第474回 どちらから入るべきか?弥生賞を占う|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第474回 どちらから入るべきか?弥生賞を占う

2011/3/3(木)

今週は土曜日にオーシャンSとチューリップ賞、日曜日に弥生賞が行われる。牡馬・牝馬それぞれ3歳トライアルが始まり、いよいよクラシックへの足音が聞こえてくる時期になってきた。今回は過去10年のデータをもとに、弥生賞の方を分析してみたい。データ分析・集計には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 弥生賞出走馬の前走別成績(過去10年)

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収値
複回収値
1
フューチG1
2- 2- 3- 5/12
16.7%
33.3%
58.3%
148
142
2
ラジオたG3
2- 0- 0- 2/ 4
50.0%
50.0%
50.0%
127
67
3
ラジオNIG3
2- 0- 0- 1/ 3
66.7%
66.7%
66.7%
100
73
4
京成杯G3
1- 3- 1- 8/13
7.7%
30.8%
38.5%
36
83
5
共同通信G3
1- 0- 1- 9/11
9.1%
9.1%
18.2%
14
42
6
シンザンG3
1- 0- 1- 1/ 3
33.3%
33.3%
66.7%
56
240
7
若駒S
1- 0- 0- 3/ 4
25.0%
25.0%
25.0%
30
25
8
きさらぎG3
0- 2- 1- 4/ 7
0.0%
28.6%
42.9%
0
195
9
新馬
0- 1- 1- 4/ 6
0.0%
16.7%
33.3%
0
83
10
こぶし賞500*
0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
0
145
11
未勝利*
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0
540
12
500万下*
0- 0- 1- 5/ 6
0.0%
0.0%
16.7%
0
56
13
ホープフ
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0
370
14
セントポ500*
0- 0- 0- 7/ 7
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
15
カトレア500*
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
16
つばき賞500*
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
17
若竹賞500*
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
18
寒竹賞500*
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
19
未勝利
0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
20
ヒヤシン
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
21
葉牡丹賞500*
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
22
全日本G1
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
23
ゆりかも500*
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
24
いちょう
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

上の表1は過去10年の弥生賞出走馬の前走別成績だ。順位1位のところに示されているのは前走朝日杯FS組。成績は【2-2-3-5】となっている。2位はラジオたんぱ杯2歳S、3位はラジオNIKKEI杯2歳S。この二つは名称変更があっただけで同一レース。よって、合計の成績は【4.0.0.3】となり、実質は朝日杯FSを抜いて順位1位となる。この二つのレースは2歳牡馬戦線で最も重要視されている重賞だけに、例年有力なステップレースとなっている。同組の取捨なくして今回のレースは語れない。

続くのが京成杯、共同通信杯、シンザン記念という年明けの重賞組。その次が若駒S、きさらぎ賞と、前走オープンクラスからの好走馬が多い。前走500万クラス組はこぶし賞からスズノマーチ(03年2着)が好走を果たしているが、500万組からは【0.1.1.31】で連対率3.0%。これまで上位人気に支持された馬はあまりいないが、かなり狙いにくい。その下の新馬組は【0.1.1.4】で連対率16.7%、未勝利組は【0.1.0.4】で連対率20%。まだ勝ち馬は出ていないが、連対率や複勝率は500万クラスよりだいぶいい。ただ、1勝馬をデータから狙うのはかなり難しい。過去10年ではココナッツパンチ(6番人気2着)、ミスキャスト(4番人気3着)、ミッキーペトラ(5番人気2着)と3頭が好走。パッと見た感じでは前走芝1600m以上で1着、当日6番人気以内という共通項がある。

■表2 弥生賞に出走した前走朝日杯FS組の着順別成績(過去10年)

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
主な該当馬
前走1着 1- 0- 2- 1/ 4
25.0%
25.0%
75.0%
エイシンチャンプ
前走2着 0- 2- 0- 2/ 4
0.0%
50.0%
50.0%
エイシンアポロン
前走3着 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
前走4着 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
バランスオブゲーム
前走5着 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
前走6〜9着 0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
前走10着〜 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-

話を元に戻し、前走朝日杯FS組について掘り下げてみよう。上の表2は弥生賞に出走した前走朝日杯FS組の着順別成績だ。03年エイシンチャンプのように朝日杯FS→弥生賞と連勝を飾るのは案外難しい。ドリームジャーニー(07年)は3着に終わっているし、セイウンワンダー(09年)は8着に敗れた。ただ、朝日杯FSで好走していること自体は悪い材料ではない。前走朝日杯FS2着で、ここも好走した馬はエイシンアポロンを含めて2頭。前走4着からはバランスオブゲームが巻き返した。朝日杯FSで6着以下に敗れていればハッキリとマイナス材料だが、同5着以上であれば着順にかかわらず上位評価でいいだろう。

■表3 弥生賞に出走した前走ラジオNIKKEI杯2歳S組の着順別成績(過去10年)

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
主な該当馬
前走1着 4- 0- 0- 2/ 6
66.7%
66.7%
66.7%
ヴィクトワールピサ
前走2着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 
前走3着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 
前走4着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 
前走5着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 
前走6〜9着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 
前走10着〜 0- 0- 0- 1/ 0
-
-
-
 

