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第407回 今年も1番人気が強い?プロキオンSを分析する

2010/7/8(木)

今週は福島競馬場で七夕賞、そして阪神競馬場ではプロキオンSが行われる。今回はこのうち、阪神のプロキオンSを分析してみたい。過去の勝ち馬には後のG1馬も名を連ねるこのレース。今年はいったいどの馬が飛躍を遂げることになるのだろうか。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1
6-  4-  0-  0/ 10
60.0%
100.0%
100.0%
130%
122%
2
1-  2-  1-  6/ 10
10.0%
30.0%
40.0%
36%
59%
3
1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
50%
34%
4
0-  1-  2-  7/ 10
0.0%
10.0%
30.0%
0%
70%
5
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
54%
6
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
28%
7
2-  0-  0-  8/ 10
20.0%
20.0%
20.0%
407%
85%
8
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
75%
9
0-  0-  3-  7/ 10
0.0%
0.0%
30.0%
0%
156%
10〜
0-  0-  2- 61/ 63
0.0%
0.0%
3.2%
0%
45%

人気別では、なんと1番人気馬が連対率100。10頭の成績を調べると、前走1着が8頭、そして重賞2着とG1・3着が各1頭。前走で好成績を残した馬が1番人気に推されれば連軸としての信頼性は高い。2番人気以下は好走馬が分散しており、8番人気までは連対のチャンスあり。9番人気以下になると3着までにとどまっている。ただ、3着馬の半数はその9番人気以下。特に「3連」系の馬券では高配当の可能性もありそうだ。

■表2 年齢、性別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
3歳
0-  0-  0-  3/  3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
4歳
1-  4-  2- 22/ 29
3.4%
17.2%
24.1%
7%
89%
5歳
3-  2-  4- 29/ 38
7.9%
13.2%
23.7%
19%
56%
6歳
5-  2-  3- 30/ 40
12.5%
17.5%
25.0%
128%
92%
7歳以上
1-  2-  1- 39/ 43
2.3%
7.0%
9.3%
3%
29%
牡・セン
7-  8-  9-115/139
5.0%
10.8%
17.3%
29%
49%
3-  2-  1-  8/ 14
21.4%
35.7%
42.9%
156%
202%

年齢別では6歳が好成績。4、5歳は勝率ではやや劣るものの複勝率は互角の成績を残している。また、性別では牝馬の好成績が目立っており、大きな減点のない馬なら積極的に狙ってみたい。

■表3 枠番別成績(京都代替の06年除く)

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
1枠
0- 0- 1-14/15
0.0%
0.0%
6.7%
0%
33%
2枠
0- 1- 0-15/16
0.0%
6.3%
6.3%
0%
6%
3枠
0- 0- 1-15/16
0.0%
0.0%
6.3%
0%
14%
4枠
2- 0- 1-15/18
11.1%
11.1%
16.7%
21%
23%
5枠
0- 0- 2-16/18
0.0%
0.0%
11.1%
0%
105%
6枠
1- 1- 1-15/18
5.6%
11.1%
16.7%
10%
30%
7枠
4- 2- 1-11/18
22.2%
33.3%
38.9%
170%
100%
8枠
2- 5- 2- 9/18
11.1%
38.9%
50.0%
43%
161%

00年以降のうち、京都競馬場で行われた06年を除く9回の枠番別成績を見ると、7枠が4勝、そして8枠が7連対と外枠が好成績。一方で1〜3枠は計2着1回、3着2回で、いずれも複勝率ひと桁台に終わっている。複数の有力馬で取捨に悩んだら外枠を重視するのがよさそうだ。

■表4 脚質別成績(京都代替の06年除く)

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
逃げ
0- 2- 0- 7/ 9
0.0%
22.2%
22.2%
0%
46%
先行
6- 3- 2-19/30
20.0%
30.0%
36.7%
129%
77%
中団
2- 3- 5-44/54
3.7%
9.3%
18.5%
7%
92%
後方
1- 1- 2-40/44
2.3%
4.5%
9.1%
3%
15%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

同じく阪神開催の近9回における脚質成績では、先行した馬が計7勝と一歩リード。「中団」や「後方」で優勝した3頭はすべて1番人気だった。馬単や3連単の1着候補としては、1番人気以外なら先行馬を狙うのが得策だ。

