第478回 前走好走馬の争い?阪神大賞典を分析する|競馬情報ならJRA-VAN

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第478回 前走好走馬の争い?阪神大賞典を分析する

2011/3/17(木)

今週は土曜から月曜に阪神・小倉のみの3日間開催(月曜は阪神のみ)、そして障害競走も含め5重賞となった。木曜掲載分の今回はこのうち、天皇賞(春)の前哨戦、阪神大賞典をデータから分析したい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1
5-  2-  2-  1/ 10
50.0%
70.0%
90.0%
91%
104%
2
2-  3-  1-  4/ 10
20.0%
50.0%
60.0%
82%
76%
3
0-  0-  3-  7/ 10
0.0%
0.0%
30.0%
0%
43%
4
1-  1-  2-  6/ 10
10.0%
20.0%
40.0%
75%
84%
5
1-  2-  0-  7/ 10
10.0%
30.0%
30.0%
70%
72%
6
1-  1-  0-  8/ 10
10.0%
20.0%
20.0%
420%
102%
7
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
83%
8
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
9
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
64%
10〜
0-  0-  0- 24/ 24
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

2006/3/19 阪神11R 阪神大賞典(G2)1着 2番 ディープインパクト 1番人気

まず人気別の成績を見ると、1番人気が複勝率90の好成績。また、2番人気も複勝率60%と上々で、上位人気の信頼性は高い。ただ、以前は1番人気が非常に強かったのが、近年は好走しても2〜3着が多く、過去6年では【1.2.2.1】。馬券圏内の確率こそ依然高いものの、「人気に応えて勝つ」馬は以前に比べ減っている。出走頭数の少ない年もあり、人気薄の成績をどう見るかは難しいが、連対馬は7番人気まで、3着以内馬は9番人気までとなっている。

■表2 配当推移

01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
単勝
250円
190円
220円
140円
4200円
110円
450円
750円
370円
700円
馬連
4020円
200円
380円
150円
3770円
860円
280円
4540円
2990円
1820円
馬単
630円
210円
14460円
920円
940円
9170円
3970円
4540円
3連複
2200円
460円
4380円
860円
280円
2380円
6470円
2910円
3連単
57710円
3290円
2010円
19570円
29520円
21070円

配当面では、上位人気が安定している割に、ガチガチの低配当という年は特に近年少ない傾向にある。人気馬だけで馬券を組み立てずに、中位人気あたりからも何頭か絡めた組み合わせを買っておくのが良さそうな印象だ。

■表3 年齢別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
4歳
2-  7-  2- 22/ 33
6.1%
27.3%
33.3%
7%
82%
5歳
4-  2-  7- 19/ 32
12.5%
18.8%
40.6%
49%
73%
6歳
2-  0-  0- 23/ 25
8.0%
8.0%
8.0%
175%
19%
7歳以上
2-  1-  1- 20/ 24
8.3%
12.5%
16.7%
47%
30%

年齢別では、4歳、5歳が一歩リード。連単系の馬券なら、4歳馬は2着が多いこと、そして5歳馬はその分2着が少なく、1、3着が多めであることは覚えておきたい。3連単で買い目を絞りたいときには、年齢を考慮してフォーメーションを組む手もある。

