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第425回 スプリンターズSの前哨戦・セントウルSを分析する

2010/9/9(木)

今週はスプリンターズSの前哨戦・セントウルSが行われる。今年は香港からグリーンバーディーが参戦。日本馬は目下4連勝中で高松宮記念勝ち馬のキンシャサノキセキがここから始動する。また現在、サマースプリントシリーズ暫定2位のケイティラブとメリッサも出走予定。どちらかがこのレースを制すれば、暫定1位のワンカラット(20ポイント)を超えて、逆転優勝することができる。色々な意味で興味のつきない今年のセントウルS。果たしてスプリンターズS、サマースプリントシリーズの行方はどうなるのだろうか。いつも通り、過去10年のデータを基に分析していきたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 セントウルSの性別別成績(過去10年)

性別
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
牡・セン
2-6-9-77/94
2.1%
8.5%
18.1%
14%
52%
8-4-1-35/48
16.7%
25.0%
27.1%
167%
88%

まず表1がセントウルSの性別別成績(過去10年)で、牝馬が8勝と抜群の相性を誇っている。牡馬で勝利したのはゴールデンキャスト(04、05年)のみで、実質1頭しか勝っていない。昨年は1〜3着まで牝馬が独占(1着アルティマトトゥーレ、2着スリープレスナイト、3着コスモベル)。牡馬は苦戦が続き、ほとんどが2、3着止まりとなっている。

■表2 セントウルSの人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
3-  3-  3-  1/ 10
30.0%
60.0%
90.0%
91%
120%
2番人気
2-  3-  2-  3/ 10
20.0%
50.0%
70.0%
72%
112%
3番人気
1-  1-  0-  8/ 10
10.0%
20.0%
20.0%
76%
49%
4番人気
0-  0-  2-  8/ 10
0.0%
0.0%
20.0%
0%
47%
5番人気
2-  0-  0-  8/ 10
20.0%
20.0%
20.0%
219%
51%
6番人気
1-  1-  0-  8/ 10
10.0%
20.0%
20.0%
180%
61%
7番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
36%
8番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
41%
9番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
82%
10番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11番人気
1-  1-  1-  7/ 10
10.0%
20.0%
30.0%
308%
315%
12番人気
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番人気
0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14番人気
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気
0-  0-  0-  4/  4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
17番人気
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
18番人気
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

現在、このレースは3年連続で3連複万馬券、3連単10万馬券オーバーと波乱が続いているが、上位人気の信頼度は意外と高い。表2は人気別成績(過去10年)で、特に1番人気は【3.3.3.1】で4着以下に敗れたのは一度のみ(08年スズカフェニックス8着)。また2番人気も連対率50%、複勝率70%と優秀な成績。3番人気以下になると、好走馬はバラバラだが、1、2番人気が揃って崩れることはないと考えていいだろう。

■表3 セントウルSの斤量別成績(過去10年)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
52kg
0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
53kg
0-  1-  0-  3/  4
0.0%
25.0%
25.0%
0%
90%
54kg
2-  2-  0- 14/ 18
11.1%
22.2%
22.2%
30%
36%
55kg
6-  0-  3- 26/ 35
17.1%
17.1%
25.7%
214%
116%
56kg
1-  0-  2- 14/ 17
5.9%
5.9%
17.6%
15%
27%
57kg
1-  4-  3- 42/ 50
2.0%
10.0%
16.0%
22%
50%
58kg
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
59kg
0-  3-  2-  2/  7
0.0%
42.9%
71.4%
0%
152%

牝馬が強いレースのため、斤量別では古馬の牝馬が背負う55キロ(3歳牡馬も同斤量)が優秀。ほかの斤量で注目したいのは58、59キロの馬。この斤量からは計16頭が出走して、1頭も勝ち馬が出ていない。59キロは連対率42.9%、複勝率71.4%と優秀な成績を収めているが、1着狙いで買うのは危険だろう。

■表4 セントウルSの前走着順別成績(過去10年)

前走着順
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
前走1着
4- 3- 3-20/30
13.3%
23.3%
33.3%
56%
55%
前走2着
1- 1- 1-11/14
7.1%
14.3%
21.4%
31%
40%
前走3着
1- 0- 1-11/13
7.7%
7.7%
15.4%
81%
35%
前走4着
2- 1- 0- 4/ 7
28.6%
42.9%
42.9%
418%
100%
前走5着
0- 1- 0- 9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
36%
前走6〜9着
2- 4- 5-25/36
5.6%
16.7%
30.6%
93%
150%
前走10着〜
0- 0- 0-32/32
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

表4は前走着順別成績(過去10年)をまとめたもの。注目したいのは、前走10着以下からの巻き返しが一度もないこと。計32頭が出走して、すべての馬が4着以下に敗れている。ただし、前走着順通りに決まるレースとは言えない。前走1着は複勝率33.3%なのに対し、前走4着は同42.9%、前走6〜9着は同30.6%とそれほど変わらない数字。特に前走6〜9着は単・複回収率も優秀で、積極的に狙う手もありだろう。

