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第556回 前走重賞出走馬が有力な朝日杯FS

2011/12/15(木)

クラシックとの関連性は薄くなってきた朝日杯FSだが、過去2年の連対馬はのちにG1を勝利。09年1着ローズキングダムは翌10年ジャパンCを制し、同年2着エイシンアポロンは今年のマイルCSを優勝した。そして昨年の覇者グランプリボスは翌春のNHKマイルCでマイルG1・2勝目を挙げ、同年2着リアルインパクトは安田記念で初の3歳馬による制覇を成し遂げた。今年もこのレースから来年以降のG1をにぎわす馬が出てくるかもしれない。早速過去10年のデータを基に分析していこう。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 朝日杯FSの人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1〜5番人気 9-  8-  8- 25/ 50
18.0%
34.0%
50.0%
114%
102%
6〜10番人気 1-  2-  2- 45/ 50
2.0%
6.0%
10.0%
42%
55%
11番人気以下 0-  0-  0- 56/ 56
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

表1は朝日杯FSの人気別成績。全体的に上位人気が強く、好走馬30頭中25頭は1〜5番人気に該当。過去3年の人気順を見ても、08年2→5→1番人気、09年1→2→5番人気、10年5→4→2番人気と1〜5番人気で決着している。3連単で万馬券を狙うなら、人気薄を絡めるよりも上位人気の順番にひねりを加えたほうがいい。6〜10番人気の好走馬は5頭で、すべて4コーナーで3番手以内のポジション。人気薄は前残りだけ警戒すればいい。11番人気以下は【0.0.0.56】。無理な穴狙いは禁物だ。

■表2 朝日杯FS好走馬の全成績

着順
人気
馬名
全成績
10年
1
5
グランプリボス 2-0-0-1
2
4
リアルインパクト 1-1-0-0
3
2
リベルタス 2-1-0-0
09年
1
1
ローズキングダム 2-0-0-0
2
2
エイシンアポロン 2-1-0-2
3
5
ダイワバーバリアン 2-0-1-2
08年
1
2
セイウンワンダー 2-1-0-0
2
5
フィフスペトル 2-1-0-0
3
1
ブレイクランアウト 1-1-0-1
07年
1
3
ゴスホークケン 1-0-0-1
2
10
レッツゴーキリシマ 2-1-1-1
3
4
キャプテントゥーレ 2-0-1-1
06年
1
2
ドリームジャーニー 2-0-1-0
2
7
ローレルゲレイロ 1-2-1-0
3
1
オースミダイドウ 3-0-0-0
05年
1
1
フサイチリシャール 3-0-0-1
2
5
スーパーホーネット 2-0-1-1
3
1
ジャリスコライト 2-0-0-0
04年
1
2
マイネルレコルト 3-0-0-1
2
3
ストーミーカフェ 2-1-0-0
3
1
ペールギュント 2-1-1-0
03年
1
4
コスモサンビーム 3-2-0-1
2
1
メイショウボーラー 4-0-0-0
3
10
アポインテッドデイ 1-2-0-0
02年
1
8
エイシンチャンプ 2-4-0-2
2
1
サクラプレジデント 2-0-0-0
3
5
テイエムリキサン 2-2-0-1
01年
1
1
アドマイヤドン 2-0-0-0
2
2
ヤマノブリザード 3-1-2-0
3
9
スターエルドラード 1-2-0-2

表2は朝日杯FS好走馬の全成績をまとめたもので、好走馬30頭中16頭は4着以下に一回も敗れたことがないタイプだった。過去3年では08年1着セイウンワンダー(2-1-0-0)、同年2着フィフスペトル(2-1-0-0)、09年1着ローズキングダム(2-0-0-0)、10年2着リアルインパクト(1-1-0-0)、同年3着リベルタス(2-1-0-0)が該当。07年を除けば毎年、同タイプの馬が好走している。

一方、4着以下に二回以上敗れたことがあるタイプは割引が必要。好走馬は、01年3着スターエルドラード(1-2-0-2)、02年1着エイシンチャンプ(2-4-0-2)、09年2着エイシンアポロン(2-1-0-2)、同年3着ダイワバーバリアン(2-0-1-2)のみである。

■表3 朝日杯FSの前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
新馬
0-  0-  0-  3/  3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
未勝利
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
500万下
0-  1-  2- 36/ 39
0.0%
2.6%
7.7%
0%
22%
オープン特別
2-  0-  2- 24/ 28
7.1%
7.1%
14.3%
83%
37%
G3
5-  2-  2- 21/ 30
16.7%
23.3%
30.0%
79%
50%
G2
3-  6-  4- 36/ 49
6.1%
18.4%
26.5%
63%
87%

