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第498回 皐月賞組の再戦!?日本ダービーを分析する

2011/5/26(木)

近年の日本ダービーは波乱傾向。過去4年の人気順を見ると、07年3→14→4番人気、08年1→12→6番人気、09年2→5→8番人気、10年7→5→1番人気という結果。07年以降、3連単はすべて15万を超える配当が飛び出している。今年は26年ぶりに東京開催で行われた皐月賞をオルフェーヴルが圧勝。日本ダービーでは1強ムードが漂うが、果たして平穏な決着になるのだろうか。いつも通り、過去10年のデータを基に分析していきたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 日本ダービーの人気別成績(過去10年)

01〜05年の人気別成績
人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
5- 0- 0- 0/ 5
100.0%
100.0%
100.0%
224%
126%
2番人気
0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
0%
42%
3番人気
0- 3- 1- 1/ 5
0.0%
60.0%
80.0%
0%
146%
4番人気
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
5番人気
0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
0%
76%
6番人気
0- 0- 1- 4/ 5
0.0%
0.0%
20.0%
0%
62%
7番人気
0- 0- 2- 3/ 5
0.0%
0.0%
40.0%
0%
176%
8番人気
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
9番人気
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
10番人気
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11番人気
0- 0- 1- 4/ 5
0.0%
0.0%
20.0%
0%
182%
12番人気以下
0- 0- 0-35/35
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
06〜10年の人気別成績
人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
2- 0- 1- 2/ 5
40.0%
40.0%
60.0%
148%
90%
2番人気
1- 0- 0- 4/ 5
20.0%
20.0%
20.0%
154%
78%
3番人気
1- 0- 0- 4/ 5
20.0%
20.0%
20.0%
210%
84%
4番人気
0- 1- 1- 3/ 5
0.0%
20.0%
40.0%
0%
114%
5番人気
0- 2- 0- 3/ 5
0.0%
40.0%
40.0%
0%
186%
6番人気
0- 0- 1- 4/ 5
0.0%
0.0%
20.0%
0%
70%
7番人気
1- 0- 1- 3/ 5
20.0%
20.0%
40.0%
638%
154%
8番人気
0- 0- 1- 4/ 5
0.0%
0.0%
20.0%
0%
124%
9番人気
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
10番人気
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11番人気
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番人気
0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
0%
176%
13番人気
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14番人気
0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
0%
428%
15番人気以下
0- 0- 0-19/19
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

前触れでも述べたが、近年の日本ダービーは波乱が続いている。それを顕著に示すのが表1の人気別成績である。まず01〜05年を見ると、1番人気が5連勝。好走馬の大半は上位人気で、8番人気以下の好走は01年11番人気3着ダンシングカラーのみだった。

しかし、06〜10年に移ると、1番人気は【2.0.1.2】という成績。同人気の連対馬は2頭のみである。そして8番人気以下の好走は3頭。過去10年の日本ダービーを前期、後期にわけると、明らかに傾向が変わってきていることがわかる。特に皐月賞馬は07年9着ヴィクトリー、09年12着アンライバルド、10年3着ヴィクトワールピサと敗退するケースが目立っている。

■表2 日本ダービーの馬体重別成績(過去10年)

馬体重
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
399kg以下 0-  0-  0-  0/  0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
400〜419kg 0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
420〜439kg 0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
440〜459kg 1-  1-  1- 28/ 31
3.2%
6.5%
9.7%
3%
30%
460〜479kg 1-  2-  2- 52/ 57
1.8%
5.3%
8.8%
4%
32%
480〜499kg 5-  5-  2- 42/ 54
9.3%
18.5%
22.2%
92%
108%
500〜519kg 3-  1-  4- 18/ 26
11.5%
15.4%
30.8%
58%
91%
520〜539kg 0-  1-  1-  7/  9
0.0%
11.1%
22.2%
0%
58%
540kg以上 0-  0-  0-  0/  0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

日本ダービーは馬体重の重い馬を買え」。そういってもいいほど、好走馬の馬体重には偏りが見られる(表2参照)。好走馬30頭中20頭は480〜519キロで、特に480〜499キロから連対馬の半数が生まれている。520キロ以上は勝ち馬こそ出ていないものの、複勝率は480〜499キロと変わらない。

逆に馬体重の軽い馬は苦戦傾向。479キロ以下になると、明らかに好走率が落ちており、勝利したのは01年ジャングルポケット(470キロ)と05年ディープインパクト(448キロ)。圧倒的な強さを誇ったディープインパクトを例外と見れば、ジャングルポケットのみである。基本的に479キロ以下は2、3着候補と見たほうがいいだろう。

■表3 日本ダービーの前走レース別成績(過去10年)

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
皐月賞 6- 4- 5-54/69
8.7%
14.5%
21.7%
71%
72%
2
NHKマイルC 3- 1- 1-21/26
11.5%
15.4%
19.2%
33%
113%
3
桜花賞 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
1050%
420%
4
青葉賞 0- 3- 1-26/30
0.0%
10.0%
13.3%
0%
26%
5
京都新聞杯 0- 2- 0-19/21
0.0%
9.5%
9.5%
0%
28%
6
プリンシパルS 0- 0- 2-19/21
0.0%
0.0%
9.5%
0%
44%
7
ベンジャミンS 0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
0%
455%
8
その他 0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

