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第467回 速い上がり、遅い上がりに強い騎手、種牡馬を分析する

2011/2/7(月)

今となっては「上がりの競馬」「瞬発力勝負」といった言葉は、予想する際に欠かせないキーワードとなっている感すらある。たとえば、「逃げ馬不在のメンバーでスローペースが予想されるから、瞬発力のある馬を狙おう」といったことは、誰にとっても重要な予想ファクターとなっているはずだ。そこで今回は「上がり3Fタイム」について分析していきたい。具体的には「上がり3Fタイムが速いレースに強い種牡馬は?」や、逆に「上がり3Fタイムが遅いレースで好結果を残している騎手は?」といったことを考えてみよう。集計対象は過去3年(08年2月16日〜11年2月6日)の全芝レース。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 上がり3Fタイム別レース数・年度別比較(芝のみ)

上がり3Fタイム
1990年
2000年
2010年
〜33.9
0
5
76
34.0〜34.9
34
139
472
35.0〜35.9
296
502
701
36.0〜
1377
937
423

2010/5/30 東京10R 東京優駿(G1)1着 1番 エイシンフラッシュ

「上がりの競馬」「瞬発力勝負」の傾向が強まっていると言われるが、それは本当なのだろうか。表1は1990年、2000年、2010年の全芝レースを上がり3Fタイム別で分けたものである(ここで言う上がり3Fタイムとは、出走馬各自のものではなく掲示板などに表示されるレース自体のものを指す。以下同)。この表を見れば、20年前の1990年はもちろん、10年前の2000年と比べても上がり3ハロンのタイムが速くなっているのは明白だ。1990年は上がり3Fタイムが33秒台となった芝レースはゼロ、2000年でも5レースのみだったのだが、昨年の2010年は76レース。10年前の2000年に比べて15倍以上の数に増えている。その象徴的なレースとして挙げられるのがダービーで、レース自体の上がり3Fが33秒4。勝ったエイシンフラッシュに至っては32秒7の脚を使っており、20年前には想像もできないほどの究極の上がりを要求されるレースだったことがわかる。また、1990年の段階では、上がり3Fが34秒台となったのも34レースのみだったのだが、36秒台以上のレースが1377と80%以上を占めていた。2010年に上がり3Fが36秒台以上となった芝レースは423と、20年前に比べて3分の1以下に減少し、35秒台以下の芝レースが全体の約75%の割合となっている。上がりのかかる芝レースは激減し、勝つためには逃げても35秒台にまとめなくてはならないし、後方から差して勝つには34秒台の脚が使えることが必須の時代、と言えるのではないだろうか。

■表2 上がり3Fタイム34秒9以下の芝レース・騎手別成績(勝率順)