■表5 前走クラス別成績

競馬場
前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収
複回収
中央
1600万下
0-  1-  1- 11/ 13
0.0%
7.7%
15.4%
0%
26%
OPEN特別
6-  5-  6- 61/ 78
7.7%
14.1%
21.8%
70%
92%
G3
1-  0-  0- 15/ 16
6.3%
6.3%
6.3%
10%
6%
G2
0-  0-  1-  6/  7
0.0%
0.0%
14.3%
0%
31%
G1
0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
地方
ダートG
3-  4-  2- 17/26
11.5%
26.9%
34.6%
21%
67%
その他
0- 0- 0- 11/ 11
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

続いて前走クラス別成績。好成績が目立つのは前走で地方のダートグレード競走に出走していた馬で、連対率26.9%、複勝率は34.6%。また、好走馬の実数が多いのはオープン特別出走馬で、連対馬20頭中11頭、3着内馬30頭中17頭と半数以上を占めている。一方で、中央の重賞組は今ひとつ。また、1600万条件組も勝ち鞍がなく、2、3着が1頭ずつに終わっている。なお、このレースは06年に施行時期が3週繰り下げられたため、クラス別ではなく前走レース別に成績を見る際は注意が必要だ。

■表6 好走馬のダート戦実績

馬名
着度数別
勝率
連対率
3着内率
00
ゴールドティアラ
1
1
5-1-1-0
71.4%
85.7%
100.0%
エイシンサンルイス
2
2
4-2-0-3
44.4%
66.7%
66.7%
サンフォードシチー
5
3
6-5-2-4
35.3%
64.7%
76.5%
01
ブロードアピール
1
1
4-1-1-0
66.7%
83.3%
100.0%
レイズスズラン
4
2
8-5-2-19
23.5%
38.2%
44.1%
トシザミカ
13
3
8-2-3-14
29.6%
37.0%
48.1%
02
スターリングローズ
1
1
7-6-1-5
36.8%
68.4%
73.7%
ヤマカツスズラン
5
2
0-0-0-2
0.0%
0.0%
0.0%
メイショウキオウ
4
3
3-2-0-2
42.9%
71.4%
71.4%
03
スターリングローズ
1
1
11-7-1-6
44.0%
72.0%
76.0%
ツルマルファイター
8
2
4-3-2-4
30.8%
53.8%
69.2%
インタータイヨウ
12
3
5-4-0-7
31.3%
56.3%
56.3%
04
ニホンピロサート
2
1
9-8-5-5
33.3%
63.0%
81.5%
エイシンハンプトン
1
2
5-3-1-1
50.0%
80.0%
90.0%
インタータイヨウ
9
3
7-4-2-11
29.2%
45.8%
54.2%
05
ブルーコンコルド
1
1
3-2-0-6
27.3%
45.5%
45.5%
サンライズキング
6
2
6-9-1-7
26.1%
65.2%
69.6%
テイエムアクション
3
3
4-0-1-1
66.7%
66.7%
83.3%
06
メイショウバトラー
7
1
1-1-0-1
33.3%
66.7%
66.7%
シーキングザベスト
1
2
7-4-0-1
58.3%
91.7%
91.7%
サンライズキング
9
3
7-10-2-12
22.6%
54.8%
61.3%
07
ワイルドワンダー
1
1
7-1-1-3
58.3%
66.7%
75.0%
リミットレスビッド
2
2
6-1-2-6
40.0%
46.7%
60.0%
ドンクール
9
3
6-3-4-8
28.6%
42.9%
61.9%
08
ヴァンクルタテヤマ
7
1
5-3-1-5
35.7%
57.1%
64.3%
ワイルドワンダー
1
2
9-3-3-4
47.4%
63.2%
78.9%
サンライズバッカス
4
3
6-3-4-8
28.6%
42.9%
61.9%
09
ランザローテ
3
1
5-1-1-2
55.6%
66.7%
77.8%
トーホウドルチェ
1
2
5-1-3-2
45.5%
54.5%
81.8%
バンブーエール
2
3
8-4-0-9
38.1%
57.1%
57.1%

2009/7/12 阪神10R プロキオンステークス(G3) 1着 14番 ランザローテ

3着以内馬のダート戦実績で、多くの馬に共通するのが勝率30%以上、連対率40%以上、そして3着内率50%以上勝率30%を割っていた9頭中7頭はダート戦で6勝以上を挙げている。05年以降でこの条件をクリアできないのはブルーコンコルド1頭で、この馬は近3走をオープン特別で1、2、1着の好成績を残していた。よほど近況が好調な馬以外は、上記のデータをクリアしていることが好走条件と考えたい。

