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第448回 関西リーディング最有力の福永祐一騎手を分析!

2010/11/29(月)

「天才」といわれた福永洋一元騎手の息子として、デビュー前から注目を集めていた福永祐一騎手。今年でデビュー15年目を迎え、11月27日(土)の東京11Rではスノークラッシャーに騎乗してJRA通算1200勝を達成。JRA史上19人目、現役では10人目の快挙となった。これまでも毎年、リーディング上位に入る活躍をみせていたが、今年は11月21日(日)終了時点で、関西リーディングを独走。2位の藤田伸二騎手に13勝差をつけ、初の関西リーディングが見えてきた(全国リーディングは横山典弘騎手が114勝でトップ)。そこで今回は同騎手に注目し、様々な角度から分析してみたい。なおデータ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 福永祐一騎手の年度別成績(過去10年)

着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
※10年 98-100- 76-459/733
13.4%
27.0%
37.4%
63%
86%
09年
93- 82- 89-561/825
11.3%
21.2%
32.0%
77%
79%
08年
86- 70- 86-562/804
10.7%
19.4%
30.1%
62%
83%
07年
82- 80- 67-515/744
11.0%
21.8%
30.8%
91%
87%
06年
88- 69- 87-576/820
10.7%
19.1%
29.8%
70%
69%
05年
109- 70- 81-551/811
13.4%
22.1%
32.1%
94%
79%
04年
96- 81- 96-498/771
12.5%
23.0%
35.4%
64%
82%
03年
83- 78- 67-468/696
11.9%
23.1%
32.8%
91%
89%
02年
89- 62- 78-493/722
12.3%
20.9%
31.7%
100%
75%
01年
81- 68- 69-531/749
10.8%
19.9%
29.1%
81%
72%
通算
1199-1030-1044-5359/10578
11.3%
21.1%
30.9%
76%
78%
※10年は11月21日(日)までの成績。

2010/10/30 京都11R 毎日放送賞スワンS(G2)1着 12番 マルカフェニックス

始めに表1では福永祐一騎手の年度別成績をまとめてみた(過去10年)。勝ち星は01年以降、安定して80勝以上をマーク。最も勝ち星が多かったのは、同騎手が初めて年間100勝を達成した05年。この年を振り返ってみると、重賞16勝の大活躍で、G1はフェブラリーS(メイショウボーラー)、桜花賞(ラインクラフト)、NHKマイルC(ラインクラフト)、オークス(シーザリオ)、朝日杯FS(フサイチリシャール)を制した。今年は11月21日(日)終了時点で、重賞勝ちは6つ。05年と比べると、見劣りはするものの、勝率は05年と互角。重賞以外でコンスタントに勝利を収めてきた結果だろう。最終的には05年の109勝に近い勝ち星になりそうだ。

■表2 福永祐一騎手の脚質別成績(07年11月22日〜10年11月21日)

騎手
脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
福永祐一騎手
逃げ
51-  37-  26-  77/ 191
26.7%
46.1%
59.7%
214%
157%
先行
137- 125-  99- 433/ 794
17.3%
33.0%
45.5%
86%
102%
中団
77-  84- 109- 730/1000
7.7%
16.1%
27.0%
45%
75%
後方
16-  11-  18- 398/ 443
3.6%
6.1%
10.2%
27%
29%
マクリ
3-   3-   3-   5/  14
21.4%
42.9%
64.3%
94%
125%
全騎手
逃げ
2063- 1381- 1008- 6113/10565
19.5%
32.6%
42.1%
192%
142%
先行
4669- 4649- 4049-22240/35607
13.1%
26.2%
37.5%
117%
122%
中団
2584- 3067- 3804-44822/54277
4.8%
10.4%
17.4%
58%
72%
後方
523-  743- 1010-41558/43834
1.2%
2.9%
5.2%
18%
26%
マクリ
176-  173-  141-  474/  964
18.3%
36.2%
50.8%
253%
205%

表2は上段に福永祐一騎手、下段に全騎手の脚質別成績をまとめたもの。ここからは集計期間を過去3年で調査。福永祐一騎手自身は毎年、リーディング上位に入っているため、どの脚質も全騎手より優秀である。中でも特筆すべきは「逃げ」の成績。逃げた時は、勝率26.7%、連対率46.1%、複勝率59.7%という高いアベレージをマーク。約2回に1回は連対していることになる。単・複回収率も極めて高く、同騎手が逃げ馬に騎乗した時はぜひ押さえておきたい。

■表3 福永祐一騎手のクラス別成績(07年11月22日〜10年11月21日)

クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
新馬
45-  34-  24- 126/ 229
19.7%
34.5%
45.0%
88%
87%
未勝利
94-  98-  81- 473/ 746
12.6%
25.7%
36.6%
77%
87%
500万下
70-  58-  61- 458/ 647
10.8%
19.8%
29.2%
57%
75%
1000万下
36-  33-  37- 267/ 373
9.7%
18.5%
28.4%
65%
76%
1600万下
16-  10-  16- 124/ 166
9.6%
15.7%
25.3%
61%
66%
OPEN特別
10-  12-  10-  64/  96
10.4%
22.9%
33.3%
85%
79%
G3
8-   7-   8-  60/  83
9.6%
18.1%
27.7%
56%
98%
G2
5-   6-   9-  32/  52
9.6%
21.2%
38.5%
92%
163%
G1
0-   2-   9-  43/  54
0.0%
3.7%
20.4%
0%
75%

続いてクラス別成績をまとめたのが表3。最も優秀なのは新馬戦。勝率、連対率、複勝率はいずれもクラス別で最も高く、単・複回収率も90%に近い数字を残している。逆に成績がいまひとつなのは1600万下。ほかのクラスと比較すると、好走率、単・複回収率ともに低い。重賞は過去3年で13勝をマーク。G1は07年にローブデコルテでオークスを制したのが最後。過去3年は2、3着止まりで、今年もこれまで桜花賞3着(エーシンリターンズ)、NHKマイルC3着(リルダヴァル)、マイルCS3着(ゴールスキー)だった。

■表4 福永祐一騎手の場所別成績(07年11月22日〜10年11月21日)

場所
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
札幌
1-   3-   1-  11/  16
6.3%
25.0%
31.3%
15%
295%
函館
0-   0-   0-   0/   0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
福島
4-   0-   2-   2/   8
50.0%
50.0%
75.0%
301%
150%
新潟
22-  14-  18- 101/ 155
14.2%
23.2%
34.8%
119%
84%
東京
19-  17-  31- 198/ 265
7.2%
13.6%
25.3%
54%
81%
中山
12-   4-   8-  86/ 110
10.9%
14.5%
21.8%
59%
54%
中京
17-  14-  13-  79/ 123
13.8%
25.2%
35.8%
76%
83%
京都
78-  81-  64- 477/ 700
11.1%
22.7%
31.9%
60%
74%
阪神
91-  88-  94- 537/ 810
11.2%
22.1%
33.7%
67%
86%
小倉
40-  39-  24- 156/ 259
15.4%
30.5%
39.8%
76%
84%

場所別成績(表4参照)では、福島、新潟、小倉が優秀。福島は騎乗回数が8回と少ないため、参考程度にしかならないが、騎乗回数が100回を超える新潟、小倉は得意な競馬場といえるだろう。今年は中京競馬場の改修工事の影響で、12月に小倉開催が行われる。もし福永祐一騎手が小倉に遠征してきた時は、ぜひ狙ってみたい。不得意なのは東京と中山。ほかの競馬場はいずれも連対率20%以上、複勝率30%以上をマークしているのに対し、東京と中山は連対率10%台、複勝率20%台に止まっている。

■表5 福永祐一騎手のコース別成績ベスト20(07年11月22日〜10年11月21日)

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
小倉・芝2000
2-  8-  6- 19/ 35
5.7%
28.6%
45.7%
9%
100%
2
京都・芝1600
7- 10-  7- 32/ 56
12.5%
30.4%
42.9%
42%
78%
3
小倉・芝1200
20- 11-  3- 47/ 81
24.7%
38.3%
42.0%
103%
84%
4
阪神・芝1800外
9- 16-  7- 47/ 79
11.4%
31.6%
40.5%
34%
103%
5
小倉・芝1800
7-  6-  4- 26/ 43
16.3%
30.2%
39.5%
97%
83%
6
阪神・芝1400
9-  7- 16- 50/ 82
11.0%
19.5%
39.0%
115%
112%
7
京都・芝1800外
7-  6-  9- 35/ 57
12.3%
22.8%
38.6%
60%
77%
8
阪神・芝1600外
16-  6- 16- 63/101
15.8%
21.8%
37.6%
79%
94%
9
京都・芝2000
8-  5-  8- 35/ 56
14.3%
23.2%
37.5%
62%
77%
10
阪神・ダ1200
16- 16- 10- 72/114
14.0%
28.1%
36.8%
51%
79%
11
阪神・芝1200
5-  2-  7- 24/ 38
13.2%
18.4%
36.8%
61%
111%
12
小倉・ダ1700
10-  7-  6- 41/ 64
15.6%
26.6%
35.9%
81%
92%
13
東京・ダ1400
4-  1- 10- 28/ 43
9.3%
11.6%
34.9%
50%
113%
14
中京・ダ1700
4-  4-  3- 21/ 32
12.5%
25.0%
34.4%
24%
52%
15
京都・ダ1400
16- 13-  9- 76/114
14.0%
25.4%
33.3%
84%
83%
16
阪神・芝2000
5-  5-  9- 38/ 57
8.8%
17.5%
33.3%
31%
81%
17
阪神・ダ1800
15- 13- 14- 92/134
11.2%
20.9%
31.3%
117%
96%
18
東京・ダ1600
7-  5-  4- 36/ 52
13.5%
23.1%
30.8%
103%
81%
19
京都・芝1200
6-  5-  1- 28/ 40
15.0%
27.5%
30.0%
81%
56%
20
京都・ダ1200
8- 15-  5- 66/ 94
8.5%
24.5%
29.8%
50%
83%
※騎乗回数が30回以上の複勝率に基づく順位。

