第457回 波乱傾向の中山金杯を分析!|競馬情報ならJRA-VAN

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第457回 波乱傾向の中山金杯を分析!

2011/1/3(月)

いよいよ2011年の中央競馬が開幕。今年も例年通り、5日(水)に東西で金杯が行われる。昨年、浅田知広氏が京都金杯を分析しているので、今年は中山金杯に注目。東京開催だった02年も含めた過去10年のデータを基に分析していきたい。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 中山金杯の人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
4- 0- 0- 6/ 10
40.0%
40.0%
40.0%
158%
73%
2番人気
0- 2- 1- 7/ 10
0.0%
20.0%
30.0%
0%
71%
3番人気
2- 0- 1- 7/ 10
20.0%
20.0%
30.0%
137%
79%
4番人気
2- 0- 0- 8/ 10
20.0%
20.0%
20.0%
174%
58%
5番人気
0- 2- 0- 8/ 10
0.0%
20.0%
20.0%
0%
81%
6番人気
0- 2- 1- 7/ 10
0.0%
20.0%
30.0%
0%
93%
7番人気
1- 0- 0- 9/ 10
10.0%
10.0%
10.0%
142%
45%
8番人気
1- 0- 1- 8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
227%
98%
9番人気
0- 0- 2- 8/ 10
0.0%
0.0%
20.0%
0%
177%
10番人気
0- 2- 1- 7/ 10
0.0%
20.0%
30.0%
0%
215%
11番人気
0- 0- 2- 8/ 10
0.0%
0.0%
20.0%
0%
186%
12番人気
0- 1- 0- 9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
75%
13番人気
0- 1- 0- 9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
108%
14番人気
0- 0- 0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0- 0- 1- 8/ 9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
213%
16番人気
0- 0- 0- 7/ 7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

始めに中山金杯の人気別成績をまとめたのが表1。まず1番人気は4勝を挙げているものの、2・3着が1回もないため、複勝率は40。信頼度はそれほど高くなさそうだ。勝ち馬はすべて8番人気以内だが、2・3着馬は10番人気以下から8頭も出ている。3連複の配当を見ても、03年以降はほとんどの年で万馬券。さすがに紛れの多い中山芝2000mのハンデ戦。順当に収まることはない。

■表2 中山金杯の前走レース別成績

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
ディセンバーS
2- 1- 2-24/29
6.9%
10.3%
17.2%
109%
60%
2
鳴尾記念(07年〜)
2- 1- 0- 4/ 7
28.6%
42.9%
42.9%
137%
131%
3
京阪杯
2- 0- 0- 2/ 4
50.0%
50.0%
50.0%
460%
160%
4
鳴尾記念(〜06年)
1- 2- 0-16/19
5.3%
15.8%
15.8%
30%
77%
5
香取特別
1- 0- 1- 1/ 3
50.0%
50.0%
50.0%
243%
393%
6
ジャパンCダート
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
276%
96%
7
函館記念
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
270%
150%
8
ターコイズS
0- 2- 0- 5/ 7
0.0%
28.6%
28.6%
0%
195%
9
キャピタルS
0- 2- 0- 1/ 3
0.0%
66.7%
66.7%
0%
220%
10
中日新聞杯
0- 1- 2-14/17
0.0%
10.0%
20.0%
0%
185%
11
冬至S
0- 1- 1- 2/ 4
0.0%
25.0%
50.0%
0%
290%
12
新潟記念
0- 0- 1- 2/ 3
0.0%
0.0%
33.3%
0%
330%
13
カブトヤマ記念
0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
0%
375%
14
ウェルカムS
0- 0- 1- 2/ 3
0.0%
0.0%
50.0%
0%
87%
15
セントライト記念
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
780%
16
その他
0- 0- 0-50/50
0.0%
0.0%
0.00%
0%
0%

前走レースはディセンバーS組と鳴尾記念組が中心(表2参照)。ディセンバーS組は好走率こそ高くないものの、5頭が3着以内に好走。出走頭数はレース別で最多の29頭で、同組の取捨がまず重要になる。鳴尾記念組からは6頭の好走馬が出ているが、ハンデ戦だった06年以前と別定戦の07年以降では好走率が大きく異なっている。06年以前は勝率5.3%、連対率15.8%、複勝率15.8%に対し、07年以降は同28.6%、同42.9%、同42.9%。07年以降、好走率は格段に上がっている。以下では好走馬をディセンバーS組、07年以降の鳴尾記念組、そしてその他の組にわけて分析していきたい。

■表3 ディセンバーS組の好走馬

着順
人気
馬名
前走着順
重賞実績
10年
2
5
トウショウシロッコ
5着
福島記念2着
07年
3
2
ブラックタイド
3着
スプリングS1着
04年
1
4
アサカディフィート
4着
福島記念3着
3
3
ダンツジャッジ
1着
ダービー卿CT1着
01年
1
8
カリスマサンオペラ
4着
4歳牝馬特別2着

