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第433回 今年も古馬が優勢!?毎日王冠を分析する

2010/10/7(木)

今週は天皇賞(秋)を占う意味で重要なステップレース・毎日王冠、京都大賞典が行われる。毎年、春のG1戦線で活躍した馬は両レースから始動するケースが多い。今年も毎日王冠は、安田記念勝ち馬ショウワモダン、同レース3着スマイルジャックらの実力馬が出走を予定。また日本ダービーで2番人気に支持されたペルーサら3頭の3歳馬も出走を予定している。果たして天皇賞(秋)に向けて名乗りを上げるのはどの馬だろうか。過去10年のデータを基に分析していきたい。なおデータ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 毎日王冠の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
1-  2-  1-  6/ 10
10.0%
30.0%
40.0%
30%
47%
2番人気
2-  1-  1-  6/ 10
20.0%
30.0%
40.0%
136%
71%
3番人気
1-  2-  1-  6/ 10
10.0%
30.0%
40.0%
64%
91%
4番人気
2-  1-  0-  7/ 10
20.0%
30.0%
30.0%
175%
76%
5番人気
2-  2-  1-  5/ 10
20.0%
40.0%
50.0%
245%
177%
6番人気
0-  2-  0-  8/ 10
0.0%
20.0%
20.0%
0%
67%
7番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8番人気
1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
444%
143%
9番人気
1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
179%
98%
10番人気
0-  0-  3-  6/  9
0.0%
0.0%
33.3%
0%
223%
11番人気
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番人気
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番人気
0-  0-  1-  3/  4
0.0%
0.0%
25.0%
0%
475%
14番人気
0-  0-  0-  4/  4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0-  0-  0-  3/  3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気
0-  0-  0-  3/  3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
17番人気
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
18番人気
0-  0-  0-  0/  0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

まず表1が毎日王冠の人気別成績(過去10年)。1番人気で勝利したのは04年テレグノシスのみで、2着2回3着1回という成績。2着2回は08、09年に圧倒的な1番人気に支持されたウオッカで、大半の馬が人気を裏切っている。1番人気は、2、3番人気と連対率、複勝率が同率。1番人気だからといって信頼はできない好走馬が多いのは5番人気で連対率40%、複勝率50%をマーク。同人気で着順が人気を下回ったのはわずか2頭で、ほとんどの馬が人気以上に好走している。二ケタ人気からは4頭の好走馬が出ているがいずれも3着。連対馬20頭はすべて9番人気以内から出ている

■表2 毎日王冠の斤量別成績(過去10年)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
55kg
0-  0-  0-  6/  6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
56kg
0-  1-  0-  0/  1
0.0%
100.0%
100.0%
0%
200%
57kg
3-  7-  6- 69/ 85
3.5%
11.8%
18.8%
62%
88%
58kg
7-  1-  2- 20/ 30
23.3%
26.7%
33.3%
247%
108%
59kg
0-  1-  2-  3/  6
0.0%
16.7%
50.0%
0%
110%

表2は毎日王冠の斤量別成績。相性が良いのは58キロで、勝ち馬7頭を輩出。最も出走頭数が多い57キロと比べれば、好走率は格段に高いことがわかる。59キロは複勝率50%をマークしているが、勝ち馬はゼロ。59キロを背負う馬は上位人気に推されることが多いが、好走しても2着までとなっている。不振なのは55キロで、6頭が出走して1頭も好走馬が出ていない。

■表3 毎日王冠の前走レース別成績(過去10年)

クラス
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
G1
宝塚記念
4- 0- 2-13/19
21.1%
21.1%
31.6%
272%
104%
安田記念
2- 5- 0-10/17
11.8%
41.2%
41.2%
80%
83%
天皇賞(春)
0- 1- 0- 3/ 4
0.0%
25.0%
25.0%
0%
87%
Qエリザベス2世C
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
360%
日本ダービー
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
G2
札幌記念
0- 2- 0- 6/ 8
0.0%
25.0%
25.0%
0%
58%
オールカマー
0- 0- 3- 9/12
0.0%
0.0%
25.0%
0%
163%
その他
0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
G3
関屋記念
2- 0- 2- 7/11
18.2%
18.2%
36.4%
106%
226%
北九州記念
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
570%
210%
小倉記念
0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
0%
170%
キャッシュコールM
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0%
200%
京成杯AH
0- 0- 2- 7/ 9
0.0%
0.0%
22.2%
0%
124%
その他
0- 0- 0-26/26
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
OPEN特別
0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
1600万下
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
1480%
233%

表3では毎日王冠の前走レース別成績をクラスごとにまとめてみた。好走馬が最も多いのはG1組で、好走馬30頭中15頭は同組。特に前走宝塚記念、安田記念出走馬の好走が多い相性が悪いのは日本ダービー組。過去10年で出走頭数はわずか3頭だが、06年ロジック16着、06年マルカシェンク4着、同年サクラメガワンダー9着と振るわない。
次にG2組を見ていこう。同組からは勝ち馬が出ておらず、札幌記念から2頭、オールカマーから3頭の好走馬が出ているだけ。そのほかのレースからは4頭が出走していずれも4着以下に敗れている
出走頭数が最も多いのはG3組。好走馬の内訳は関屋記念から4頭、京成杯AHから2頭、北九州記念、小倉記念、キャッシュコールマイルからそれぞれ1頭となっている。関屋記念組からは勝ち馬2頭が出ており、複勝率は36.4%をマーク。同組の出走馬がいたら警戒したい。そしてそのほかのレースからは26頭が出走して好走馬はゼロ特に朝日チャレンジC組は【0.0.0.10】と相性が悪い
OPEN特別と1600万下はレース名を割愛して、クラスごとの成績のみを抜き出した。好走馬は前走1600万下のニューマーケットCに出走していた07年1着チョウサンのみ。基本的に格がモノをいうレースなので、同馬の好走は例外と見ていい。OPEN特別、1600万下からの好走は難しい。

