第447回 今年も日本勢優勢か?ジャパンCを分析する|競馬情報ならJRA-VAN

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第447回 今年も日本勢優勢か?ジャパンCを分析する

2010/11/25(木)

今週はジャパンC。エリザベス女王杯を制したスノーフェアリーの回避は残念だが、それでも外国馬が久々に8頭と大挙出走。一方の日本馬もブエナビスタにナカヤマフェスタの4歳馬2頭を筆頭に、好メンバーが顔を揃えた。さて、今年はどんな結果が待っているのか、データから分析してみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 所属、性別成績

所属
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
美浦
2-  0-  3- 22/ 27
7.4%
7.4%
18.5%
161%
45%
栗東
6-  8-  5- 56/ 75
8.0%
18.7%
25.3%
47%
50%
地方
0-  1-  0-  5/  6
0.0%
16.7%
16.7%
0%
36%
外国
2-  1-  2- 50/ 55
3.6%
5.5%
9.1%
56%
38%
日本・牡、セン
7-  9-  6- 75/ 97
7.2%
16.5%
22.7%
77%
48%
日本・牝
1-  0-  2-  8/ 11
9.1%
9.1%
27.3%
32%
49%
外国・牡、セン
2- 1- 1-40/44
4.5%
6.8%
9.1%
70%
43%
外国・牝
0- 0- 1-10/11
0.0%
0.0%
9.1%
0%
17%

まず外国馬大挙出走ということで、過去10年の所属別成績を調べたのが表1。関西馬優勢は近年の日本競馬の傾向通り。そして外国馬と日本馬の比較では、日本馬が大きくリードしている。外国馬は複勝率9.1%と、8頭が出走しても馬券に絡めるか少々微妙な確率になっており、「今年は数が多いから1頭くらいは」とは言い難い。
また、牝馬は昨年のウオッカが日本馬としては初優勝で、外国馬を含めても89年のホーリックス以来の勝利だった。ただ、下の表3では赤字で記したように、牝馬の好走馬は近年に集中。世界的に牝馬の活躍が目立つ流れも考慮すれば、減点材料とするまでには至らない印象だ。

■表2 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1
4-  2-  4-  0/ 10
40.0%
60.0%
100.0%
91%
124%
2
1-  3-  2-  4/ 10
10.0%
40.0%
60.0%
42%
107%
3
1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
106%
45%
4
1-  1-  0-  8/ 10
10.0%
20.0%
20.0%
138%
46%
5
1-  3-  1-  5/ 10
10.0%
40.0%
50.0%
109%
133%
6
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
26%
7
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
34%
8
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
9
2-  0-  0-  8/ 10
20.0%
20.0%
20.0%
615%
126%
10
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
91%
12
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16
0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
17
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
18
0-  0-  0-  4/  4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

■表3 1〜3着馬の人気と配当

1着馬
2着馬
3着馬
馬連
馬単
3連複
3連単
馬名
馬名
馬名
00
テイエムオペラオー
1
メイショウドトウ
5
ファンタスティックライト
2
810
01
ジャングルポケット
2
テイエムオペラオー
1
ナリタトップロード
5
710
02
ファルブラヴ
9
サラファン
11
シンボリクリスエス
1
25600
45850
35730
03
タップダンスシチー
4
ザッツザプレンティ
5
シンボリクリスエス
1
7020
15660
4210
04
ゼンノロブロイ
1
コスモバルク
2
デルタブルース
7
1040
1810
3460
14770
05
アルカセット
3
ハーツクライ
2
ゼンノロブロイ
1
3310
6330
1850
15450
06
ディープインパクト
1
ドリームパスポート
5
ウィジャボード
3
750
860
1400
3830
07
アドマイヤムーン
5
ポップロック
4
メイショウサムソン
1
3660
8100
1450
15980
08
スクリーンヒーロー
9
ディープスカイ
1
ウオッカ
2
7620
25160
6410
68950
09
ウオッカ
1
オウケンブルースリ
2
レッドディザイア
6
1020
2020
2460
11690
※02年は中山開催、背景青は外国馬、赤字は牝馬

人気別成績(表2)では、1番人気が複勝率100。2番人気は1勝止まりながら、連対率40%、複勝率60%は悪くない。全体としては5番人気以内に好走馬が多く、表3にあるように6番人気以下の好走馬5頭中2頭は02年の中山開催である。

■表4 枠番別成績(中山の02年除く)

