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第458回 巻き返しか連勝か!?シンザン記念を占う

2011/1/6(木)

5日に東西金杯で2011年の中央競馬が開幕。今週は変則開催で9日の日曜日には京都競馬場でシンザン記念が行われる。年明け最初の3歳重賞。このレースを経てクラシックへ向かうのはどの馬か? 過去10年の傾向を分析して占っていきたい。データ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 過去10年のシンザン記念上位馬

着順
人気
馬名
前走成績
備考
10年
1
4
ガルボ 朝日杯FS4着(12人気)  
2
9
シャイン 中京2歳S1着  
3
10
セレスロンディー 500万4着  
09年
1
2
アントニオバローズ 未勝利1着  
2
12
ダブルウェッジ つわぶき賞2着 連対率100%
3
10
トップカミング さざんかS3着  
08年
1
1
ドリームシグナル 朝日杯FS4着(4人気)  
2
5
ドリームガードナー 朝日杯FS12着(11人気) ベゴニア賞1着
3
4
マヤノベンケイ さざんかS1着  
07年
1
3
アドマイヤオーラ 中京2歳S2着  
2
1
ダイワスカーレット 中京2歳S1着  
3
2
ローレルゲレイロ 朝日杯FS2着(7人気)  
06年
1
8
ゴウゴウキリシマ 千両賞1着 黄菊賞3着
2
6
グロリアスウィーク ラジオたんぱ杯2歳S12着 黄菊賞1着
3
2
ロジック さざんかS2着  
05年
1
1
ペールギュント 朝日杯FS3着(3人気)  
2
3
マイネルハーティー 朝日杯FS4着(7人気)  
3
4
マルカジーク 朝日杯FS9着(9人気) 500万(京都芝1400m)1着
04年
1
1
グレイトジャーニー 朝日杯FS7着(2人気) デイリー杯2歳S2着
2
2
タマモホットプレイ 千両賞1着  
3
4
ナムラシーザー ラジオたんぱ杯2歳S10着 500万(京都芝1600m)1着
03年
1
1
サイレントディール 朝日杯FS8着(3人気) 黄菊賞1着
2
2
マッキーマックス 新馬1着  
3
5
エイシンブーン もちの木賞1着  
02年
1
1
タニノギムレット 未勝利1着  
2
4
チアズシュタルク 新馬1着  
3
8
オースミエルスト 朝日杯FS15着(10人気) 京都2歳S2着
01年
1
14
ダービーレグノ 未勝利1着  
2
7
ビッグゴールド さざんか賞2着  
3
1
フィールドサンデー 新馬1着  

上の表1は過去10年のシンザン記念上位馬の一覧。年明け早々の重賞ということで、クラシックとの結びつきは薄いものの07年はダイワスカーレットが2着、02年はタニノギムレットが優勝を飾っており、年によってはハイレベルな一戦になる。1番人気の成績は【5.1.1.3】。連対率は60%あるので、まずまず信頼度は高い。一方、8番人気、14番人気の優勝があり、大きく荒れることもある。

そして好走馬の前走成績を見ると朝日杯FS組が多いことがわかる。昨年優勝したガルボは前走朝日杯FSを4着と好走。その割には当日4番人気にとどまっていたが、同じマイル重賞の実績だけに実力通りの好走といったところか。ガルボと同じように前走朝日杯FS4着だったのが08年ドリームシグナル。こちらは1番人気で優勝を飾った。このように朝日杯FS上位馬が有力馬となる傾向があるので、この点を少し掘り下げてみたい。

■表2 前走朝日杯FS出走馬の前走着順別成績

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
前走1着 0- 0- 0- 0/ 0      
前走2着 0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
前走3着 1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
前走4着 2- 1- 0- 0/ 3
66.7%
100.0%
100.0%
前走5着 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
前走6〜9着 2- 0- 1- 8/11
18.2%
18.2%
27.3%
前走10着〜 0- 1- 1-10/12
0.0%
8.3%
16.7%

上の表2は前走朝日杯FS出走馬の前走着順別成績。ガルボとドリームシグナルのように前走朝日杯FS4着馬は過去10年で3頭が出走し、いずれも連対を果たしている。その他、朝日杯FS上位馬の好走例があり、同レース好走馬は素直に信頼すべきだろう。一方で、朝日杯FS6〜9着が【2.0.1.8】、同10着以下が【0.1.1.11】と巻き返すケースが多いのも事実だ。

表1に戻り、08年2着ドリームガードナー、04年グレイトジャーニー、03年サイレントディールが朝日杯FS惨敗から巻き返したケースだ。グレイトジャーニーやサイレントディールは朝日杯FSで上位人気に支持されていた馬。人気になったということは、それ以前に見るべき実績があったということ。グレイトジャーニーはデイリー杯2歳S2着馬だし、サイレントディールは黄菊賞を勝っていた。02年3着オースミエルストも朝日杯FSは15着惨敗も京都2歳Sで2着の実績があった。

この点を考えると単に朝日杯FSに出走しているだけではダメ。当日上位人気に支持されていたか、それ以前に500万クラス以上の芝1600m以上のレースで好走実績が必要であることがわかる。ちなみに牝馬のG1・阪神JF組の成績は【0.0.0.4】。牡馬に比べて数は少なくなっているものの、まだ好走例はない。