■表4 前走G1組の毎日王冠好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
重賞実績(過去1年)
G1実績
09年
1
4
カンパニー 中山記念1着 天皇賞(秋)3着
2
1
ウオッカ 安田記念1着 安田記念1着
08年
1
2
スーパーホーネット 京王杯SC1着 マイルCS2着
2
1
ウオッカ 安田記念1着 安田記念1着
3
10
アドマイヤフジ 中山金杯1着 宝塚記念4着
07年
3
1
ダイワメジャー 安田記念1着 安田記念1着
06年
1
3
ダイワメジャー マイラーズC1着 皐月賞1着
05年
1
9
サンライズペガサス 大阪杯1着 天皇賞(秋)3着
2
6
テレグノシス 毎日王冠1着 NHKマイルC1着
04年
1
1
テレグノシス 安田記念2着 NHKマイルC1着
03年
1
5
バランスオブゲーム 日経賞2着 朝日杯FS4着
2
4
トーホウシデン 中山金杯1着 菊花賞2着
3
3
エイシンプレストン Qエリザベス2世C1着 Qエリザベス2世C1着
02年
2
3
エイシンプレストン Qエリザベス2世C1着 Qエリザベス2世C1着
00年
2
5
アドマイヤカイザー 京都金杯2着 マイルCS4着

ここからは前走クラス別に好走馬の特徴を探っていきたい。まず表4は前走G1組の毎日王冠好走馬で、特徴は2つ。1つは重賞実績(過去1年)で、好走馬15頭中12頭が過去1年以内に重賞を勝利していた。該当しなかった3頭も2着に入ったことはあったので、最低でも重賞連対実績がないと厳しい。そしてもう1つはG1実績で、好走馬15頭中12頭はG1で3着以内に好走した実績があった。同条件に該当しなかった3頭はG1で4着に入ったことがあり、最低でも過去にG1で上位争いをしていた。

■表5 前走G2、3組の毎日王冠好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
重賞実績(芝1800m)
09年
3
10
ハイアーゲーム 鳴尾記念1着
07年
2
5
アグネスアーク  
06年
2
2
ダンスインザムード フラワーC1着
3
9
ローエングリン 中山記念1着
05年
3
13
ケイアイガード ラジオたんぱ賞1着
04年
2
3
ローエングリン 中山記念1着
3
2
ブルーイレヴン 東京スポーツ杯2歳S1着
02年
1
2
マグナーテン  
3
5
アメリカンボス 中山記念1着
01年
1
5
エイシンプレストン 北九州記念1着
2
6
ロサード 京阪杯1着
3
10
ダイワテキサス 中山記念1着
00年
1
4
トゥナンテ 北九州記念1着
3
8
エイシンキャメロン きさらぎ賞2着

次にG2、G3組の毎日王冠好走馬をまとめて見ていこう(表5参照)。同組で好走するには、芝1800mの重賞実績が重要。好走馬14頭中11頭に芝1800mの重賞を勝利した実績があった

<結論>
それでは今年の毎日王冠を展望していこう。今年の出走予定馬を前走G1組とそのほかの組にわけて見ていきたい。

■表6 今年の毎日王冠出走予定馬(1)

馬名
斤量
前走
重賞実績(過去1年)
G1実績
アリゼオ
56
日本ダービー13着 スプリングS1着 皐月賞5着
エイシンアポロン
55
NHKマイルC9着 京王杯2歳S1着 朝日杯FS2着
ショウワモダン
59
安田記念1着 安田記念1着 安田記念1着
スマイルジャック
57
安田記念3着 なし 日本ダービー2着
ネヴァブション
58
宝塚記念5着 アメリカJCC1着 Qエリザベス2世C4着
ペルーサ
56
日本ダービー6着 青葉賞1着 日本ダービー6着

2010/6/6 東京R 安田記念(G1)1着 17番 ショウワモダン

表6は今年の毎日王冠出走予定馬の前走G1組をまとめたもの。強調材料が特に多いのは、ショウワモダンネヴァブション。ショウワモダンは前走安田記念で、同レースを勝利したため、過去1年以内の重賞実績、G1実績ともにクリア。ネヴァブションは前走宝塚記念に出走。今年のアメリカJCCを制しているので、過去1年以内の重賞実績をクリアしている。G1での好走実績はないが、今年のQエリザベス2世Cで4着。斤量58キロも好材料だ。次いで好走条件がそろっているのはスマイルジャック。過去1年以内に重賞勝ちはないが、前走安田記念でG1実績もある。同馬も推奨馬の1頭に挙げておきたい。
逆に3歳馬の3頭は一長一短。過去10年で3歳馬が好走したこともなく、どの馬も積極的には狙いづらい。

■表7 今年の毎日王冠出走予定馬(2)

馬名
斤量
前走
重賞実績(芝1800m)
アドマイヤメジャー
57
朝日杯CC3着  
ショウナンライジン
57
みなみ北海道S11着  
シルポート
57
オールカマー9着 エプソムC2着
トウショウウェイヴ
57
エプソムC8着  
マイネルスターリー
57
札幌記念6着 共同通信杯3着

最後に表7では今年の毎日王冠出走予定馬の前走G2、3組に加え、前走OPEN特別の馬もまとめてある。芝1800mの重賞実績に注目すると、シルポートが今年のエプソムCで2着、マイネルスターリーが3歳時に共同通信杯で3着に好走している。しかし、両馬ともに芝1800mの重賞勝ちはなく、そのほかの強調材料もないので、見送るのが妥当だろう。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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