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1枠
1- 1- 0-14/16
6.3%
12.5%
12.5%
86%
28%
2枠
1- 0- 1-15/17
5.9%
5.9%
11.8%
64%
22%
3枠
1- 1- 3-12/17
5.9%
11.8%
29.4%
21%
48%
4枠
2- 0- 2-13/17
11.8%
11.8%
23.5%
33%
42%
5枠
1- 4- 2-10/17
5.9%
29.4%
41.2%
15%
74%
6枠
1- 1- 1-14/17
5.9%
11.8%
17.6%
7%
38%
7枠
1- 1- 0-21/23
4.3%
8.7%
8.7%
46%
21%
8枠
1- 1- 0-21/23
4.3%
8.7%
8.7%
178%
38%

02年の中山開催を除いた枠番別成績が表4。8枠に3頭入る年もあり、内枠が1頭だけの年もありでやや頭数がばらついているが、全体としては中枠が好成績で、特に複勝率では3〜6枠が頭ひとつ抜け出している。また、7、8枠は他の枠より出走頭数が多いながらも各2連対にとどまり、外枠は少々割引が必要だろう。

■表5 脚質・上がり別成績(中山の02年除く)

脚質・上がり
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
逃げ
1- 0- 0- 8/ 9
11.1%
11.1%
11.1%
153%
31%
先行
1- 5- 2-31/39
2.6%
15.4%
20.5%
27%
42%
中団
7- 2- 4-47/60
11.7%
15.0%
21.7%
108%
44%
後方
0- 2- 3-34/39
0.0%
5.1%
12.8%
0%
28%
3F 1位
3- 3- 1- 3/10
30.0%
60.0%
70.0%
82%
108%
3F 2位
3- 2- 5- 3/13
23.1%
38.5%
76.9%
410%
183%
3F 3位
1- 2- 2- 4/ 9
11.1%
33.3%
55.6%
40%
115%
3F〜5位
2- 0- 0-15/17
11.8%
11.8%
11.8%
143%
31%
3F6位〜
0- 2- 1-95/98
0.0%
2.0%
3.1%
0%
6%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

2006/11/26 東京10R ジャパンカップ(G1)1着 6番 ディープインパクト

同じく02年を除いた脚質別では、連対馬のちょうど半数が「中団」。また、好走確率で「中団」が「逃げ」や「先行」と肩を並べるデータはあまり見られないが、このジャパンCは「中団」の連対率、複勝率は「先行」と互角で、「逃げ」を上回る。上がり3ハロン上位を記録した馬の好走確率も非常に高く、しっかりとした末脚を持つ差し馬の台頭が目立つレースだ。

■表6 年齢、性別成績

所属
年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
3歳
1-  4-  3- 27/ 35
2.9%
14.3%
22.9%
12
50
4歳
6-  3-  4- 31/ 44
13.6%
20.5%
29.5%
177
68
5歳
2-  2-  3- 32/ 39
5.1%
10.3%
17.9%
36
53
6歳
1-  1-  0- 22/ 24
4.2%
8.3%
8.3%
57
19
7歳以上
0-  0-  0- 21/ 21
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
日本馬
3歳
1- 4- 3-21/29
3.4%
17.2%
27.6%
14%
61%
4歳
5- 3- 3-10/21
23.8%
38.1%
52.4%
273%
106%
5歳
1- 1- 2-24/28
3.6%
7.1%
14.3%
12%
25%
6歳
1- 1- 0-12/14
7.1%
14.3%
14.3%
98%
32%
7歳以上
0- 0- 0-16/16
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
外国馬
3歳
0- 0- 0- 6/ 6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
4歳
1- 0- 1-21/23
4.3%
4.3%
8.7%
89%
33%
5歳
1- 1- 1- 8/11
9.1%
18.2%
27.3%
96%
123%
6歳
0- 0- 0-10/10
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
7歳以上
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%

年齢別では4歳が優勢。特に日本馬にかぎれば4歳馬は連対率38.1%、複勝率52.4と非常に高く、単複の回収率も100%を超えている。外国馬は好走した5頭すべてが4〜5歳馬。特に5歳馬は連対率18.2%、複勝率27.3で、3歳の日本馬と互角の成績を残している。他のデータをクリアすればという前提つきながら、外国馬ならまず5歳に注目したい。

■表7 前走着順別成績(日本馬)

