第578回 ハンデに特化して中山牝馬Sを予想してみる|競馬情報ならJRA-VAN

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第578回 ハンデに特化して中山牝馬Sを予想してみる

2012/3/8(木)

今回のデータ分析は今週日曜の2重賞のうち中山牝馬Sを取り上げるが、当日は3月11日。東日本大震災から丸1年となる。改めて、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

昨年の中山牝馬Sは震災の影響で中山競馬場が開催中止となったため、阪神に移して3週遅れでの開催となり、1〜3着が10→14→13番人気、さらには4〜7着にも9→18→16→11番人気馬が入るという大波乱の結果となった。もともと荒れることの多いレースではあるが、直前での順延やコース変更などが調整の狂いを呼んだ可能性は否定できない。データを分析するうえでも、条件がまったく異なる昨年は参考にはならない。とはいえ、昨年のデータを除外するとなると、一昨年にこのレースを分析してから、2010年の1年分のデータが追加されただけということになる。そこで今回はハンデ戦の中山牝馬Sということで、ハンデに焦点をあてて傾向を考えてみたい。集計期間は、過去10年のうち昨年を除いた2002〜2010年の9年分。データの分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
1番人気 3-  0-  0-  6/  9
33.3%
33.3%
33.3%
103%
48%
2番人気 0-  1-  1-  7/  9
0.0%
11.1%
22.2%
0%
37%
3番人気 1-  2-  1-  5/  9
11.1%
33.3%
44.4%
51%
101%
4番人気 2-  0-  1-  6/  9
22.2%
22.2%
33.3%
171%
96%
5番人気 0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
6番人気 1-  1-  0-  7/  9
11.1%
22.2%
22.2%
163%
77%
7番人気 0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8番人気 1-  1-  1-  6/  9
11.1%
22.2%
33.3%
345%
188%
9番人気 1-  1-  1-  6/  9
11.1%
22.2%
33.3%
171%
163%
10番人気 0-  0-  2-  7/  9
0.0%
0.0%
22.2%
0%
178%
11番人気 0-  0-  1-  8/  9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
113%
12番人気 0-  0-  1-  8/  9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
107%
13番人気 0-  1-  0-  8/  9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
92%
14番人気 0-  1-  0-  8/  9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
258%
15番人気 0-  1-  0-  7/  8
0.0%
12.5%
12.5%
0%
175%
16番人気 0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

ハンデに注目とはいえ、基本的なデータは押さえておきたい。単勝人気別の成績を見ると、馬券に絡んだことがないのは7番人気と16番人気のみ。10番人気あたりまでなら複勝率に大差はなく、それ以下の人気であっても無視はできない。ただし勝ち馬に関しては、今回は集計の対象外とした昨年を除けば、9番人気までに収まっている。単勝、馬単や3連単の「単系」馬券、あるいはWIN5ではあまり大振りしてもいいことはなさそうだ。

■表2 単勝オッズ別成績

単勝オッズ
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
1.0〜 1.4
0-  0-  0-  0/  0          
1.5〜 1.9
0-  0-  0-  0/  0          
2.0〜 2.9
2-  0-  1-  1/  4
50.0%
50.0%
75.0%
130%
95%
3.0〜 3.9
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
4.0〜 4.9
2-  0-  0-  2/  4
50.0%
50.0%
50.0%
217%
90%
5.0〜 6.9
0-  3-  1-  9/ 13
0.0%
23.1%
30.8%
0%
73%
7.0〜 9.9
2-  0-  1-  8/ 11
18.2%
18.2%
27.3%
140%
79%
10.0〜14.9
1-  2-  0- 15/ 18
5.6%
16.7%
16.7%
81%
61%
15.0〜19.9
1-  0-  2-  9/ 12
8.3%
8.3%
25.0%
128%
125%
20.0〜29.9
0-  1-  2- 22/ 25
0.0%
4.0%
12.0%
0%
92%
30.0〜49.9
1-  2-  2- 13/ 18
5.6%
16.7%
27.8%
172%
265%
50.0〜99.9
0-  0-  0- 17/ 17
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
100.0〜
0-  1-  0- 14/ 15
0.0%
6.7%
6.7%
0%
155%

単勝オッズ(帯)別の成績が表2。上から見ていくと、まず、ハンデ戦ということもあって単勝1倍台に推された馬はいないものの、2倍台の馬は【2.0.1.1】と信頼できる。馬券圏外に落ちたのは07年13着のアサヒライジングで、この馬は前年のエリザベス女王杯以来の休み明けでの出走だった。もっとも、同じように02年3着のレディパステルも前年エリザベス女王杯以来だったのだが、こちらはすでにオークスを勝っていたG1馬というのがアサヒライジングとの違いだろう。

