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第449回 新ダート王誕生なるか!?ジャパンCダートを分析する

2010/12/2(木)

今年で11回目を迎えるジャパンCダート。残念ながら外国馬の参戦がないレースとなり、王者エスポワールシチーも不在。G1・9勝の実績を誇るヴァーミリアンこそいるものの、やや小粒なメンバー構成となった。果たしてこのレースをステップに新たなダート王は誕生するのだろうか。過去10年のデータを基に分析していきたい。なおデータ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 ジャパンCダートの年齢別成績(過去10年)

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
3歳
3-  1-  3- 22/ 29
10.3%
13.8%
24.1%
65%
84%
4歳
1-  2-  3- 27/ 33
3.0%
9.1%
18.2%
9%
70%
5歳
4-  4-  1- 32/ 41
9.8%
19.5%
22.0%
190%
69%
6歳
2-  3-  2- 27/ 34
5.9%
14.7%
20.6%
64%
116%
7歳以上
0-  0-  1- 19/ 20
0.0%
0.0%
5.0%
0%
21%

始めに表1ではジャパンCダートの年齢別成績をまとめた。3〜6歳は複勝率で見るとほとんど互角だが、7歳以上の好走馬は03年3着ハギノハイグレイドのみ。05年には前年覇者の7歳タイムパラドックスが4着に敗退。昨年も07年にこのレースを制していた7歳ヴァーミリアンが8着に敗れた。高齢馬は割引が必要だろう

■表2 ジャパンCダートの人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
4-  3-  2-  1/ 10
40.0%
70.0%
90.0%
92%
112%
2番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
3番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
13%
4番人気
3-  0-  1-  6/ 10
30.0%
30.0%
40.0%
276%
89%
5番人気
1-  2-  0-  7/ 10
10.0%
30.0%
30.0%
208%
112%
6番人気
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
86%
7番人気
1-  1-  3-  5/ 10
10.0%
20.0%
50.0%
152%
215%
8番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
34%
9番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
10番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11番人気
1-  1-  0-  8/ 10
10.0%
20.0%
20.0%
493%
178%
12番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
89%
13番人気
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
274%
14番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気
0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

表2は人気別成績で、1番人気は勝率40%、連対率70%、複勝率90%と抜群の安定感。4着以下に敗れたのは00年5着ファストフレンドのみで、過去9年はすべて3着以内に好走している。ただし、上位人気が強いわけではなく、2・3番人気で好走したのはわずか1頭。信頼できるのは1番人気だけである。10番人気以下の好走馬は5頭で、3頭は外国人騎手が騎乗していた。

■表3 ジャパンCダートで好走した3歳馬

着順
人気
馬名
前走
ダート全成績
09年
2
5
シルクメビウス トパーズS1着
5-2-1-3
3
12
ゴールデンチケット ブラジルC2着
2-1-2-0
06年
1
7
アロンダイト 銀蹄S1着
4-0-1-0
05年
1
1
カネヒキリ 武蔵野S2着
6-1-0-0
04年
3
7
ジンクライシス ブラジルC1着
4-4-0-0
02年
3
1
アドマイヤドン JBCクラシック1着
2-0-0-0
01年
1
1
クロフネ 武蔵野S1着
1-0-0-0

ここからはジャパンCダート好走馬を3歳馬と古馬にわけて分析していきたい。まずは3歳馬から(表3参照)。好走馬は昨年2着シルクメビウスを始め7頭が該当する。好走条件は意外と単純で、まず前走連対は必須。これは好走馬すべてに当てはまる。そして7頭中6頭はダート戦ですべて3着以内に好走しており、いわゆる底を見せていない馬だった

■表4 ジャパンCダートで好走した古馬(1)

着順
人気
馬名
前走
G1実績
09年
1
1
エスポワールシチー 南部杯1着 南部杯1着
08年
1
4
カネヒキリ 武蔵野S9着 フェブラリーS1着
2
7
メイショウトウコン JBCクラシック3着 JBCクラシック3着
3
1
ヴァーミリアン JBCクラシック1着 JBCクラシック1着
07年
1
1
ヴァーミリアン JBCクラシック1着 JBCクラシック1着
2
6
フィールドルージュ 武蔵野S4着 ジャパンCダート3着
3
7
サンライズバッカス JBCクラシック3着 フェブラリーS1着
06年
2
1
シーキングザダイヤ JBCクラシック2着 JBCクラシック2着
05年
2
11
シーキングザダイヤ JBCクラシック6着 南部杯2着
3
13
スターキングマン 白山大賞典3着 東京大賞典1着
04年
1
4
タイムパラドックス JBCクラシック3着 JBCクラシック3着
2
1
アドマイヤドン JBCクラシック1着 JBCクラシック1着
03年
2
1
アドマイヤドン JBCクラシック1着 JBCクラシック1着
3
7
ハギノハイグレイド 武蔵野S2着 川崎記念2着
02年
2
13
リージェントブラフ JBCクラシック4着 川崎記念1着
01年
2
3
ウイングアロー 南部杯5着 ジャパンCダート1着
00年
1
4
ウイングアロー 南部杯2着 フェブラリーS1着
※日本馬のみ。

