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第533回 秋開催4週目・レース間隔別の成績は?

2011/9/26(月)

秋の中山・阪神が開幕して4週目となる今週。この開催2度めの出走になる馬もあれば、新潟・小倉以来の馬もあり、そして夏を休養に充てた馬もあり。月曜掲載分の今回は、この「秋4週目」の条件戦に注目して、果たしてどんなステップを踏んだ馬の成績が良いのか調べてみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用。集計期間は阪神改修後の07年以降、昨年までとし、中山もこれに合わせている。

■表1 秋4週目・3歳以上平地競走のレース間隔別成績

間隔
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
連闘 1-  2-  2- 46/ 51
2.0%
5.9%
9.8%
3%
22%
中1週 21- 15- 24-176/236
8.9%
15.3%
25.4%
75%
85%
中2週 29- 33- 26-238/326
8.9%
19.0%
27.0%
100%
71%
中3週 22- 13- 14-167/216
10.2%
16.2%
22.7%
79%
73%
中4〜8週 10- 23- 14-218/265
3.8%
12.5%
17.7%
30%
68%
中9〜半年 20- 17- 20-272/329
6.1%
11.2%
17.3%
122%
56%
半年以上 0-  1-  2- 75/ 78
0.0%
1.3%
3.8%
0%
29%

2010/10/2 阪神10R シリウスステークス(G3)1着 9番 キングスエンブレム

表1は、3歳以上の平地競走全体についてレース間隔別の調べたものである。中2週で前走は秋の開幕週、中3週なら新潟・小倉最終週。そして中11週になると夏の新潟・小倉開催をスキップして、例年の福島・阪神最終週以来の競馬となる。今年は変則開催でこの通りではないが、中11週なら中山の七夕賞・京都のプロキオンSの週以来ということになる。
この3歳以上の平地競走全体で成績が良いのは中2週、つまり秋の開幕週に出走した馬。勝率は中1週〜中3週まであまり差はないが、連対率や3着内率では他を一歩リードしている。

■表2 秋4週目・1000万〜1600万条件のレース間隔別成績

場所
間隔
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
阪神 連闘 0- 1- 0- 6/ 7
0.0%
14.3%
14.3%
0%
47%
中1週 0- 1- 7-34/42
0.0%
2.4%
19.0%
0%
69%
中2週 3- 6- 2-26/37
8.1%
24.3%
29.7%
163%
107%
中3週 5- 4- 3-33/45
11.1%
20.0%
26.7%
156%
95%
中4〜8週 1- 3- 1-34/39
2.6%
10.3%
12.8%
22%
32%
中9〜半年 7- 1- 2-38/48
14.6%
16.7%
20.8%
148%
67%
半年以上 0- 0- 1-12/13
0.0%
0.0%
7.7%
0%
122%
中山 連闘 0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
中1週 6- 3- 4-31/44
13.6%
20.5%
29.5%
85%
86%
中2週 5- 4- 2-31/42
11.9%
21.4%
26.2%
135%
65%
中3週 5- 1- 4-15/25
20.0%
24.0%
40.0%
64%
105%
中4〜8週 2- 7- 6-49/64
3.1%
14.1%
23.4%
19%
102%
中9〜半年 2- 5- 4-54/65
3.1%
10.8%
16.9%
10%
38%
半年以上 0- 0- 0-14/14
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

2010/10/3 阪神9R 道頓堀ステークス 1着 1番 サワヤカラスカル

ここからはもう少し詳しいデータをクラスや競馬場別に見ていきたい。オープンや重賞はレースごとの傾向も調べやすい上、新聞、週刊誌等でも好走馬の一覧を多く目にするため、表2はまず1000万〜1600万条件について調べたものである。
1000万〜1600万というと、条件戦の中では夏競馬を休んだ馬が人気になることも多い印象だが、基本的には中2〜3週あたりの成績が良い。そして阪神と中山では傾向に違いがあり、阪神では中9週以上開いた馬の勝率が高い点、そして中1週の馬の不振が目立っている。一方、中山では中3週の成績が良く、中1週も連対率では中2〜3週とほぼ互角の成績。また、阪神で高勝率だった中9週以上の馬は、中山では今ひとつだ。全体としては、阪神よりも中山のほうが間隔を詰めて使っている馬が良い傾向にある。

