第442回 いざJCダートへ!武蔵野Sを展望|競馬情報ならJRA-VAN

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第442回 いざJCダートへ!武蔵野Sを展望

2010/11/8(月)

今週日曜日はエリザベス女王杯が行われるが、同レースの展望は週半ばに譲り、今回は東京競馬場で行われる武蔵野Sを展望してみたい。近年の優勝馬からは次走JCダートの好走馬は出ていないが、このレースを経てJCダートへ向かう馬は少なくない。中山で行われた02年を含み、過去10年の武蔵野Sの好走馬を調べ、傾向を考えていくことにする。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 武蔵野S出走馬の年齢別成績(過去10年)

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収率
複勝回収率
3歳
5-  2-  2- 17/ 26
19.2%
26.9%
34.6%
161
70
4歳
0-  2-  3- 31/ 36
0.0%
5.6%
13.9%
0
70
5歳
5-  3-  1- 28/ 37
13.5%
21.6%
24.3%
211
95
6歳
0-  2-  2- 26/ 30
0.0%
6.7%
13.3%
0
109
7歳以上
0-  1-  2- 25/ 28
0.0%
3.6%
10.7%
0
72

上の表1は過去10年の武蔵野Sの年齢別成績。3歳馬が【5.2.2.17】、5歳馬が【5.3.1.28】という成績。この2つの年齢で勝ち馬10頭すべてを占め、さらに連対馬20頭中15頭が該当という特徴的な傾向が出ている。地方のレースを含めたダートグレード戦線は、芝に比べて高齢馬でも活躍する傾向があるが、このレースではそれが当てはまっていない。そこで年齢ごとに好走馬のタイプを割り出していくことにしてみたい。

■表2 武蔵野Sに出走した3歳馬の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収率
複勝回収率
1番人気 2- 1- 1- 1/ 5
40.0%
60.0%
80.0%
122
122
2番人気 1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
625
80
3番人気 0- 0- 1- 2/ 3
0.0%
0.0%
33.3%
0
63
4番人気 0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
0
105
5番人気 2- 0- 0- 0/ 2
100.0%
100.0%
100.0%
1175
330
6番人気 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
7番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
8番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
9番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
10番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
11番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
12番人気 0- 0- 0- 0/ 0
13番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
14番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
15番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

まずは3歳馬について考える。上の表2は武蔵野Sに出走した3歳馬の年齢別成績。1番人気は【2.1.1.1】で連対率は60%、単・複回収率は100%を超えている。まずまずの成績とも言えるが、近年は人気よりも下回る成績が続いている。07年はあのカネヒキリが2着に敗退。06年はフサイチリシャールが5着、08年はユビキタスが3着。フサイチリシャールは初ダートであり、その点を敗因に結び付けたいところだが、03年にサイレントディールが初ダートにもかかわらず1番人気で優勝を果たしている。01年優勝のクロフネも同様だ。カネヒキリは前走ジャパンダートダービー優勝などすでにダートで王者の風格を漂わせていたが、ここで斤量57キロを背負い、同年齢のサンライズバッカスに敗れた。07年はロングプライドが2番人気で9着、昨年はトランセンドが3番人気で6着と、重賞好走実績馬でも苦戦を強いられている。3歳の実績馬とはいえ、無条件に飛びついてはいけない。

一方、5番人気のキクノサリーレ(08年)、ワンダーアキュート(09年)と2年連続で伏兵が優勝。この2頭に共通しているのは古馬混合1600万クラスを経ての連勝馬であったこと。この手のタイプを狙うのが配当的にも妙味があり、面白そうだ。なお、6番人気以下の馬による好走はまだない。ひとまずは軽視してみたいところだ。

■表3 武蔵野Sに出走した4歳馬の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収率
複勝回収率
1番人気 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
2番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
3番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
4番人気 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
5番人気 0- 1- 1- 2/ 4
0.0%
25.0%
50.0%
0
185
6番人気 0- 1- 0- 2/ 3
0.0%
33.3%
33.3%
0
130
7番人気 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
8番人気 0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0
400
9番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
10番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
11番人気 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
12番人気 0- 0- 1- 2/ 3
0.0%
0.0%
33.3%
0
330
13番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
14番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
15番人気 0- 0- 0- 0/ 0
16番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

2009/11/7 東京11R 東京中日S杯武蔵野S(G3)1着 5番 ワンダーアキュート

続いて4歳馬を考えてみる(表3参照)。表1で示したように近10年で優勝はない。2、3着馬ばかりだ。しかも上位3番人気までに支持された馬が【0.0.0.7】という不振に陥っている。ちなみに1番人気に支持された3頭のうち2頭はサクセスブロッケン(フェブラリーS)、ゴールドティアラ(南部杯)というG1馬。同年に左回りのマイルG1を制しており、1番人気になるのは当然だろう。だが、59キロ(牝馬は57キロ)の斤量が響いたが、ともに敗退した。2番人気に支持された09年マチカネニホンバレは前走エルムS1着、01年エンゲルグレーセもやはり前走エルムSを勝っていたが、そろって4着に敗退。普通の感覚では走ってくれそうな馬がことごとく負けているというのが4歳馬の特徴だ。

ではどんなタイプの馬が走っているのか。具体的な名前を挙げると、サンライズバッカス、フィールドルージュ、ベルモントパティ、グラスエイコウオー、イーグルカフェの5頭。すべて差し・追い込み馬というのは偶然だろうか。これらの馬が人気よりも上の着順にきている。ダートグレードでバリバリの実績があったのはサンライズバッカスくらい。あとはOP特別や芝のレースでの実績馬。ベルモントパティは1000万クラスを勝ち上がったばかりの格上挑戦馬だった。