■表7 好走馬の前走

馬名
前走
月日
レース
コース
00 ゴールドティアラ
1
1
504
かきつばた記念
1400
1
1
エイシンサンルイス
2
2
514
栗東S
1200
2
2
サンフォードシチー
5
3
514
立夏S(1600)
1400
1
1
01 ブロードアピール
1
1
503
かきつばた記念
1400
2
1
レイズスズラン
4
2
526
欅S
1400
7
3
トシザミカ
13
3
526
欅S
1400
12
11
02 スターリングローズ
1
1
525
欅S
1400
1
1
ヤマカツスズラン
5
2
506
かきつばた記念
1400
4
10
メイショウキオウ
4
3
525
欅S
1400
4
4
03 スターリングローズ
1
1
604
かしわ記念
1600
2
1
ツルマルファイター
8
2
531
欅S
1400
4
11
インタータイヨウ
12
3
531
欅S
1400
6
9
04 ニホンピロサート
2
1
529
欅S
1400
3
2
エイシンハンプトン
1
2
509
サウジアラビアRC
1600
1
1
インタータイヨウ
9
3
516
栗東S
1200
6
5
05 ブルーコンコルド
1
1
515
栗東S
1200
1
1
サンライズキング
6
2
528
欅S
1400
1
3
テイエムアクション
3
3
528
欅S
1400
2
1
06 メイショウバトラー
7
1
527
欅S
1400
13
12
シーキングザベスト
1
2
615
北海道スプリントS
1000
1
2
サンライズキング
9
3
618
バーデンバーデンC
1200
13
11
07 ワイルドワンダー
1
1
422
アンタレスS
1800
3
1
リミットレスビッド
2
2
530
さきたま杯
1400
2
5
ドンクール
9
3
131
川崎記記念
2100
6
3
08 ヴァンクルタテヤマ
7
1
531
欅S
1400
7
2
ワイルドワンダー
1
2
505
かしわ記念
1600
2
3
サンライズバッカス
4
3
525
東海S
2300
3
11
09 ランザローテ
3
1
510
オアシスS
1600
4
5
トーホウドルチェ
1
2
627
安芸S(1600)
1400
2
1
バンブーエール
2
3
527
さきたま杯
1400
2
2

好走馬の前走を見ると、レース間隔が開いていた馬、前走が芝だった馬、そしてダート戦でも1800m以上だった馬は不振。3着以内馬30頭中26頭の前走が、5月以降のダート1600m以下で共通している。また、前走1600万組なら、今回と同じ1400m戦を上位人気で勝っていることも条件だ。

【結論】
1番人気馬がパーフェクト連対を誇るプロキオンS。先行型や外枠の馬が好成績。ダート戦での連対率や3着内率の低い馬は苦戦を強いられている。また好走馬の大半は、前走もダート1400m前後の距離を使われており、特に交流重賞組、オープン特別組が好成績だ。

2010/5/29 東京11R 欅ステークス 1着 12番 ナムラタイタン

本年の登録馬のうち、表6の諸条件をクリアするのは、グロリアスノア、ケイアイガーベラ、サマーウインド、シャイニングアワー、ティアップワイルド、トーホウアタック、ナムラタイタン、マカニビスティー、そしてマルカベンチャー(除外対象)。さらに表5や表7のデータでふるいにかけると、グロリアスノアは芝からの臨戦、トーホウアタックはレース間隔と前走距離、マカニビスティーは前走の条件(距離、地方のダートグレード競走以外)、マルカベンチャーは前走1600万2着という点で減点。以上から残るのは、ケイアイガーベラ、サマーウインド、シャイニングアワー、ティアップワイルド、ナムラタイタンの5頭になる。

中でも有力なのは、ダート6戦全勝のナムラタイタン。好走馬の多いオープン特別組(表5)で、06年の本競走の施行時期繰り下げ後も欅S組は2勝(表7)。なにより、今回も1番人気に推されそうなのが好材料だ(表1)。また、前走を先行して勝っているのも心強い(表4)。

これに続くのはケイアイガーベラ。今年の登録馬のうち、前走で地方のダートグレード競走(表5)に出走していたのはこの馬1頭。加えて牝馬の好成績もプラス材料になる(表2)。残る3頭では表5から、前走オープン特別のサマーウインドが上位で、続いて1600万1着のシャイニングアワー、ティアップワイルド。加えて枠順確定後、外枠(表3)に結論冒頭で挙げた馬(表6をクリアする馬)がいれば注意を払いたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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