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第516回 今年も波乱か!?小倉記念を分析する

2011/7/28(木)

今週は、開幕を迎えた小倉競馬場でサマー2000シリーズの第3戦・小倉記念が行われる。過去5年で3連単90万馬券以上が2度も出ている波乱のレース。今年はどんな結果が待っているのだろうか。データから分析してみたい。分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用。集計期間は7月下旬〜8月上旬に開催された過去5年としている。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1
0- 2- 1- 2/ 5
0.0%
40.0%
60.0%
0%
110%
2
1- 0- 0- 4/ 5
20.0%
20.0%
20.0%
84%
36%
3
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
4
1- 1- 0- 3/ 5
20.0%
40.0%
40.0%
198%
120%
5
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
6
1- 0- 0- 4/ 5
20.0%
20.0%
20.0%
162%
50%
7
0- 2- 0- 3/ 5
0.0%
40.0%
40.0%
0%
242%
8
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
9
1- 0- 2- 2/ 5
20.0%
20.0%
60.0%
394%
572%
10〜
1- 0- 2-27/30
3.3%
3.3%
10.0%
215%
111%

2010/8/1 小倉10R 小倉記念(G3)1着 18番 ニホンピロレガーロ 9番人気

荒れ模様のハンデ戦であることに加え、データも5年分のため、人気別の好走馬は分散傾向。ある程度ゾーンで絞ろうにも、好走のない人気順が3、5、8番人気と分かれて入れ込み「このあたり」というメドもつけづらい。ただ、1、2番人気あわせて3連対というのは心もとない数字。同じ3連対なら、6〜7番人気あたりに妙味がある。また、9番人気以下から5年で6頭の好走馬が出ており、人気薄も侮れない。

■表2 配当推移と3着以内馬人気

06
07
08
09
10
単勝
990円
810円
420円
6470円
1970円
馬連
9570円
4110円
830円
23030円
8960円
馬単
19990円
7620円
1590円
59990円
21410円
3連複
205630円
42110円
16780円
130710円
15830円
3連単
1014630円
223190円
65740円
978500円
124130円
1着人気
4
6
2
16
9
2着人気
7
7
1
1
4
3着人気
9
10
11
9
1

好走馬の人気と配当を見ると、冒頭にも記したように過去5年で3連単90万馬券以上が2回で、ほかに22万、12万馬券もある。上位人気馬が複数馬券に絡んだのは、3連単6万馬券に収まった08年のみ。6番人気以下が5回すべてで3着以内に入り、そのうち3回は2頭以上好走と、人気の組み合わせをみても、かなりの荒れ模様であることがわかる。

■表3 年齢別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
3歳
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
4歳
1- 1- 0-11/13
7.7%
15.4%
15.4%
32%
25%
5歳
2- 0- 5-16/23
8.7%
8.7%
30.4%
78%
218%
6歳
0- 3- 0-17/20
0.0%
15.0%
15.0%
0%
72%
7歳以上
2- 1- 0-15/18
11.1%
16.7%
16.7%
468%
121%

年齢別では、連対率は4、6、7歳以上が互角だが、複勝率では5歳がトップ。一概に何歳が良いとは言い難く、年齢よりも他のデータを重視したほうが良さそうな印象だ。ここ2年は8歳馬、7歳馬が勝っており、高齢馬でも軽視はできない。

■表4 ハンデ別成績(牡・セン馬)

ハンデ
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
平均人気
〜49kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13.0人気
49.5〜51kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11.0人気
51.5〜53kg
0- 0- 2- 9/11
0.0%
0.0%
18.2%
0%
180%
12.1人気
53.5〜55kg
2- 1- 1-24/28
7.1%
10.7%
14.3%
266%
132%
8.1人気
55.5〜57kg
2- 3- 1-11/17
11.8%
29.4%
35.3%
140%
94%
7.2人気
57.5〜59kg
0- 1- 0- 2/ 3
0.0%
33.3%
33.3%
0%
276%
3.3人気
59.5〜
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
3.0人気
49kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13.0人気
51kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11.0人気
52kg
0- 0- 2- 4/ 6
0.0%
0.0%
33.3%
0%
330%
13.2人気
53kg
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
10.8人気
54kg
0- 1- 1- 7/ 9
0.0%
11.1%
22.2%
0%
221%
9.8人気
55kg
2- 0- 0-17/19
10.5%
10.5%
10.5%
392%
91%
7.3人気
56kg
1- 2- 0- 8/11
9.1%
27.3%
27.3%
179%
89%
8.1人気
57kg
1- 1- 1- 3/ 6
16.7%
33.3%
50.0%
70%
103%
5.7人気
57.5kg
0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
0%
415%
4.5人気
58kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
1.0人気
59.5kg
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
3.0人気

牡・セン馬のハンデ別では56〜57キロが好成績。出走2頭で1連対の57.5キロは判断が難しいが、直前の57キロまでは良いことを考えると、57.5キロまでは有力と考えても良いかもしれない。ただ、表の上部にあるように57キロを超えると、人気になりがちにも関わらず結果が伴わない、という傾向にはある。なお、牝馬は1着1回、3着1回で、ともに53キロだった。

