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第500回 春のマイル王に輝く馬は?安田記念分析

2011/6/2(木)

今週は春の古馬マイル王決定戦・安田記念。過去の勝ち馬にはウオッカやダイワメジャーなどの名馬が名を連ねる一方で、05年のアサクサデンエン、昨年のショウワモダンなどG1初挑戦でタイトルを手にする馬もあるこのレース。今年はどんな結果が待っているのか、データから分析してみたい。分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1番人気
1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
18%
28%
2番人気
2-  2-  0-  6/ 10
20.0%
40.0%
40.0%
85%
72%
3番人気
1-  1-  0-  8/ 10
10.0%
20.0%
20.0%
64%
57%
4番人気
1-  1-  1-  7/ 10
10.0%
20.0%
30.0%
94%
93%
5番人気
0-  1-  3-  6/ 10
0.0%
10.0%
40.0%
0%
151%
6番人気
1-  2-  0-  7/ 10
10.0%
30.0%
30.0%
113%
145%
7番人気
2-  0-  1-  7/ 10
20.0%
20.0%
30.0%
281%
151%
8番人気
1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
139%
113%
9番人気
1-  0-  2-  7/ 10
10.0%
10.0%
30.0%
201%
189%
10番人気
0-  2-  1-  7/ 10
0.0%
20.0%
30.0%
0%
202%
11番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
251%
16番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
17番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
18番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
参考:5〜10 5-  5-  8- 42/ 60
8.3%
16.7%
30.0%
122%
158%

2010/6/6 東京11R 安田記念(G1)1着 17番 ショウワモダン 8番人気

人気別では1番人気が一昨年1着のウオッカ1連対のみ、3着も03年ローエングリンしかいないという不振。2番人気は上々だが、3番人気も2連対にとどまっており、上位人気全体としては今ひとつと言っていいだろう。複勝率は10番人気まですべて20%以上で、表の下部に記したように5〜10番人気合計で単複とも回収率は100%以上を記録している。11番人気以下はやや狙いづらいが、10番人気あたりまでなら狙い目は十分だ。

■表2 配当推移と3着以内馬人気

01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
単勝
2010円
1580円
940円
1130円
1230円
640円
440円
410円
180円
1390円
馬連
120600円
5800円
10890円
3120円
13990円
12770円
2030円
3680円
290円
12640円
馬単
22100円
6470円
24640円
19790円
3620円
5970円
460円
26640円
3連複
18210円
10630円
80600円
56730円
16780円
31710円
4100円
53850円
3連単
465840円
288270円
63140円
145690円
10000円
348740円
1着人気
9
7
4
6
7
3
2
2
1
8
2着人気
15
2
6
4
10
10
3
5
2
6
3着人気
7
4
1
5
5
8
9
9
10
5

人気薄の好走が多く、年ごとの配当を見ても3連複、3連単までガチガチに収まった年はない。馬連が上位1〜3番人気で決着したのは2回しかなく、その2回も3着には人気薄。逆に1〜3番人気全滅が10年で4回。人気薄ばかりでの超大穴狙いも可能で、少なくとも人気馬ばかりでかためた馬券は避けたい。

■表3 年齢別成績

年齢
着別度数
勝率
2着率
3着率
連対率
複勝率
単回収
複回収
3歳
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
4歳
1-  5-  3- 36/ 45
2.2%
11.1%
6.7%
13.3%
20.0%
9%
119%
5歳
1-  2-  2- 52/ 57
1.8%
3.5%
3.5%
5.3%
8.8%
3%
23%
6歳
6-  0-  5- 34/ 45
13.3%
0.0%
11.1%
13.3%
24.4%
149%
116%
7歳
2-  3-  0- 20/ 25
8.0%
12.0%
0.0%
20.0%
20.0%
106%
101%
8歳以上
0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

年齢別では、通常の勝率〜複勝率のほか、2着になる確率=2着率、3着になる確率=3着率も掲載した。着度数や勝率〜3着率からわかるように、「勝ち切れない4〜5歳馬」、「馬券に絡めば1着か3着の6歳馬」そして「馬券に絡めば連対する7歳馬」となっている。馬単や3連単では使えそうな傾向だ。全体としては、5歳馬の不振が目立ち、4歳は2着、3着が多いため複勝率では悪くない。なお、4〜5歳馬で勝った2頭は08年と09年のウオッカだった。

■表4 脚質別成績

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
逃げ 0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
32%
先行 3-  3-  2- 28/ 36
8.3%
16.7%
22.2%
67%
139%
中団 5-  2-  5- 76/ 88
5.7%
8.0%
13.6%
49%
56%
後方 2-  4-  3- 36/ 45
4.4%
13.3%
20.0%
69%
94%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

