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第564回 のちの活躍馬を多く輩出!平安Sを分析する

2012/1/19(木)

フェブラリーSのステップレースである平安S。しかし、過去10年でこのレースからフェブラリーSで好走したのは3頭のみ。07年にはこのレースで2着だったサンライズバッカスがフェブラリーSで優勝を果たしたものの、ステップレースとしてはいまひとつの結果といえる。それでも過去の平安S好走馬には、タイムパラドックス、ヴァーミリアン、メイショウトウコン、マコトスパルビエロ、エスポワールシチーなど、のちにG1で好走する馬も多い。先々のダート戦線を占う意味でも重要な一戦。過去10年のデータを基に分析していこう。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 平安Sの人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気 0-  3-  2-  5/ 10
0.0%
30.0%
50.0%
0%
72%
2番人気 1-  1-  1-  7/ 10
10.0%
20.0%
30.0%
28%
53%
3番人気 1-  3-  1-  5/ 10
10.0%
40.0%
50.0%
83%
119%
4番人気 1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
80%
45%
5番人気 3-  0-  2-  5/ 10
30.0%
30.0%
50.0%
283%
139%
6番人気 2-  0-  0-  8/ 10
20.0%
20.0%
20.0%
343%
93%
7番人気 1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
255%
82%
8番人気 0-  2-  1-  7/ 10
0.0%
20.0%
30.0%
0%
161%
9番人気 1-  0-  0-  9/ 10
10.0%
10.0%
10.0%
187%
65%
10番人気 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11番人気 0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
77%
12番人気 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番人気 0-  1-  0-  8/  9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
294%
14番人気 0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気 0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気 0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

表1は平安Sの人気別成績。1番人気で勝利したのは99年オースミジェットが最後。その後は12連敗中で、過去5年では07年6着フィールドルージュ、08年2着メイショウトウコン、09年2着エスポワールシチー、10年2着ダイシンオレンジ、11年5着マチカネニホンバレという成績に終わっている。2番人気は昨年に同人気のダイシンオレンジが勝利したものの、全体的にはいまひとつ。1、2番人気がそろって3着以内に好走したことは一度もなく、同人気が3着以内に入る組み合わせは避けたほうがいい。

好走馬30頭中20頭は3〜9番人気。同人気から満遍なく好走馬が出ている印象だ。10番人気以下で好走したのは、03年13番人気2着クーリンガー、06年11番人気3着ハードクリスタル。2頭ともに近3走以内にダートグレードで連対を果たしており、いま振り返ると人気がなさ過ぎたか。ダートグレード実績のない10番人気以下の馬ならバッサリと切って大丈夫だ。

■表2 平安Sの前走着順別成績

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
前走1着 4- 6- 3-27/40
10.0%
25.0%
32.5%
113%
92%
前走2着 0- 0- 2-14/16
0.0%
0.0%
12.5%
0%
66%
前走3着 2- 1- 3- 8/14
14.3%
21.4%
42.9%
167%
86%
前走4着 1- 1- 0-13/15
6.7%
13.3%
13.3%
170%
88%
前走5着 0- 1- 1- 9/11
0.0%
9.1%
18.2%
0%
50%
前走6〜9着 3- 0- 1-30/34
8.8%
8.8%
11.8%
92%
35%
前走10着以下 0- 1- 0-22/23
0.0%
4.3%
4.3%
0%
115%

表2は平安Sの前走着順別成績で、単純に前走1着馬が優秀。過去5年の好走馬で見ると、15頭中7頭が前走1着だった。特に前走オープン特別・1600万クラス勝ち馬との相性がいい。前走2着は3着2回のみと不振。前走重賞で2着に好走していても、このレースでは敗れることが多い。前走10着以下もさえず、好走馬は03年2着クーリンガー(前走名古屋グランプリ12着)のみである。

■表3 平安Sの前走距離別成績

前走距離
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1600m以下 0-  0-  0- 22/ 22
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0%
1700m 0-  0-  1-  2/  3
0.0%
0.0%
33.3%
0%
100%
1800m 6-  5-  5- 58/ 74
8.1%
14.9%
21.6%
92%
67%
1900m 0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
2000m 3-  2-  3- 17/ 25
12.0%
20.0%
32.0%
196%
109%
2100m以上 1-  3-  1- 20/ 25
4.0%
16.0%
20.0%
33%
148%

平安Sの前走距離別成績をまとめたのが表3。出走馬の多くは前走で平安Sと同距離の1800mに出走しているが、注目したいのは2000m。好走率はすべての面で1800m組を上回っており、単回収率196%、複回収率109%と優秀な数字を残している。前走2100m以上になると、好走率は大きく落ちるので、2000m組にこだわりたい。相性が悪いのは前走1600m以下。22頭が出走して1頭も3着以内に入っていない。

■表4 平安Sの前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
未勝利
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
500万下
0-  0-  0-  0/  0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
1000万下
0-  0-  0-  0/  0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
1600万下
2-  1-  1- 15/ 19
10.5%
15.8%
21.1%
152%
85%
オープン特別
3-  5-  5- 63/ 76
3.9%
10.5%
17.1%
47%
48%
G3
0-  0-  1- 16/ 17
0.0%
0.0%
5.9%
0%
17%
G2
2-  2-  1-  7/ 12
16.7%
33.3%
41.7%
281%
370%
G1
3-  2-  2- 14/ 21
14.3%
23.8%
33.3%
129%
77%

