第559回 2012年開幕を飾る京都金杯を分析する|競馬情報ならJRA-VAN

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第559回 2012年開幕を飾る京都金杯を分析する

2011/12/26(月)

2011年・有馬記念は三冠馬・オルフェーヴルが古馬相手をものともせず快勝。みなさんは良い締めくくりを迎えることができただろうか。そんな余韻もまだ残る中だが、今回は年明け・京都金杯の基本的なデータを見ていきたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。なお、本コーナーの次回掲載は年明けの金杯後、シンザン記念かフェアリーSを取り上げる予定である。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1
2-3-0-5/10
20.0%
50.0%
50.0%
33%
64%
2
0-0-4-6/10
0.0%
0.0%
40.0%
0%
79%
3
2-3-0-5/10
20.0%
50.0%
50.0%
131%
108%
4
0-1-0-9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
23%
5
1-0-0-9/10
10.0%
10.0%
10.0%
143%
35%
6
1-0-3-6/10
10.0%
10.0%
40.0%
124%
143%
7
3-1-0-6/10
30.0%
40.0%
40.0%
380%
139%
8
0-1-0-9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
38%
9
1-0-2-7/10
10.0%
10.0%
30.0%
307%
156%
10 0-0-0-10/10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11〜 0-1-1-56/58
0.0%
1.7%
3.4%
0%
31%

■表2 単勝オッズ別成績

単勝オッズ
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1.5〜1.9
2-0-0-0/2
100.0%
100.0%
100.0%
165%
115%
2.0〜2.9
0-3-0-0/3
0.0%
100.0%
100.0%
0%
136%
3.0〜3.9
0-0-0-4/4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
4.0〜4.9
0-0-1-2/3
0.0%
0.0%
33.3%
0%
66%
5.0〜6.9
1-2-3-7/13
7.7%
23.1%
46.2%
44%
96%
7.0〜9.9
1-2-0-14/17
5.9%
17.6%
17.6%
42%
37%
10.0〜14.9
5-1-2-10/18
27.8%
33.3%
44.4%
359%
160%
15.0〜19.9
0-0-2-10/12
0.0%
0.0%
16.7%
0%
67%
20.0〜29.9
0-2-0-10/12
0.0%
16.7%
16.7%
0%
89%
30.0〜49.9
1-0-1-25/27
3.7%
3.7%
7.4%
113%
40%
50.0〜99.9
0-0-1-24/25
0.0%
0.0%
4.0%
0%
43%
100.0〜 0-0-0-22/22
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

2011/1/5 京都11R スポニチ賞京都金杯(G3)1着 2番 シルポート 7番人気

人気別では1番人気と3番人気が連対率50.0。その間の2番人気は3着4回こそあるものの、連対なしに終わっている。あわせて単勝オッズ別の成績を見ると、単勝3倍未満の馬は連対率100%で、1倍台は2戦2勝。ハンデ戦ながら、人気を集めた馬は信頼できる成績を残し、1番人気でも単勝3.0倍以上の馬、そして2番人気になると連対の可能性は薄くなっている。ただ、3番人気や単勝5倍から6倍台あたりになれば悪くない。
また、穴目のところでは7番人気が3勝、2着1回の好成績で、昨年はシルポートが優勝。単勝オッズでは10倍台前半が良く、7番人気の優勝馬3頭もこの単勝10倍台前半に該当する馬だった。ハンデ戦で人気が割れ気味になりがちなため、きっちり締め切り時点の7番人気馬を狙うのは難しいかもしれないが、大枠で10倍台前半あたりに目星をつけたい。

■表3 年齢、性別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
4歳
3-3-5-33/44
6.8%
13.6%
25.0%
59%
61%
5歳
3-3-2-25/33
9.1%
18.2%
24.2%
115%
77%
6歳
4-2-2-34/42
9.5%
14.3%
19.0%
112%
77%
7歳以上
0-2-1-36/39
0.0%
5.1%
7.7%
0%
29%
牡セン
10-10-7-107/134
7.5%
14.9%
20.1%
83%
59%
0-0-3-21/24
0.0%
0.0%
12.5%
0%
72%

