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第517回 世代別の獲得本賞金トップ10を見てみよう

2011/8/1(月)

いよいよ夏本番。競馬も夏競馬真っ盛り。ローカルが中心で大きなレースはなく、のんびりとした雰囲気がある時期だ。そこで今回はいつもと趣向を変えて、過去の名馬にスポットをあてる。獲得本賞金(JRAのレースのみ対象)に注目し、近年の世代別トップ10を調べてみることにした。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 8歳世代の本賞金トップ10

順位
馬名
本賞金
1
メイショウサムソン
98150
オペラハウス
2
キンシャサノキセキ
76720
Fujikiseki
3
アドマイヤムーン
72800
エンドスウィープ
4
マツリダゴッホ
64050
サンデーサイレンス
5
スーパーホーネット
52550
ロドリゴデトリアーノ
6
マイネルキッツ
47499
チーフベアハート
7
ドリームパスポート
43180
フジキセキ
8
サクラメガワンダー
41470
グラスワンダー
9
ネヴァブション
38818
マーベラスサンデー
10
フサイチパンドラ
34870
サンデーサイレンス
合計
 
570107
 
※太字は現役馬。本賞金の単位は万円。以下同様。

上の表1は現8歳世代の本賞金獲得トップ10。現8歳馬といえば先日の函館記念を制したキングトップガン。一昔前ではあまり考えられなかったが、最近では高齢馬が重賞で好走しても驚かなくなってきた。同世代にはマイネルキッツ、サクラメガワンダー、ネヴァブションらがおり、彼らもまだ現役で頑張っている。収得賞金と違い、本賞金は賞金が高いG1を勝たずとも、長く現役を続けていると加算されやすい。G1勝ちの実績がないネヴァブションでも3億8818万円(11年7月末時点)で、9位につけている。同世代の本賞金トップはメイショウサムソン。2歳時から走り、クラシックでは2冠達成。古馬になっても天皇賞の春秋制覇を果たすなど、十分な期間で実績を積み上げてきた。2位は先日引退を果たしたキンシャサノキセキ。スプリント路線に転向しての安定度と、高齢になっても衰えないスピードは素晴らしかった。同世代トップ10の本賞金の合計は57億107万円。この数字を頭の片隅に入れて、それ以前の世代の成績も見ていきたい。

■表2 9歳世代の本賞金トップ10

順位
馬名
本賞金
1
ディープインパクト
132400
サンデーサイレンス
2
ラインクラフト
46930
エンドスウィープ
3
カネヒキリ
46410
フジキセキ
4
トウカイトリック
44360
エルコンドルパサー
5
スズカフェニックス
43840
サンデーサイレンス
6
エイシンデピュティ
43333
フレンチデピュティ
7
メルシーエイタイム
43080
チーフベアハート
8
キングジョイ
40655
マーベラスサンデー
9
アドマイヤフジ
40040
アドマイヤベガ
10
ヴァーミリアン
37820
エルコンドルパサー
合計
 
518868
 

9歳世代の代表と言えば、何といってもディープインパクト。同馬1頭で13億2400万円という破格の数字。2位以下を大きく引き離している。ただし、3位のカネヒキリは中央場所のレースのみの賞金。地方や海外の賞金は含まれていない。ヴァーミリアンも同様、ダートの王者として地方のダートグレードを席巻した。また、メルシーエイタイムとキングジョイがランクインしているのも特徴。ともにジャンプのG1馬。平地のレースに比べて地味ではあるが、ハードル界のトップクラスに立つ馬は結構な賞金を稼ぐことができるのだ。芝ではディープインパクトが主役の世代だが、ダートと障害界でもトップに君臨した名馬を輩出した世代であったと言えよう。

■表3 10歳世代の本賞金トップ10

2007/11/18 京都11R マイルチャンピオンS(G1)1着 8番 ダイワメジャー

順位
馬名
本賞金
1
ダイワメジャー
94540
サンデーサイレンス
2
カンパニー
92340
ミラクルアドマイヤ
3
スイープトウショウ
71970
エンドスウィープ
4
エアシェイディ
57210
サンデーサイレンス
5
ハーツクライ
53720
サンデーサイレンス
6
ポップロック
50450
エリシオ
7
ダンスインザムード
50200
サンデーサイレンス
8
コウエイトライ
46900
オペラハウス
9
コスモバルク
44940
ザグレブ
10
メイショウボーラー
42060
タイキシャトル
合計
 
604330
 

10歳世代はトップ10の総本賞金が高いのが特徴。10頭で60億4330万円。結論から言うと、これは近年ではトップクラスの数字だ。その背景にはダイワメジャー、カンパニー、エアシェイディ、ポップロック、コスモバルク。障害界からはタフネス女王のコウエイトライがいる。トップクラスの舞台で、息の長い活躍をした馬が非常に多い世代だということがわかる。

■表4 11歳世代の本賞金トップ10

順位
馬名
本賞金
1
ゼンノロブロイ
108680
サンデーサイレンス
2
リンカーン
57060
サンデーサイレンス
3
アドマイヤグルーヴ
53520
サンデーサイレンス
4
ネオユニヴァース
52700
サンデーサイレンス
5
シーイズトウショウ
48980
サクラバクシンオー
6
アイポッパー
43830
サッカーボーイ
7
ヒシアトラス
39640
ティンバーカントリー
8
ヘヴンリーロマンス
38400
サンデーサイレンス
9
オレハマッテルゼ
37650
サンデーサイレンス
10
スティルインラブ
37220
サンデーサイレンス
合計
 
