第423回 人気薄に要注意!新潟2歳Sを分析する|競馬情報ならJRA-VAN

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第423回 人気薄に要注意!新潟2歳Sを分析する

2010/9/2(木)

夏競馬も最終週。今週はその締めくくりとして、新潟、小倉ともに2歳王者決定戦が行われる。昨年のこのコーナーでは小倉2歳Sが分析されているため、本年は新潟2歳Sを取り上げたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。また、距離が1600mに延長された02年以降の過去8年を対象としている。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1
5-  0-  2-  1/  8
62.5%
62.5%
87.5%
187%
122%
2
1-  2-  1-  4/  8
12.5%
37.5%
50.0%
47%
81%
3
0-  1-  1-  6/  8
0.0%
12.5%
25.0%
0%
42%
4
2-  0-  1-  5/  8
25.0%
25.0%
37.5%
175%
90%
5
0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
6
0-  1-  0-  7/  8
0.0%
12.5%
12.5%
0%
48%
7
0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8
0-  0-  1-  7/  8
0.0%
0.0%
12.5%
0%
56%
9
0-  0-  1-  7/  8
0.0%
0.0%
12.5%
0%
70%
10
0-  0-  1-  7/  8
0.0%
0.0%
12.5%
0%
63%
11
0-  1-  0-  7/  8
0.0%
12.5%
12.5%
0%
110%
12
0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13
0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14
0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15
0-  2-  0-  5/  7
0.0%
28.6%
28.6%
0%
325%
16
0-  1-  0-  5/  6
0.0%
16.7%
16.7%
0%
348%
17
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
18
0-  0-  0-  5/  5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

■表2 上位馬の人気と配当

1〜3着人気
馬連
3連複
3連単
02
4
6
1
4870
5120
03
1
2
10
650
5410
04
1
3
8
640
3470
05
1
2
3
770
1020
4060
06
2
11
1
7680
10470
68190
07
4
16
9
44860
237620
1423010
08
1
15
4
11490
26520
173450
09
1
15
2
7500
17210
110120

まず人気別成績を見ると、優勝馬8頭はすべて4番人気以内。また、1番人気馬は07年6着のタケミカヅチ以外はすべて馬券圏内に絡むなど、上位人気馬は上々の成績を残している。一方、2着には伏兵も多く、表2にある通り近4年の2着馬はいずれも2桁人気。1〜3着馬がすべて5番人気以内だったのは05年の1度しかなく、6番人気以下の馬を何頭かは馬券候補に絡めて組み立てたいレースだ。

■表3 枠番別成績

2008/9/7 新潟11R 新潟2歳ステークス(Jpn3)1着 8番 セイウンワンダー

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1枠
0- 2- 1-11/14
0.0%
14.3%
21.4%
0%
170%
2枠
0- 0- 1-14/15
0.0%
0.0%
6.7%
0%
9%
3枠
1- 2- 1-11/15
6.7%
20.0%
26.7%
24%
150%
4枠
2- 1- 2-10/15
13.3%
20.0%
33.3%
39%
57%
5枠
2- 1- 1-12/16
12.5%
18.8%
25.0%
64%
113%
6枠
1- 1- 2-12/16
6.3%
12.5%
25.0%
38%
73%
7枠
2- 1- 0-18/21
9.5%
14.3%
14.3%
31%
57%
8枠
0- 0- 0-21/21
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

枠番別の成績では、8枠が不振で好走馬は皆無。スタートから3コーナーまで距離があり、外でも影響は少なそうな印象があるコースだが、このレースの8枠は結果が出ていない。また、1枠、2枠も勝ち馬不在で、3〜7枠あたりを中心とした狙いがよさそうだ。

■表4 脚質別成績

レース
脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
新潟2歳
逃げ
0- 0- 1- 7/ 8
0.0%
0.0%
12.5%
0%
17%
先行
2- 4- 2-25/33
6.1%
18.2%
24.2%
33%
71%
中団
3- 2- 4-41/50
6.0%
10.0%
18.0%
24%
67%
後方
3- 2- 1-35/41
7.3%
12.2%
14.6%
23%
96%
マクリ
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走
逃げ
0- 2- 2-16/20
0.0%
10.0%
20.0%
0%
86%
先行
4- 3- 5-55/67
6.0%
10.4%
17.9%
27%
56%
中団
4- 3- 1-23/31
12.9%
22.6%
25.8%
45%
139%
後方
0- 0- 0-12/12
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

脚質別成績で好走確率が高いのは「先行」。ただ、好走馬数では「中団」がこれを上回るほか、脚質別の集計で好成績を出すことの少ない「後方」の馬も6頭が馬券に絡んでいる。一方で「逃げ」は連対なしの3着1回止まりだ。
また、前走脚質別では好走確率が高いのは「中団」、そして好走馬数では「先行」となっており、前走「逃げ」ていた馬からは勝ち馬が出ていない。2歳戦だけに今回の脚質を読み切るのは難しいが、前走である程度控える形でレースを進めていた馬を重視したい。