古馬の好走馬は二つのグループにわけて見ていこう。まず表4にまとめたグループは過去にG1で好走実績があった馬。該当馬は17頭で、同条件に該当する馬が中心になるレースといえる。前走レースはほとんど3レースに絞られ、JBCクラシック、南部杯、武蔵野S。それ以外のレースから好走したのは、05年3着スターキングマン(白山大賞典)しかいない。そして前走着順は17頭中15頭が5着以内だった

■表5 ジャパンCダートで好走した古馬(2)

着順
人気
馬名
前走
2走前
3走前
06年
3
8
フィールドルージュ 武蔵野S3着 マリーンS2着 大沼S1着
02年
1
5
イーグルカフェ ドラール賞3着 札幌記念8着 七夕賞1着
01年
3
4
ミラクルオペラ 白山大賞典1着 マーキュリーC1着 灘S1着
00年
2
5
サンフォードシチー 武蔵野S1着 エニフS3着 ギャラクシーS2着
※日本馬のみ。

表5はG1で好走実績がなく好走した古馬。該当馬は06年3着フィールドルージュを始め4頭。基本的にG1で好走実績がないと、好走するのは難しいといえるだろう。好走馬4頭中3頭に共通するのは、過去3走すべて3着以内に好走していたこと。例外は02年1着イーグルカフェのみで、同馬は過去3走がすべて芝のレースだった。

<結論>
それでは今年のジャパンCダートを展望していこう。今年の出走予定馬を3歳馬と古馬にわけて分析していきたい。

■表6 ジャパンCダートに出走予定の3歳馬

馬名
前走
ダート全成績
アリゼオ 天皇賞(秋)14着
0-0-0-0
バーディバーディ 武蔵野S6着
5-1-0-3
マカニビスティー プロキオンS11着
4-1-0-2

表6はジャパンCダートに出走予定の3歳馬で、今年はわずか3頭。そして3頭とも前走連対、ダート戦ですべて3着以内の条件には合致しない。今年の3歳世代は古馬混合でのダート重賞でほとんど活躍できていないことを考えても、ジャパンCダートで好走するのは難しそう。アリゼオは初ダートで未知の魅力はあるものの、データ的には推奨し難い。

■表7 ジャパンCダートに出走予定の古馬(1)

馬名
年齢
前走
G1実績
アドマイヤスバル
7
JBCクラシック3着 JBCスプリント2着
ヴァーミリアン
8
帝王賞9着 川崎記念1着
オーロマイスター
5
JBCクラシック10着 南部杯1着
シルクメビウス
4
JBCクラシック4着 ジャパンCダート2着

2010/5/23 京都10R 東海ステークス(G2)1着 2番 シルクメビウス

続いて表7はG1で3着以内の実績を持つ古馬をまとめたもの。今年はG1で好走実績を持つ馬が少なく、アドマイヤスバルを始め4頭。その中で前走がJBCクラシック、南部杯、武蔵野Sで5着以内に好走しているのは、アドマイヤスバルシルクメビウス。ただし、アドマイヤスバルは7歳という年齢がネック。4歳で昨年このレース2着のシルクメビウスのほうが魅力はある。G1・9勝の実績を誇るヴァーミリアンは、前走帝王賞が9着。今回は休み明けで年齢も8歳とマイナス材料は確かに多い。しかし、G1での好走実績が重要なレースで、同馬をばっさり切ってしまうのはどうか。昨年のこのレースは8着だったが、昨年よりメンバーははるかに楽。相手に残しておいてもいいだろう。

■表8 ジャパンCダートに出走予定の古馬(2)

馬名
年齢
前走
2走前
3走前
キングスエンブレム
5
みやこS2着 シリウスS1着 オークランドRCT1着
クリールパッション
5
みやこS9着 エルムS1着 しらかばS1着
グロリアスノア
4
武蔵野S1着 プロキオンS9着 安田記念16着
ダイショウジェット
7
武蔵野S10着 サマーCh2着 プロキオンS4着
ダイシンオレンジ
5
みやこS11着 アンタレスS1着 平安S2着
トランセンド
4
みやこS1着 日本テレビ盃2着 東海S2着
トーセンブライト
9
霜月S5着 大沼S5着 さきたま杯7着
マルカシェンク
7
武蔵野S5着 富士S10着 新潟記念8着
ラヴェリータ
4
JBCクラシック8着 シリウスS2着 スパーキングLC1着

2010/10/2 阪神10R シリウスステークス(G3)1着 9番 キングスエンブレム

最後にG1で好走実績のない古馬が表8。今年はこの条件に該当する馬が多いものの、過去3走すべて3着以内に好走しているのはキングスエンブレムトランセンド。キングスエンブレムは2走前に初重賞制覇を飾り、前走みやこSでも2着に好走。今年のメンバー構成なら十分好勝負できそうだ。トランセンドは過去3走すべてハナを奪って好走。自分のスタイルが確立してきており、今回もハナを奪えればチャンスはあるだろう。

今年は3歳勢が手薄のため古馬勢が中心。その中でもG1での好走実績があり、マイナス材料のないシルクメビウスが最有力候補といえそうだ。相手には年齢がネックもG1で三度も3着以内に好走しているアドマイヤスバル、G1実績を評価してヴァーミリアン、そして近走成績が安定しているキングスエンブレムとトランセンドの4頭を挙げておきたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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