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第532回 ここは順当!? 神戸新聞杯を占う!

2011/9/22(木)

今週は中山でオールカマー、阪神で神戸新聞杯が行われる。両レースともにG1馬が始動予定で、秋のG1戦線へ向けて見逃せない一戦になりそうだ。そこで今回は神戸新聞杯を分析する。同レースが現在の阪神芝2400mで行われるようになった07年以降、過去4年の結果を分析。今年のレースを占ってみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 07年以降の神戸新聞杯結果

着順
人気
馬名
前走成績
2走前成績
10年
1
2
ローズキングダム 日本ダービー2着 皐月賞4着
2
1
エイシンフラッシュ 日本ダービー1着 皐月賞3着
3
5
ビッグウィーク 玄海特別1着 都井岬特別1着
5
3
レーヴドリアン 日本ダービー11着 京都新聞杯3着
09年
1
7
イコピコ ラジオNIKKEI賞4着 白百合S1着
2
3
リーチザクラウン 日本ダービー2着 皐月賞13着
3
5
セイウンワンダー 日本ダービー13着 皐月賞3着
4
1
アンライバルド 日本ダービー12着 皐月賞1着
11
2
アントニオバローズ 日本ダービー3着 プリンシパルS2着
08年
1
1
ディープスカイ 日本ダービー1着 NHKマイルC1着
2
3
ブラックシェル 日本ダービー3着 NHKマイルC2着
3
2
オウケンブルースリ 阿賀野川特別1着 生田特別1着
07年
1
3
ドリームジャーニー 日本ダービー5着 皐月賞8着
2
5
アサクサキングス 宝塚記念15着 日本ダービー2着
3
2
ヴィクトリー 日本ダービー9着 皐月賞1着
12
1
フサイチホウオー 日本ダービー7着 皐月賞3着

上の表1は07年以降の神戸新聞杯の結果。上位3頭と、当日3番人気以内に支持された馬の近2走成績をまとめたものだ。昨年は着順こそ入れ替わったが、日本ダービーで連対を果たしたローズキングダムとエイシンフラッシュが揃って好走。クラシックで見せた地力をここでも見せつけた。09年は伏兵イコピコが勝利したものの、2着にはダービー2着のリーチザクラウン。08年は変則2冠を達成したディープスカイが勝利。07年は2着にダービー2着のアサクサキングスが入った。

このように過去4年は日本ダービー連対馬が毎年必ず連対を果たしている。しかも、日本ダービー勝ち馬の凡走例はまだなく、春の実績が高い確率で結び付いている。以前、菊花賞トライアルの主流だった頃の京都新聞杯や、阪神芝2000m時代の神戸新聞杯に比べると、現在の阪神芝2400mは東京芝2400mに近い条件。つまりスローペースの上がり勝負になり、最後の直線も十分に長いという意味でダービー好走馬が力を発揮しやすくなっているのかもしれない。よって、このような結果も自然と言えるだろうか。ダービー連対馬が無事に出走してくるようならば、中心視すべきだろう。

ダービー連対馬が強いということは、そこでの敗戦は減点材料になる。昨年3番人気に支持されたレーヴドリアンはダービー11着で、ここでは5着止まり。07年フサイチホウオーはダービー7着で、ここでは1番人気に支持されるも12着に敗れた。一方、ダービー3着以下で巻き返した馬は07年ドリームジャーニーがいる。09年3着セイウンワンダーはダービー13着からの巻き返しだった。ただ、この両馬はG1馬。両馬ともに前年の朝日杯FSを勝っていた。07年の皐月賞馬ヴィクトリーも人気は下回ったがここでは3着と好走。つまり、G1馬ならばダービーでの着順が悪くても軽視する必要がないことがわかる。

07年以降はダービー組以外の馬が入り込む余地が非常に少ない。10年ビッグウィーク、09年イコピコ、08年オウケンブルースリ。春にクラシック路線を進めずここで好走を果たしたのは3頭しかいない。そのうちビッグウィークとオウケンブルースリは、500万→1000万クラスを連勝中。誰が見てもわかる夏の上がり馬。それでも今回の神戸新聞杯は3着止まりだった(本番では勝利したが)。やはりクラシック実績馬との初手合わせ、ダービー好走馬が走りやすい条件のここでいきなり逆転するのは容易ではなさそうだ。イコピコは一応、重賞経験があり、OPの白百合Sを勝利。それでもダービー2着のリーチザクラウンに勝てた根拠をデータで示すのは、今のところ難しい。

【結論】
以上、過去4年の神戸新聞杯を簡単にだが振り返ったところで、今年の展望をしてみたい。出走予定馬は下の表2の通り。

■表2 今年の神戸新聞杯出走予定馬

馬名
前走成績
2走前成績
イグアス かきつばた特別1着 未勝利1着
ウインバリアシオン 日本ダービー2着 青葉賞1着
オルフェーヴル 日本ダービー1着 皐月賞1着
カーマイン 青葉賞9着 500万1着
カルドブレッサ 鳥栖特別1着 500万6着
ギュスターヴクライ 弥彦特別3着 白百合S3着
クレスコグランド 日本ダービー5着 京都新聞杯1着
ショウナンマイティ ポプラS1着 青葉賞5着
ステラロッサ 500万1着 プリンシパルS11着
スマートロビン 阿寒湖特別1着 毎日杯10着
ダノンシャーク プリンシパルS4着 NZT7着
ダノンミル 皐月賞13着 若葉S1着
テンペル 瓢湖特別3着 京都新聞杯11着
トリノ 500万1着 500万9着
ナムラオウドウ 英彦山特別1着 500万3着
フレールジャック ラジオNIKKEI賞1着 500万1着
ロッカヴェラーノ 日本ダービー15着 皐月賞6着
ヴァーゲンザイル 500万1着 青葉賞7着
※フルゲート18頭。上記のほかネオブラックダイヤが登録。

2011/5/29 東京11R 東京優駿(G1)1着 5番 オルフェーヴル

皐月賞と日本ダービーを圧倒的なパフォーマンスで制したオルフェーヴルが大本命。ドリームジャーニーに続く兄弟制覇もかかった一戦で、ここでの死角はデータからは見当たらない。そのオルフェーヴルにダービーで唯一肉薄したのがウインバリアシオン。ダービーでは10番人気と低評価だったが、上がり3ハロンはオルフェーヴルを上回る34秒7をマークした。今回の出走予定メンバーではオルフェーヴル以外のG1馬は不在。昨年のこのレースのようにダービー連対馬による勝負となる可能性が高いと見る。

2011/7/3 中山11R ラジオNIKKEI賞(G3)1着 10番 フレールジャック

この2頭に割って入る、あるいは食い下がれそうなのはフレールジャックだろう。近2走で500万クラス以上のレースを連勝しているのは、オルフェーヴル以外はこの馬だけ。フレールジャックは目下、無傷の3連勝中。今夏、最大の上がり馬だ。仮にこの3頭で決まれば配当妙味は皆無。だが、手広くも流しにくい。ここはおとなしくして、高配当狙いは菊花賞に託すべきか。何せ近4年では神戸新聞杯→菊花賞と連勝した馬がいないのだから。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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