騎手
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
デムーロ
18-  7-  8- 53/ 86
20.9%
29.1%
38.4%
152%
102%
横山典弘
52- 24- 26-173/275
18.9%
27.6%
37.1%
84%
79%
安藤勝己
38- 37- 34-118/227
16.7%
33.0%
48.0%
53%
86%
武豊
59- 55- 40-221/375
15.7%
30.4%
41.1%
54%
71%
藤田伸二
50- 42- 31-201/324
15.4%
28.4%
38.0%
98%
92%
福永祐一
64- 46- 58-309/477
13.4%
23.1%
35.2%
59%
85%
蛯名正義
58- 53- 36-296/443
13.1%
25.1%
33.2%
97%
89%
松岡正海
61- 47- 44-315/467
13.1%
23.1%
32.5%
97%
78%
内田博幸
65- 56- 55-340/516
12.6%
23.4%
34.1%
67%
72%
ルメール
12- 13-  8- 66/ 99
12.1%
25.3%
33.3%
75%
81%
岩田康誠
48- 57- 48-254/407
11.8%
25.8%
37.6%
70%
84%
川田将雅
39- 37- 33-258/367
10.6%
20.7%
29.7%
63%
69%
四位洋文
25- 25- 20-166/236
10.6%
21.2%
29.7%
257%
109%
池添謙一
31- 29- 34-207/301
10.3%
19.9%
31.2%
109%
90%
柴田善臣
42- 41- 31-299/413
10.2%
20.1%
27.6%
72%
93%
後藤浩輝
44- 48- 38-310/440
10.0%
20.9%
29.5%
69%
72%
藤岡佑介
30- 20- 33-252/335
9.0%
14.9%
24.8%
64%
77%
吉田隼人
30- 12- 20-280/342
8.8%
12.3%
18.1%
68%
60%
佐藤哲三
22- 25- 28-184/259
8.5%
18.1%
29.0%
42%
96%
中舘英二
27- 19- 21-252/319
8.5%
14.4%
21.0%
52%
51%
北村友一
18- 15- 11-171/215
8.4%
15.3%
20.5%
85%
72%
浜中俊
33- 28- 26-309/396
8.3%
15.4%
22.0%
85%
66%
北村宏司
34- 36- 41-311/422
8.1%
16.6%
26.3%
79%
98%
田中勝春
33- 39- 28-324/424
7.8%
17.0%
23.6%
63%
88%
芹沢純一
7-  2-  3- 80/ 92
7.6%
9.8%
13.0%
94%
47%
小牧太
28- 24- 29-302/383
7.3%
13.6%
21.1%
74%
63%
丸田恭介
12- 13- 11-129/165
7.3%
15.2%
21.8%
91%
70%
的場勇人
11-  9- 10-124/154
7.1%
13.0%
19.5%
78%
75%
川島信二
10-  7-  9-114/140
7.1%
12.1%
18.6%
57%
54%
三浦皇成
20- 29- 29-216/294
6.8%
16.7%
26.5%
39%
78%
※騎乗50回以上

「上がりの速いレース」を一概に定義するのは難しい面もあるが、ここではレースの上がり3Fタイムが34秒9以下となった芝レースを「上がりの速いレース」とすることにしよう。では、そうしたレースで好成績を残している騎手とは誰か。言い換えれば、速い上がりの脚を上手に引き出す騎手は誰かを探っていきたい。

表2は、過去3年、上がり3Fタイムが34秒9以下となった芝レースの騎手別成績を勝率順で示したもの(騎乗50回以上)。唯一、勝率20%台をマークしたのが、イタリアの名手ミルコ・デムーロ騎手。デムーロ騎手の場合、2、3着数に比べて1着数が明らかに多いのが特徴となっている。競馬では、1着と2着以下では雲泥の差があるのはみなさんもご存じのとおり。脚を溜めて速い上がりを引き出したとしても、結局1着に届かなければその価値は半減してしまうが、デムーロ騎手はその点で非常に優秀だ。勝率18.9%で2位の横山典弘騎手にも似たような傾向があり、この両者は騎乗馬から速い上がりをうまく引き出し、なおかつ勝利につなげられる騎手だと言えるだろう。この2騎手ほどではないが、藤田伸二騎手、福永祐一騎手、松岡正海騎手、内田博幸騎手なども、2、3着より1着が多い騎手として挙げることができる。

■表3 上がり3Fタイム34秒9以下の芝レース・種牡馬別成績(勝率順)

