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第466回 好メンバーが集結! 東京新聞杯を占う!

2011/2/3(木)

今週末も3重賞が組まれている。日曜日には東京競馬場で東京新聞杯が行われる。安田記念へ向けての注目の一戦。今年は昨年のマイルCSで好走したダノンヨーヨーやゴールスキー、先月の京都金杯を制したシルポートなど、この時期の重賞としては異例の好メンバーが揃いそうだ。昨年よりも1週繰り下がって行われることになるが、過去10年(中山開催時も含める)の東京新聞杯を分析。今年の有力馬を占っていきたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 東京新聞杯人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収値
複回収値
1番人気 2-  3-  1-  4/ 10
20.0%
50.0%
60.0%
44
85
2番人気 1-  2-  2-  5/ 10
10.0%
30.0%
50.0%
45
86
3番人気 1-  0-  0-  9/ 10
10.0%
10.0%
10.0%
82
23
4番人気 1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
55
45
5番人気 1-  1-  1-  7/ 10
10.0%
20.0%
30.0%
117
109
6番人気 1-  0-  3-  6/ 10
10.0%
10.0%
40.0%
102
126
7番人気 1-  1-  0-  8/ 10
10.0%
20.0%
20.0%
137
66
8番人気 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
9番人気 0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0
140
10番人気 1-  0-  0-  9/ 10
10.0%
10.0%
10.0%
448
106
11番人気 1-  0-  0-  9/ 10
10.0%
10.0%
10.0%
518
91
12番人気 0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0
220
13番人気 0-  1-  0-  8/  9
0.0%
11.1%
11.1%
0
217
14番人気 0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
15番人気 0-  1-  0-  5/  6
0.0%
16.7%
16.7%
0
255
16番人気 0-  0-  0-  4/  4
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

まず、上の表1は過去10年の東京新聞杯の人気別成績。優勝馬は1番人気から7番人気までまんべんなく出現。10番人気と11番人気の優勝馬も出ている。3着馬まで含めると、15番人気まで出現。シンガリの16番人気と8番人気、14番人気以外はすべての人気で馬券圏内の馬が出ており波乱含み。掴みどころがないレースという印象だ。そんな中でも1番人気の成績は【2.3.1.4】。目立つ数字ではないが連対率は50%、複勝率は60%とトップだ。そこで1番人気馬に関してもう少し掘り下げてみる。

■表2 東京新聞杯1番人気成績(過去10年)

馬名
性齢
斤量
着順
馬場
前走成績
10年 トライアンフマーチ
牡4
55
2
キャピタルS1着
09年 タマモサポート
牡6
57
6
不良
京都金杯1着
08年 カンパニー
牡7
58
4
マイルCS5着
07年 スズカフェニックス
牡5
56
1
京都金杯5着
06年 インセンティブガイ
牡5
55
3
初富士S1着
05年 ハットトリック
牡4
56
1
京都金杯1着
04年 サイドワインダー
牡6
58
4
京都金杯2着
03年 ローエングリン
牡4
57
2
ディセンバーS1着
02年 ゴッドオブチャンス
牡4
54
8
不良
京都金杯2着
01年 シンコウエドワード
牡6
55
2
稍重
ニューイヤーS2着

上の表2は過去10年の東京新聞杯1番人気馬。馬券圏外に敗れた馬は4頭おり、その内のタマモサポート(09年)、ゴッドオブチャンス(02年)は不良馬場での一戦だった。ともに前走京都金杯で連対を果たしており、力不足での敗戦とは考えにくい。だからと言って道悪が直接の敗因とは断言できないが、気になる事実ではある。馬券圏外に敗れた残りの2頭は、カンパニー(08年)とサイドワインダー(04年)。こちらはともに斤量が58キロだったという共通項がある。となると、道悪と斤量面で事情があったケースを除くと、1番人気は【2.3.1.0】。複勝率100%なのだ。

■表3 東京新聞杯2番人気成績(過去10年)