■表4 枠番、馬番別成績

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1枠
1- 2- 0- 7/10
10.0%
30.0%
30.0%
75%
54%
2枠
1- 2- 0- 8/11
9.1%
27.3%
27.3%
10%
44%
3枠
1- 1- 2- 8/12
8.3%
16.7%
33.3%
20%
58%
4枠
1- 1- 1-10/13
7.7%
15.4%
23.1%
14%
33%
5枠
2- 0- 1-12/15
13.3%
13.3%
20.0%
24%
24%
6枠
1- 2- 2-11/16
6.3%
18.8%
31.3%
23%
105%
7枠
1- 0- 1-15/17
5.9%
5.9%
11.8%
247%
32%
8枠
2- 2- 3-13/20
10.0%
20.0%
35.0%
57%
75%
馬番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1番 1- 2- 0- 7/10
10.0%
30.0%
30.0%
75%
54%
2番 1- 2- 0- 7/10
10.0%
30.0%
30.0%
11%
49%
3番 1- 0- 1- 8/10
10.0%
10.0%
20.0%
25%
25%
4番 1- 1- 1- 7/10
10.0%
20.0%
30.0%
19%
38%
5番 1- 0- 2- 7/10
10.0%
10.0%
30.0%
14%
58%
6番 0- 2- 0- 8/10
0.0%
20.0%
20.0%
0%
29%
7番 1- 0- 2- 7/10
10.0%
10.0%
30.0%
37%
94%
8番 1- 2- 2- 5/10
10.0%
30.0%
50.0%
420%
141%
9番 1- 0- 0- 9/10
10.0%
10.0%
10.0%
22%
11%
10番 1- 0- 0- 6/ 7
14.3%
14.3%
14.3%
64%
17%
11番 0- 1- 2- 3/ 6
0.0%
16.7%
50.0%
0%
163%
12番 0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番 1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
233%
63%
14番 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

長距離戦ということであまり枠は関係ないように思えるが、実際は1枠、2枠の連対率がやや高い。ただ、複勝率では外枠も見劣らないこと、そして過去10年フルゲートになっていないこのレースの場合、ほとんど1頭ずつの出走の1、2枠と、出走頭数によっては2頭になる外枠を比較するのもどうか、という面もあるので、あくまで参考程度としたい(多頭数では全馬平均の連対確率が下がり、その多頭数で2頭になる外枠は確率上不利)。

■表5 脚質、上がりタイム別成績

脚質/上がり
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
逃げ
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
24%
先行
8-  7-  5- 15/ 35
22.9%
42.9%
57.1%
184%
113%
中団
2-  2-  4- 30/ 38
5.3%
10.5%
21.1%
24%
45%
後方
0-  0-  1- 30/ 31
0.0%
0.0%
3.2%
0%
10%
3F 1位 7-  1-  4-  0/ 12
58.3%
66.7%
100.0%
169%
153%
3F 2位 2-  5-  2-  2/ 11
18.2%
63.6%
81.8%
445%
209%
3F 3位 1-  1-  0-  7/  9
11.1%
22.2%
22.2%
50%
84%
3F〜5位 0-  3-  2- 14/ 19
0.0%
15.8%
26.3%
0%
32%
3F6位〜 0-  0-  2- 61/ 63
0.0%
0.0%
3.2%
0%
12%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

脚質別では、先行した馬が他を圧倒。月曜掲載分で取り上げたフラワーC(延期、阪神になってしまったが)も同様に先行有利だったが、異なるのは上がり順位別の成績。このレースは上がり1位、2位の馬が強く、前々で勝負してもなお、メンバー中最速やそれに次ぐ脚を使えるような強さを持つ馬が好成績だ。

■表6 前走クラス/レース別成績

前走クラス/レース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
500万下
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
1000万下
0-  0-  0-  6/  6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
1600万下
0-  1-  1- 12/ 14
0.0%
7.1%
14.3%
0%
35%
OPEN特別
0-  1-  1-  3/  5
0.0%
20.0%
40.0%
0%
52%
G3
2-  2-  2- 23/ 29
6.9%
13.8%
20.7%
31%
62%
G2
6-  3-  4- 26/ 39
15.4%
23.1%
33.3%
159%
75%
G1
2-  3-  2-  7/ 14
14.3%
35.7%
50.0%
17%
57%
京都記念
4- 1- 3-18/26
15.4%
19.2%
30.8%
192%
65%
有馬記念
2- 2- 1- 5/10
20.0%
40.0%
50.0%
25%
53%
ダイヤモンドS
2- 1- 2-21/26
7.7%
11.5%
19.2%
35%
50%
日経新春杯
1- 2- 1- 6/10
10.0%
30.0%
40.0%
75%
112%
ステイヤーズS
1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
225%
60%
万葉S
0- 1- 1- 2/ 4
0.0%
25.0%
50.0%
0%
65%
迎春S
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0%
180%
中京記念
0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
0%
250%
ジャパンC
0- 1- 0- 2/ 3
0.0%
33.3%
33.3%
0%
36%
天皇賞・秋
0- 0- 1- 0/ 1
0.00%
0.00%
100.00%
0%
160%
御堂筋S
0- 0- 1- 8/ 9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
34%
※クラス別は中央のみ、レースは好走馬輩出レースのみ
※背景灰は本年の登録馬なし

