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第464回 今年も愛知杯組が優勢!?京都牝馬Sを分析!

2011/1/27(木)

今週末はG1に向けた重要なステップレースが2つ。土曜日には高松宮記念と同じ距離で行われるシルクロードS、日曜日にはフェブラリーSと同じ競馬場で行われる根岸Sが組まれている。今回、分析する京都牝馬SはG1に直結するわけではないものの、春のヴィクトリアMと同じマイル戦で、同競走を占う意味でも重要な一戦といえるだろう。実際、昨年の勝ち馬ヒカルアマランサスはヴィクトリアMで2着に好走。今年もこのレースからヴィクトリアMの好走馬が出ても不思議ではない。早速、過去10年のデータを基に分析していこう。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気 2-  0-  2-  6/ 10
20.0%
20.0%
40.0%
53%
59%
2番人気 2-  2-  2-  4/ 10
20.0%
40.0%
60.0%
71%
108%
3番人気 0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
39%
4番人気 3-  0-  1-  6/ 10
30.0%
30.0%
40.0%
230%
107%
5番人気 1-  2-  1-  6/ 10
10.0%
30.0%
40.0%
102%
126%
6番人気 1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
121%
85%
7番人気 0-  2-  0-  8/ 10
0.0%
20.0%
20.0%
0%
73%
8番人気 1-  1-  0-  8/ 10
10.0%
20.0%
20.0%
251%
77%
9番人気 0-  2-  0-  8/ 10
0.0%
20.0%
20.0%
0%
133%
10番人気 0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
86%
11番人気 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番人気 0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番人気 0-  0-  1-  8/  9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
122%
14番人気 0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気 0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気 0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

始めに人気別成績をまとめたのが表1。まず1番人気で勝利したのは、07年ディアデラノビア、10年ヒカルアマランサスの2頭。2着はなく、3着が2回あるのみで、成績はいまひとつだ。全体的にはガチガチの決着こそないものの、大波乱もなく、馬連でいうと10〜30倍台の決着が多い。10番人気以下で好走したのは、03年2着マイネアイル、同年3着ギャンブルローズ。04年以降は、一桁人気の馬しか好走していない

■表2 斤量別成績

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
増減無し 2-  2-  1- 29/ 34
5.9%
11.8%
14.7%
29%
35%
斤量増 3-  4-  5- 55/ 67
4.5%
10.4%
17.9%
42%
65%
斤量減 5-  5-  3- 35/ 48
10.4%
20.8%
27.1%
92%
91%

表2は斤量別成績で、前走斤量と今回の斤量を比較したもの。成績が優秀なのは、斤量減の馬。勝率10.4%、連対率20.8%、複勝率27.1%は「増減なし」、「斤量増」と比べても明らかに優秀な数字である。また単・複回収率も90%台の高い数字をマークしており、斤量減の馬は積極的に狙いたい。

■表3 間隔別成績

間隔
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
連闘
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
中1週
0- 1- 1-17/19
0.0%
5.3%
10.5%
0%
30%
中2週
2- 3- 1-24/30
6.7%
16.7%
20.0%
57%
93%
中3週
0- 0- 1- 7/ 8
0.0%
0.0%
12.5%
0%
137%
中4〜8週
8- 7- 6-59/80
10.0%
18.8%
26.3%
81%
69%
中9週〜半年
0- 0- 0- 9/ 9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
半年以上
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

次に間隔別成績(表3参照)を見ると、好走馬30頭中27頭は中2週か中4〜8週となっている。この間隔からの出走馬は多いので、同間隔だけで買いとはいえないが、中1週以下と中9週以上は割り引きが必要。中1週以下は2着1回3着1回があるのみで、中9週以上になると好走馬は1頭もいない。

■表4 前走着順別成績

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
前走1着 3- 3- 4-20/30
10.0%
20.0%
33.3%
130%
95%
前走2着 2- 2- 1- 8/13
15.4%
30.8%
38.5%
145%
98%
前走3着 2- 1- 0-11/14
14.3%
21.4%
21.4%
75%
87%
前走4着 1- 0- 0- 9/10
10.0%
10.0%
10.0%
33%
14%
前走5着 1- 1- 0- 6/ 8
12.5%
25.0%
25.0%
113%
98%
前走6〜9着 1- 3- 2-32/38
2.6%
10.5%
15.8%
5%
59%
前走10着以下 0- 1- 2-32/35
0.0%
2.9%
8.6%
0%
42%