■表5 上がり3ハロン順位別成績

レース
上がり順位
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
新潟2歳
3F 1位
6- 1- 0- 1/ 8
75.0%
87.5%
87.5%
272%
376%
3F 2位
0- 5- 2- 4/11
0.0%
45.5%
63.6%
0%
376%
3F 3位
0- 0- 1- 5/ 6
0.0%
0.0%
16.7%
0%
75%
3F〜5位
2- 1- 4-11/18
11.1%
16.7%
38.9%
61%
108%
3F6位〜
0- 1- 1-88/90
0.0%
1.1%
2.2%
0%
3%
前走
3F 1位
7- 6- 6-46/65
10.8%
20.0%
29.2%
38%
97%
3F 2位
1- 1- 2-22/26
3.8%
7.7%
15.4%
30%
55%
3F 3位
0- 0- 0-16/16
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
3F〜5位
0- 1- 0-12/13
0.0%
7.7%
7.7%
0%
160%
3F6位〜
0- 0- 0-10/10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

■表6 前走上がり3ハロン2位以下の新潟2歳S好走馬

馬名
新潟2歳S
前走
3F順
レース
3F順
05 コスモミール
3
3
5
ダリア賞
1
1
2
06 マイネルーチェ
11
2
2
新馬
7
1
2
マイネルレーニア
1
3
7
ダリア賞
1
1
2
07 エフティマイア
4
1
5
マリーゴールド賞
1
1
2
シャランジュ
16
2
1
ダリア賞
3
6
5

表5は上がり3ハロン順位別成績。このレースで速い上がりを使う馬は事前にわからないため、上半分(新潟2歳S)は参考まで。前走の上がり3ハロン順位では、1位だった馬が抜群の成績で、好走馬24頭中19を占める。

残る5頭中4頭も前走でメンバー中2位の上がりを使っているが、その前走上がり2位以下からこのレースで好走した馬をまとめたのが表6。5頭中4頭はオープン、そして同じく4頭が前走1着だった。

■表7 前走レース、キャリア別成績

前走
キャリア
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
新馬・未勝利
1戦
3- 3- 3-49/58
5.2%
10.3%
15.5%
23%
65%
2戦
1- 3- 1-19/24
4.2%
16.7%
20.8%
10%
93%
3戦
0- 1- 0-12/13
0.0%
7.7%
7.7%
0%
30%
4戦
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
オープン特別
4- 1- 4-27/36
11.1%
13.9%
25.0%
46%
95%
ダリア賞
3- 1- 3-15/22
13.6%
18.2%
31.8%
40%
132%
マリーゴールド賞
1- 0- 1- 6/ 8
12.5%
12.5%
25.0%
97%
65%
フェニックス賞
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
ラベンダー賞
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
地方競馬
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

続いて表7は、前走クラス・キャリア別成績。以前は現在と違い、同一開催内なら新馬戦に2回以上出走可能で、02年には3度目の挑戦で新馬戦を勝ち上がったヨシサイバーダインが2着に好走している。そのため、表7では「新馬・未勝利」のうち「キャリア1戦」が今の新馬戦相当となる。
好成績を残しているのはオープン特別組で、今年の登録馬はすべてダリア賞出走馬になる。ダリア賞限定ではオーブ特別全体よりさらに好成績になっており、この組に他の条件を満たす馬がいれば軸馬候補としての信頼性は高そうだ。
また、新馬・未勝利組ではキャリア1戦より2戦、つまり現在のルールでは新馬戦組より未勝利戦組のほうが連対率、複勝率が高くなっている。好走馬の実数は新馬戦組の方が多く特に減点ということはないものの、両者の比較ではつい新馬戦組を上位に考えたくなってしまうもの。このレースでは未勝利戦組も軽視は禁物だ。

■表8 ダリア賞組の前走別成績

前走
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
前走着順 前走1着
2- 0- 3- 1/ 6
33.3%
33.3%
83.3%
88%
113%
前走2着
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
123%
50%
前走3着
0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走4着
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走5着
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走6〜9着
0- 1- 0- 6/ 7
0.0%
14.3%
14.3%
0%
298%
前走脚質 逃げ
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
140%
先行
1- 0- 2- 9/12
8.3%
8.3%
25.0%
17%
33%
中団
2- 1- 0- 3/ 6
33.3%
50.0%
50.0%
115%
396%
後方
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走上がり 3F 1位
3- 0- 1- 0/ 4
75.0%
75.0%
100.0%
225%
135%
3F 2位
0- 0- 2- 1/ 3
0.0%
0.0%
66.7%
0%
96%
3F 3位
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
3F〜5位
0- 1- 0- 6/ 7
0.0%
14.3%
14.3%
0%
298%
3F6位〜
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