年齢別では4〜6歳に好走馬が分散し、連対馬数はいずれも6頭ずつ。7歳以上、そして性別では牝馬がやや苦戦している。4〜6歳では好走確率と回収率のバランスを考えれば5歳馬だが、年齢を予想の決め手にするのは避けるのが良さそうな印象だ。

■表4 斤量別成績(牡・セン馬)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
平均人気
49.5〜51kg
0-0-0-2/2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13.5人気
51.5〜53kg
0-1-1-17/19
0.0%
5.3%
10.5%
0%
27%
11.2人気
53.5〜55kg
2-2-2-40/46
4.3%
8.7%
13.0%
30%
48%
9.0人気
55.5〜57kg
7-5-3-38/53
13.2%
22.6%
28.3%
181%
85%
7.5人気
57.5〜59kg
1-2-1-10/14
7.1%
21.4%
28.6%
12%
49%
4.3人気
51kg
0-0-0-2/2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13.5人気
52kg
0-0-0-3/3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15.3人気
53kg
0-1-1-14/16
0.0%
6.3%
12.5%
0%
32%
10.4人気
54kg
2-1-0-12/15
13.3%
20.0%
20.0%
93%
50%
9.6人気
55kg
0-1-2-28/31
0.0%
3.2%
9.7%
0%
47%
8.7人気
56kg
2-2-2-23/29
6.9%
13.8%
20.7%
62%
70%
8.2人気
56.5kg
0-0-1-3/4
0.0%
0.0%
25.0%
0%
50%
7.8人気
57kg
5-3-0-12/20
25.0%
40.0%
40.0%
390%
114%
6.6人気
57.5kg
0-1-1-4/6
0.0%
16.7%
33.3%
0%
73%
4.2人気
58kg
0-1-0-5/6
0.0%
16.7%
16.7%
0%
23%
4.3人気
58.5kg
1-0-0-0/1
100.0%
100.0%
100.0%
170%
110%
1.0人気
59kg
0-0-0-1/1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8.0人気
今回増
4-4-3-11/22
18.2%
36.4%
50.0%
208%
124%
3.8人気
増減無し
3-3-2-30/38
7.9%
15.8%
21.1%
55%
65%
8.1人気
今回減
3-3-2-66/74
4.1%
8.1%
10.8%
60%
36%
9.7人気
※牝馬は今回減が3着3回(55キロ、53キロ×2)

ハンデ別で目立つのは57キロの好成績。また、57.5キロ以上も上々で、全体としては重いハンデを背負った馬が良い傾向にある。ただ、57.5キロ以上は人気になる馬が多く、単複の回収率は低めである。また、前走比では斤量増の馬が複勝率50.0。こちらも人気になる馬が多いが、単複の回収率も208%、124%と高い。同じハンデが重めの馬でも、前走比で斤量増の馬には特に注目だ。

■表5 脚質別成績

レース
脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
今回
逃げ
3-0-0-7/10
30.0%
30.0%
30.0%
366%
109%
先行
3-3-4-25/35
8.6%
17.1%
28.6%
65%
84%
中団
2-2-2-59/65
3.1%
6.2%
9.2%
69%
43%
後方
2-5-4-37/48
4.2%
14.6%
22.9%
15%
58%
前走
逃げ
2-0-0-8/10
20.0%
20.0%
20.0%
193%
57%
先行
4-4-5-31/44
9.1%
18.2%
29.5%
133%
115%
中団
4-3-5-51/63
6.3%
11.1%
19.0%
53%
56%
後方
0-3-0-37/40
0.0%
7.5%
7.5%
0%
13%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