2倍台は手堅くても、3倍台は【0.0.0.5】と全滅。単勝3倍台という「微妙な信頼度」がそのまま結果となっている印象だ。この5頭の内訳は1番人気が4頭、残る1頭が2番人気だった。単勝3倍台の馬を狙うぐらいなら、データ的には【2.0.0.2】の単勝4倍台のほうがお得。以下、単勝49.9倍までならどのゾーンもそれなりに馬券になっている。ただし、単勝50倍以上の馬となると好走率が急激に落ちて、3着以内に入ったのは03年2着のテンエイウイングただ1頭だけ。ヒモならまだしも、ここを軸とするのは厳しそうだ。また、9頭中8頭の勝ち馬は単勝20倍未満から出ている。

■表3 脚質別成績

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
逃げ
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
237%
先行
3-  0-  0- 28/ 31
9.7%
9.7%
9.7%
81%
26%
中団
5-  5-  5- 39/ 54
9.3%
18.5%
27.8%
62%
127%
後方
1-  3-  3- 40/ 47
2.1%
8.5%
14.9%
66%
96%
マクリ
0-  0-  0-  0/  0
※脚質はTARGET frontier JVによる分類

脚質別のデータもなかなかおもしろい傾向が出ている。「逃げ」からは勝ち馬が出ていないが、好走した2頭は07年12番人気3着のヤマニンメルベイユと09年15番人気2着のピンクカメオと、いずれもふたケタ人気の大穴馬だった。「先行」は【3.0.0.28】と非常に極端な成績となっている。一般的には安定感のある「先行」脚質だが、こと中山牝馬Sに限っては堅実さとは正反対の傾向がある。馬券絡みが多いのは「中団」と「後方」で、率を考えると「中団」から入りたい。

ただし、「中団」や「後方」といっても馬群の大外を回ってしまうと勝ちきるまでは難しく、2、3着までというケースが多い。今開催1、2週目の中山芝コースもインを通った馬が好走するケースが目立っており、「中団」や「後方」から馬群を割ってこられるかどうかが大事なポイントとなりそうだ。

■表4 枠番別成績

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
1枠
1- 0- 2-14/17
5.9%
5.9%
17.6%
182%
87%
2枠
3- 1- 2-11/17
17.6%
23.5%
35.3%
160%
137%
3枠
0- 3- 1-14/18
0.0%
16.7%
22.2%
0%
195%
4枠
1- 1- 1-15/18
5.6%
11.1%
16.7%
45%
149%
5枠
3- 1- 0-14/18
16.7%
22.2%
22.2%
118%
60%
6枠
0- 2- 2-14/18
0.0%
11.1%
22.2%
0%
139%
7枠
1- 0- 1-16/18
5.6%
5.6%
11.1%
14%
35%
8枠
0- 1- 0-17/18
0.0%
5.6%
5.6%
0%
18%

「インコース有利」の傾向を裏付けるのが枠番順データで、表4のように、7、8枠からの好走例がかなり少ない。ここから馬券になったのは、02年1着のダイヤモンドビコー、04年2着のハッピーパス、06年3着のヤマニンアラバスタの3頭。この3頭の当レースでの脚質は「中団」か「後方」で、7、8枠から「逃げ」「先行」の競馬をした馬は【0.0.0.13】と大苦戦している。「前に行かないと競馬にならない」タイプの馬が外枠に入った場合は狙いを下げたほうがいいだろう。

■表5 馬番別成績

馬番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
1番
1- 0- 1- 7/ 9
11.1%
11.1%
22.2%
345%
137%
2番
0- 0- 1- 8/ 9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
27%
3番
2- 0- 3- 4/ 9
22.2%
22.2%
55.6%
132%
187%
4番
1- 1- 0- 7/ 9
11.1%
22.2%
22.2%
171%
85%
5番
0- 3- 0- 6/ 9
0.0%
33.3%
33.3%
0%
376%
6番
0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
7番
0- 1- 0- 8/ 9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
155%
8番
1- 0- 1- 7/ 9
11.1%
11.1%
22.2%
90%
143%
9番
1- 1- 0- 7/ 9
11.1%
22.2%
22.2%
163%
62%
10番
2- 1- 0- 6/ 9
22.2%
33.3%
33.3%
74%
80%
11番
0- 1- 1- 7/ 9
0.0%
11.1%
22.2%
0%
144%
12番
1- 0- 1- 7/ 9
11.1%
11.1%
22.2%
28%
126%
13番
0- 0- 1- 8/ 9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
56%
14番
0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番
0- 1- 0- 7/ 8
0.0%
12.5%
12.5%
0%
41%
16番
0- 0- 0- 8/ 8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

「枠番」は出走頭数によって「8枠だけどそれほど外ではない」といったケースもあるので、馬番順のデータも補足しておこう。表5を見る限り、分水嶺となるのは「12番より内」か「13番より外」で、「13番より外」からは勝ち馬が出ていない点も大事なポイントとなりそうだ。