馬名
性齢
斤量
着順
馬場
前走成績
10年 レッドスパーダ
牡4
55
1
ニューイヤーS1着
09年 ローレルゲレイロ
牡5
57
13
不良
香港スプリント8着
08年 エイシンデピュティ
牡6
58
7
京都金杯1着
07年 エアシェイディ
牡6
57
2
キャピタルS1着
06年 オレハマッテルゼ
牡6
56
2
京都金杯9着
05年 アサクサデンエン
牡6
55
4
ニューイヤーS2着
04年 シベリアンホーク
牡4
55
6
京都金杯7着
03年 グラスワールド
牡7
57
5
京都金杯2着
02年 ダービーレグノ
牡4
54
3
不良
京都金杯4着
01年 スティンガー
牝5
58
3
稍重
阪神牝馬特別10着

続いて同じように2番人気馬を見ていく(表3)。こちらも馬場と斤量の影響が少なからずあるかもしれない。09年はローレルゲレイロが不良馬場で13着に惨敗。08年エイシンデピュティは前走京都金杯1着での参戦だったが、7着に敗れた。当時の斤量は58キロ。01年スティンガーは3着に入ったが、牝馬では酷量の58キロ。やはり57キロ(牝馬は55キロ)を超える斤量を背負わされる場合は、実力馬でも苦戦する傾向があるようだ。逆に言うと、57キロ以下で当日道悪にならなければ1、2番人気に支持された馬は案外信頼できるのだ。

次からは3番人気以下で、東京新聞杯で好走した馬を前走成績により3つのパターンにわけて見ていくことにする。

■表4 3番人気以下の東京新聞杯好走馬(1)

着順
人気
馬場
馬名
前走成績
10年
3
6
エーシンフォワード ニューイヤーS2着
06年
1
11
フジサイレンス ニューイヤーS3着
03年
3
6
カオリジョバンニ ニューイヤーS2着
01年
1
4
稍重
チェックメイト ニューイヤーS1着

まずは昨年3着エーシンフォワードのようなパターン(表4)。前走ニューイヤーS好走馬だ。基本的には同レース連対馬がベストだが、06年1着フジサイレンスは同レース3着馬。このレースでは11番人気で優勝を果たし、大穴を演出した。

■表5 3番人気以下の東京新聞杯好走馬(2)

着順
人気
馬場
馬名
前走成績
09年
1
5
不良
アブソリュート クリスマスS1着
04年
1
7
ウインラディウス 白秋S1着
2
5
クラフトワーク テレビ静岡賞1着
03年
1
3
ボールドブライアン 石清水S1着

もうひとつのパターンは前走1600万クラスを勝ったばかりの昇級馬。09年1着アブソリュートを含め4頭がいる。前走1600万クラス組はトータルで【3.1.1.7】で連対率33.3%。これ以上の条件の分類はやや難しいが、成績はなかなかいい。

■表6 3番人気以下の東京新聞杯好走馬(3)

着順
人気
馬場
馬名
前走成績
2走前成績
備考
09年
2
15
不良
キャプテンベガ ファイナルS6着 鳴尾記念6着 朝日CC3着
3
9
不良
スマイルジャック マイルCS11着 菊花賞16着 日本ダービー2着
08年
2
13
リキッドノーツ 京都金杯12着 冬至S1着  
3
12
タマモサポート 中日新聞杯8着 福島記念7着 ラジオNIKKEI賞1着
07年
3
5
イースター 中山金杯14着 ディセンバーS1着  
05年
2
7
キネティクス 京都金杯4着 キャピタルS1着  
3
4
グレイトジャーニー 有馬記念13着 京阪杯5着 シンザン記念1着
04年
3
6
キスミーテンダー 京王杯SC2着 マイラーズC2着  
02年
1
10
不良
アドマイヤコジーン 函館スプリントS12着 UHB杯7着 朝日杯3歳S1着
2
9
不良
ディヴァインライト 福島記念9着 福島民友C7着 高松宮記念2着

最後のパターンは上の表6。それぞれの共通項を探したというよりは、これまでのパターン以外ということになっている。よって該当馬は10頭いる。そのうちキャプテンベガを除く9頭は前走重賞組。05年3着グレイトジャーニーのように距離も相手が全く違う有馬記念のようなレースからの参戦だと、巻き返しを警戒するのは当然。アドマイヤコジーンのように前走がスプリント戦の場合も同様だろう。しかも、スマイルジャックやディヴァインライトは過去にG1で連対の実績。これぐらいの実績がある馬に関しては、前走芝1600mと大きくかけ離れた条件で負けていてもあまり気にする必要がないと言えるだろう。