■表5 1〜3着馬の脚質

1着
2着
3着
馬場
レース上がり
01
追込
先行
追込
35.9
02
先行
追込
差し
35.7
03
差し
先行
先行
34.4
04
追込
差し
差し
35.1
05
差し
差し
先行
34.9
06
差し
追込
差し
34.5
07
先行
逃げ
差し
34.8
08
先行
先行
差し
34.8
09
差し
差し
追込
36.1
10
差し
追込
追込
35.4
※脚質はTarget frontier JVによる分類

脚質別(表4)の好走確率を集計すると、一般的に逃げ・先行有利に出やすいものだが、このレースは「先行」に次いで「後方」の好走確率が高い。加えて中団は率こそひと息でも好走馬数は多く侮れない。差しが決まりやすいレースという認識でいいだろう。また、各年上位3頭の脚質を見ると、04年以降は同タイプ同士の1〜2着ばかり。今年はジョーカプチーノのような「出遅れもある先行型」が厄介だが、大枠としては似た脚質同士を1〜2着に置いて組み立てると、買い目の削減に役立ちそうだ。

■表6 枠番、馬番別成績

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1枠
1- 0- 2-17/20
5.0%
5.0%
15.0%
22%
42%
2枠
3- 0- 2-15/20
15.0%
15.0%
25.0%
88%
103%
3枠
1- 2- 0-17/20
5.0%
15.0%
15.0%
20%
32%
4枠
1- 0- 1-18/20
5.0%
5.0%
10.0%
61%
29%
5枠
0- 3- 0-17/20
0.0%
15.0%
15.0%
0%
164%
6枠
0- 1- 1-18/20
0.0%
5.0%
10.0%
0%
51%
7枠
1- 1- 0-28/30
3.3%
6.7%
6.7%
37%
37%
8枠
3- 3- 4-20/30
10.0%
20.0%
33.3%
166%
165%
馬番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1番 0- 0- 0-10/10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
2番 1- 0- 2- 7/10
10.0%
10.0%
30.0%
44%
84%
3番 2- 0- 1- 7/10
20.0%
20.0%
30.0%
112%
119%
4番 1- 0- 1- 8/10
10.0%
10.0%
20.0%
64%
87%
5番 1- 1- 0- 8/10
10.0%
20.0%
20.0%
41%
51%
6番 0- 1- 0- 9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
13%
7番 1- 0- 0- 9/10
10.0%
10.0%
10.0%
123%
42%
8番 0- 0- 1- 9/10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
17%
9番 0- 2- 0- 8/10
0.0%
20.0%
20.0%
0%
77%
10番 0- 1- 0- 9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
251%
11番 0- 1- 0- 9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
64%
12番 0- 0- 1- 9/10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
39%
13番 0- 0- 0-10/10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14番 1- 0- 0- 9/10
10.0%
10.0%
10.0%
113%
36%
15番 0- 1- 0- 9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
76%
16番 0- 2- 2- 6/10
0.0%
20.0%
40.0%
0%
202%
17番 2- 1- 0- 7/10
20.0%
30.0%
30.0%
340%
125%
18番 1- 0- 2- 7/10
10.0%
10.0%
30.0%
158%
169%

枠番、馬番別では内か外が良い傾向。最内1枠1番は06年ダイワメジャー4着が最高という点は要注意だが、複数の馬で取捨を迷った際には、2〜5番あたりと8枠を優先して馬券に組み込みたい。

■表7 前走クラス/レース別成績(前走国内出走馬)

前走クラス/レース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1600万下
0-  0-  0-  3/  3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
OPEN特別
1-  2-  0- 14/ 17
5.9%
17.6%
17.6%
81%
212%
G3
0-  1-  0- 13/ 14
0.0%
7.1%
7.1%
0%
42%
G2
3-  5-  7- 83/ 98
3.1%
8.2%
15.3%
44%
59%
G1
3-  0-  1- 13/ 17
17.6%
17.6%
23.5%
127%
81%
京王杯スプリングC
2- 2- 1-51/56
3.6%
7.1%
8.9%
57%
37%
ヴィクトリアM
2- 0- 1- 7/10
20.0%
20.0%
30.0%
59%
90%
大阪杯
1- 1- 1- 2/ 5
20.0%
40.0%
60.0%
226%
156%
メイS
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
1390%
470%
かきつばた記念
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
313%
120%
高松宮記念
1- 0- 0- 3/ 4
25.0%
25.0%
25.0%
395%
122%
マイラーズC
0- 2- 5-23/30
0.0%
6.7%
23.3%
0%
98%
オアシスS
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0%
2510%
京阪杯
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0%
600%
都大路S
0- 1- 0- 9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
64%