続いて表3にまとめたのが前走レース別成績。好走馬の半数は牡馬クラシック第一冠の皐月賞。出走頭数は圧倒的に多いものの、基本的に皐月賞組が中心となる。好走率で見ると、皐月賞とほぼ互角の数字を残しているのがNHKマイルC。勝ち馬は桜花賞からこのレースを制した07年ウオッカを除けば、すべて皐月賞組かNHKマイルC組。勝ち馬はこの2レースから探すのが賢明だろう。そのほかのレースは好走しても2着までが精いっぱいである。

■表4 皐月賞組の日本ダービー好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走人気
前走着順
同年の重賞実績
皐月賞までの戦績
10年
1
7
エイシンフラッシュ
11番人気
3着
京成杯1着 3-0-1-1
2
5
ローズキングダム
2番人気
4着
  3-0-1-0
3
1
ヴィクトワールピサ
1番人気
1着
皐月賞1着 4-1-0-0
09年
1
2
ロジユニヴァース
1番人気
14着
弥生賞1着 4-0-0-0
2
5
リーチザクラウン
2番人気
13着
きさらぎ賞1着 3-2-0-0
08年
2
12
スマイルジャック
4番人気
9着
スプリングS1着 2-3-2-0
07年
3
4
アドマイヤオーラ
1番人気
4着
弥生賞1着 3-1-0-0
06年
1
1
メイショウサムソン
6番人気
1着
皐月賞1着 4-3-1-1
3
7
ドリームパスポート
10番人気
2着
きさらぎ賞1着 2-3-2-0
05年
1
1
ディープインパクト
1番人気
1着
皐月賞1着 3-0-0-0
3
7
シックスセンス
12番人気
2着
  1-2-1-4
03年
1
1
ネオユニヴァース
1番人気
1着
皐月賞1着 4-0-1-0
3
7
ザッツザプレンティ
5番人気
8着
  2-1-0-1
01年
1
1
ジャングルポケット
2番人気
3着
共同通信杯1着 3-1-0-0
2
3
ダンツフレーム
3番人気
2着
アーリントンC1着 4-2-0-0

ここからは前走レース別に好走馬の特徴を見ていきたい(桜花賞とすでに廃止されたベンジャミンSは除く)。まず表4は皐月賞組の日本ダービー好走馬。好走するための必須条件は、皐月賞で5番人気以内か5着以内。同条件は好走馬15頭すべてに該当している。そして、好走馬の実績を見ていくと、15頭中12頭は同年に重賞を勝利していた。また皐月賞までに安定した成績を残している馬が多く、15頭中11頭は皐月賞出走前の段階で4着以下に敗れたことがなかった

■表5 NHKマイルC組の日本ダービー好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走人気
同年の重賞実績
08年
1
1
ディープスカイ 1番人気 毎日杯1着
3
6
ブラックシェル 3番人気 弥生賞2着
07年
2
14
アサクサキングス 3番人気 きさらぎ賞1着
04年
1
1
キングカメハメハ 1番人気 毎日杯1着
02年
1
1
タニノギムレット 1番人気 スプリングS1着

NHKマイルC組の日本ダービー好走馬は表5の通り。同組の好走馬は5頭のみだが、うち4頭は日本ダービーで連対を果たしている。NHKマイルCの着順は3着以内が望ましいが、07年2着アサクサキングスはNHKマイルC11着からの巻き返し。前走着順より注目したいのは前走人気で、好走馬すべてがNHKマイルCで3番人気以内に支持されていた。またNHKマイルC以外に同年の芝1800m以上の重賞で連対を果たしていた

■表6 青葉賞組の日本ダービー好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走人気
前走着順
2着馬との着差
06年
2
4
アドマイヤメイン
1番人気
1着
0.7秒
04年
3
3
ハイアーゲーム
2番人気
1着
0.4秒
03年
2
3
ゼンノロブロイ
1番人気
1着
0.2秒
02年
2
3
シンボリクリスエス
1番人気
1着
0.4秒

表6は青葉賞組の日本ダービー好走馬。好走馬はすべて青葉賞を2番人気以内で優勝。そして好走馬4頭中3頭は2着馬に0.4秒差以上をつけて勝利していた。同組から好走するには、青葉賞で圧倒的なパフォーマンスを見せていないと難しい。

■表7 京都新聞杯組の日本ダービー好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走人気
前走着順
キャリア
05年
2
2
インティライミ
1番人気
1着
5戦
04年
2
5
ハーツクライ
2番人気
1着
5戦

京都新聞杯組からの好走馬は、04年2着ハーツクライと05年2着インティライミ(表7参照)。2頭に共通するのは京都新聞杯を2番人気以内で優勝していたこと。また2頭はともにキャリアが5戦と少なかったことにも注目できる。

■表8 プリシパルS組の日本ダービー好走馬(過去10年)