■表4 武蔵野Sに出走した5歳馬の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収率
複勝回収率
1番人気 0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0
120
2番人気 2- 1- 0- 1/ 4
50.0%
75.0%
75.0%
337
162
3番人気 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
4番人気 1- 0- 0- 3/ 4
25.0%
25.0%
25.0%
270
95
5番人気 1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
620
200
6番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
7番人気 0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
0
145
8番人気 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
9番人気 1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
1390
260
10番人気 0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
0
184
11番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
12番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
13番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
14番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
15番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

次に5歳馬を見ていこう(表4参照)。こちらは1番人気から10番人気まで幅広いところから連対馬が出ている。こうなると好走馬のタイプも一見つかみどころがないように見える。しかし、07年9番人気1着エイシンロンバード、06年1着シーキングザベスト、04年2着サイレンスボーイ、02年4番人気1着ダブルハピネス、00年1着サンフォードシチーなどには共通点がある。その年に条件クラスから昇級し、ダートのOP特別戦や重賞で好走を果たしていたということ。今年に入り本格化したようなタイプの馬が狙い目と言えるだろう。

■表5 武蔵野Sに出走した6歳馬の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収値
複勝回収値
1番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
2番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
3番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
4番人気 0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0
190
5番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
6番人気 0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0
360
7番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
8番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
9番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
10番人気 0- 0- 0- 0/ 0
11番人気 0- 1- 1- 1/ 3
0.0%
33.3%
66.7%
0
913
12番人気 0- 0- 0- 6/ 6
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
13番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
14番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
15番人気 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
16番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

■表6 武蔵野Sに出走した7歳以上馬の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収値
複勝回収値
1番人気 0- 0- 0- 0/ 0
2番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
3番人気 0- 0- 0- 0/ 0
4番人気 0- 0- 0- 0/ 0
5番人気 0- 0- 0- 0/ 0
6番人気 0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
0
215
7番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
8番人気 0- 1- 1- 1/ 3
0.0%
33.3%
66.7%
0
536
9番人気 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
10番人気 0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
11番人気 0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
12番人気 0- 0- 0- 0/ 0
13番人気 0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
14番人気 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
15番人気 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
16番人気 0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

最後に6歳馬と7歳以上の馬を一緒に考えることにする。6歳馬(表5)でも上位人気に支持されるケースが何度かあり、この取捨がポイントとなる。昨年11番人気ながら2着に食い込んだダイショウジェットは、5月の欅Sを勝利していた他に4月のアンタレスSで5着の実績があった。やはり11番人気で3着に入った03年ロングカイソウは前走船橋のクイーン賞で2着、同年8番人気2着のハギノハイグレイドも前走白山大賞典2着馬だった。6歳以上になると、過去にダートグレードで好走実績がある古豪と言われるタイプが多いであろうが、今年に入ってもしっかりと力を示していた馬が、好走していることになる。人気薄のよる好走があるとはいえ、いわゆる「終わりかけた馬」の激変を期待するのは得策ではないというわけだ。

【結論】

それでは今年の武蔵野Sを展望してきたいのだが、7日の午後の段階で45頭もの馬が登録している。ひとまず現時点での出走メンバーは以下の表7と見込むことにする。

■表7 今年の武蔵野Sの主な出走馬

馬名
性齢
斤量
前走成績
エーシンクールディ
牡4
54
テレビ静岡賞1着
ケイアイガーベラ
牝4
54
エニフS1着
シルクフォーチュン
牡4
56
中山オータムP1着
スズカコーズウェイ
牡6
57
ペルセウスS7着
タマモホットプレイ
牡9
57
室町S12着
ダイショウジェット
牡7
56
サマーチャンピオン2着
ダノンカモン
牡4
56
ペルセウスS1着
ティアップワイルド
牡4
56
プロキオンS5着
ナニハトモアレ
牡4
56
みやこS12着
バーディバーディ
牡3
57
南部杯5着
バトードール
牡3
55
ジャパンDD3着
ブラボーデイジー
牝5
55
府中牝馬S8着
マルカシェンク
牡7
56
富士S10着
ユノゾフィー
牡4
56
秋嶺S1着
ラッシュストリート
セ5
57
アンタレスS15着
ワンダーポデリオ
牡6
56
ペルセウスS8着
※フルゲート16頭。上記の他29頭が登録。

2010/10/16 東京10R 秋嶺ステークス 1着 15番 ユノゾフィー

まず3歳馬はバーディバーディとバトードールが登録。実績は前者が上だが、斤量57キロを背負うこともあり簡単には飛びつけない。そうなるとジャパンダートダービー3着以来の休み明けでも後者のバトードーだが、ワンダーアキュートやキクノサリーレのようなタイプとは違う。喜んで買いたいわけでもない。

4歳馬の注目はケイアイガーベラになるだろうか。2走前にプロキオンSで先日のJBCスプリントを制したサマーウインド以下に完勝。前走エニフSでも1着と力の違いを見せた。しかし、前述の通り4歳馬は誰しもが支持する人気馬ではなく、意外な馬が好走している。昇級の追い込み馬であるシルクフォーチュンユノゾフィーに注目してみることにする。前走ペルセウスSを勝ったダノンカモンも無視できない。

5歳馬はブラボーデイジーとラッシュストリート。傾向に沿うのは今年1月の招福Sで1600万クラスを勝ち上がり、続く佐賀記念を制したラッシュストリートの方。ただし、アンタレスS15着以来の休み明け。過去10年、休み明けの馬でも好走を果たしているが、この点がどうかだ。6歳以上の馬で、今年のダートグレードで好走実績があるのはダイショウジェット。昨年のこのレースの2着馬だ。ただし、同馬も8月のサマーチャンピオン以来の休み明け。前年とはローテーションが違う。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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