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第470回 今年最初のG1・フェブラリーSを分析する

2011/2/17(木)

今週は今年最初のG1・フェブラリーSが行われる。ダート路線は昨年から実力馬の引退が続いたほか、昨年の覇者・エスポワールシチーも回避した今年。いったいどんな結果が待っているのだろうか。データから分析してみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1
7-  0-  1-  2/ 10
70.0%
70.0%
80.0%
167%
105%
2
0-  3-  2-  5/ 10
0.0%
30.0%
50.0%
0%
85%
3
1-  3-  1-  5/ 10
10.0%
40.0%
50.0%
59%
102%
4
0-  1-  2-  7/ 10
0.0%
10.0%
30.0%
0%
77%
5
1-  2-  0-  7/ 10
10.0%
30.0%
30.0%
104%
86%
6
1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
206%
80%
7
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
36%
8
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
9
0-  0-  2-  8/ 10
0.0%
0.0%
20.0%
0%
109%
10
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11〜
0-  0-  1- 57/ 58
0.0%
0.0%
1.7%
0%
12%

1番人気の安定感が目立つこのレース。過去10年で【7.0.1.2】と抜群の好成績を残している。馬券圏内を外したのは前走根岸S2着のサンフォードシチー、東京大賞典3着のシーキングザダイヤ。馬券圏内の7頭は、前走重賞勝ちかG1連対馬(ヴァーミリアンは川崎記念取り消し前の東京大賞典1着)だった。

1番人気の成績が良いためほかは目立たないが、おおむね5番人気あたりまでが好走確率が高い。人気どころを中心として組み立て、穴馬は少々押える程度にとどめる狙いが良さそうな印象だ。

■表2 年齢別成績

2010/2/21 東京11R フェブラリーS(G1)1着 4番 エスポワールシチー 5歳

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
4歳
4-  5-  0- 32/ 41
9.8%
22.0%
22.0%
69%
48%
5歳
5-  2-  3- 17/ 27
18.5%
25.9%
37.0%
84%
78%
6歳
1-  1-  5- 38/ 45
2.2%
4.4%
15.6%
5%
50%
7歳以上
0-  2-  2- 41/ 45
0.0%
4.4%
8.9%
0%
26%

ダート路線というと実績を重ねた馬が目立つ印象もあるが、このレースは4歳、5歳が好成績。特に勝率や複勝率では5歳馬優勢の傾向が出ている。また、6歳以上で連対した4頭中3頭は1〜2番人気馬(残る1頭は前年2着の08年ブルーコンコルド、7番人気)。6歳以上で3番人気以下の馬を買うなら、馬連や馬単よりも「3連」系の馬券が良さそうだ。

■表3 枠番、馬番別成績(中山開催除く)

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1枠
0- 1- 2-14/17
0.0%
5.9%
17.6%
0%
28%
2枠
1- 1- 1-15/18
5.6%
11.1%
16.7%
9%
61%
3枠
0- 1- 1-16/18
0.0%
5.6%
11.1%
0%
18%
4枠
0- 2- 0-16/18
0.0%
11.1%
11.1%
0%
27%
5枠
2- 2- 0-13/17
11.8%
23.5%
23.5%
28%
45%
6枠
1- 1- 1-15/18
5.6%
11.1%
16.7%
32%
43%
7枠
1- 1- 0-16/18
5.6%
11.1%
11.1%
15%
18%
8枠
4- 0- 4-10/18
22.2%
22.2%
44.4%
196%
143%
馬番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1番
0- 1- 0- 8/ 9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
22%
2番
0- 0- 2- 7/ 9
0.0%
0.0%
22.2%
0%
32%
3番
0- 1- 1- 7/ 9
0.0%
11.1%
22.2%
0%
110%
4番
1- 0- 0- 8/ 9
11.1%
11.1%
11.1%
18%
12%
5番
0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
6番
0- 1- 1- 7/ 9
0.0%
11.1%
22.2%
0%
36%
7番
0- 2- 0- 7/ 9
0.0%
22.2%
22.2%
0%
54%
8番
0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
9番
1- 1- 0- 7/ 9
11.1%
22.2%
22.2%
38%
34%
10番
1- 1- 1- 5/ 8
12.5%
25.0%
37.5%
16%
102%
11番
0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番
1- 1- 0- 7/ 9
11.1%
22.2%
22.2%
65%
47%
13番
0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14番
2- 1- 0- 6/ 9
22.2%
33.3%
33.3%
52%
51%
15番
3- 0- 2- 4/ 9
33.3%
33.3%
55.6%
371%
223%
16番
0- 0- 2- 6/ 8
0.0%
0.0%
25.0%
0%
55%