朝日杯FSの前走クラス別成績をまとめたのが表3。前走クラスはG3、G2の重賞組が中心。過去5年の連対馬10頭はすべて同組だった。特に東京スポーツ杯2歳S【4.0.2.16】、京王杯2歳S【3.4.1.27】、デイリー杯2歳S【0.2.3.9】との相性がいい。オープン特別からは4頭の好走馬が出ているものの、最後の好走馬は05年3着ジャリスコライト。過去5年の同組は【0.0.0.12】と不振だ。500万下から好走したのは3頭。過去2年は09年3着ダイワバーバリアン、10年3着リベルタスと好走しているが、基本的に狙えない。

■表4 重賞組の朝日杯FS好走馬

着順
人気
馬名
前走
2走前
10年
1
5
グランプリボス 京王杯2歳S1着 デイリー杯2歳S7着
2
4
リアルインパクト 京王杯2歳S2着 新馬1着
09年
1
1
ローズキングダム 東京スポーツ杯2歳S1着 新馬1着
2
2
エイシンアポロン 京王杯2歳S1着 デイリー杯2歳S2着
08年
1
2
セイウンワンダー 新潟2歳S1着 未勝利1着
2
5
フィフスペトル 京王杯2歳S2着 函館2歳S1着
3
1
ブレイクランアウト 東京スポーツ杯2歳S2着 いちょうS4着
07年
1
3
ゴスホークケン 東京スポーツ杯2歳S4着 新馬1着
2
10
レッツゴーキリシマ 京王杯2歳S3着 かえで賞1着
3
4
キャプテントゥーレ デイリー杯2歳S1着 野路菊S3着
06年
1
2
ドリームジャーニー 東京スポーツ杯2歳S3着 芙蓉S1着
2
7
ローレルゲレイロ デイリー杯2歳S2着 函館2歳S2着
3
1
オースミダイドウ デイリー杯2歳S1着 野路菊S1着
05年
1
2
フサイチリシャール 東京スポーツ杯2歳S1着 荻S1着
04年
1
2
マイネルレコルト 京王杯2歳S5着 新潟2歳S1着
2
3
ストーミーカフェ 札幌2歳S1着 未勝利1着
3
1
ペールギュント 東京スポーツ杯2歳S2着 デイリー杯2歳S1着
03年
1
4
コスモサンビーム 京王杯2歳S1着 ききょうS1着
2
1
メイショウボーラー デイリー杯2歳S1着 小倉2歳S1着
3
10
アポインテッドデイ 京王杯2歳S2着 500万下2着
02年
2
1
サクラプレジデント 札幌2歳S1着 新馬1着
01年
3
9
スターエルドラード デイリー杯2歳S13着 新潟2歳S2着

ここからは前走クラス別に好走馬の特徴を見ていきたい。まず表4ではこのレースの中心となる重賞組をまとめてみた。前走レースは東京スポーツ杯2歳S(6頭)、京王杯2歳S(8頭)、デイリー杯2歳S(5頭)がほとんどで、そのほかに札幌2歳S(2頭)、新潟2歳S(1頭)から好走馬が出ている。ここで注目したいのは前走と2走前の着順。好走馬22頭中18頭は「前走5着以内かつ2走前2着以内」の条件に合致していた。なお前走6着以下から巻き返したのは01年3着スターエルドラードのみ。特に前走5着以内は必須条件といっていい。

■表5 オープン特別組の朝日杯FS好走馬

着順
人気
馬名
前走
05年
3
1
ジャリスコライト いちょうS1着
02年
1
8
エイシンチャンプ 京都2歳S1着
3
5
テイエムリキサン 荻S1着
01年
1
1
アドマイヤドン 京都2歳S1着

オープン特別組の朝日杯FS好走馬が上の表5。表3で触れたとおり、好走馬は05年3着ジャリスコライトを最後に出ていない。好走馬の共通点は前走1600m以上のオープン特別を勝利していたこと。特に京都コースのオープン特別(京都2歳S、萩S)を勝利している馬は有力なようだ。

■表6 500万下組の朝日杯FS好走馬

着順
人気
馬名
前走
10年
3
2
リベルタス 千両賞1番人気1着
09年
3
5
ダイワバーバリアン 500万下1番人気1着
05年
2
5
スーパーホーネット くるみ賞1番人気1着