脚質別で好走確率が高いのは、逃げ・先行馬。前走時脚質でも逃げ・先行の成績が良く、特に「先行」は今回先行より、前走先行のほうが単複の回収率が高い。今回の位置取りを予想するのは難しいが、このレースの逃げ・先行型については前走から判断して大きな間違いはなさそうだ。
また一方で、「後方」からの馬が10年で11頭も馬券圏内に絡んでいるのはかなり珍しい。この「後方」で注目したいのは、前走で「後方」だった馬は2着3回にとどまっている点。前走では「中団」より前で競馬をし、今回は「後方」になった馬の好走が多いことを示している。差し、追い込み馬を買う際には注意が必要だ。

■表6 枠番別成績

2011/1/5 京都11R スポニチ賞京都金杯(G3)1着 2番 シルポート 7番人気

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1枠
2-1-1-15/19
10.5%
15.8%
21.1%
71%
55%
2枠
1-0-1-18/20
5.0%
5.0%
10.0%
8%
15%
3枠
1-3-2-14/20
5.0%
20.0%
30.0%
62%
65%
4枠
3-3-1-13/20
15.0%
30.0%
35.0%
169%
169%
5枠
1-1-3-15/20
5.0%
10.0%
25.0%
36%
85%
6枠
2-0-0-17/19
10.5%
10.5%
10.5%
225%
40%
7枠
0-0-2-18/20
0.0%
0.0%
10.0%
0%
40%
8枠
0-2-0-18/20
0.0%
10.0%
10.0%
0%
17%

枠番別では7〜8枠がこの10年未勝利で、7枠は連対もない不振。その他は分散しているが、連対率や複勝率から注目されるのは中ほどの3〜5枠。ここ9年連続でこの3〜5枠から少なくとも1頭は連対馬が出る年が続いている。これに次いで1枠が良さそうだ。

■表7 前走着順別成績

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1着
4-3-2-16/25
16.0%
28.0%
36.0%
132%
117%
(同級1着)
3-1-1-11/16
18.8%
25.0%
31.3%
197%
119%
(下級1着)
1-2-1-5/9
11.1%
33.3%
44.4%
17%
113%
2着
2-1-2-6/11
18.2%
27.3%
45.5%
81%
102%
3着
1-2-1-11/15
6.7%
20.0%
26.7%
81%
59%
4着
1-1-0-8/10
10.0%
20.0%
20.0%
307%
68%
5着
0-0-2-10/12
0.0%
0.0%
16.7%
0%
43%
6〜9着
1-1-2-34/38
2.6%
5.3%
10.5%
32%
62%
10着〜
1-2-1-43/47
2.1%
6.4%
8.5%
30%
24%

前走着順別の成績は、まず前走連対馬に注目。3〜4着あたりもまずまずで、このあたりは重ハンデ馬の成績が良い傾向と繋がりもありそうだ。前走条件戦1着馬も単勝回収率こそ低いものの、昇級でも見劣りはしていない。また、6着以下から馬券圏内への巻き返しも8頭いるため要注意だが、回収率は今ひとつだけに、中心にするよりは相手候補としての狙いが良いだろう。

■表8 前走レース別成績

前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
鳴尾記念(芝18)
2-2-1-5/10
20.0%
40.0%
50.0%
216%
102%
鳴尾記念(芝20)
1-1-0-4/6
16.7%
33.3%
33.3%
28%
41%
阪神C
1-1-2-16/20
5.0%
10.0%
20.0%
61%
66%
ファイナルS(ハンデ)
1-0-0-5/6
16.7%
16.7%
16.7%
200%
61%
ファイナルS(別定)
0-1-1-16/18
0.0%
5.6%
11.1%
0%
67%
清水S
1-0-0-0/1
100.0%
100.0%
100.0%
160%
120%
CBC賞(12月)
1-0-0-1/2
50.0%
50.0%
50.0%
620%
210%
京阪杯(芝18)
1-0-0-2/3
33.3%
33.3%
33.3%
193%
70%
中日新聞杯(芝18)
1-0-0-5/6
16.7%
16.7%
16.7%
511%
78%
キャピタルS
1-0-0-12/13
7.7%
7.7%
7.7%
106%
30%
マイルCS
0-3-1-14/18
0.0%
16.7%
22.2%
0%
48%
1000万下(芝16)
0-1-1-0/2
0.0%
50.0%
100.0%
0%
260%
GホイップT
0-1-0-0/1
0.0%
100.0%
100.0%
0%
380%
阪神牝馬S(12月)
0-0-2-8/10
0.0%
0.0%
20.0%
0%
64%
JCダート
0-0-1-0/1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
370%
愛知杯
0-0-1-2/3
0.0%
0.0%
33.3%
0%
363%