前走レース別では、主要なステップ競走となっている京王杯スプリングC、マイラーズC組の好走確率が今ひとつ。マイラーズCは勝ち馬が出ていない一方で、3着が5頭と多く、複勝率ではまずまず。京王杯は勝ち馬がいるという点ではマイラーズCより良いものの、複勝率は物足りない。両レースで3着以内30頭中12頭を占めるため、確率は低くてもまったく無視してしまうのは禁物だ。

■表8 前走着順別成績(日本馬)

前走レース
前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
京王杯
前走1着
1- 0- 0- 8/ 9
11.1%
11.1%
11.1%
136%
46%
前走2着
0- 1- 0- 7/ 8
0.0%
12.5%
12.5%
0%
35%
前走3着
1- 0- 1- 5/ 7
14.3%
14.3%
28.6%
287%
170%
前走4着
0- 1- 0- 5/ 6
0.0%
16.7%
16.7%
0%
35%
前走5着
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走6〜9着
0- 0- 0-13/13
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走10着〜
0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
マイラーズC
前走1着
0- 1- 2- 6/ 9
0.0%
11.1%
33.3%
0%
86%
前走2着
0- 0- 1- 4/ 5
0.0%
0.0%
20.0%
0%
120%
前走3着
0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
0%
360%
前走4着
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走5着
0- 0- 1- 3/ 4
0.0%
0.0%
25.0%
0%
90%
前走6〜9着
0- 1- 0- 2/ 3
0.0%
33.3%
33.3%
0%
163%
前走10着〜
0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
その他
前走1着
2- 0- 0-21/23
8.7%
8.7%
8.7%
68%
25%
前走2着
2- 2- 0- 5/ 9
22.2%
44.4%
44.4%
221%
368%
前走3着
1- 1- 0- 2/ 4
25.0%
50.0%
50.0%
110%
197%
前走4着
1- 0- 1- 8/10
10.0%
10.0%
20.0%
94%
65%
前走5着
0- 1- 1- 4/ 6
0.0%
16.7%
33.3%
0%
206%
前走6〜9着
1- 0- 0-12/13
7.7%
7.7%
7.7%
86%
27%
前走10着〜
0- 1- 0- 5/ 6
0.0%
16.7%
16.7%
0%
126%

前走着順別の成績を見ると、京王杯組で好走しているのは前走4着まで。マイラーズC組はひと桁着順なら可能性があるが、6着以下から巻き返したのは昨年2着のスーパーホーネット1頭。マイラーズCは5着以内を目安にとしたい。その他の組で好走確率が高いのは前走2〜3着馬。また、前走1着馬は全体としては不振ながら、一昨年優勝のウオッカ、昨年優勝のショウワモダンが別路線組の前走1着馬。ここに来て2連勝という傾向変化と、前走2〜3着馬の成績が良いことも考えると、まとめて「別路線組なら前走好走馬」と考えて良さそうだ。

■表9 好走馬の芝1600mと東京芝成績

馬名
国内芝1600
東京芝
国内芝G1
成績
連対率
成績
連対率
複勝率
01 ブラックホーク
9
1
5-2-2-3
58.3%
2-2-3-2
44.4%
50.0%
ブレイクタイム
15
2
0-1-0-1
50.0%
0-0-0-1
0.0%
0.0%
メイショウオウドウ
7
3
0-1-1-1
33.3%
0-1-0-2
33.3%
20.0%
02 アドマイヤコジーン
7
1
3-0-0-2
60.0%
2-0-0-1
66.7%
100.0%
ダンツフレーム
2
2
2-0-0-1
66.7%
0-1-0-1
50.0%
50.0%
ミレニアムバイオ
4
3
6-0-1-1
75.0%
未経験
0.0%
03 アグネスデジタル
4
1
1-0-2-2
20.0%
1-0-0-3
25.0%
50.0%
アドマイヤマックス
6
2
1-0-0-0
100.0%
1-0-0-0
100.0%
0.0%
ローエングリン
1
3
2-1-0-0
100.0%
2-1-0-1
75.0%
50.0%
04 ツルマルボーイ
6
1
0-0-0-4
0.0%
1-1-0-1
66.7%
42.9%
テレグノシス
4
2
2-1-0-5
37.5%
4-2-0-2
75.0%
20.0%
バランスオブゲーム
5
3
0-0-0-2
0.0%
1-0-0-1
50.0%
0.0%
05 アサクサデンエン
7
1
4-2-3-4
46.2%
5-0-1-2
62.5%
0.0%
スイープトウショウ
10
2
1-0-0-3
25.0%
0-1-0-0
100.0%
40.0%
サイレントウィットネス
5
3
外国馬
06 ブリッシュラック
3
1
外国馬
アサクサデンエン
10
2
5-2-3-4
50.0%
6-0-1-3
60.0%
50.0%
ジョイフルウィナー
8
3
外国馬
07 ダイワメジャー
2
1
3-3-0-2
75.0%
2-0-0-5
28.6%
50.0%
コンゴウリキシオー
3
2
1-0-0-0
100.0%
0-0-0-1
0.0%
0.0%
ジョリーダンス
9
3
2-3-0-2
71.4%
2-1-0-2
60.0%
0.0%
08 ウオッカ
2
1
4-2-0-0
100.0%
1-1-0-1
66.7%
62.5%
アルマダ
5
2
外国馬
エイシンドーバー
9
3
2-2-1-6
36.4%
1-0-0-2
33.3%
0.0%
09 ウオッカ
1
1
6-2-0-0
100.0%
4-2-1-1
75.0%
75.0%
ディープスカイ
2
2
1-2-1-0
75.0%
2-3-1-0
83.3%
100.0%
ファリダット
10
3
1-0-1-1
33.3%
0-0-1-1
0.0%
0.0%
10 ショウワモダン
8
1
4-2-1-10
35.3%
3-0-0-3
50.0%
0.0%
スーパーホーネット
6
2
3-3-1-7
42.9%
3-0-0-5
37.5%
30.0%
スマイルジャック
5
3
3-2-2-5
41.7%
0-2-2-5
22.2%
14.3%