中山開催の03年を除いた枠番、馬番別成績では、5枠と8枠が好成績で、特に8枠が目立つ。ただ、馬番別では16番に連対がなく、14番が3連対となっている(05年のみ15頭立て、7枠14番が1着)ので、その点は要注意。

■表4 脚質・上がり別成績(中山開催除く)

脚質・上がり
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
逃げ
1-  0-  0-  8/  9
11.1%
11.1%
11.1%
22%
14%
(3角2番手)
2-  1-  0-  7/ 10
20.0%
30.0%
30.0%
223%
76%
先行
3-  4-  6- 22/ 35
8.6%
20.0%
37.1%
70%
105%
中団
5-  3-  3- 43/ 54
9.3%
14.8%
20.4%
44%
49%
後方
0-  2-  0- 41/ 43
0.0%
4.7%
4.7%
0%
8%
3F 1位
4-  3-  1-  4/ 12
33.3%
58.3%
66.7%
120%
118%
3F 2位
3-  2-  0-  2/  7
42.9%
71.4%
71.4%
337%
171%
3F 3位
0-  3-  4-  6/ 13
0.0%
23.1%
53.8%
0%
152%
3F〜5位
1-  1-  1- 11/ 14
7.1%
14.3%
21.4%
74%
80%
3F6位〜
1-  0-  3- 91/ 95
1.1%
1.1%
4.2%
2%
12%
逃先・3F 1位
1- 0- 1- 0/ 2
50.0%
50.0%
100.0%
120%
135%
逃先・3F 2位
2- 1- 0- 0/ 3
66.7%
100.0%
100.0%
743%
306%
逃先・3F 3位
0- 2- 2- 0/ 4
0.0%
50.0%
100.0%
0%
317%
逃先・3F〜5位
0- 1- 1- 0/ 2
0.0%
50.0%
100.0%
0%
395%
逃先・3F6位〜
1- 0- 2-30/33
3.0%
3.0%
9.1%
6%
17%

表4は同じく東京開催における脚質別成績。「先行」や「中団」に好走馬が多く、「逃げ」「後方」は今ひとつに終わっている。そして表の下にある通り、逃げ・先行型でも前半のリードを生かして粘り込む競馬ではやや苦しく、終いまでしっかり脚を使えた馬が良い。

■表5 前走クラス/レース別成績(前走クラスは中央のみ)

前走クラス/レース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1600万下
0-  1-  0-  1/  2
0.0%
50.0%
50.0%
0%
100%
OPEN特別
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
G3
3-  1-  5- 78/ 87
3.4%
4.6%
10.3%
21%
30%
G2
0-  0-  1-  1/  2
0.0%
0.0%
50.0%
0%
140%
G1
3-  1-  1-  7/ 12
25.0%
33.3%
41.7%
47%
66%
中央重賞
6-  2-  7- 86/101
5.9%
7.9%
14.9%
23%
37%
地方競馬
3-  7-  3- 34/ 47
6.4%
21.3%
27.7%
55%
73%
海外
1-  0-  0-  2/  3
33.3%
33.3%
33.3%
116%
50%
JCダート
3- 1- 0- 1/ 5
60.0%
80.0%
80.0%
114%
104%
川崎記念
2- 3- 1-17/23
8.7%
21.7%
26.1%
100%
61%
根岸S
2- 0- 4-47/53
3.8%
3.8%
11.3%
23%
35%
東京大賞典
1- 4- 2- 8/15
6.7%
33.3%
46.7%
20%
135%
平安S
1- 1- 1-22/25
4.0%
8.0%
12.0%
23%
32%
香港C
1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
175%
75%
アレキサンドライトS
0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
0%
100%
阪神牝馬S
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
280%
有馬記念
0- 0- 1- 4/ 5
0.0%
0.0%
20.0%
0%
56%
※前走レースは好走馬輩出レースのみ抽出
※川崎記念取り消しのヴァーミリアンを除くと【1.3.1.17】連対率18.2%