同じように上の表3ではラジオNIKKEI杯2歳S(旧たんぱ杯2歳S)組の着順別成績を示した。こちらは前走1着馬が非常に強い。昨年のヴィクトワールピサを含め4勝をマークしている。連対率は66.7%というハイアベレージだ。その他の着順を調べたいところだが、実は1着馬以外は出走例そのものが少ない。判断が難しいところだ。

■表4 弥生賞に出走した前走京成杯組の着順別成績(過去10年)

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
主な該当馬
前走1着 1- 3- 0- 3/ 7
14.3%
57.1%
57.1%
マイネルチャールズ
前走2着 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
 
前走3着 0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
 
前走4着 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
 
前走5着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 
前走6〜9着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 

次に前走京成杯組の着順別成績(表4参照)。こちらも好着順馬が好成績と言える。前走京成杯1着馬は【1.3.0.3】で連対率57.1%を示している。ただし、2着馬は不振。アドマイヤテンクウ(3番人気11着)、ベンチャーナイン(10番人気9着)、メイショウレガーロ(4番人気4着)、テイエムリキサン(3番人気4着)と、大きく負けることも少なくない。

■表5 弥生賞に出走した前走きさらぎ賞組の着順別成績(過去10年)

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
主な該当馬
前走1着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 
前走2着 0- 0- 0- 0/ 0
-
-
-
 
前走3着 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
 
前走4着 0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
グロリアスウィーク
前走5着 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
 
前走6〜9着 0- 1- 1- 1/ 3
0.0%
33.3%
66.7%
ブラックシェル

表1の順番通りでは共同通信杯だが、同レースもシンザン記念も若駒Sも同様の傾向。それぞれ前走1着馬がここで勝利を果たしている。わかりやすい傾向だ。ここで大きく狙えるのはこの手のタイプだ。それよりも注意したいのは前走きさらぎ賞組(表5参照)。前走同レース6〜9着だった馬が2頭馬券になっている。内訳はブラックシェル(ホープフルS2着)とディープエアー(札幌2歳S2着)。あとは前走4着のグロリアスウィーク(シンザン記念2着)が巻き返しに成功。この3頭には過去にオープンクラスの芝1600m以上で連対実績があった。きさらぎ賞組は前走1、2着馬の出走がないことも影響しているだろうが、過去にそれなりの実績がある馬ならば前走で負けていても軽視はできない。

【結論】
それでは今年の弥生賞を占っていこう。出走予定馬は下の表6の通り。

■表6 今年の弥生賞出走予定馬

馬名
前走成績
備考
アッパーイースト 葉牡丹賞10着  
ウインバリアシオン きさらぎ賞4着 野路菊S1着
オールアズワン ラジオNIKKEI杯2歳S2着 札幌2歳S1着
カフェラピード 未勝利1着  
ギュスターヴクライ 500万1着  
サイドアタック 新馬1着  
サクラゴスペル 新馬1着  
サダムパテック 朝日杯FS4着 東スポ杯2歳S1着
ショウナンマイティ 若駒S3着  
ターゲットマシン 寒竹賞1着  
デボネア 京成杯2着  
トーセンマルス 未勝利1着  
プレイ つばき賞2着  
ベルシャザール 共同通信杯4着  
ルーズベルト 未勝利1着  
※ベルシャザールは回避の見込み。

2010/11/20 東京11R 東京スポーツ杯2歳S(G3)1着 2番 サダムパテック

注目ステップである朝日杯FSとラジオNIKKEI杯2歳S組は2頭。サダムパテックとオールアズワンで実際、当日はこの2頭が人気を集めそうだ。サダムパテックは前走1番人気で4着だったが、データ的には巻き返せる許容範囲。2走前の東京スポーツ杯2歳Sで見せた強さを発揮できれば、期待十分といったところか。対するオールアズワンは前走2着ということで過去にデータがないパターン。札幌2歳S優勝馬とはいえ、判断が難しい。そこで現実に目を向けてみる。ラジオNIKKEI杯2歳Sで優勝したダノンバラードが次走共同通信杯で1番人気ながら9着と敗退。ラジオNIKKEI杯2歳S3着のコティリオンも次走自己条件で敗退。先日のきさらぎ賞では6着といいところがなかった。今のところラジオNIKKEI杯2歳Sのレベルそのものにやや疑問符がつく。朝日杯FSはどうかというと、1、2着馬の出走はまだない。が、3着リベルタスが次走若駒Sでユニバーサルバンクを下して優勝している。レベルが高い可能性は十分ある。よって、4着でも前走朝日杯FS組のサダムパテックから入ってみたいところだ。

前走京成杯組からは2着のデボネア。勝ち馬フェイトフルウォーとはハナ差の競馬だが、2着馬とこのレースの相性の悪さは気になるところ。前走きさらぎ賞組はウインバリアシオン。前走4着も過去に野路菊Sで1着の実績があり、巻き返しの可能性はある。ただ、先ほどレベルを疑問視したラジオNIKKEI杯2歳Sではオールアズワンと0.1秒差の4着だった。

500万組は不振。新馬、未勝利組は当日の人気次第。サダムパテックから入るにしても人気を考えると、相手を絞らざるを得ない。やや心配な面はあるが、相手はオールアズワン、ウインバリアシオンの2頭と予想してみたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
小田原智大の完全なる買い方ブログ

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN