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第487回 皐月賞の舞台・東京芝2000mを分析!

2011/4/18(月)

今年の皐月賞は、東日本大震災の影響で中山開催が中止となり、1週繰り下げて東京競馬場芝2000mで行われる。皐月賞が東京競馬場で行われるのは、23年ぶり11回目。最後に同競馬場で行われた88年は、9番人気のヤエノムテキが勝利して、2着に14番人気のディクターランドが入る波乱の決着だった。果たして今年はどのような結末になるのだろうか。詳細なレースの分析は週半ばに譲るとして、今回は東京芝2000mのデータを見ていきたい。集計期間は06年から11年4月10日(日)まで。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 東京芝2000mの枠番別成績(06年以降)

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1枠
21- 19- 28-166/234
9.0%
17.1%
29.1%
98%
83%
2枠
18- 23- 15-190/246
7.3%
16.7%
22.8%
67%
77%
3枠
26- 16- 16-214/272
9.6%
15.4%
21.3%
82%
61%
4枠
30- 25- 23-209/287
10.5%
19.2%
27.2%
95%
85%
5枠
24- 23- 24-235/306
7.8%
15.4%
23.2%
65%
88%
6枠
23- 25- 21-253/322
7.1%
14.9%
21.4%
53%
93%
7枠
15- 20- 26-297/358
4.2%
9.8%
17.0%
27%
55%
8枠
22- 28- 28-302/380
5.8%
13.2%
20.5%
42%
56%

始めに表1では東京芝2000mの枠番別成績(06年以降)をまとめてみた。当コースは昔から内枠有利といわれているが、03年に東京競馬場がリニューアルされてからも、その傾向に変わりはない。特に勝率と連対率の差が顕著。勝率では1、3、4枠が9.0%以上をマークしているのに対し、5〜8枠は8.0%以下。そして連対率は1〜5枠が15.0%以上、6〜8枠は14.9%以下と明暗が分かれている。

ちなみに皐月賞が東京で実施された時の勝ち馬は(56年以降)、56年ヘキラク(4枠)、63年メイズイ(3枠)、64年シンザン(2枠)、74年キタノカチドキ(2枠)、76年トウショウボーイ(3枠)、88年ヤエノムテキ(1枠)。6頭中5頭は1〜3枠に入っていた

■表2 東京芝2000mの脚質別成績(06年以降)

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ
19-  28-  18- 124/ 189
10.1%
24.9%
34.4%
162%
145%
先行
71-  64-  62- 444/ 641
11.1%
21.1%
30.7%
88%
83%
差し
62-  60-  76- 706/ 904
6.9%
13.5%
21.9%
44%
79%
追い込み
26-  27-  23- 575/ 651
4.0%
8.1%
11.7%
37%
37%
マクリ
1-   0-   2-  14/  17
5.9%
5.9%
17.6%
14%
48%
参考:中山芝2000mの脚質別成績(06年以降)
脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ
36-  30-  18- 124/ 208
17.3%
31.7%
40.4%
299%
157%
先行
92-  73-  78- 496/ 739
12.4%
22.3%
32.9%
100%
87%
差し
51-  74-  79- 827/1031
4.9%
12.1%
19.8%
53%
73%
追い込み
13-  16-  22- 770/ 821
1.6%
3.5%
6.2%
16%
36%
マクリ
8-   7-   3-  20/  38
21.1%
39.5%
47.4%
778%
246%

表2は東京芝2000mの脚質別成績(06年以降)。参考として中山芝2000mの同成績もまとめてある。この2コースで比較すると、東京芝2000mは差し・追い込みが決まりやすいといえる。直線は中山より東京のほうが長いので当然かもしれないが、東京の追い込み馬の好走率は中山の2倍近くに達している。

最後に東京競馬場で行われた88年の皐月賞は、差し馬同士の決着。例年の中山芝2000mでは立ち回りの上手さが求められるものの、東京芝2000mなら少し不器用なタイプでも能力でカバーできる。

■表3 東京芝2000mの騎手別成績ベスト10(06年以降)

順位
騎手
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
安藤勝己
9-  7-  2- 15/ 33
27.3%
48.5%
54.5%
78%
86%
2
武豊
7-  6-  8- 20/ 41
17.1%
31.7%
51.2%
39%
74%
3
横山典弘
19-  8- 15- 54/ 96
19.8%
28.1%
43.8%
83%
82%
4
内田博幸
16- 14- 15- 66/111
14.4%
27.0%
40.5%
79%
80%
5
蛯名正義
11- 19- 14- 65/109
10.1%
27.5%
40.4%
82%
116%
6
藤田伸二
6- 14- 10- 47/ 77
7.8%
26.0%
39.0%
62%
120%
7
藤岡佑介
2-  3-  2- 14/ 21
9.5%
23.8%
33.3%
84%
85%
8
岩田康誠
1-  8-  2- 24/ 35
2.9%
25.7%
31.4%
56%
106%
9
松岡正海
7-  9- 14- 70/100
7.0%
16.0%
30.0%
52%
95%
10
後藤浩輝
16-  3- 12- 75/106
15.1%
17.9%
29.2%
136%
89%
※騎乗回数20回以上。複勝率に基づく順位。