前走クラス・レース別では、中央のG1出走馬か地方競馬出走馬が好成績。特にJCダート、東京大賞典組の好走確率が高く、これに次いで川崎記念組。対して根岸S組や平安S組は、出走馬が多いためにそこそこの好走馬は出ているものの、好走確率はかなり見劣る数字が出ている。

■表6 前走着順別成績

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
前走1着
6- 3- 6-21/36
16.7%
25.0%
41.7%
65%
90%
前走2着
2- 2- 1-18/23
8.7%
17.4%
21.7%
31%
40%
前走3着
1- 2- 0-11/14
7.1%
21.4%
21.4%
147%
64%
前走4着
0- 1- 0-16/17
0.0%
5.9%
5.9%
0%
14%
前走5着
0- 1- 1-11/13
0.0%
7.7%
15.4%
0%
85%
前走6〜9着
0- 1- 0-31/32
0.0%
3.1%
3.1%
0%
6%
前走10着〜
0- 0- 2-19/21
0.0%
0.0%
9.5%
0%
37%

前走の着順では1〜3着馬が、ここでも成績が良い。前走4着以下だった馬は馬券圏内こそあっても1着はない、という過去10年の傾向になっている。

■表7 好走馬の前走着順別G1実績、東京ダート実績

馬名
フェブラリー
前走
G1実績
東京ダート
レース
01 ノボトゥルー
5
1
根岸S
8
1
初出走
【4.2.0.5】
ウイングアロー
2
2
JCダート
4
1
フェブラリーS、JCダート
【3.0.0.0】
トゥザヴィクトリー
4
3
阪神牝馬S
3
1
(芝・オークス2着)
初出走
02 アグネスデジタル
1
1
香港C
1
南部杯ほか
【1.1.1.0】
03 ゴールドアリュール
1
1
東京大賞典
1
1
東京大賞典ほか
(中山開催)
05 メイショウボーラー
1
1
根岸S
1
1
(芝・朝日杯2着)
【1.0.0.0】
ヒシアトラス
6
3
平安S
4
1
初出走
【0.0.0.1】
06 カネヒキリ
1
1
JCダート
1
1
南部杯ほか
【2.1.0.0】
07 ブルーコンコルド
2
2
東京大賞典
3
1
南部杯ほか
【1.0.0.6】
ビッググラス
9
3
根岸S
11
1
初出走
【2.0.0.0】
08 ワイルドワンダー
3
3
根岸S
1
1
南部杯2着
【4.1.0.1】
09 カジノドライヴ
3
2
アレキサンドライト
1
1
(JCダート6着)
初出走
カネヒキリ
1
3
川崎記念
1
1
フェブラリーSほか
【3.1.0.1】
10 エスポワールシチー
1
1
JCダート
1
1
南部杯ほか
【1.0.0.1】
サクセスブロッケン
2
3
東京大賞典
2
1
フェブラリーS
【2.0.0.1】
02 ノボトゥルー
2
3
根岸S
5
2
フェブラリーS
【5.3.0.6】
04 アドマイヤドン
1
1
JCダート
1
2
南部杯ほか
【0.1.0.0】
05 シーキングザダイヤ
5
2
川崎記念
3
2
川崎記念2着
初出走
06 シーキングザダイヤ
2
2
川崎記念
1
2
フェブラリーS2着
【0.2.0.0】
07 サンライズバッカス
3
1
平安S
3
2
ダービーGP2着
【1.1.0.4】
02 トーシンブリザード
4
2
東京大賞典
2
3
ジャパンDダービー
初出走
09 サクセスブロッケン
6
1
川崎記念
2
3
ジャパンDダービー
【1.0.0.0】
10 テスタマッタ
5
2
川崎記念
4
3
ジャパンDダービー
【1.0.0.1】
03 ビワシンセイキ
3
2
平安S
1
4
東京大賞典2着
(中山開催)
イーグルカフェ
4
3
有馬記念
9
14
JCダート
(中山開催)
04 サイレントディール
3
2
東京大賞典
1
7
(芝・ダービー4着)
【1.0.0.1】
スターリングローズ
9
3
根岸S
2
11
JBCスプリント
【1.0.0.2】
06 ユートピア
11
3
東京大賞典
6
5
南部杯ほか
【1.0.0.5】
08 ヴァーミリアン
1
1
川崎記念
JCダートほか
【1.0.0.2】
ブルーコンコルド
7
2
東京大賞典
3
5
南部杯ほか
【1.1.0.7】
※08年ヴァーミリアンは東京大賞典1着→川崎記念取り消し