前走クラス別ではG1が好成績だが、今年は登録馬不在。これに次ぐG2組、特に京都記念や日経新春杯組が狙いになる。G3組は好走馬の大半がダイヤモンドS組。オープンや条件戦組は勝ち馬不在である。

■表7 前走着順別成績

レース
前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
前走1着
3- 3- 2-21/29
10.3%
20.7%
27.6%
34%
37%
前走2着
2- 1- 1- 5/ 9
22.2%
33.3%
44.4%
27%
70%
前走3着
2- 1- 0- 7/10
20.0%
30.0%
30.0%
47%
48%
前走4着
2- 1- 1- 4/ 8
25.0%
37.5%
50.0%
618%
102%
前走5着
1- 0- 3- 9/13
7.7%
7.7%
30.8%
53%
45%
前走6〜9着
0- 1- 1-21/23
0.0%
4.3%
8.7%
0%
55%
前走10着〜
0- 3- 2-17/22
0.0%
13.6%
22.7%
0%
63%
重賞
前走1着
3- 1- 2- 7/13
23.1%
30.8%
46.2%
77%
61%
前走2着
2- 1- 0- 4/ 7
28.6%
42.9%
42.9%
35%
45%
前走3着
2- 1- 0- 4/ 7
28.6%
42.9%
42.9%
67%
68%
前走4着
2- 1- 0- 4/ 7
28.6%
42.9%
42.9%
707%
95%
前走5着
1- 0- 3- 8/12
8.3%
8.3%
33.3%
58%
49%
前走6〜9着
0- 1- 1-17/19
0.0%
5.3%
10.5%
0%
67%
前走10着〜
0- 3- 2-12/17
0.0%
17.6%
29.4%
0%
81%

前走の着順を見ると、特に重賞で4着以内だった馬の成績が良い。4着以内であれば好走確率に大差はないので、前走の成績で人気に差が出るようなら、妙味のある方を狙ってみてもおもしろい。

■表8 前走重賞5着以下の好走馬

前走着順
馬名
阪神大賞典
前走
主な長距離実績
レース
前走5着 04 ファストタテヤマ
4
3
京都記念
6
5
前年3着馬、前々年菊花賞2着
06 デルタブルース
2
3
京都記念
3
5
前年ステイヤーズS優勝、前々年菊花賞優勝
08 ポップロック
1
3
有馬記念
2
5
前々年メルボルンC優勝
10 トウカイトリック
5
1
ダイヤモンドS
4
5
3年前ダイヤモンドS優勝、同天皇賞・春3着
前走6〜9着 01 ホットシークレット
9
3
ダイヤモンドS
2
6
前年ステイヤーズS優勝
09 ヒカルカザブエ
6
2
日経新春杯
1
7
前年芝2600m500万優勝
前走10着以下 01 エリモブライアン
7
2
中京記念HG3
7
13
前年菊花賞3着
03 ファストタテヤマ
7
3
京都記念G2
6
14
前年菊花賞2着
04 ザッツザプレンティ
2
2
有馬記念G1
5
11
前年菊花賞優勝
05 リンカーン
3
3
天皇賞秋G1
4
12
前年優勝馬、前々年菊花賞2着
08 アイポッパー
5
2
京都記念G2
7
16
前年優勝馬、前々年天皇賞・春3着