朝日杯FSと匹敵する注目度があるラジオNIKKEI杯2歳S組(旧・ラジオたんぱ杯2歳S)はどうか。過去10年では【0.1.1.7】という成績で、グロリアスウィーク、ナムラシーザーと2頭の好走馬が出ている。前走着順はともに二ケタ。よって、当日は人気がそれほどなかった。ただ、こちらもそれ以前に芝1600m以上で見るべき実績があった。グロリアスウィークは黄菊賞で3着、ナムラシーザーは京都芝1600mの500万クラスを勝っていた。
ここまでは前走重賞組。OP特別や500万クラスからの馬はどうだろう。重賞と比べてレースレベルが安定しにくいが、基本的には前走着順重視で考えるのがベストのようだ。07年はダイワスカーレット、アドマイヤオーラはともに前走中京2歳Sで連対を果たしていたが、昨年2着のシャインも前走中京2歳Sで1着。両レースのレベルには大きな隔たりがあるかと思われ、シャインは当日9番人気の評価だったが、実際は好走を果たした。あとは阪神芝1400mのさざんかS組が目立つ。500万クラスはこれと言った好ステップはない。ただ、こちらも特別戦の好走馬が強い。09年2着ダブルウェッジは前走つわぶき賞2着、さらに連対率100%だったにもかかわらず距離が嫌われて12番人気と低評価だった。OP特別ならば3着以内、500万クラスならば特別戦で2着以内。これを目安に有力馬を考えてみたい。

残るは前走新馬・未勝利組。基本は実績重視だけに割引が必要。好走馬の数はガクンと減る。それでも買わなければいけないケースは、シンザン記念当日上位人気に支持された場合。表1のアントニオバローズ、マッキーマックス、タニノギムレット、チアズシュタルク、フィールドサンデーはすべて4番人気以内に支持されていたのだ。

【結論】
それでは今年のシンザン記念を占っていこう。収得賞金が400万円以上の馬を下の表3に記した。収得賞金が400万円以上といってもかなりの頭数がいる。いまのところ出走確実なのは900万円以上の馬だけ。400万円馬は抽選対象だ。

■表3 今年のシンザン記念の主な出走予定馬

馬名
収得賞金
前走成績
備考
トキノゲンジ 1200万円 朝日杯FS7着(16人気)  
マーベラスカイザー 1200万円 ラジオNIKKEI杯2歳S13着 京都2歳S1着
アドマイヤサガス 1150万円 朝日杯FS11着(6人気) デイリー杯2歳S2着
シゲルソウサイ 900万円 朝日杯FS10着(9人気)  
ドナウブルー 900万円 白菊賞1着 2連勝
ドリームバロン 900万円 500万(京都芝1200m)1着  
ワイズリー 900万円 かえで賞1着 2連勝
ヴィクトリースター 400万円 エリカ賞5着  
ヴィジャイ 400万円 500万(阪神芝1600m)2着  
ウエストエンド 400万円 500万(阪神芝1400m)4着  
エクスビート 400万円 未勝利1着  
オルフェーヴル 400万円 京王杯2歳S10着  
カルドブレッサ 400万円 未勝利1着  
キモンレッド 400万円 樅の木賞4着  
ギリギリヒーロー 400万円 札幌2歳S5着  
コスモソーンパーク 400万円 からまつ賞2着  
サンビーム 400万円 京都2歳S7着  
シゲルシャチョウ 400万円 千両賞3着  
シャイニーホーク 400万円 500万(阪神芝1400m)2着  
タガノラヴキセキ 400万円 阪神JF7着  
タガノルナリロ 400万円 新馬1着  
ツルマルレオン 400万円 未勝利1着  
デンコウジュピター 400万円 500万(阪神芝1600m)5着  
トップシャイン 400万円 千両賞2着  
ハギノダルタニアン 400万円 樅の木賞11着  
バラードソング 400万円 500万(阪神芝1400m)7着  
ハーバーコマンド 400万円 ラジオNIKKEI杯2歳S7着  
ヒカリトリトン 400万円 つわぶき賞5着  
ベリアル 400万円 新馬1着  
ボストンエンペラー 400万円 未勝利1着  
マルセリーナ 400万円 新馬1着  
レッドセインツ 400万円 ラジオNIKKEI杯2歳S15着  
レッドデイヴィス 400万円 500万10着(1位入線)  
※フルゲート16頭。1/5午前時点での出走予定馬。

2010/11/28 京都9R 白菊賞 1着 6番 ドナウブルー

まず、前走朝日杯FS組はトキノゲンジ、アドマイヤサガス、シゲルソウサイの3頭。いずれも前走掲示板に乗らなかったため無条件で買いというわけにはいかない。そこでそれ以前の実績が重要。500万クラス以上の芝1600m以上で好走実績があるのはアドマイヤサガス。デイリー杯2歳S2着の実績がある分、買いとみたい。

続いてラジオNIKKEI杯2歳S組ではマーベラスカイザー。2走前に京都2歳Sで1着の実績がある。2走前がフロック視されている感もあるが、ラジオNIKKEI杯2歳S組は穴になりやすいので警戒したい。

今年は前走OP特別好走馬が不在。2走前に芙蓉S2着の実績があるオルフェーヴルと言いたいところだが、前走500万クラスを勝ち2連勝中のドナウブルーワイズリーに注目したい。

あとは、抽選次第でマルセリーナとレッドデイヴィス。前者は前走新馬を勝ったばかりだが、インパクトがある勝ち方だった。牝馬ながら当日上位人気に支持されるようならば要注目。後者は前走500万クラス(阪神1600m)で10着ながら、圧倒的人気のサトノオーを下して1位入線後の降着。実質勝利と考えれば、無視できない存在だろう。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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