■表6 ハンデ別成績

ハンデ
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
49kg
0-  0-  0-  4/  4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
50kg
0-  1-  0-  6/  7
0.0%
14.3%
14.3%
0%
332%
51kg
0-  1-  1- 13/ 15
0.0%
6.7%
13.3%
0%
110%
52kg
0-  0-  1- 18/ 19
0.0%
0.0%
5.3%
0%
13%
53kg
2-  0-  3- 24/ 29
6.9%
6.9%
17.2%
75%
118%
54kg
0-  3-  1- 22/ 26
0.0%
11.5%
15.4%
0%
104%
55kg
3-  2-  0- 11/ 16
18.8%
31.3%
31.3%
128%
78%
55.5kg
0-  1-  1-  1/  3
0.0%
33.3%
66.7%
0%
150%
56kg
3-  0-  1- 13/ 17
17.6%
17.6%
23.5%
234%
97%
56.5kg
1-  1-  1-  3/  6
16.7%
33.3%
50.0%
135%
136%
※集計対象の02〜10年には48キロあるいは57キロ以上は出走例なし

それでは、ここからハンデに関するデータを見ていこう。表6のとおり、基準となるのは54キロ以下か55キロ以上か。好走率が高いのは明らかに後者で、55キロ以上は【7.4.3.28】で勝率16.7%、複勝率33.3%なのに対し、54キロ以下だと【2.5.6.87】で勝率2.0%、複勝率13.0%。確率が高いのは明白に55キロ以上で、勝ち馬も9頭中7頭がこちらから出ている。ただし、馬券に絡んだ実際の回数は、55キロ以上が14回、54キロ以下が13回でほぼ同数。つまり、どちらも買わないとなかなか的中には至らない、ということになる。

■表7 「ハンデ55キロ以上」前走斤量比成績

前走斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
今回増
2- 3- 2-20/27
7.4%
18.5%
25.9%
39%
60%
増減なし
5- 1- 0- 5/11
45.5%
54.5%
54.5%
525%
186%
今回減
0- 0- 1- 3/ 4
0.0%
0.0%
25.0%
0%
127%

それでは、「55キロ以上」と「54キロ以下」の場合には、それぞれどんな馬が好走しているのかということが大事になるが、今回は前走からの斤量の増減と前走着順に着目した。

まずは好走確率の高い「55キロ以上」だが、表7のとおり「今回増」や「今回減」に比べて「増減なし」の成績が断然優秀だ。なかでも「前走重賞5着以内」かつ「55キロ以上で増減なしで」の馬は【4.1.0.1】と抜群の成績。前走の重賞でしっかり走ったにもかかわらずハンデ据え置きとなれば、好走しても不思議はないのだろう。

「55キロ以上」かつ「斤量増」の馬が「前走重賞で5着以内」だったときは【1.1.2.5】。複勝率44.4%は悪い数字ではないが、この9頭のうち8頭が3番人気以内で、1番人気が4頭、2番人気が3頭含まれていることを考慮すると、それほど褒められた数字とは言えない。また、「前走で6着以下に敗れながら斤量増」というケースは【1.2.0.15】。好走例はあるが、2、3番人気に推された8頭が【0.1.0.7】と苦戦しており(この条件で1番人気に推された馬はなし)、これでは買いづらい。好走例が皆無ではないので消しとはならないが、「55キロ以上」「斤量増」の場合はかなりの実績上位馬でも押さえまでとしたい。

「55キロ以上」で「斤量減」の馬は、03年1番人気のオースミコスモが4着に敗れた一方、06年8番人気のヤマニンアラバスタが3着に好走している。該当例が4頭しかないので、判断はつきかねるところだが、「増減なし」で好走確率の高い「前走重賞5着以内」という条件が、「斤量減」になってマイナスになるとは考えにくい。この条件に合致する馬がいれば、「増減なし」と同じく狙ってみたいところだ。

■表8 「ハンデ54キロ以下」前走斤量比成績

前走斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
今回増
0-  2-  0-  9/ 11
0.0%
18.2%
18.2%
0%
254%
増減なし
1-  0-  1- 19/ 21
4.8%
4.8%
9.5%
34%
35%
今回減
1-  3-  5- 59/ 68
1.5%
5.9%
13.2%
21%
100%

今度は「54キロ以下」の馬について見ていこう。「今回増」は【0.2.0.9】で、好走したのは03年14番人気2着のテンエイウイングと05年9番人気2着のメイショウオスカルの2頭だった。この2頭に共通点は見出しづらいが、前者は「今回増」とはいっても50キロの軽ハンデで、出走時がハンデ54キロだった後者にはすでに54キロでG2を勝った実績があった。つまり、両馬ともに「今回増」とはいえ、それほど苦にならない条件だったとは言えるかもしれない。残る9頭はすべて凡走しており、実績で劣るとみなされた軽ハンデ馬なのに「今回増」という条件は、基本的にはマイナスに作用するものと考えたい。