■表9 前走クラス別成績

斤量
前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
同クラス
9-8-9-121/147
6.1%
11.6%
17.7%
74%
58%
昇級戦
1-2-1-5/9
11.1%
33.3%
44.4%
17%
113%
1000万下
0-1-1-0/2
0.0%
50.0%
100.0%
0%
260%
1600万下
1-1-0-5/7
14.3%
28.6%
28.6%
22%
71%
OPEN特別
2-1-1-49/53
3.8%
5.7%
7.5%
48%
37%
G3
5-3-2-25/35
14.3%
22.9%
28.6%
170%
86%
G2
2-1-4-26/33
6.1%
9.1%
21.2%
74%
72%
G1
0-3-2-21/26
0.0%
11.5%
19.2%
0%
48%
重賞計
7-7-8-72/94
7.4%
14.9%
23.4%
89%
71%
今回増
OPEN特別
2-0-0-5/7
28.6%
28.6%
28.6%
368%
108%
G3
2-3-1-1/7
28.6%
71.4%
85.7%
287%
167%
G2
0-0-0-4/4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
G1
0-1-2-3/6
0.0%
16.7%
50.0%
0%
135%

近年11月〜12月のオープン・重賞で条件の変更が多く、前走レース別では既に条件が変わってしまったレースもある。ただ、そんな中で鳴尾記念組は2000m時代、そして現在の1800mになっても好走馬を輩出。特に1800mになってからは連対率40.0を記録している。
前走クラス別では、その鳴尾記念も含めたG3組が好成績で、表7でも触れたように昇級馬も互角以上だ。対してG1組が【0.3.2.21】と勝ち切れないのは気にかかる。回収率からも、G1組よりはG3組を重視したい。
また、表4で好成績だった斤量増の馬にかぎった前走クラス別成績を見ると、前走G3組で斤量増の馬は【2.3.1.1】と抜群の安定感。着外1頭も07年マルカシェンクの4着と、確実に上位争いに持ち込んでいるため、今年も該当馬がいれば好走が期待できそうだ。全体では今ひとつのオープン特別組も、斤量増にかぎれば悪くない

以上、京都金杯の主なデータを見てきた。本稿執筆段階では登録馬が発表されたばかりで、ハンデも決定していない上、登録馬も46頭と非常に多い。中山金杯とダブル登録の馬もあり、現時点でデータから推奨馬を絞り込むのは難しい。
そんな中でも、福島記念を56キロで制したアドマイヤコスモスが、もしこちらに出走すれば、57キロ以上が予想されるハンデや人気などから有力(表1〜3)。ほかには、好走馬の多い鳴尾記念で3着のサダムパテックや、勝ち切れないとはいえ好走馬は出ているマイルCSで4着だったダノンヨーヨー、牝馬でも愛知杯4着のレーヴディソールあたり。ファイナルSを制したばかりのコスモセンサーも、斤量増で出走するようならチャンスがある。また、他に斤量増の馬や57キロ以上の馬、前走条件戦1着馬が出走していれば注目。いずれにしても、出走予定馬やハンデ、枠順、人気など、これから判明する情報をしっかり吟味して狙い馬を絞りたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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