前走着順別成績(表4参照)では、単純に前走着順のいい馬が優秀。特に前走1、2着馬から好走馬の半数が出ている。複勝率は30%以上をマークしており、単・複回収率も優秀な成績だ。逆に前走大敗馬は不振で、前走10着以下から好走したのはわずか3頭。好走率は低く、軽視した方がいいだろう。

■表5 前走距離別成績

前走距離
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1200m以下 0-  1-  1- 13/ 15
0.0%
6.7%
13.3%
0%
38%
1400m 0-  1-  2-  9/ 12
0.0%
8.3%
25.0%
0%
114%
1600m 6-  7-  6- 59/ 78
7.7%
16.7%
24.4%
79%
86%
1700m 0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
1800m 0-  1-  0- 17/ 18
0.0%
5.6%
5.6%
0%
10%
2000m 4-  1-  0- 17/ 22
18.2%
22.7%
22.7%
94%
52%
2100m以上 0-  0-  0-  3/  3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

前走距離別成績(表5参照)では、好走馬30頭中24頭が1600mか2000m。確かに同距離からの出走馬は多いが、勝ち馬はすべて1600mか2000mだった。1400mは悪くないものの、勝ち馬は1頭も出ていない。成績が明らかに悪いのは、芝1200m以下、1800m、2100m以上。3つの距離を合わせても、好走馬は3頭しかいない。

■表6 前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1000万下
0-  0-  1- 13/ 14
0.0%
0.0%
7.1%
0%
24%
1600万下
3-  3-  1- 13/ 20
15.0%
30.0%
35.0%
195%
148%
OPEN特別
0-  3-  4- 27/ 34
0.0%
8.8%
20.6%
0%
54%
G3
4-  3-  1- 37/ 45
8.9%
15.6%
17.8%
58%
78%
G2
2-  2-  2- 24/ 30
6.7%
13.3%
20.0%
53%
42%
G1
1-  0-  0-  5/  6
16.7%
16.7%
16.7%
33%
20%

表6は前走クラス別成績で、優秀なのは1600万下組。勝率15.0%、連対率30.0%、複勝率35.0%はクラス別で最も優秀な数字で、単・複回収率は100%を超えている。近年でいえば、08年2着ザレマ、10年2着ベストロケーションが同組だった。ただし、格下馬が通用するといっても、1000万下からは3着が1回あるのみ。好走したのは01年3着エアトゥーレで、同馬は4番人気に支持されるほどの素質馬だった。意外なのはG1組が苦戦していること。好走馬は07年1着ディアデラノビアのみで、同馬の前走は香港C。国内のG1に限ると、5頭が出走して、全馬が5着以下に敗れている。

■表7 愛知杯組の好走馬(07年以降)

着順
人気
馬名
前走着順
前走人気
備考
10年
1
1
ヒカルアマランサス
4着
3番人気
前走上がり1位
09年
1
6
チェレブリタ
2着
14番人気
前走上がり1位
2
7
レインダンス
7着
2番人気
秋華賞2着
08年
1
2
アドマイヤキッス
3着
1番人気
桜花賞2着

京都牝馬Sは06年まで阪神牝馬S組からの好走馬が多かったが、06年にヴィクトリアMが新設されたことによって阪神牝馬Sは4月に移動。それにより、同レースに出走する馬の臨戦過程も07年を境に大きく変化している。07年以降を見ると、好走馬12頭中7頭が前走愛知杯組かターコイズS組。近年はこの2レースが重要なカギを握っている。そこでここからは愛知杯組とターコイズS組の好走馬の特徴を見ていきたい。

まず表7にまとめたのは愛知杯組の好走馬。過去3年は同レースから勝ち馬が誕生しており、最も注目すべきレースといえる。まず愛知杯の着順と人気に注目すると、好走馬すべてが前走4着以内か前走3番人気以内だった。特に愛知杯で上位人気に推され、あと一歩の内容だった馬が巻き返すケースが多い。さらに好走馬の特徴を探ると、08年1着アドマイヤキッス、09年2着レインダンスはG1連対馬G1実績がなかった09年1着チェレブリタ、10年1着ヒカルアマランサスは、愛知杯で上がり1位の脚を記録していた

■表8 ターコイズS組の好走馬(07年以降)

着順
人気
馬名
芝1600mの重賞実績
09年
3
1
ザレマ 京都牝馬S2着
08年
3
6
キストゥヘヴン 桜花賞1着
07年
2
8
ウイングレット 京都牝馬S2着