517680
 

11歳世代のトップはゼンノロブロイ。この世代は同馬を筆頭にサンデーサイレンス産駒の活躍馬が非常に多いのが特徴だ。サンデーサイレンス産駒の大活躍はこの世代に始まったことではないのだが、ここまで集結した世代も珍しい。トップ10のうち7頭が同産駒だ。

■表5 12歳世代の本賞金トップ10

順位
馬名
本賞金
1
シンボリクリスエス
95550
Kris S.
2
バランスオブゲーム
60960
フサイチコンコルド
3
ローエングリン
56670
Singspiel
4
デュランダル
48780
サンデーサイレンス
5
ファインモーション
48300
Danehill
6
シルクフェイマス
46730
マーベラスサンデー
7
ヒシミラクル
46388
サッカーボーイ
8
テレグノシス
43710
トニービン
9
プリサイスマシーン
42085
マヤノトップガン
10
ファストタテヤマ
41240
ダンスインザダーク
合計
 
530413
 

12歳世代のトップはシンボリクリスエス。キャリアはそれほど多くはなかったが、大崩れが少ない馬で、G1での連対率が6割以上もあった。2位はバランスオブゲームで3位はローエングリン。ともにG1にはあと一歩届かなかったが、G2での強さが光り、競走生活も長かった。本賞金としてはG1勝ちのあるデュランダルやファインモーションをも上回った。その他にもシルクフェイマス、プリサイスマシーン、ファストタテヤマなど、超一流ではないが実力ある個性派がランクインしている世代という印象だ。

■表6 13歳世代の本賞金トップ10

2008/2/9 小倉11R 小倉大賞典(Jpn3)1着 15番 アサカディフィート

順位
馬名
本賞金
1
ジャングルポケット
65400
トニービン
2
ツルマルボーイ
57290
ダンスインザダーク
3
ダンツフレーム
48510
ブライアンズタイム
4
マンハッタンカフェ
47270
サンデーサイレンス
5
アサカディフィート
45700
パラダイスクリーク
6
ビリーヴ
45020
サンデーサイレンス
7
テイエムオーシャン
43300
ダンシングブレーヴ
8
タイムパラドックス
43050
ブライアンズタイム
9
ダイタクバートラム
42130
ダンスインザダーク
10
カルストンライトオ
41530
ウォーニング
合計
 
479200
 

13世代のトップはジャングルポケット。日本ダービーとジャパンカップで見せた末脚は強烈だった。しかし、その3歳時がピークで本賞金は6億5400万円止まり。ナンバー1の数字としては、他の世代に比べて低い。その他にもマンハッタンカフェ、テイエムオーシャン、ダンツフレームなど、クラシックで活躍した馬が古馬になって、それほど賞金を加算できなかったことが響いている印象を受ける。一方で、アサカディフィートが5位にランクイン。G3やOP特別でコツコツ稼ぎ、08年、10歳にして小倉大賞典制覇という偉業を達成。「無事是名馬」という言葉がピッタリの馬だった。

■表7 14歳世代の本賞金トップ10

順位
馬名
本賞金
1
タップダンスシチー
106880
Pleasant Tap
2
アグネスデジタル
53020
Cafty Prospector
3
エイシンプレストン
48400
Green Dancer
4
イーグルカフェ
47080
Gulch
5
エアシャカール
45370
サンデーサイレンス
6
ダイタクリーヴァ
38700
フジキセキ
7
ウインマーベラス
37690
サンデーサイレンス
8
スターリングローズ
34760
アフリート
9
ウインブレイズ
31670
メジロライアン
10
アクティブバイオ
29445
オペラハウス
合計
 
473015
 

14歳世代には大きな特徴がある。タップダンスシチー、アグネスデジタル、エイシンプレストン、イーグルカフェとトップ4がいずれもマル外なのだ。マル外の豊作年と言えば、グラスワンダー、エルコンドルパサーらいた現16歳世代が強烈だが、14歳世代も負けずに凄かったのだ。

■表8 15歳世代の本賞金トップ10

順位
馬名
本賞金
1
テイエムオペラオー
175787
オペラハウス
2
ナリタトップロード
92270
サッカーボーイ
3
メイショウドトウ
90900
Bigstone
4
トロットスター
46250
ダミスター
5
トゥザヴィクトリー
45820
サンデーサイレンス
6
マグナーテン
44320
Danzig
7
ロサード
42950
サンデーサイレンス
8
スティンガー
39590
サンデーサイレンス
9
ホットシークレット
38890
ハンティングホーク
10
フサイチエアデール
38221
サンデーサイレンス
合計
 
654998
 

最後は15歳世代。トップ10の総本賞金65億4998万円は、近年トップ。その「最強世代」の頂点に君臨するのがテイエムオペラオー。本賞金17億5787万円はディープインパクトを凌ぐ、歴代1位の記録だ。その同馬と幾多の死闘を繰り広げたのがナリタトップロードとメイショウドトウ。ともに本賞金は9億円台。テイエムオペラオーに苦杯をなめさせられることが多かったが、普通の世代ならばトップに立ってもおかしくないほどのキャリアと成績を残していたのだ。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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