まずディセンバーS組から見ていこう(表3参照)。好走馬は10年2着トウショウシロッコを始め5頭が該当。前走着順は1〜5着が基本。さすがにオープン特別で大きく凡走している馬は割り引いた方が良いだろう。そして最も重要なのは重賞実績。10年2着トウショウシロッコ、04年1着アサカディフィート、01年1着カリスマサンオペラは過去に2000mの重賞で3着以内に好走。07年3着ブラックタイド、04年3着ダンツジャッジは中山で行われた重賞を優勝したことがあった

■表4 鳴尾記念組の好走馬(07年以降)

着順
人気
馬名
斤量
前走着順
前走斤量
重賞実績
10年
1
1
アクシオン
57
1着
56
鳴尾記念1着
08年
1
3
アドマイヤフジ
57.5
3着
56
日経新春杯1着
07年
2
10
アサカディフィート
57.5
6着
57
中山金杯1着

表4は鳴尾記念組の好走馬(07年以降)。10年1着アクシオンを始め3頭が該当。共通点はまず斤量だろう。昨年の勝ち馬アクシオンは前走から1キロ増、08年1着アドマイヤフジは1.5キロ増、07年2着アサカディフィートは0.5キロ増と3頭すべてが斤量増。たとえ前走で2着以下に敗れていても、斤量増のタイプが狙い目のようだ。また3頭はいずれも重賞を勝利していた

■表5 その他の好走馬(1)

着順
人気
馬名
芝2000m(複勝率)
中山芝(複勝率)
備考
10年
3
15
トウショウウェイヴ
3-2-0-4(55.5%)
0-0-0-3(0.0%)
09年
1
4
アドマイヤフジ
2-1-1-4(50.0%)
1-1-1-3(50.0%)
中山金杯1着
2
2
ヤマニンキングリー
2-0-1-0(100.0%)
0-0-0-1(0.0%)
中日新聞杯1着
3
11
ミヤビランベリ
3-0-2-3(62.5%)
0-0-0-0(0.0%)
七夕賞1着
08年
2
2
エアシェイディ
2-1-1-0(100.0%)
1-2-0-3(50.0%)
中山記念2着
3
9
メイショウレガーロ
0-1-0-2(33.3%)
0-1-0-3(25.0%)
京成杯2着
06年
1
7
ヴィータローザ
1-2-1-5(44.4%)
1-0-0-1(50.0%)
セントライト記念1着
2
6
アサカディフィート
4-2-4-18(35.7%)
1-1-0-3(40.0%)
中山金杯1着
3
9
カナハラドラゴン
4-1-1-6(50.0%)
5-2-1-8(50.0%)
白富士S1着
05年
1
1
クラフトワーク
3-0-0-3(50.0%)
1-0-1-0(100.0%)
函館記念1着
2
6
マイネヌーヴェル
2-0-0-2(50.0%)
3-0-2-0(100.0%)
フラワーC1着
04年
2
5
ワールドスケール
2-0-0-0(100.0%)
0-1-0-0(100.0%)
駒草賞1着
03年
1
1
トーホウシデン
1-0-0-2(33.3%)
1-3-0-3(57.1%)
セントライト記念2着
3
10
カンファーベスト
0-0-0-0(0.0%)
0-0-0-0(0.0%)
02年
1
1
ビッグゴールド
1-1-0-3(40.0%)
※1-1-0-1(66.7%)
若葉S2着
2
13
タフグレイス
0-1-0-2(33.3%)
※0-1-2-2(60.0%)
01年
2
10
クラフトマンシップ
2-0-1-6(33.3%)
0-0-0-3(0.0%)
函館記念1着

※02年は東京開催のため、東京芝成績を集計。

表5は前述の2レース以外からの好走馬で、前走がオープンクラスの馬をまとめたもの。同組の好走馬が最も多いが、出走馬も多いため、何らかの条件で絞らなければならない。そこで芝2000mと中山芝成績を調べたところ、好走馬17頭中13頭はどちらかの複勝率が50%以上をマークしていた。さらに好走馬17頭中14頭は芝2000mのオープンクラスのレースで連対、もしくは中山で行われた重賞で連対したことがあった。この2つが基本的な好走条件と見ていいだろう。

■表6 その他の好走馬(2)

着順
人気
馬名
斤量
前走
前走斤量
前走通過順
07年
1
3
シャドウゲイト
53
香取特別1着
57
1-1-1-1
05年
3
8
キーボランチ
53
冬至S2着
56
7-8-7-7
03年
2
12
トーアメイウン
50
冬至S6着
53
2-2-2-2
02年
3
6
ゴーステディ
53
ウェルカムS3着
56
1-2-2
01年
3
11
シンボリオレゴン
51
香取特別1着
55
1-1-1-1

最後に1600万下以下から好走した馬をまとめたのが表6。該当馬は5頭いるが、優勝したのは07年シャドウゲイトのみで、基本的に2、3着が多い。前走が下級条件のため、前走から斤量減の馬が多く、好走馬5頭は前走から斤量が3キロ以上も減っていた。また好走馬5頭中4頭は前走が4コーナー2番手以内。同組では逃げ・先行馬の活躍が目立っている。