2010/8/7 新潟9R ダリア賞 1着 7番 エーシンブラン

表8は、表7で好成績だったダリア賞組の、前走着順や脚質・上がり別成績である。まずダリア賞組では連対馬、特に1着馬が好成績。そして脚質や上がりでは中団から差していた馬、上がり3ハロンで1〜2位の脚を使っていた馬が良い。
同じ新潟コースでも、新潟2歳Sは外回りの1600m、ダリア賞は内回りの1400m。全体の距離も直線の距離も違うだけに、あまり参考にならないのではないか、と思って調べた表8だったが、実際のところはダリア賞での実績は素直に信頼したほうが良いようだ。

■表9 新馬・未勝利組の前走別成績

前走
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
前走場所 福島
0- 0- 1- 6/ 7
0.0%
0.0%
14.3%
0%
28%
新潟
2- 7- 3-62/74
2.7%
12.2%
16.2%
9%
79%
京都
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
阪神
2- 0- 0- 1/ 3
66.7%
66.7%
66.7%
290%
116%
小倉
0- 0- 0-11/11
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走距離 芝1000m
0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
芝1200m
0- 2- 1-22/25
0.0%
8.0%
12.0%
0%
68%
芝1400m
2- 1- 0-18/21
9.5%
14.3%
14.3%
46%
23%
芝1600m
2- 4- 1-15/22
9.1%
27.3%
31.8%
28%
142%
芝1700m
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
芝1800m
0- 0- 2-16/18
0.0%
0.0%
11.1%
0%
59%
ダート
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
前走コース 新潟・芝1600外
1- 4- 1-15/21
4.8%
23.8%
28.6%
18%
142%
新潟・芝1400
1- 1- 0-17/19
5.3%
10.5%
10.5%
18%
15%
阪神・芝1600外
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
250%
150%
阪神・芝1400
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
620%
200%
新潟・芝1200
0- 2- 0-12/14
0.0%
14.3%
14.3%
0%
107%
新潟・芝1800外
0- 0- 2-11/13
0.0%
0.0%
15.4%
0%
82%
福島・芝1200
0- 0- 1- 3/ 4
0.0%
0.0%
25.0%
0%
50%
※「前走コース」は好走馬輩出コースのみを掲載

最後に表9は、前走新馬・未勝利組の前走競馬場や距離、コース別の成績。前走の競馬場では、新潟の2歳王者決定戦だけに、やはり新潟組の好走馬が多い。また、出走数は少ないながらも阪神開催からひと息入れていた馬が【2.0.0.1】で要注意。逆に、同じ関西組でも前走小倉出走馬からは好走馬が出ていない

前走距離別では、今回と同じ1600m出走馬が好成績で、勝率では1400m組も互角。1200mからは勝ち馬が出ておらず2着まで、そして1800m組は3着が最高に終わっている。なお、その1800m組の3着2頭は「前走コース」欄にあるように、今回と同じ新潟外回り1800出走馬だった。

【結論】
1番人気馬が安定した成績を残し、勝ち馬はすべて4番人気以内の新潟2歳S。しかし一方で、2桁人気馬が4年連続で2着に食い込むなど、ヒモ荒れには注意したいレースだ。前走はダリア賞組が好成績で、新馬組と未勝利組の比較なら未勝利組も侮れない。また、前走でメンバー中1位の上がりを使っていた馬が好走馬の過半数を占めている。

今年の登録馬でまず注目できるのは、前走ダリア賞を制したエーシンブラン。道中6番手からの差し切り、そしてメンバー中最速の上がりを記録と、表8の好走条件にマッチする。枠順が中枠(表3)、そして当日1番人気(表1)に推されるならより信頼性は高くなるが、仮にこれを満たせなくても上位の1頭に数えられる。

続く候補は前走新馬・未勝利組から、新潟の1600m戦(表9)で上がり3ハロン1位(表5)を記録して勝ち上がったレッドセインツキッズニゴウハン。キッズニゴウハンの未勝利勝ちは、表7で記したように特に不安はない。そして距離は1400mだったが上がり1位、そして阪神組(表9)のホーマンフリップにも注意したい。先のエーシンブランも含め、この4頭がデータからは有力だ。

あと数頭つけ加えれば、ダリア賞2着で上がりも2位のサイレントソニック(表8)。そして新潟1800m組は3着までというデータもあるが、上がり1位で差し切ったリーサムポイントと、新潟1600mで上がり2位のヴァナディースあたり。除外がなければ計7頭とやや多くなってしまったが、執筆段階では18頭のフルゲートが予想されており、特に「3連」系ではフォーメーションを利用すれば多少手広く構えても問題ないだろう。表1〜2で記した通り2〜3着には人気薄が食い込む余地も十分にあるため、何頭か削るにしても穴馬は積極的に拾ってゆく方向で馬券を組み立てたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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