■表3 秋4週目・3歳上500万条件のレース間隔別成績

場所
間隔
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
阪神 連闘 1- 0- 0-12/13
7.7%
7.7%
7.7%
13%
9%
中1週 8- 6- 4-60/78
10.3%
17.9%
23.1%
119%
60%
中2週 9- 8- 9-64/90
10.0%
18.9%
28.9%
150%
75%
中3週 5- 5- 5-62/77
6.5%
13.0%
19.5%
43%
76%
中4〜8週 2- 3- 3-45/53
3.8%
9.4%
15.1%
40%
78%
中9〜半年 3- 6- 6-78/93
3.2%
9.7%
16.1%
24%
38%
半年以上 0- 0- 1-21/22
0.0%
0.0%
4.5%
0%
7%
中山 連闘 0- 1- 2-18/21
0.0%
4.8%
14.3%
0%
33%
中1週 7- 5- 8-43/63
11.1%
19.0%
31.7%
74%
136%
中2週 6-11- 7-72/96
6.3%
17.7%
25.0%
29%
49%
中3週 7- 3- 2-56/68
10.3%
14.7%
17.6%
75%
45%
中4〜8週 1- 5- 1-41/48
2.1%
12.5%
14.6%
25%
70%
中9〜半年 6- 3- 6-70/85
7.1%
10.6%
17.6%
315%
87%
半年以上 0- 0- 0-15/15
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

続いて、3歳以上の500万条件について。こちらは阪神、中山ともに中1〜中2週になる秋開催既出走馬が好成績。中3週の馬と比較しても特に3着内率では差が開いており、1000万〜1600万条件で中3週の馬も上々の結果を残していたのとは対照的だ。また、阪神と中山の比較では、中山のほうが間隔の開いた馬でも好走確率の低下は少ない。これも1000万〜1600万とは少々違った傾向だ。

■表4 秋4週目・2歳未勝利戦のレース間隔別成績

場所
間隔
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
阪神 連闘 1- 1- 0- 3/ 5
20.0%
40.0%
40.0%
38%
44%
中1週 5- 5- 7-49/66
7.6%
15.2%
25.8%
43%
91%
中2週 6- 7- 1-60/74
8.1%
17.6%
18.9%
36%
41%
中3週 1- 1- 3-19/24
4.2%
8.3%
20.8%
12%
167%
中4〜8週 1- 1- 3-18/23
4.3%
8.7%
21.7%
152%
195%
中9週〜 1- 0- 1- 8/10
10.0%
10.0%
20.0%
36%
41%
中山 連闘 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
中1週 3- 5- 3-41/52
5.8%
15.4%
21.2%
37%
61%
中2週 8- 6- 6-64/84
9.5%
16.7%
23.8%
89%
72%
中3週 2- 3- 3-22/30
6.7%
16.7%
26.7%
36%
191%
中4〜8週 3- 1- 4-29/37
8.1%
10.8%
21.6%
748%
229%
中9週〜 0- 1- 0-13/14
0.0%
7.1%
7.1%
0%
9%

最後に、表1には含めていなかった2歳未勝利戦について。2歳のこの時期はまだ休み明けになる馬が少ないが、阪神では連対馬30頭中23頭が中1週〜中2週中山も中1週〜中2週が連対馬32頭中22と、秋開催出走馬が好走馬の過半数を占める。ただ、3歳以上500万条件同様に、阪神よりも中山のほうが中3週以上の連対率が高く、特に中3週の馬は阪神と中山で連対率に倍ほどの開きが出ている。

以上、クラス別、競馬場別にいくつかデータを見てみた。3歳以上500万条件や2歳未勝利戦では、阪神では中1〜2週が優勢、中山では中3週以上でもあまり大きく割り引くのは危険。1000万〜1600万では逆に、中山のほうが詰めて使った馬の成績が良い。表1に示したように、基本的には「順調に使われている馬」が良いという当たり前の傾向が出ている秋開催4週目だが、同じ「順調」でも、条件によっては秋既出走馬か新潟・小倉以来かでまったく成績が異なるため、ひとくくりにせず検討を加えてみるといいだろう。
また、来週は開催替わりで東京・京都開催に。特に東京は、左回りや直線の長いコースを狙い、中山を回避して新潟以来となる馬も少なからず見られる。そんな馬の成績がどうなのか、興味のある方はTarget frontier JVなどJRA-VAN Data Lab.対応ソフトで調べてみてはいかかだろうか。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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