表9は、好走馬について芝1600m実績と、東京芝実績、そしてG1実績を調べたもの。1600m、または東京芝で連対率40%以上を記録しているのが条件で、双方とも40%未満だったのは日本馬では4頭のみ。そのうち3頭は3着、1頭はマイルCS優勝実績馬・アグネスデジタルだった。また、日本馬26頭中16頭には芝のG1・3着以内の実績があり、連対馬にかぎれば18頭中13頭。実績がなければ消しとまでは言えないが、好走歴があるに越したことはない。

■表10 外国馬の好走馬

馬名
前走
12月香港国際競走
レース
05 サイレントウィットネス
5
3
チャンピオンズM
2
香港スプリント1着
06 ブリッシュラック
3
1
チャンピオンズM
1
香港M4着(前々年香港C2着)
ジョイフルウィナー
8
3
チャンピオンズM
3
不出走
08 アルマダ
5
2
チャンピオンズM
2
休養中(前々年香港M2着)

最後に外国馬について。近年の遠征馬は香港のチャンピオンマイルから駒を進めてくる馬ばかりで、好走馬も当然その形。4頭はすべてチャンピオンマイルで3着以内に好走していた。また、毎年12月に行われる香港国際競走で、前年以外、香港マイル以外でも構わないので好走歴を持っている方が良さそうだ。

【結論】
1番人気が今ひとつに終わっている安田記念。10番人気までなら、3着以内に入る確率は上位人気と差がない。年齢によって好走時の着順に特長があり(表3)、連単系では要注意。京王杯スプリングC組、マイラーズC組は出走数こそ多いが、好走確率は今ひとつだ。

2011/5/15 東京11R ヴィクトリアマイル(G1)1着 16番 アパパネ

今年の登録馬でまず注目したいのはアパパネ。好走確率では主要前哨戦2レースよりは別路線組(表7)のヴィクトリアM。また、好位以降からの競馬になりそうなのもプラス材料で(表4)、表9の東京実績やマイル実績にも不安はない。問題は、恐らくこの馬がなるであろう1番人気馬の不振(表1)、そして4〜5歳馬があまり勝てていないこと(表3)。ただ、どちらも同じ牝馬・ウオッカが克服しており、名牝の域に達したこの馬なら大きく割り引く必要はないとも考えられる。

年齢や人気面に注目すれば6歳のシルポート。上位人気はなさそうで、連対率の高い6番人気、複勝率の高い5番人気あたりなら特に良いだろう。好走確率ではひと息の京王杯スプリングC組だが、上位馬なら好走可能だ(表8)。表9の東京実績、芝1600m実績も問題ない。減点は逃げ脚質(表4)、そしてG1好走がない点。アパパネ(人気や年齢)とどちらの減点が大きいか判断は難しく、考え方次第ではこちらを上位に取る手もある。

ほかに、表9の条件をクリアする馬ではストロングリターンダノンヨーヨー、クリアできなくてもアグネスデジタル同様にマイルG1の勝ちで相殺できるジョーカプチーノ。もう少し挙げればリディルやリアルインパクトだが、ここまで広げるなら外国馬・ビューティーフラッシュのほうが良いだろうか。前走4着は表10の3着以内に及ばないが、勝ち馬から0.1秒差ならそれに準ずると考えられる。前年の香港マイル優勝の実績も好材料だ。これらから、枠順(表6)や脚質の組み合わせ(表5)、そして年齢別の着順傾向(表3)も考慮して候補馬や買い目を絞っていきたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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