一方で、08年2着リキッドノーツのように近い条件(前走京都金杯)で惨敗していると、買いにくくなる。当日13番人気だったのも仕方がないか。ただ、同馬は2走前冬至Sで1着。05年2着キネティクスも前走京都金杯4着だったが、2走前のキャピタルSは1着。この手のタイプは警戒しておきたい。

【結論】
それでは今年の東京新聞杯を占っていこう。出走予定馬は下の表7のとおり。

■表7 今年の東京新聞杯出走予定馬

順位
馬名
性齢
斤量
前走成績
2走前成績
備考
1
ショウワモダン
牡7
60
マイルCS17着 天皇賞(秋)16着 安田記念1着
2
シルポート
牡6
58
京都金杯1着 ファイナルS1着  
3
ダノンヨーヨー
牡5
57
マイルCS2着 富士S1着  
4
スマイルジャック
牡6
57
マイルCS6着 天皇賞(秋)8着 安田記念3着
5
バトルバニヤン
牡7
57
京都金杯10着 中日新聞杯5着  
6
ファイアーフロート
牡5
56
京成杯AH1着 長岡S1着  
7
マイネルレーニア
牡7
57
スワンS14着 ポートアイランドS5着  
8
カウアイレーン
牝5
54
ターコイズS1着 ユートピアS5着  
9
ゴールスキー
牡4
56
阪神C5着 マイルCS3着  
10
フラガラッハ
牡4
56
紅葉S1着 1000万1着  
11
ネオヴァンドーム
牡4
56
京都金杯5着 菊花賞13着  
12
リクエストソング
牡5
56
京都金杯11着 尼崎S1着  
13
キャプテンベガ
牡8
56
アイルランドT9着 京成杯AH12着  
14
ダノンムロー
セ7
56
ラピスラズリS12着 スワンS12着  
15
キングストリート
牡5
56
ニューイヤーS5着 ファイナルS3着  
16
ゼットフラッシュ
牡8
56
淀短距離S7着 アンコールS18着  
※フルゲート16頭。オーシャンエイプスほか1頭が登録。

2010/10/23 東京11R 富士ステークス(G3)1着 9番 ダノンヨーヨー

冒頭に述べたように今年の東京新聞杯は好メンバー。前年のマイルCS上位馬が揃って出走してくるケースはめずらしく、ダノンヨーヨーゴールスキーに注目が集まるだろうし、当日1、2番人気に支持される可能性が高いと予想する。ダノンヨーヨーは昨年の富士S優勝馬で今回と同じ条件を経験済み。それでいながら斤量57キロで出走できる点は有利だ。ゴールスキーは前走阪神Cで5着に敗退したが、まだ賞金を稼いでおらず56キロで出走できる。それでも当日道悪になってしまえば、これまでの検証データが無意味になってしまう。が、今のところの天気予報では良馬場でレースができる可能性が高そう。よって、この両馬が上位人気に支持された場合、今のところ最有力と見てみたい。

一方、不安材料があるのがシルポート。前走京都金杯を鮮やかに逃げ切り、重賞初制覇を成し遂げたが、その分、今回斤量58キロ。エイシンデピュティら後のG1馬でも負けているので、苦しい戦いになるかもしれない。

その他の有力馬を見ていこう。好ステップのニューイヤーS組だが、今年は上位馬が不在。前走1600万クラスからの昇級馬はフラガラッハ。連勝中でもあり注目したいところだ。あとは、過去にG1で好走実績があり、前走重賞敗退している馬は、ショウワモダンとスマイルジャック。だが、ショウワモダンは斤量が60キロ。よって、斤量57キロの後者スマイルジャックのみを有力視したい。ファイアーフロートは休み明けだが、前走京成杯AH1着。04年3着キスミーテンダーは休み明けで好走しており、同馬も軽視できない。穴ではリクエストソング。前走京都金杯11着だが、2走前尼崎Sで1着。激走の可能性を少し考えておきたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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