表7は、過去10年の好走馬を前走着順で分けて、G1実績や東京ダート実績を調べたもの。まず前走1着馬はG1実績不問。しかし前走2着以下になると、できればG1勝ち、悪くてもG1連対は欲しい。前走2着以下でG1連対がなかったサイレントディールは、同じ東京ダート1600mの武蔵野S優勝馬で、ここ2走はG1で2、1番人気だった。そして東京ダートの実績は、前走着順に関わらず、出走経験があれば好走していることが条件で、ヒシアトラス以外はこれに該当する。

【結論】
1番人気が強いフェブラリーS。4〜5歳馬が優勢で、「先行」または「中団」あたりから進められる馬が好成績。前走レースではJCダートからの直行馬、そして東京大賞典、川崎記念とダートG1組の好走確率が高い。また、前走2着以下ならG1連対実績が欲しい。

2010/12/5 阪神11R ジャパンカップダート(G1)1着 3番 トランセンド

今年の登録馬で上位に挙げられるのはトランセンドシルクメビウスの5歳馬2頭。まず10年で7勝をほこる1番人気(表1)に推されるであろうトランセンドは、5歳(表2)、JCダート1着からの直行(表5以下)という点が好材料。JCダート組は連対馬にかぎれば【3.1.0.0】だ。ただし、4頭のうち3頭は東京開催時代のJCダート組。また、1戦着外(表7から減点)の東京で先行し、差し馬と同等の脚を使えるか(表4下部)は問題になる。とはいえ、1〜3番人気で3コーナー2番手以内の馬は【2.1.0.1】(着外も4着)という結果が出ているほか、他馬もデータ的には一長一短のため、まずはこの馬を挙げておきたい。

シルクメビウスも同じ5歳(表2)、そしてJCダートに次ぐ東京大賞典組(表5)。前走5着は、特に1着候補として狙うには気になるが(表6)、G1連対実績馬は2着以下でも好走可能というデータ(表7)。東京ダートはユニコーンS勝ちで問題なく(表7)、脚質(表4)からは逃げよりも中団が優位で、配当妙味を重視される方ならこの馬から入る手もあるだろう。

その他は複数の減点材料を抱える馬が多い。何頭か挙げれば、前走が3着ではなく2着なら条件はクリアしていた4歳のバーディバーディ(表7で例外のサイレントディールと同じ東京ダート1600mの重賞勝ち馬)。6歳以上だが、前走G1組でG1好走のあるフリオーソオーロマイスターメイショウタメトモ。そしてG3組では5歳・セイクリムズンあたりが比較的減点の少ない候補(テスタマッタは本稿執筆時除外対象だが、出走できればこの一角)。ただ、6歳以上の人気薄は好走しても3着までが多く(表2本文)、このうちオーロマイスターとメイショウタメトモは主に「3連」系馬券での穴候補になる。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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