種牡馬
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
ディープインパクト
27- 18- 12- 43/100
27.0%
45.0%
57.0%
60%
77%
コロナドズクエスト
13-  6-  3- 66/ 88
14.8%
21.6%
25.0%
153%
74%
Rock of Gibraltar
9-  8-  6- 43/ 66
13.6%
25.8%
34.8%
84%
89%
キングカメハメハ
72- 61- 46-370/549
13.1%
24.2%
32.6%
95%
97%
ゼンノロブロイ
21- 20- 14-119/174
12.1%
23.6%
31.6%
65%
76%
アグネスタキオン
81- 73- 62-491/707
11.5%
21.8%
30.6%
67%
77%
ファルブラヴ
21- 12- 16-144/193
10.9%
17.1%
25.4%
56%
87%
ホワイトマズル
28- 23- 21-200/272
10.3%
18.8%
26.5%
65%
86%
タイキシャトル
39- 33- 30-291/393
9.9%
18.3%
26.0%
105%
88%
マンハッタンカフェ
59- 49- 48-442/598
9.9%
18.1%
26.1%
58%
86%
フレンチデピュティ
27- 24- 19-207/277
9.7%
18.4%
25.3%
80%
80%
ネオユニヴァース
33- 41- 27-256/357
9.2%
20.7%
28.3%
50%
62%
サクラバクシンオー
70- 53- 40-596/759
9.2%
16.2%
21.5%
91%
73%
アフリート
12-  8-  7-104/131
9.2%
15.3%
20.6%
338%
99%
スペシャルウィーク
58- 59- 48-476/641
9.0%
18.3%
25.7%
65%
81%
オペラハウス
19- 11- 17-163/210
9.0%
14.3%
22.4%
74%
74%
クロフネ
35- 35- 28-289/387
9.0%
18.1%
25.3%
107%
89%
サッカーボーイ
7-  3-  8- 60/ 78
9.0%
12.8%
23.1%
84%
60%
エアジハード
6-  1-  2- 61/ 70
8.6%
10.0%
12.9%
160%
72%
シンボリクリスエス
47- 49- 56-398/550
8.5%
17.5%
27.6%
53%
64%
アドマイヤベガ
23- 22- 18-212/275
8.4%
16.4%
22.9%
79%
77%
メジロライアン
11-  8-  4-110/133
8.3%
14.3%
17.3%
146%
75%
フジキセキ
52- 48- 60-471/631
8.2%
15.8%
25.4%
66%
93%
スウェプトオーヴァーボード
17- 18- 16-168/219
7.8%
16.0%
23.3%
130%
79%
グラスワンダー
26- 23- 39-249/337
7.7%
14.5%
26.1%
99%
127%
スキャン
5-  2-  2- 56/ 65
7.7%
10.8%
13.8%
138%
73%
ゴールドアリュール
12- 15- 11-123/161
7.5%
16.8%
23.6%
52%
77%
ダンスインザダーク
58- 59- 74-626/817
7.1%
14.3%
23.4%
53%
78%
サクラプレジデント
9- 10-  8-101/128
7.0%
14.8%
21.1%
23%
74%
デュランダル
9- 13- 14- 93/129
7.0%
17.1%
27.9%
21%
90%
※出走50回以上

瞬発力に影響を与えるものといえば、血統を思い浮かべる人も多いはずだ。表3は過去3年、上がり3Fタイムが34秒9以下となった芝レースの種牡馬別成績を勝率順で示したものである(出走50回以上)。集計する前は、サンデーサイレンスの後継種牡馬たちが上位を占めるのかとも思っていたのだが、勝率上位を独占というほどではなかった。とはいえ、トップとなったのはサンデーサイレンス晩年の傑作であるディープインパクト。まだ出走回数が少ないぶん有利な面もあるのだろうが、勝率27.0%はダントツの数字。現役時代に日本で出走した13戦ですべてメンバー中1位の上がりをマークしたものだが、その資質をしっかりと産駒に伝えている。2位はコロナドズクエスト。ダート戦のイメージも強い種牡馬だが、豊富なスピードを活かして速い上がりにも対応しているようだ。3位のRock of Gibraltarは、日本で種付けした産駒を除いて、持ち込み馬や外国産馬によるもの。4位には2010年のリーディング種牡馬であるキングカメハメハが入った。

■表4 上がり3Fタイム36秒0以上の芝レース・騎手別成績(勝率順)