着順 人気 馬名 前走着順 重賞実績
09年
3
8
アントニオバローズ
2着
シンザン記念1着
02年
3
6
マチカネアカツキ
2着
ラジオたんぱ杯2歳S2着

プリンシパルS組からの好走馬は2頭で、ともにプリンシパルSでは2着。必ずしも勝利している必要はない。ただし、2頭はともに重賞で連対実績があり、オープン特別だけの実績ではさすがに通用しない。

<結論>
それでは今年の日本ダービーの展望をしていこう。出走予定の18頭を前走レース別にわけて、分析してみたい。

■表9 今年の皐月賞組の日本ダービー出走予定馬

馬名
前走人気
前走着順
同年の重賞実績
皐月賞までの戦績
オルフェーヴル
4番人気
1着
皐月賞1着 2-2-1-1
オールアズワン
17番人気
16着
  2-2-0-1
サダムパテック
1番人気
2着
弥生賞1着 3-1-0-1
デボネア
14番人気
4着
  1-1-3-1
トーセンラー
5番人気
7着
きさらぎ賞1着 2-0-2-0
ナカヤマナイト
2番人気
5着
共同通信杯1着 3-3-1-0
ノーザンリバー
9番人気
15着
アーリントンC1着 3-1-1-0
フェイトフルウォー
11番人気
12着
京成杯1着 2-0-2-0
ベルシャザール
3番人気
11着
  2-1-1-1
リベルタス
10番人気
18着
  3-1-1-1
ロッカヴェラーノ
15番人気
6着
  2-0-0-1

2011/03/06 中山11R 報知杯弥生賞(G2)
 1着 6番 サダムパテック

今年の皐月賞組は計11頭が出走予定(表9参照)。その中で最も好走条件にマッチしているのは、トーセンラーとナカヤマナイト。ともに皐月賞で5番人気以内か5着以内に当てはまり、同年の重賞勝ち、皐月賞までに4着以下なしの条件をクリア。ただし、トーセンラーは前走皐月賞の馬体重が430キロで、ナカヤマナイトは同458キロ。日本ダービーでは馬体重の軽い馬が苦戦していることを考えると、好走しても2、3着までかもしれない。 そのほかの馬で推奨できるのは皐月賞馬オルフェーヴルと同2着サダムパテック。2頭は皐月賞までに一度、4着以下に敗れているものの、同年の重賞勝ちをクリア。前走馬体重を見ると、オルフェーヴルが440キロで、サダムパテックが500キロ。勝利する可能性はサダムパテックのほうが高そうだ。

■表10 今年のNHKマイルC組の日本ダービー出走予定馬

2010/11/06 京都6R 2歳新馬
1着 4番 コティリオン

馬名
前走人気
同年の重賞実績
エーシンジャッカル 3番人気  
コティリオン 2番人気 毎日杯2着

今年のNHKマイルC組はエーシンジャッカルとコティリオン。2頭はともに前走3番人気以内の条件をクリアしているが、同年の芝1800m以上の重賞で連対実績があるのはコティリオン。皐月賞への出走は叶わなかったが、前走NHKマイルCでは大外から上がり33.4秒の豪快な末脚で2着に好走した。昨年にはラジオNIKKEI杯2歳Sで皐月賞3着ダノンバラードと好勝負。このメンバーに入っても、上位争いに加われる力はありそうだ。

■表11 今年の青葉賞組の日本ダービー出走予定馬

馬名
前走人気
前走着順
2着馬との着差
ウインバリアシオン
6番人気
1着
0.1秒
ショウナンパルフェ
4番人気
2着

■表12 今年の京都新聞杯組の日本ダービー出走予定馬

馬名
前走人気
前走着順
キャリア
クレスコグランド
3番人気
1着
6戦
ユニバーサルバンク
2番人気
2着
8戦

■表13 今年のプリンシパルS組の日本ダービー出走予定馬

馬名
前走着順
重賞実績
トーセンレーヴ
1着
 

最後に青葉賞組(表11参照)、京都新聞杯組(表12参照)、プリンシパルS組(表13参照)をまとめて見ていこう。まず青葉賞組は勝ち馬ウインバリアシオンと同2着ショウナンパルフェが出走予定。ただし、2頭ともに強調材料は少なく、勝ち馬ウインバリアシオンは2着馬とわずか0.1秒差。過去の青葉賞組の好走馬と比較しても、スケールで見劣る感は否めない。

京都新聞杯組はクレスコグランドとユニバーサルバンク。こちらも強調材料に乏しく、あまりオススメはできない。プリンシパルSを勝って挑むのはトーセンレーヴ。重賞では毎日杯3着、青葉賞3着の実績があるものの、過去に同組から好走した馬は重賞で連対実績があった。重賞に二度出走して、3着だったという点でも積極的には狙いづらいか。

以上をまとめると、今年は皐月賞組が最も有力。推奨したいのは、トーセンラー、ナカヤマナイト、オルフェーヴル、サダムパテックの4頭。これに対抗するのがNHKマイルC2着コティリオンだ。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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