表5はコース別成績ベスト20。場所別成績でも優秀だった小倉は、芝1200m、芝1800m、芝2000m、ダート1700mがベスト20にランクイン。ただし1位の小倉芝2000mは複勝率45.7%という高い数字をマークしているものの、勝率はわずか5.7%となぜか勝ち切れない。馬券的には単・複回収率も優秀な芝1200m、18000m、ダート1700mのほうが狙い目だろうそのほかのコースでオススメなのは、京都ダート1400m、阪神ダート1800m、東京ダート1600m。いずれも好走率、単・複回収率ともに高い数字をマークしている。

■表6 福永祐一騎手の厩舎別成績ベスト20(07年11月22日〜10年11月21日)

順位
厩舎
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
(栗)坂口正則
3- 5- 8-17/33
9.1%
24.2%
48.5%
61%
146%
2
(栗)平田修
6- 4- 6-18/34
17.6%
29.4%
47.1%
51%
80%
3
(栗)宮本博
6- 5- 4-18/33
18.2%
33.3%
45.5%
66%
131%
4
(栗)友道康夫
11-14- 8-42/75
14.7%
33.3%
44.0%
42%
82%
5
(栗)長浜博之
2- 5-11-23/41
4.9%
17.1%
43.9%
28%
101%
6
(栗)笹田和秀
6- 5- 2-17/30
20.0%
36.7%
43.3%
125%
114%
7
(栗)松永幹夫
7- 7- 5-25/44
15.9%
31.8%
43.2%
62%
84%
8
(栗)音無秀孝
9- 5-11-35/60
15.0%
23.3%
41.7%
61%
93%
9
(栗)石坂正
7- 4- 6-25/42
16.7%
26.2%
40.5%
80%
77%
10
(栗)藤原英昭
15-10-10-54/89
16.9%
28.1%
39.3%
76%
76%
11
(美)堀宣行
5- 4- 5-22/36
13.9%
25.0%
38.9%
82%
85%
12
(栗)安田隆行
15- 5- 4-39/63
23.8%
31.7%
38.1%
128%
84%
13
(栗)松田博資
8- 5- 8-36/57
14.0%
22.8%
36.8%
55%
92%
14
(栗)大久保龍
6-10- 9-44/69
8.7%
23.2%
36.2%
41%
95%
15
(栗)松田国英
9- 3- 7-34/53
17.0%
22.6%
35.8%
114%
81%
16
(栗)小崎憲
6- 8- 9-42/65
9.2%
21.5%
35.4%
37%
94%
17
(栗)領家政蔵
7- 1- 5-26/39
17.9%
20.5%
33.3%
284%
117%
18
(栗)松元茂樹
7- 7- 7-47/68
10.3%
20.6%
30.9%
44%
61%
19
(栗)中竹和也
2- 6- 3-25/36
5.6%
22.2%
30.6%
33%
69%
20
(栗)角居勝彦
6- 9- 3-41/59
10.2%
25.4%
30.5%
65%
60%
※騎乗回数が30回以上の複勝率に基づく順位。

最後に表6では厩舎別成績ベスト20をまとめた。ベスト20をざっと見渡すと、11位にランクインした堀宣行厩舎以外はすべて関西の厩舎。関東の厩舎とは基本的に相性がいまひとつのようだ。1位にランクインしたのは坂口正則厩舎。複勝率は48.5%と優秀だが、勝率は9.1%といまひとつ。過去3年でわずか3勝しかしておらず、オススメはできない。最も注目したいのは笹田和秀厩舎。開業してわずか3年目の厩舎で、これまで29勝を挙げており、そのうち6勝が同騎手で挙げた勝利。主戦級の扱いで、同騎手もしっかりと期待に応えている。そのほかにも安田隆行厩舎、松田国英厩舎、領家政蔵厩舎は好走率、回収率ともに優秀だ

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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