表7で今ひとつだった重賞5着以下から好走した馬は、どんな馬なのかまとめたのが表8。好走確率は低くても、好走馬数は11頭と多く、まったく無視してしまうのも危険だろう。その重賞5着以下だった11頭中、9頭に共通するのが3000m級のG1で3着以内の好走実績を持っていたこと。このタイプはまず長距離G1実績に注目したい。

■表9 好走馬の長距離実績、阪神実績等

馬名
芝22上G2上
芝2500m上
阪神芝
成績
連率
成績
連率
成績
連率
01 ナリタトップロード
1
1
1-4-3-3
45.5%
1-0-2-3
16.7%
1-1-1-0
66.7%
エリモブライアン
7
2
0-0-1-0
0.0%
0-0-1-0
0.0%
1-0-0-3
25.0%
ホットシークレット
9
3
1-0-0-6
14.3%
1-0-0-9
10.0%
1-0-1-2
25.0%
02 ナリタトップロード
1
1
3-4-5-5
41.2%
2-0-3-4
22.2%
2-1-1-0
75.0%
ジャングルポケット
2
2
2-0-0-1
66.7%
0-0-0-1
0.0%
0-1-0-0
100.0%
エリモブライアン
3
3
1-1-1-1
50.0%
2-1-1-2
50.0%
1-1-0-5
28.6%
03 ダイタクバートラム
1
1
0-1-0-0
100.0%
1-1-1-0
66.7%
3-1-2-0
66.7%
コイントス
2
2
0-2-2-0
50.0%
0-1-2-0
33.3%
0-1-0-0
100.0%
ファストタテヤマ
7
3
1-1-0-3
40.0%
0-1-0-0
100.0%
0-1-0-1
50.0%
04 リンカーン
1
1
0-2-0-1
66.7%
0-2-0-0
100.0%
2-0-0-1
66.7%
ザッツザプレンティ
2
2
1-1-1-1
50.0%
1-0-0-1
50.0%
1-0-0-1
50.0%
ファストタテヤマ
4
3
1-2-1-8
25.0%
0-1-1-3
20.0%
0-1-1-2
25.0%
05 マイソールサウンド
6
1
1-0-0-4
20.0%
未経験
1-1-0-5
28.6%
アイポッパー
1
2
0-0-0-1
0.0%
2-1-0-2
60.0%
0-1-0-0
100.0%
リンカーン
3
3
1-2-1-2
50.0%
1-2-0-1
75.0%
3-0-1-1
60.0%
06 ディープインパクト
1
1
2-1-0-0
100.0%
1-1-0-0
100.0%
2-0-0-0
100.0%
トウカイトリック
5
2
0-0-0-1
0.0%
0-0-1-0
0.0%
1-0-0-5
16.7%
デルタブルース
2
3
2-0-1-5
25.0%
3-0-0-4
42.9%
0-1-0-1
50.0%
07 アイポッパー
2
1
1-3-1-5
40.0%
3-4-1-4
58.3%
0-2-0-1
66.7%
ドリームパスポート
1
2
0-2-1-1
50.0%
0-1-0-1
50.0%
0-1-0-0
100.0%
トウカイトリック
3
3
0-2-0-4
33.3%
1-3-1-3
50.0%
1-1-0-5
28.6%
08 アドマイヤジュピタ
4
1
1-0-0-1
50.0%
1-0-0-0
100.0%
2-1-2-0
60.0%
アイポッパー
5
2
2-3-1-7
38.5%
4-4-1-5
57.1%
1-2-0-1
75.0%
ポップロック
1
3
2-4-1-2
66.7%
4-1-2-2
55.6%
3-0-3-1
42.9%
09 アサクサキングス
2
1
2-2-1-4
44.4%
1-0-1-1
33.3%
0-1-1-3
20.0%
ヒカルカザブエ
6
2
0-0-0-1
0.0%
1-0-0-0
100.0%
1-0-0-1
50.0%
ナムラクレセント
4
3
0-0-1-1
0.0%
0-0-1-0
0.0%
0-1-0-3
25.0%
10 トウカイトリック
5
1
0-3-2-18
13.0%
3-4-3-15
28.0%
1-1-1-8
18.2%
ジャミール
4
2
未経験
1-0-0-0
100.0%
1-1-3-2
28.6%
メイショウベルーガ
1
3
1-0-0-1
50.0%
0-0-0-1
0.0%
0-0-1-3
0.0%
※背景水色は連対なし、緑はそのうち3着以内はある馬