騎手
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
安藤勝己
39- 21- 30-121/211
18.5%
28.4%
42.7%
127%
87%
武豊
35- 18- 24-118/195
17.9%
27.2%
39.5%
79%
71%
横山典弘
50- 35- 31-224/340
14.7%
25.0%
34.1%
86%
77%
内田博幸
51- 33- 41-229/354
14.4%
23.7%
35.3%
71%
71%
岩田康誠
35- 31- 26-168/260
13.5%
25.4%
35.4%
71%
92%
四位洋文
28- 13- 23-155/219
12.8%
18.7%
29.2%
81%
73%
蛯名正義
41- 35- 29-219/324
12.7%
23.5%
32.4%
111%
96%
松岡正海
43- 33- 25-245/346
12.4%
22.0%
29.2%
136%
83%
藤田伸二
41- 33- 29-242/345
11.9%
21.4%
29.9%
68%
74%
川田将雅
29- 26- 25-170/250
11.6%
22.0%
32.0%
131%
105%
北村友一
37- 21- 21-262/341
10.9%
17.0%
23.2%
145%
78%
藤岡佑介
30- 29- 31-195/285
10.5%
20.7%
31.6%
185%
119%
後藤浩輝
34- 29- 38-234/335
10.1%
18.8%
30.1%
48%
92%
和田竜二
29- 31- 17-218/295
9.8%
20.3%
26.1%
56%
75%
柴田善臣
29- 22- 27-223/301
9.6%
16.9%
25.9%
111%
77%
福永祐一
25- 32- 37-169/263
9.5%
21.7%
35.7%
72%
92%
戸崎圭太
9-  9-  7- 80/105
8.6%
17.1%
23.8%
82%
94%
中舘英二
38- 38- 28-342/446
8.5%
17.0%
23.3%
58%
73%
浜中俊
23- 24- 23-201/271
8.5%
17.3%
25.8%
55%
95%
吉田隼人
30- 29- 23-283/365
8.2%
16.2%
22.5%
84%
83%
飯田祐史
6-  5-  8- 54/ 73
8.2%
15.1%
26.0%
472%
201%
鮫島良太
19- 18- 15-182/234
8.1%
15.8%
22.2%
76%
71%
三浦皇成
33- 33- 30-319/415
8.0%
15.9%
23.1%
50%
64%
田中勝春
24- 29- 34-216/303
7.9%
17.5%
28.7%
57%
90%
池添謙一
22- 31- 27-201/281
7.8%
18.9%
28.5%
68%
96%
太宰啓介
24- 13- 28-244/309
7.8%
12.0%
21.0%
84%
136%
田嶋翔
5-  4-  3- 55/ 67
7.5%
13.4%
17.9%
60%
77%
国分恭介
12- 13-  9-127/161
7.5%
15.5%
21.1%
67%
85%
小牧太
17- 20- 18-174/229
7.4%
16.2%
24.0%
84%
86%
佐藤哲三
13- 20- 23-124/180
7.2%
18.3%
31.1%
92%
86%
※騎乗50回以上

今度は逆に、上がり3Fタイムが36秒0以上となった芝レースについて見ていこう。いわゆる「上がりがかかったレース」で、前半ハイペースのバテ比べ、持久力勝負という側面が強くなってくる。そうしたレースでの騎手別成績を勝率順に示したものが表4である。勝率18.5%でトップに立ったのが安藤勝己騎手。ご存じのように安藤勝騎手は笠松競馬出身でダート戦を主戦場に戦っていた。ダート戦は総じて芝よりも上がりタイムがかかり、バテ比べ、持久力勝負という色が濃くなる。そうした経験が、上がりのかかる芝レースでも活きるのではないだろうか。同じく地方競馬出身の内田博幸騎手(4位)、岩田康誠騎手(5位)も、34秒9以下の勝率順に比べると順位を大きく上げている。

■表5 上がり3Fタイム36秒0以上の芝レース・種牡馬別成績(勝率順)