2006/10/29 東京11R 天皇賞(秋)(G1)1着 14番 ダイワメジャー

続いて表3は東京芝2000mの騎手別成績ベスト10(06年以降)。1位は安藤勝己騎手で、勝率27.3%、連対率48.5%。複勝率54.5%をマーク。3着以内に入った時はすべて4番人気以内に支持されていたが、抜群の安定感を誇っている。当コースで行われる天皇賞(秋)では、06年にダイワメジャーで制したほか、08年2着ダイワスカーレット、10年2着ペルーサと好走している。

2位の武豊騎手は複勝率50%以上をマークしているものの、単・複回収率はいまひとつ。7勝のうち6勝は1番人気で、1勝は2番人気。人気馬でしか勝利しておらず、それほどオススメはできない。

回収率の面も考慮するなら3〜5位にランクインした横山典弘騎手内田博幸騎手蛯名正義騎手のほうがいい。そのほかの騎手で注目したいのは、8位の岩田康誠騎手。連対率、複勝率は悪くないものの、勝率はわずか2.9%。06年以降、わずか1勝しかしていない。同騎手は09年アンライバルド、10年ヴィクトワールピサで皐月賞を連覇。今年も有力馬のサダムパテックに騎乗を予定しているが、鬼門のコースで3連覇の偉業に挑むことになる。

■表4 東京芝2000mの厩舎別成績ベスト10(06年以降)

順位
厩舎
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
(美)藤沢和雄
15-14- 9-39/77
19.5%
37.7%
49.4%
96%
88%
2
(美)国枝栄
5- 7- 7-21/40
12.5%
30.0%
47.5%
158%
108%
3
(美)勢司和浩
3- 2- 4-12/21
14.3%
23.8%
42.9%
56%
100%
4
(美)伊藤正徳
7- 2- 5-19/33
21.2%
27.3%
42.4%
158%
109%
5
(美)堀宣行
8- 7- 3-25/43
18.6%
34.9%
41.9%
51%
97%
6
(美)奥平雅士
2- 5- 1-13/21
9.5%
33.3%
38.1%
113%
104%
7
(美)手塚貴久
3- 3- 4-17/27
11.1%
22.2%
37.0%
36%
88%
8
(美)小笠倫弘
1- 2- 5-14/22
4.5%
13.6%
36.4%
70%
162%
9
(美)田村康仁
4- 6- 3-23/36
11.1%
27.8%
36.1%
59%
122%
10
(美)大久保洋
5- 9- 7-41/62
8.1%
22.6%
33.9%
26%
157%
※出走回数20回以上。複勝率に基づく順位。

次に東京芝2000mの厩舎別成績ベスト10(06年以降)をまとめたのが表4。1位は藤沢和雄厩舎。勝率は伊藤正徳厩舎に次ぐ数字だが、連対率と複勝率は最も優秀な数字をマークしている。なお同厩舎のルルーシュが今年の皐月賞に登録済み。キャリア3戦で実績はないものの、出走が叶うなら注目してみたい。

2位以下で推奨したいのは、国枝栄厩舎伊藤正徳厩舎奥平雅士厩舎。いずれも好走率はもちろんのこと、単・複回収率が100%を超えている。

■表5 東京芝2000mの種牡馬別成績ベスト10(06年以降)

順位
種牡馬
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
ゼンノロブロイ
5-  5-  4-  7/ 21
23.8%
47.6%
66.7%
63%
137%
2
アグネスタキオン
14- 16-  9- 58/ 97
14.4%
30.9%
40.2%
79%
86%
3
フジキセキ
4-  1-  6- 24/ 35
11.4%
14.3%
31.4%
42%
71%
4
アドマイヤベガ
3-  7-  4- 33/ 47
6.4%
21.3%
29.8%
32%
47%
5
シンボリクリスエス
10-  3-  5- 45/ 63
15.9%
20.6%
28.6%
108%
60%
6
タニノギムレット
6-  3-  4- 34/ 47
12.8%
19.1%
27.7%
72%
76%
7
ネオユニヴァース
1-  6-  3- 27/ 37
2.7%
18.9%
27.0%
10%
64%
8
ダンスインザダーク
12- 15- 11-105/143
8.4%
18.9%
26.6%
39%
61%
9
ホワイトマズル
8-  4-  1- 36/ 49
16.3%
24.5%
26.5%
188%
71%
10
タヤスツヨシ
0-  2-  4- 17/ 23
0.0%
8.7%
26.1%
0%
233%
※出走回数20回以上。複勝率に基づく順位。

最後に表5では東京芝2000mの種牡馬別成績ベスト10(06年以降)をまとめた。上位10頭を系統別に分類すると、サンデーサイレンス系7頭(ゼンノロブロイ、アグネスタキオン、フジキセキ、アドマイヤベガ、ネオユニヴァース、ダンスインザダーク、タヤスツヨシ)、ロベルト系2頭(シンボリクリスエス、タニノギムレット)、ノーザンダンサー系1頭(ホワイトマズル)という内訳。サンデーサイレンス系とロベルト系を大きく括れば、ヘイルトゥリーズン系で、同系統の馬が圧倒的に強いコースのようだ。ノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系、ナスルーラ系などは軽視していいだろう。

ヘイルトゥリーズン系の中では1位ゼンノロブロイ、2位アグネスタキオンが特に優秀。今年の皐月賞登録馬の中では、ホッコーガンバルルーシュがゼンノロブロイ産駒で、デボネアノーザンリバーがアグネスタキオン産駒である。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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