「増減なし」も勝ち馬こそ1頭いるものの、【1.0.1.19】と苦戦が目立つ。好走したのは10年の1着ニシノブルームーンと3着チェレブリタのみ。ともに重賞での連対経験がある実績馬で、前走でも重賞で5着に入っていた。これが「前走6着以下」だと【0.0.0.13】となる。

「ハンデ54キロ以下」で好走例が9回と圧倒的に多いのは「斤量減」の馬で、この取捨がもっとも重要だ。やはり、わかりやすいのは前走着順で、「前走6着以下」は【0.1.2.32】。一発があるといっても複勝回収率70%では割に合わない勝負となってしまう。狙ってみたいのは前走で1600万下を勝った馬か、オープンクラスで5着以内だった馬。特に、後者は例こそ少ないものの【1.0.1.4】で単複ともに回収率200%超と人気の盲点となりやすい。

【結論】

■表9 2012年中山牝馬S登録馬

●ハンデ55キロ以上

馬名
斤量
前走
今回
前走
前走比
レース名
着順
ホエールキャプチャ
55.5
54
+1.5
エリザベス女王杯・G1
4
アプリコットフィズ
55
54
+1
キャピタルS
1
コスモネモシン
55
54
+1
京都牝馬S・G3
7
イタリアンレッド
56
56
±0
エリザベス女王杯・G1
9
ブロードストリート
55
55
±0
小倉大賞典・G3
5
アニメイトバイオ
55
56
-1
エリザベス女王杯・G1
13

●ハンデ54キロ以下

馬名
斤量
前走着順
備考
今回
前走
前走比
ドナウブルー
54
52
+2
1
 
マイネイサベル
54
52
+2
3
※54キロで新潟2歳S勝ち
ダンスファンタジア
54
53
+1
14
※54キロでフェアリーS勝ち
カルマート
52
52
±0
13
 
レディアルバローザ
54
54
±0
6
 

馬名
斤量
前走
今回
前走
前走比
レース名
着順
アカンサス
53
54
-1
初富士・S1600万下
1
エオリアンハープ
53
54
-1
白富士S
6
オールザットジャズ
53
54
-1
飛鳥S・1600万下
1
パールシャドウ
53
55
-2
TCK女王盃・G3
5
ギンザボナンザ
52
55
-3
初音S・1600万下
6
スピードリッパー
52
55
-3
秋華賞・G1
13
クーデグレイス
51
55
-4
初音S・1600万下
4
フラワーロック
50
55
-5
白嶺S・1600万下
8
モーニングフェイス
50
55
-5
調布特別・1000万下
1

2009/9/20 阪神10R 関西TVローズS(G2)1着 4番 ブロードストリート
2012/1/15 中山10R 初富士ステークス 1着 1番 アカンサス

まずは、好走率の高いハンデ55キロ以上の馬からだが、こちらで信頼できるのは前走との斤量が「増減なし」の組。これに該当するのはイタリアンレッドとブロードストリートの2頭で、さらに「前走重賞5着以内」となるとブロードストリートのみ。この条件に合致すると【4.1.0.1】と非常に信頼性が高いのは前述したとおりで、今回のデータ分析からはブロードストリートを本命としたい。

もちろん、昨年の牝馬クラシック路線で主役級の活躍を見せたホエールキャプチャや、3走連続で牡馬を相手に連対しているアプリコットフィズの能力が高いのは間違いないが「55キロ以上」かつ「今回増」の馬が振るわないのは見てきたとおりで、印を落とすこととした。ハンデ55キロ以上からはこの3頭。

今度はハンデ54キロ以下の馬。的中のカギを握るのが「今回減」で、今年の登録馬では9頭が該当している。このうち、1600万下を勝ったばかりのアカンサスオールザットジャズと、ダート交流重賞ながら前走のTCK女王盃で5着のパールシャドウが出てきたら大穴候補としてみたい。なお、前走1着ながら1000万下の馬はハンデを問わず【0.0.0.9】と苦しく、モーニングフェイスは消し。

「54キロ以下」で「増減なし」の2頭はどちらも消しで、「今回増」からは今回と同斤量の54キロで重賞を勝ったことのあるマイネイサベルダンスファンタジア。上位人気も予想されるドナウブルーは、前走の京都牝馬S勝ちは52キロで、54キロ以上を背負った重賞では3着以内なしと斤量実績に乏しく、今回は見送ってみたい。前述したように脚質や枠順が結果に直結する傾向があるので、枠順確定後やレース当日の馬場状態によって微調整する必要はあるだろう。

ライタープロフィール

出川塁(でがわ るい)

1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。

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