種牡馬
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回率
複回率
ゼンノロブロイ
18- 10- 17-109/154
11.7%
18.2%
29.2%
208%
83%
メイショウオウドウ
11-  7- 10- 69/ 97
11.3%
18.6%
28.9%
488%
205%
キングカメハメハ
54- 38- 41-353/486
11.1%
18.9%
27.4%
88%
90%
マンハッタンカフェ
67- 45- 54-474/640
10.5%
17.5%
25.9%
116%
91%
ウォーエンブレム
9-  8-  8- 62/ 87
10.3%
19.5%
28.7%
51%
123%
エアジハード
6-  7-  3- 42/ 58
10.3%
22.4%
27.6%
112%
105%
スターオブコジーン
13-  4-  7-103/127
10.2%
13.4%
18.9%
249%
145%
ジャングルポケット
50- 35- 45-384/514
9.7%
16.5%
25.3%
125%
113%
グラスワンダー
39- 30- 26-311/406
9.6%
17.0%
23.4%
120%
85%
バゴ
5-  3-  6- 39/ 53
9.4%
15.1%
26.4%
75%
76%
ステイゴールド
49- 46- 29-407/531
9.2%
17.9%
23.4%
153%
97%
タイキシャトル
30- 21- 27-250/328
9.1%
15.5%
23.8%
112%
85%
サクラバクシンオー
38- 37- 30-311/416
9.1%
18.0%
25.2%
88%
83%
アグネスタキオン
59- 56- 66-473/654
9.0%
17.6%
27.7%
55%
73%
ムタファーウエク
7-  5-  5- 62/ 79
8.9%
15.2%
21.5%
175%
177%
エイシンサンディ
8-  4-  3- 78/ 93
8.6%
12.9%
16.1%
92%
70%
タニノギムレット
39- 31- 27-357/454
8.6%
15.4%
21.4%
84%
85%
アドマイヤコジーン
12-  6-  7-116/141
8.5%
12.8%
17.7%
174%
60%
アドマイヤマックス
5-  5-  3- 48/ 61
8.2%
16.4%
21.3%
317%
109%
ネオユニヴァース
35- 27- 27-340/429
8.2%
14.5%
20.7%
47%
48%
クロフネ
31- 39- 26-284/380
8.2%
18.4%
25.3%
63%
89%
シンボリクリスエス
55- 63- 49-514/681
8.1%
17.3%
24.5%
81%
85%
ファルブラヴ
14-  7- 18-137/176
8.0%
11.9%
22.2%
83%
88%
エルコンドルパサー
8-  2- 15- 76/101
7.9%
9.9%
24.8%
204%
141%
フレンチデピュティ
18- 13- 16-181/228
7.9%
13.6%
20.6%
55%
96%
フジキセキ
36- 38- 31-354/459
7.8%
16.1%
22.9%
127%
86%
マーベラスサンデー
27- 31- 34-254/346
7.8%
16.8%
26.6%
65%
101%
デザートキング
4-  4-  2- 42/ 52
7.7%
15.4%
19.2%
44%
58%
ブラックタキシード
6-  7-  4- 63/ 80
7.5%
16.3%
21.3%
85%
107%
ロージズインメイ
11- 18- 12-106/147
7.5%
19.7%
27.9%
131%
101%
※出走50回以上

騎手に関しては、上がりタイムに関わらず上位人気馬に騎乗する機会の多い騎手がいずれにせよ高い勝率をマークするのは仕方ないところだが、種牡馬ではラインナップが大きく変わった印象だ。上がり3Fタイムが36秒0以上となった芝レースでもっとも高い勝率をマークしたのはゼンノロブロイ。上がり34秒9以下の勝率順でも5位に入っており、数いるサンデーサイレンス系種牡馬のなかでも対応力に優れたタイプと言えそうだ。2位にはサンデーサイレンス系ながらややマイナーな存在のメイショウオウドウが入った。単勝回収率は500%に迫っており、上がりのかかる芝レースでは一発を秘めた種牡馬だ。3位のキングカメハメハは上がり34秒9以下の勝率順でも4位と、この馬も対応力に優れたところを見せている。また、6位エアジハード、7位スターオブコジーン、8位ジャングルポケット、10位バゴとナスルーラ系の種牡馬がトップ10に4頭入ったのも大きな特徴だ。34秒9以下の勝率順ではサクラバクシンオーの13位が最高と、速い上がりにはあまり適性を見せていなかった。上がりがかかってナスルーラ系種牡馬が台頭する展開を想定しておきたい。

ライタープロフィール

出川塁(でがわ るい)

1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。

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