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
前走1着
4- 1- 6-10/21
19.0%
23.8%
52.4%
280%
126%
前走2着
0- 3- 1-10/14
0.0%
21.4%
28.6%
0%
49%
前走3着
2- 1- 0- 4/ 7
28.6%
42.9%
42.9%
70%
54%
前走4着
1- 3- 0- 5/ 9
11.1%
44.4%
44.4%
46%
80%
前走5着
0- 0- 0- 6/ 6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走6〜9着
1- 1- 0-22/24
4.2%
8.3%
8.3%
45%
17%
前走10着〜
0- 0- 0-24/24
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
※凱旋門賞3位入線失格のディープインパクトは前走3着として集計
01年3着のナリタトップロードは前走競走中止

■表8 前走レース別成績(日本馬)

前走クラス/レース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
天皇賞・秋
4- 6- 5-38/53
7.5%
18.9%
28.3%
35%
42%
菊花賞
1- 3- 1-16/21
4.8%
19.0%
23.8%
20%
58%
京都大賞典
1- 0- 1- 3/ 5
20.0%
20.0%
40.0%
276%
124%
アルゼンチン共和国杯
1- 0- 0- 6/ 7
14.3%
14.3%
14.3%
585%
101%
凱旋門賞
1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
65%
55%
秋華賞
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
260%
※前走レースは好走馬輩出レースのみ
前走レースの背景灰色は今年の登録馬なし

表7、表8は日本馬の前走着順、前走レースについてまとめたもの。表7のディープインパクト凱旋門賞3位失格は3着扱い、ナリタトップロードの前走落馬は集計からは除外している。好走馬24頭中22頭は前走4着以内で、残る2頭も前走6着。緩くみても前走は6着以内を条件としたい。また、前走レースでは天皇賞(秋)が半数近くを占め、残るは菊花賞など。2000m以上のG1、G2に限られている。

■表9 天皇賞(秋)組の好走馬

馬名
年齢
JC
天皇賞
備考
00 テイエムオペラオー
4
1
1
1
1
 
メイショウドトウ
4
5
2
2
2
 
01 テイエムオペラオー
5
1
2
1
2
 
02 シンボリクリスエス
3
1
3
3
1
同年ダービー2着
03 シンボリクリスエス
4
1
3
1
1
 
04 ゼンノロブロイ
4
1
1
1
1
 
05 ハーツクライ
4
2
2
2
6
前々走宝塚記念2着
ゼンノロブロイ
5
1
3
1
2
 
07 アドマイヤムーン
4
5
1
2
6
前々走宝塚記念1着
ポップロック
6
4
2
4
4
前々走京都大賞典2着、前年有馬記念2着
メイショウサムソン
4
1
3
1
1
 
08 ディープスカイ
3
1
2
3
3
同年ダービー、NHKマイルC1着
ウオッカ
4
2
3
1
1
 
09 ウオッカ
5
1
1
1
3
同年安田記念、ヴィクトリアM1着
オウケンブルースリ
4
2
2
3
4
前々走京都大賞典1着、前年菊花賞1着

天皇賞組の好走馬は表9の15。そのうち12頭が天皇賞3番人気以内かつジャパンC2番人気以内と、この路線で中心的な存在として評価されていた馬だった。また、天皇賞6着の2頭は、その天皇賞が休養明けで、前々走の宝塚記念で連対。天皇賞4着の2頭は前々走京都大賞典連対+G1連対実績馬。4着以下から巻き返すなら、前々走の連対とG1連対実績が必須だ。また、3着馬(今年は不在)は東京コースでG1・2勝以上、そして3歳馬2頭は(天皇賞も含め)G1馬、かつG1での2回の連対実績があった。

■表10 菊花賞組の好走馬

馬名
JC
菊花賞
ダービー
皐月賞
その他秋の実績
01 ジャングルポケット
2
1
1
4
1
1
2
3
 
03 ザッツザプレンティ
5
2
5
1
7
3
5
8
 
04 コスモバルク(地方馬)
2
2
2
4
2
8
1
2
セントライト記念1着
デルタブルース
7
3
8
1
不出走
不出走
 
06 ドリームパスポート
5
2
2
2
7
3
10
2
神戸新聞杯1着

菊花賞組の好走馬は、菊花賞4着以内の5頭。G1馬、または秋の重賞で勝ち鞍があることが5頭共通の条件になっている。また、春のクラシックにも出走していれば、クラシックで複数回の馬券圏内を経験しているのが理想だ(地方馬・コスモバルク、春のクラシック不出走のデルタブルースを除く3頭)。

■表11 その他の組の好走馬(日本馬)