500万下組の朝日杯FS好走馬は、05年2着スーパーホーネット、09年3着ダイワバーバリアン、10年3着リベルタスのみ(表6参照)。3頭はすべて前走500万下を1番人気で勝利しており、朝日杯FSで5番人気以内に支持されていた

■表7 朝日杯FSの枠番別成績

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1枠
3- 1- 4-11/19
15.8%
21.1%
42.1%
103%
104%
2枠
2- 1- 1-15/19
10.5%
15.8%
21.1%
63%
70%
3枠
1- 2- 1-16/20
5.0%
15.0%
20.0%
106%
70%
4枠
2- 1- 2-15/20
10.0%
15.0%
25.0%
38%
45%
5枠
0- 2- 0-17/19
0.0%
10.5%
10.5%
0%
24%
6枠
2- 2- 1-15/20
10.0%
20.0%
25.0%
89%
51%
7枠
0- 0- 1-19/20
0.0%
0.0%
5.0%
0%
33%
8枠
0- 1- 0-18/19
0.0%
5.3%
5.3%
0%
6%

最後に朝日杯FSの枠番別成績(表7参照)だが、中山芝1600mのセオリー通り、内枠が圧倒的に有利。好走馬は1〜4枠から21頭、5〜8枠から9頭と顕著な差が出ている。特に7、8枠は2着1回3着1回のみ。唯一、連対を果たしたのも単勝2.0倍の1番人気に支持された03年2着メイショウボーラーだった。

<結論>
それでは今年の朝日杯FSを展望していこう。今年の出走予定馬を以下の表8にまとめてみた。

■表8 今年の朝日杯FS出走予定馬

順位
馬名
全成績
前走
2走前
1
クラレント
2-0-0-1
東京スポーツ杯2歳S13着 デイリー杯2歳S1着
2
レオアクティブ
2-2-1-1
京王杯2歳S1着 くるみ賞2着
3
ダローネガ
2-1-0-1
デイリー杯2歳S2着 野路菊S1着
4
サドンストーム
2-2-0-1
京王杯2歳S2着 すずらん賞5着
5
スノードン
2-0-0-2
萩S1着 末勝利1着
6
ネオヴァンクル
2-0-1-1
京王杯2歳S9着 ききょうS1着
7
マイネルロブスト
2-0-1-1
東京スポーツ杯2歳S9着 札幌2歳S3着
8
マコトリヴァーサル
1-1-0-1
デイリー杯2歳S5着 小倉2歳S2着
9
アルフレード
2-0-0-0
きんもくせい特別1番人気1着 新馬1着
10
ジョウノバッカス
2-0-0-2
もちの木賞5番人気1着 末勝利1着
11
トウケイヘイロー
2-0-1-1
くるみ賞3番人気1着 カンナS3着
12
ニンジャ
2-1-0-2
500万下2番人気1着 500万下2着
13
ヒシワイルド
2-0-0-1
500万下5番人気1着 きんもくせい特別9着
14
ローレルブレット
2-1-2-1
千両賞5番人気1着 黄菊賞4着
15
エネアド
1-0-0-1
東京スポーツ杯2歳S5着 新馬1着
15
プレミアムブルー
1-1-0-0
黄菊賞2着 新馬1着
15位エネアドほかは抽選対象(2/15)。

2011/9/18 阪神9R 野路菊ステークス 1着 7番 ダローネガ

今年の朝日杯FS出走予定馬が上の表8。現時点では14位ローレルブレットまでが出走可能で、15位エネアドほかは抽選対象となっている。まずは好相性の重賞組から見ていくと、レオアクティブ、ダローネガ、マコトリヴァーサル、エネアド(抽選対象)が「前走5着以内かつ2走前2着以内」の条件に合致。中でも前走で連対を果たしているレオアクティブ、ダローネガを最有力候補としたい。デイリー杯2歳S勝ち馬クラレントは前走東京スポーツ杯2歳Sが13着と大敗。放馬によるアクシデントに加え、不良馬場で力を発揮できなかったが、重賞組で前走6着以下から巻き返したのはわずか1頭。データ的には推奨しづらい。

オープン特別組ではスノードンが前走萩Sを勝利。京都のオープン特別を勝利しているのは好感で、チャンスはありそう。ただし、全成績が【2-0-0-2】。4着以下に二回以上敗れているのは割引だ。500万下組ではアルフレードに注目。同馬は前走きんもくせい特別を1番人気に応えて優勝。デビューして2連勝と底を見せておらず、面白い存在だろう。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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