<結論>
それでは今年の中山金杯を展望していこう。今年の出走登録馬を4つのグループにわけて分析していきたい。

■表7 今年のディセンバーS組の登録馬

2010/5/8 新潟11R 新潟大賞典 1着 16番 ゴールデンダリア

馬名
前走着順
重賞実績
イケトップガン
10着
中日新聞杯3着
ケイアイドウソジン
1着
ゴールデンダリア
3着
新潟大賞典1着
シャインモーメント
9着
トーセンキャプテン
11着
函館記念1着
ホッカイカンティ
5着
マルタカエンペラー
13着
ミステリアスライト
6着

まずはディセンバーS組から見ていこう(表7参照)。前走着順が5着以内で、重賞実績があるのはゴールデンダリアのみ。前走は休み明けに加え、59キロという厳しい条件が揃ったものの、上がり最速の脚で3着に好走した。前走ディセンバーSは勝ち馬ケイアイドウソジンとは斤量4キロ差だったが、今回はわずか1キロ差。変わり身は十分見込めそうだ。

■表8 今年の鳴尾記念組の登録馬

馬名
斤量
前走着順
前走斤量
重賞実績
アクシオン
57.5
10着
57
中山金杯1着
セイクリッドバレー
56
7着
56
セントライト記念2着
トウショウウェイヴ
56
9着
56
中山金杯3着

鳴尾記念組の登録馬が表8。鳴尾記念から斤量増で重賞勝ちがあるのはアクシオン。昨年の臨戦過程と比べるといまひとつだが、データ的には買える条件が揃っている。セイクリッドバレーとトウショウウェイヴは前走から斤量据え置きで、重賞勝ちの実績はなし。こちらの2頭ならアクシオンの方が期待できるだろう。

■表9 今年のその他の登録馬(1)

馬名
芝2000m(複勝率)
中山芝(複勝率)
備考
アブソリュート
0-0-0-1(0.0%)
1-0-0-2(33.3%)
アポロドルチェ
0-0-0-0(0.0%)
1-0-1-5(28.6%)
アルコセニョーラ
3-4-0-13(35.0%)
1-0-0-8(11.1%)
新潟記念1着
イケドラゴン
1-1-1-10(23.1%)
1-0-0-2(33.3%)
オートドラゴン
2-2-1-3(62.5%)
0-0-0-0(0.0%)
キョウエイストーム
0-0-0-2(0.0%)
3-3-2-0(100.0%)
京成杯AH2着
ゴスホークケン
0-0-0-0(0.0%)
1-0-0-3(25.0%)
朝日杯FS1着
コスモファントム
0-2-0-1(66.7%)
0-0-0-0(0.0%)
中日新聞杯2着
セントラルコースト
0-0-0-0(0.0%)
0-0-0-0(0.0%)
ダイワジャンヌ
1-0-0-2(33.3%)
1-2-1-0(100.0%)
ダノンカモン
0-0-0-0(0.0%)
0-0-0-0(0.0%)
ティアップワイルド
0-0-0-0(0.0%)
0-0-0-0(0.0%)
ナリタクリスタル
3-1-1-3(62.5%)
0-0-0-1(0.0%)
新潟記念1着
バトルバニヤン
2-2-1-10(33.3%)
0-0-1-2(33.3%)
小倉記念2着
フミノパシフィック
0-0-0-0(0.0%)
0-0-0-0(0.0%)
マイネルスターリー
4-0-0-8(33.3%)
0-0-0-0(0.0%)
函館記念1着
ロードキャニオン
2-1-0-5(37.5%)
0-0-0-10(0.0%)

今年の登録馬で、前述の2レースを除いた前走オープンクラス組が表9になる。同組の好走条件に合致するのは、キョウエイストームコスモファントムナリタクリスタル。キョウエイストームは中距離実績に乏しいものの、中山は8回走ってすべて3着以内という大得意のコース。近走は結果が出ていないものの、コース替わりで一変しても不思議ではない。コスモファントムは芝2000mの複勝率が66.7%で、芝2000mの重賞実績も十分。前走中日新聞杯では久々に良い走りを見せており、まだ上積みもありそうだ。ナリタクリスタルは休み明けになるが、芝2000mの複勝率62.5%、新潟記念1着と好走条件をクリアしており、推奨馬の1頭に挙げておきたい。

■表10 今年のその他の登録馬(2)

馬名
斤量
前走
前走斤量
前走通過順
マッハヴェロシティ
54
逆瀬川S1着
57
9-8
モエレビクトリー
54
美浦S1着
57
1-1-1-1

2010/12/12 中山10R 美浦S 1着 4番 モエレビクトリー

最後に表10では前走1600万下以下のレースに出走している登録馬をまとめた。該当馬はマッハヴェロシティとモエレビクトリーの2頭で、傾向にぴったり合致するのはモエレビクトリー。前走美浦Sはハナを奪うと、そのまま押し切って優勝。過去、同組から好走した馬は逃げ・先行馬がほとんどで、同馬も好走するチャンスはあるだろう。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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