■表5 セントウルSの好走馬(過去4年)

着順
人気
馬名
前走
備考
09年
1
5
アルティマトゥーレ アイビスサマーD3着 芝1200m【3-1-0-0】
2
1
スリープレスナイト 高松宮記念2着 高松宮記念2着
3
11
コスモベル 北九州記念6着 オーシャンS2着
08年
1
3
カノヤザクラ アイビスサマーD1着 アイビスサマーD1着
2
11
シンボリグラン キーンランドC6着 アイビスサマーD2着
3
9
スプリングソング NHKマイルC6着 芝1200m【2-0-0-0】
07年
1
11
サンアディユ 北九州記念7着 アイビスサマーD1着
2
7
カノヤザクラ 北九州記念5着 ファルコンS2着
3
1
キンシャサノキセキ 谷川岳S1着 芝1200m【1-0-0-0】
06年
1
1
シーイズトウショウ キーンランドC2着 CBC賞1着
2
2
テイクオーバーターゲット ジュライC7着 ライトニングS1着
3
4
ネイティヴハート NSTオープン2着 オーシャンS1着

最後にセントウルSの好走馬の実績をまとめたのが表5。好走馬の実績はG3時代(05年以前)とG2に格上げされた06年以降で異なっているので、ここでは06年以降のデータを取り上げたい。まず好走馬の多くに共通しているのは、同年の重賞で連対したことがあったこと。昨年2着スリープレスナイトをはじめ9頭がこの条件に該当した。さすがにG2になってからは、重賞実績がないと好走は難しくなっている。そして前述の条件に該当しなかった好走馬は、芝1200mで一度も連対を外していない馬だった。昨年の勝ち馬アルティマトゥーレは目立った重賞実績こそなかったものの、芝1200mでは【3.1.0.0】と抜群の安定感を示していた。重賞実績がない場合は、芝1200mで底を見せていない馬でないと通用しない。

<結論>
それでは今年のセントウルSを展望していこう。今年の出走予定馬は以下の表6のとおり。

■表6 今年のセントウルS出走予定馬

順位
馬名
性別
斤量
前走
備考
1
グリーンバーディー
セン
59
クラスフライヤー国際S1着 クラスフライヤー国際S1着
2
キンシャサノキセキ
59
高松宮記念1着 高松宮記念1着
3
ヘッドライナー
セン
57
CBC賞1着 CBC賞1着
4
サンダルフォン
57
北九州記念3着  
5
メリッサ
55
北九州記念1着 北九州記念1着
6
ケイティラブ
55
北九州記念13着 アイビスサマーD1着
7
ショウナンカザン
57
北九州記念6着 シルクロードS2着
8
シゲルハスラット
57
朱鷺S10着  
9
タマモナイスプレイ
57
関屋記念5着  
10
スカイノダン
55
北九州記念2着 北九州記念2着
11
ダッシャーゴーゴー
55
北九州記念11着 CBC賞2着
12
エーシンエフダンズ
57
北九州記念17着 オーシャンS2着
13
コパノオーシャンズ
55
朱鷺S1着  
14
ストリートスタイル
55
北九州記念4着  
15
ケイアイデイジー
53
朱鷺S3着 芝1200m【1-0-0-0】
16
ショウナンアルバ
57
テレビユー福島賞1着 芝1200m【1-0-0-0】
※フルゲート16頭。(17)エムエスワールドほかは除外対象(9/8午後現在)。

2010/8/15 小倉10R テレビ西日本賞北九州記念(G3)1着 4番 メリッサ

表6は今年のセントウル出走予定馬。まず表5で分析した同年の重賞で連対もしくは芝1200mで一度も連対を外していない馬を挙げると、グリーンバーディーを始め11頭が該当する。その中でこのレースと相性の良い牝馬は、メリッサ、ケイティラブ、スカイノダン、ケイアイデイジー。しかし、アイビスサマーダッシュを制したケイティラブは前走着順が割り引きのため、推奨馬はメリッサスカイノダンケイアイデイジーの3頭としたい。牡馬ではグリーンバーディーキンシャサノキセキヘッドライナーショウナンカザンショウナンアルバが有力。ただし、牡馬は2、3着が多く、また人気を集めそうなグリーンバーディーとキンシャサノキセキは59キロでもあり、勝つ可能性は低いだろう。

<追記>

木曜夕方に発表された出馬表によると、表6の想定からケイアイデイジーが外れ、レディルージュが出走することになった。同馬は、牝馬という点は強調材料だが、表5の好走実績には該当せず、推奨馬とはし難い。それにより、今年の勝ち馬候補はメリッサとスカイノダンとして、相手にグリーンバーディー、キンシャサノキセキ、ヘッドライナー、ショウナンカザン、ショウナンアルバを挙げておきたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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