続いてターコイズS組の好走馬を見ていきたい(表8参照)。好走馬すべてに共通するのは、マイル重賞で連対実績があったこと。07年2着ウイングレットと09年3着ザレマは過去に京都牝馬Sで連対した実績があり、08年3着キストゥヘヴンは06年の桜花賞勝ち馬。前走がOPEN特別でも重賞実績がない馬の好走は難しいようだ。

<結論>
それでは今年の京都牝馬Sを展望していこう。まずは今年の京都牝馬S登録馬を表2〜6のデータに照らし合わせていきたい。

■表9 今年の京都牝馬S登録馬

順位
馬名
斤量
間隔
前走着順
前走距離
前走クラス
1
アプリコットフィズ
55
中14週
3着
2000m
G1
2
ヒカルアマランサス
54
中5週
3着
2000m
G3
3
リビアーモ
55
中5週
15着
1400m
G2
4
サングレアズール
53
中6週
1着
1400m
1600万下
5
ブロードストリート
55
中5週
2着
2000m
G3
6
ショウリュウムーン
53
中2週
9着
1600m
G3
7
グランプリエンゼル
54
中6週
5着
1200m
OPEN特別
8
ベストロケーション
55
中4週
9着
1200m
OPEN特別
9
コスモネモシン
53
中5週
5着
2000m
G3
10
ケイアイデイジー
53
中2週
3着
1200m
OPEN特別
11
ヤマカツマリリン
54
中2週
5着
1200m
OPEN特別
12
アグネスワルツ
53
中7週
2着
1600m
OPEN特別
13
ストリートスタイル
54
中1週
13着
1600m
OPEN特別
14
プリンセスメモリー
53
中7週
4着
1600m
OPEN特別
15
ジュエルオブナイル
53
中4週
12着
1200m
OPEN特別
16
ホーカーハリケーン
53
中14週
3着
1600m
1600万下
17
トゥニーポート
52
中5週
6着
2000m
G3
17
レディアルバローザ
52
中5週
16着
2000m
G3
19
アグネスミヌエット
53
中9週
1着
1800m
1000万下
20
ピサノジュバン
53
中2週
1着
1800m
1000万下
21
ラフレッシュブルー
53
中1週
10着
1800m
1600万下
22
スペルバインド
53
中2週
2着
1400m
1600万下
※フルゲート16頭。

2010/12/11 阪神10R 六甲アイランドS 1着 13番 サングレアズール

表9は今年の京都牝馬S登録馬で、斤量、間隔、前走着順、前走距離、前走クラスのデータをまとめたもの。プラス材料は黄色、マイナス材料は灰色で表している。プラス材料の方が多い馬を順に挙げると、ヒカルアマランサス、サングレアズール、ブロードストリート、コスモネモシン、アグネスワルツ、ホーカーハリケーン、スペルバインド(除外対象)が挙げられる。

■表10 今年の愛知杯組

2009/9/20 阪神10R 関西TVローズS(G2)1着 4番 ブロードストリート

馬名
前走着順
前走人気
備考
ヒカルアマランサス
3着
2番人気
ヴィクトリアM2着
ブロードストリート
2着
1番人気
秋華賞2着
コスモネモシン
5着
7番人気
 
トゥニーポート
6着
8番人気
 
レディアルバローザ
16着
5番人気
 

次に今年の愛知杯組を見ていこう(表10参照)。前走着順4着以内、前走3番人気以内のいずれかに該当するのは、ヒカルアマランサスブロードストリート。両馬はG1連対実績もあり、同組の推奨馬はこの2頭だろう。

■表11 今年のターコイズS組

馬名
芝1600mの重賞実績
アグネスワルツ  
プリンセスメモリー クイーンC2着

今年のターコイズS組はわずか2頭(表11参照)。マイル重賞で連対実績があるのは、プリンセスメモリーだ。同馬は、昨年のフラワーCでアプリコットフィズの2着に好走。今回はアプリコットフィズと2キロの斤量差があり、当時のパフォーマンスを見せれば、十分逆転しても不思議ではなさそうだ。

07年以降、京都牝馬Sは愛知杯組とターコイズS組が強いレース。中心馬はこの2つのレースから探すのがベストだろう。中でも過去の愛知杯組の好走馬と共通し、表9の項目でもプラス材料が多かったヒカルアマランサスブロードストリートを強く推したい。相手はこれまでに名前が挙がったサングレアズール、コスモネモシン、アグネスワルツ、ホーカーハリケーン、プリンセスメモリー、スペルバインド(除外対象)。相手がやや多くなってしまったが、人気のなさそうな馬が多いので、手広く攻めてもいいだろう。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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