表9は、好走馬について芝2200m以上・G2以上の成績、芝2500m以上の成績、そして阪神芝の成績を調べたもの。好走馬30頭すべて阪神芝で3着以内があり、29頭には連対実績があったことがまず注目点。そして残る2項目でもできれば連対実績、悪くても一方で3着以内の実績があることが好走条件だ。

【結論】
阪神大賞典は前走重賞1〜4着馬の好走確率が高いレース。5着以下の場合は長距離G1好走実績が必要になる。また、阪神芝の好走実績にも注目。1、2番人気が安定しており、先行型でメンバー中最速クラスの脚を使える馬が強い。年齢は4、5歳がリードしている。

今週は特別登録の延期もあり、本稿執筆時にはまだ出走想定がはっきりしないため、以下に回避馬が含まれている可能性もあることはご容赦いただきたい。

登録馬全18頭の中で、まず注目したいのは好走馬の多い京都記念、日経新春杯組(表6)、そして表7から、その4着以内馬。今年該当するのは京都記念1着のトゥザグローリー、そして日経新春杯4着のナムラクレセントになる。
トゥザグローリーは好走馬の多い4歳。先行してメンバー中上位の脚を使える点(表5)も好材料だ。また、デビュー当初に阪神芝で連勝しておりコース実績も不安なし(表9)。同じ表9から、芝2500m以上で最高3着(有馬記念)という点がややマイナスにはなるが、総合的には最上位の評価でいいだろう。一方のナムラクレセントは年齢面や表9の距離など減点材料も多いが、それでも09年の本競走3着馬。今年も「前走日経新春杯4着」は大きいだけに軽くは見られない。

続いてダイヤモンドSから1着コスモメドウ(4歳)と、3着キタサンアミーゴ(5歳)で、ともに年齢には問題がない。表9の長距離実績はあって阪神実績がないコスモメドウと、阪神実績はあって距離面の連対実績を欠くキタサンアミーゴ、どちらかといえば阪神実績が重要と思える表9だけに、2頭で順番をつければキタサンアミーゴになる。

そして前走重賞5着以下の中では、京都記念で7着だった08年の菊花賞馬・オウケンブルースリ。3000m級のG1好走馬なら巻き返しは可能だ(表8)。もう1頭、人気の一角が予想されるトーセンジョーダンは、アメリカJCCからの直行は過去10年出走がなく判断が難しい。ただ、阪神未経験は表9から減点材料。一方で1、2番人気になるなら軽視もしがたく(表1)、押さえる余裕があれば、というあたりだろうか。

少々長くなったのでまとめると、まずトゥザグローリー。続いてナムラクレセント、キタサンアミーゴ、コスモメドウ、オウケンブルースリ。そしてトーセンジョーダンまで挙げておきたい。

【追記】

筆頭に挙げたトゥザグローリーが回避したため、有力候補は上記のうち残る5頭。 データ的には各馬一長一短であり、また表2で挙げたように近年は必ずしも堅い レースではなくなっているため、今年は手広く受けたほうが良さそうな印象だ。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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