1-  0- 20/ 22
4.5%
9.1%
9.1%
295%
109%
39
(栗)小島貞博 0-  1-  0- 10/ 11
0.0%
9.1%
9.1%
0%
21%
40
(栗)坂口正則 0-  0-  1- 10/ 11
0.0%
0.0%
9.1%
0%
21%
41
(栗)笹田和秀 0-  0-  1- 13/ 14
0.0%
0.0%
7.1%
0%
21%
42
(栗)五十嵐忠 0-  1-  0- 16/ 17
0.0%
5.9%
5.9%
0%
16%
43
(栗)清水久詞 0-  1-  0- 16/ 17
0.0%
5.9%
5.9%
0%
34%
44
(栗)坪憲章 0-  0-  0- 25/ 25
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
45
(栗)佐々木晶 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
46
(栗)羽月友彦 0-  0-  0- 11/ 11
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
47
(栗)南井克巳 0-  0-  0- 12/ 12
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
※騎乗回数10回以上の複勝率に基づく順位。

2012/3/4 中京11R 中日新聞杯(G3)1着 11番 スマートギア

最後に松山弘平騎手の調教師別成績をまとめてみた(表6参照)。1位は意外にも関東の柴田政人調教師。複勝率は断トツの36.4%をマークしているが、騎乗回数は11回と少なく、それほど信用できる数字ではないか。推奨できるのは、宮徹調教師、柴田政見調教師、佐山優調教師、加用正調教師。中日新聞杯で重賞初制覇を達成したスマートギアは、佐山優調教師の管理馬だった。

相性が悪い調教師ははっきりしており、39位以下の調教師の管理馬では結果が出ていない。特に坪憲章調教師、佐々木晶三調教師、羽月友彦調教師、南井克巳調教師の管理馬ではすべて4着以下に敗れている

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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