次に表4では平安Sの前走クラス別成績をまとめてみた。好成績を収めているのはG1組とG2組。G1組はジャパンCダート【2.1.1.7】、東京大賞典【1.1.1.5】から好走馬が出ており、前走で格の高いレースに出走している馬は素直に評価していい。G2組は出走例が少ないものの、浦和記念【1.1.1.0】、名古屋グランプリ【1.1.0.7】から好走馬が出ている。G3組は苦戦しており、好走馬は前走エルムS2着だった08年3着マコトスパルビエロのみ。武蔵野Sからこのレースに出走した3頭はすべて5着以下に敗れている。

オープン特別組は好走率こそ高くないものの、最多の好走馬を輩出。特にベデルギウスS【2.1.3.24】、師走S【1.1.2.11】との相性がいい。1600万クラスから好走したのは、06年1着タガノゲルニカ(4連勝中)、07年1着メイショウトウコン(2連勝中)、同年3着シャーベットトーン(2連勝中)、10年2着ダイシンオレンジ。4頭中3頭は連勝中で勢いがあり、ダイシンオレンジも近3走で2勝を挙げていた上がり馬だった。

■表5 平安Sの系統別成績

系統
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
ミスタープロスペクター系 4- 6- 3-35/48
8.3%
20.8%
27.1%
53%
123%
サンデーサイレンス系 1- 1- 0-25/27
3.7%
7.4%
7.4%
61%
19%
その他のヘイルトゥリーズン系 3- 2- 3-16/24
12.5%
20.8%
33.3%
167%
101%
ノーザンダンサー系 2- 1- 1-30/34
5.9%
8.8%
11.8%
126%
48%
ナスルーラ系 0- 0- 3-13/16
0.0%
0.0%
18.8%
0%
73%
その他 0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

最後に平安Sの系統別成績(表5参照)。活躍が目立つのはその他のヘイルトゥリーズン系。特にロベルト系との相性が良く、ブライアンズタイム産駒【2.1.3.11】、マヤノトップガン産駒【1.1.0.2】から好走馬が出ている。同じヘイルトゥリーズン系でもサンデーサイレンス系は不振で、好走馬は08年1着クワイエットデイ(父サンデーサイレンス)、09年2着エスポワールシチー(父ゴールドアリュール)のみである。

出走頭数が多いミスタープロスペクター系はまずまずの数字。基本的に「その他のヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系の争い」と考えていいだろう。ノーザンダンサー系の好走馬は4頭で、前述の二つの系統に比べると大きく劣る。ナスルーラ系は3着3回のみ。積極的には買いづらい。

<結論>
それでは今年の平安Sを展望していこう。今年の出走予定馬を以下にまとめてみた。

■表6 今年の平安S出走予定馬

馬名
前走着順
前走距離
前走クラス
系統
アドマイヤロイヤル
3着
1600m
G3
ミスタープロスペクター系
インバルコ
5着
1800m
オープン特別
ミスタープロスペクター系
エスポワールシチー
3着
1800m
G1
サンデーサイレンス系
キクノアポロ
4着
2500m
G2
ノーザンダンサー系
グランドシチー
1着
1800m
1600万下
ミスタープロスペクター系
クリーン
16着
1400m
オープン特別
ノーザンダンサー系
サイレントメロディ
10着
1800m
オープン特別
その他のヘイルトゥリーズン系
シルクシュナイダー
1着
1800m
1600万下
ミスタープロスペクター系
スタッドジェルラン
2着
1800m
オープン特別
ミスタープロスペクター系
タカオノボル
4着
2100m
オープン特別
サンデーサイレンス系
タガノロックオン
1着
1800m
オープン特別
ノーザンダンサー系
トウショウフリーク
15着
1800m
G1
ミスタープロスペクター系
ピイラニハイウェイ
12着
1800m
オープン特別
ノーザンダンサー系
ヒラボクキング
5着
1800m
G3
ミスタープロスペクター系
プリンセスペスカ
11着
1800m
オープン特別
ノーザンダンサー系
レーザーバレット
8着
1800m
オープン特別
その他のヘイルトゥリーズン系

2011/12/3 阪神12R ゴールデンブライドルT 1着 9番 レーザーバレット

表6にまとめたのは今年の平安S出走予定馬。表2〜5で分析したデータに照らし合わせて考えていきたい。注目のエスポワールシチーは前走G1が強調材料も、父ゴールドアリュール(サンデーサイレンス系)が割引。09年のこのレースでは圧倒的な1番人気に支持されながら2着に敗れている。当時は重賞初挑戦で、現在はG1・5勝をマーク。状況は大きく異なるものの、今年も1番人気に支持されそうで、勝ち切るのは難しいと判断したい。

強調材料のほうが多い馬を順に挙げると、キクノアポロ、グランドシチー、シルクシュナイダー、タガノロックオン、レーザーバレット。ただし、キクノアポロとタガノロックオンは好走率がいまひとつのノーザンダンサー系。推奨馬はグランドシチーシルクシュナイダーレーザーバレットの3頭としたい。グランドシチーとシルクシュナイダーは前走1600万クラスだが、過去10年で同クラスから2頭の勝ち馬が誕生しており、格上挑戦は問題ない。両馬はともに2連勝中で、過去の前走1600万クラスの好走馬と似ている。系統は好走馬が最も多いミスタープロスペクター系だ。レーザーバレットは前走師走Sで8着に敗れたが、位置取りが悪く参考外。2走前には2011ゴールデンブライドルTを4馬身差で完勝。オープンクラスでも通用する力を秘めている。父はこのレースと相性抜群のブライアンズタイムである。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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