馬名
年齢
JC
前走
同年G1
その他G1
レース名
01 ナリタトップロード
5
5
3
京都大賞典
2
天皇賞(春)3着 菊花賞1着、ダービー2着など
03 タップダンスシチー
6
4
1
京都大賞典
1
1
宝塚記念3着 有馬記念2着
06 ディープインパクト
4
1
1
凱旋門賞
3失
宝塚記念、天皇賞(春)1着 ダービー1着など
08 スクリーンヒーロー
4
9
1
アルゼンチン
3
1
09 レッドディザイア
3
6
3
秋華賞
2
1
オークス2着、桜花賞2着

そして表11は、天皇賞、菊花賞以外の組。前走は失格や落馬もあって今ひとつ掴みづらいが、ディープインパクトは3位入線。そしてナリタトップロードも、もし直線で落馬せずゴールしていれば3着以内は間違いない態勢だっただけに、一応3着以内を目安と考えたい。ただし、ディープインパクト、ナリタトップロードは同じ東京2400mのダービー連対馬、かつG1馬。前走勝ち馬以外なら、G1実績と東京2400mでの実績に注目だ。

■表12 外国馬の好走馬

馬名
年齢
同年G1
00 ファンタスティックライト
4
2
3
マンノウォーS1着、キングジョージ2着
02 ファルブラヴ
4
9
1
共和国大統領賞1着、ミラノ大賞典1着
サラファン
5
11
2
エディーリードH1着、アーリントンミリオン2着
05 アルカセット
5
3
1
サンクルー大賞1着、コロネーションC2着
06 ウィジャボード
5
3
3
BCフィリー&メアターフ1着、プリンスオブウェールズS1着

最後に外国馬について。表6にもあった通り、好走馬はすべて4〜5歳。そしてG1実績に注目すると、いずれも同年のG1で1勝以上、かつ2連対以上を記録していた。ひとくちに「G1」といってもさまざまだが、イタリアのG1馬で当時は評価の低かったファルブラヴは02年にこのレースを制し、翌03年はG1・5勝の飛躍を見せている。

【結論】
日本馬優勢の傾向が続くジャパンC。1番人気が複勝率100%を記録するなど、全体として上位人気馬の好走が目立っている。脚質は差し、枠順では中枠が良い傾向。日本馬なら4歳馬が優勢で、7歳以上は苦戦。前走は天皇賞(秋)出走馬が好走馬の半数近くを占め、前走着順は4着以内が中心。外国馬なら、年内のG1で複数回好走している馬、5歳馬に注意したい。

2010/10/31 東京11R 天皇賞(秋)(G1)1着 2番 ブエナビスタ

日本馬では秋の天皇賞を制したブエナビスタが筆頭格。安定感抜群の1番人気(表2)に支持されることが濃厚な上、日本馬では好成績が目立つ4歳馬(表6)。爆発力のある末脚もこの舞台では強力な武器になる(表5)。また、前走上位人気で今回も上位人気必至という点も、天皇賞組の多くの好走馬に共通する材料だ(表9)。

2番手以下は評価が難しい馬が揃ったが、ブエナビスタ同様に4歳馬の好成績(表6)を評価すればナカヤマフェスタ。凱旋門賞で2着と好走し、宝塚記念優勝実績で表11「その他の組」前走2〜3着馬の条件はクリア。理想は東京2400mのG1実績馬だが、本格化前のダービー4着、そして今春のオープン・メトロポリタンS優勝とまずまず。差す脚質もブエナビスタ同様にプラス材料になる(表5)。

そのほかでは、表10の菊花賞組でドリームパスポートに似通った実績(春のクラシック好走→秋1、2着)を残してきているローズキングダム。別路線組(表11)で前走2着、東京2400mを含むG1・2連対のオウケンブルースリも互角の評価。同じく別路線組で前走2着のダービー馬・エイシンフラッシュはG1・1連対のため、やや離れた次位の評価になる。他の日本馬も魅力ある馬ばかりだが、いずれも年齢や実績面などにいくつか減点材料を抱えている。また、筆頭格としたブエナビスタが人気だけに手も広げづらく、データ視点からの日本馬はここまでとしたい。

そして8頭が出走する外国馬は、表12本文で記した「同年G1勝ち+同年G1・2連対以上」という馬は不在。表1にあるように外国馬は日本馬に対して劣勢も否めないだけに、今年も日本馬中心の狙いでいいだろう。あえて外国馬から1頭挙げるならヴォワライシ。G1では勝利こそないものの2着2回、そして外国馬では好成績の5歳馬(表6)だ。「2連対以上」ではなく「G1勝ち」に注目すればジョシュアツリーになるが、3歳の外国馬は96年のエリシオ3着以来好走がなく、同馬の父モンジューも3歳の99年に1番人気で4着敗退を喫している。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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