■表5 前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1000万下 0- 0- 1- 3/ 4
0.0%
0.0%
25.0%
0%
287%
1600万下 0- 1- 2- 9/12
0.0%
8.3%
25.0%
0%
215%
OPEN特別 0- 0- 1-10/11
0.0%
0.0%
9.1%
0%
55%
G3 2- 4- 0-32/38
5.3%
15.8%
15.8%
73%
66%
G2 2- 0- 0- 3/ 5
40.0%
40.0%
40.0%
1492%
346%
G1 1- 0- 1- 2/ 4
25.0%
25.0%
50.0%
105%
97%
重賞計 5- 4- 1-37/47
10.6%
19.1%
21.3%
226%
98%

ハンデ戦だけに、条件戦組も通用しそうな印象もあるが、前走クラス別では連対馬10頭中9頭が前走重賞出走馬。条件戦組の3着以内馬はいずれも4〜5歳馬で、今年は登録なし。そして前走オープンの1頭はそこで勝っており(米子S1着)、こちらも登録馬の中に該当する馬はいない。今年は重賞組を中心とし、もう少し加えたければオープン組なども考える、というくらいが良さそうだ。

■表6 前走重賞出走の好走馬

馬名
年齢
斤量
斤量増減
前走
主な重賞実績
レース名
斤量
06 スウィフトカレント
5
55
4
1
+1
日経新春杯
54
6
2
←、青葉賞4着
ヴィータローザ
6
57.5
7
2
-0.5
新潟大賞典
58
6
12
セントライト記念1着
07 サンレイジャスパー
5
53
6
1
-1
マーメイドS
54
5
2
←、新潟記念2着
ニホンピロキース
6
54
7
2
0
七夕賞
54
4
5
小倉記念3着
08 ドリームジャーニー
4
57
2
1
-1
安田記念
58
11
10
朝日杯FS1着
09 ダンスアジョイ
8
55
16
1
0
目黒記念
55
9
13
京都大賞典4着
ホッコーパドゥシャ
7
56
1
2
0
七夕賞
56
2
3
10 ニホンピロレガーロ
7
56
9
1
0
新潟大賞典
56
6
3
新潟大賞典2着
バトルバニヤン
6
57
4
2
0
七夕賞
57
2
3
←、富士S3着
スマートギア
5
57
1
3
-1
宝塚記念
58
14
7
京都大賞典2着

重賞組の好走馬10頭をみると、前走G3の6頭中5頭は5着以内G2、G1の4頭は6着以下からでも巻き返している。また、G3で5着以下だったヴィータローザは、G2勝ちの実績を持っていた。ハンデは10頭中9頭が前走比でマイナスか増減なし、そして同じく9頭が重賞で3着以内の好走実績を持っていた。なお、前走重賞1着馬はハンデが重くなってしまうためか【0.0.0.4】(1、4、4、7番人気)と馬券圏内がない。

■表7 枠番別成績

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1枠
0- 1- 1- 5/ 7
0.0%
14.3%
28.6%
0%
84%
2枠
2- 0- 0- 6/ 8
25.0%
25.0%
25.0%
153%
53%
3枠
1- 1- 0- 6/ 8
12.5%
25.0%
25.0%
808%
273%
4枠
0- 0- 1- 8/ 9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
178%
5枠
0- 1- 1- 7/ 9
0.0%
11.1%
22.2%
0%
113%
6枠
0- 2- 0- 8/10
0.0%
20.0%
20.0%
0%
38%
7枠
0- 0- 2-10/12
0.0%
0.0%
16.7%
0%
146%
8枠
2- 0- 0-10/12
16.7%
16.7%
16.7%
246%
84%

■表8 脚質別成績

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
逃げ
0- 0- 0- 6/ 6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
先行
1- 3- 2- 9/15
6.7%
26.7%
40.0%
131%
210%
中団
3- 1- 2-25/31
9.7%
12.9%
19.4%
266%
128%
後方
0- 0- 1-20/21
0.0%
0.0%
4.8%
0%
39%
マクリ
1- 1- 0- 0/ 2
50.0%
100.0%
100.0%
210%
505%

最後に、過去5年の枠番別成績と脚質別成績も掲載しておきたい。今年は施行時期こそ過去5年と同じだが、例年の小倉開催3週目(6日目)ではなく、変則開催で開幕週(2日目)。また、今年前半に11週も開催を消化した影響がどう出るかも不明だ。あくまでこの傾向は参考程度とし、コースの状態や、初日や2日目の中距離戦における好走馬の脚質傾向を見ておきたい。

【結論】

2009/2/7 小倉11R 小倉大賞典(G3)1着 2番 サンライズマックス

波乱続きの小倉記念。毎年6番人気以下が好走し、上位人気が1、2着を占めたのは5年で1回のみ。ハンデは56〜57キロあたりの好走確率が高い。前走重賞組が優勢で、G3なら5着以内、G2以上なら着順不問。重賞3着以内の好走歴を持つことや、斤量が前走から増えていないこともチェックポイントになる。

今年の登録馬で前走G3・5着以内はイタリアンレッドサンライズマックスドモナラズ。G2以上に出走していたのはトーホウアランナリタクリスタル。もう1頭加えれば、06年2着のヴィータローザ同様、前走G3・6着以下でもG2勝ちのあるヤマニンキングリーあたり。この中から、ハンデや斤量の増減、そして人気薄の好走が多い傾向などを踏まえて1頭挙げればサンライズマックスだろうか。ハンデ57キロは好走確率が高く(表4)、今回も前走から据え置きなら不安はない(表6)。間隔が開いた点は気になるものの、前走が5月前半以前の馬でも5年で3連対と、レースの傾向としては問題なさそうだ。ただ、なにせ荒れ模様の一戦。軸馬固定にこだわらず手広く構え、高配当を狙いたいレースだ。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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