第402回 グランプリの前に福島テレビOPを分析!|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第402回 グランプリの前に福島テレビOPを分析!

2010/6/21(月)

今週日曜日には阪神競馬場で宝塚記念が行われる。同レースの分析は週半ばに行うとして、今回は同日の福島競馬場のメーンレースである福島テレビOPを分析してみたい。福島テレビOPが宝塚記念の裏として行われるようになったのは02年以降。当時から条件は芝1800mのOP特別と変わっておらず、昨年までで8年分のデータがある。それをもとに占っていってみたい。データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 福島テレビOPの成績(02年以降)

着順
人気
馬名
性別
年齢
斤量
騎手
タイム
前走成績
主なOP実績
09年
1
10
トーホウレーサー
5
55
柴山雄一 1.48.9 平安S16着 NZT1着
2
1
ショウワモダン
5
56
松岡正海 1.48.9 欅S6着 東風S1着
3
2
フォルテベリーニ
7
55
村田一誠 1.49.1 大阪ハンブルクC3着 福島記念2着
08年
1
1
カネトシツヨシオー
5
56
石橋脩  1.45.9 金鯱賞5着 京都金杯3着
2
2
ピサノパテック
6
56
蛯名正義 1.46.2 メトロポリタンS4着 白富士S2着
3
4
ピースデザイン
6
55
柴山雄一 1.46.7 梅田S6着  
07年
1
3
ユメノシルシ
5
56
吉田豊  1.46.2 天皇賞(春)15着  
2
4
タマモサポート
4
55
柴田善臣 1.46.2 新潟大賞典16着 ラジオNIKKEI賞1着
3
1
カイシュウタキオン
4
55
蛯名正義 1.46.4 むらさき賞1着  
06年
1
1
エアシェイディ
5
56
後藤浩輝 1.47.8 中京記念3着 白富士S1着
2
4
ダイワバンディット
5
55
小野次郎 1.47.8 エプソムC6着 新潟2歳S1着
3
10
ロードフラッグ
9
55
武士沢友 1.48.2 エプソムC17着 関屋記念2着
05年
1
9
スプリングシオン
8
56
田中剛  1.47.7 エイプリルS8着 福島テレビOP2着
2
6
シベリアンホーク
5
56
後藤浩輝 1.47.8 群馬記念7着 キャピタルS1着
3
4
ロードフラッグ
8
56
田中勝春 1.47.8 エプソムC13着 関屋記念2着
04年
1
3
スーパージーン
6
56
中舘英二 1.47.7 新潟大賞典3着  
2
10
ミツアキサイレンス
7
60
川原正一 1.47.8 東海S8着 中日新聞杯3着
3
2
ロードフラッグ
7
56
後藤浩輝 1.47.8 むらさき賞1着  
03年
1
1
ハレルヤサンデー
5
56
蛯名正義 1.47.7 安田記念10着  
2
5
スプリングシオン
6
56
左海誠二 1.47.8 大井記念3着  
3
3
メジロマイヤー
4
56
江田照男 1.48.4 愛知杯3着 きさらぎ賞1着
02年
1
2
ジェミードレス
5
54
蛯名正義 1.47.8 エプソムC3着 都大路S2着
2
12
ダイワジアン
6
56
村田一誠 1.47.8 金鯱賞14着  
3
14
マイネルレグナム
6
56
柴田大知 1.48.0 ジューンS8着  

まず上の表1は02年以降の福島テレビOPの成績(上位3頭)。昨年のこのレースで2着に入ったショウワモダンは先日の安田記念を制覇。06年優勝のエアシェイディもその後、G1路線で活躍。07年優勝のユメノシルシは同年のサマー2000シリーズを制覇。宝塚記念の裏に行われる地味なOPながら注目すべき点がある。このレースの好走馬は後々も追いかけてみる価値はありそうだ。

2006/6/25 福島11R 福島テレビオープン 1着15番 エアシェイディ

■表2 福島テレビOP出走馬の前走クラス別成績(02年以降)

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収率
複勝回収率
1000万下 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
1600万下 0-0-4-7/11 0.0% 0.0% 36.4% 0 303
OPEN特別 1-2-1-24/28 3.6% 10.7% 14.3% 272 65
G3 4-2-3-16/25 16.0% 24.0% 36.0% 242 123
G2 1-2-0-9/12 8.3% 25.0% 25.0% 20 313
G1 2-0-0-3/5 40.0% 40.0% 40.0% 184 64

上の表2は02年以降、福島テレビOPに出走した馬の前走クラス別成績。前走1600万クラスを使っていた馬は3着が4回あるものの、連対はいまだゼロ。このあたりからも同レースは決してレベルが低くないことがわかる。前走OP特別組もやや不振で、中心は前走重賞組。本当に強い馬は宝塚記念へ向かうはずだが、G3などで惜敗していた馬がここにやってきて地力を見せる、というのがここまでの流れのようだ。表1の各馬の前走成績を見ると、新潟大賞典、エプソムC、金鯱賞、中京記念など割と近い時期に行われた芝1800〜2000mの重賞で掲示板に乗っている馬は人気で期待に応える可能性が高そう。

前走OPクラスで大敗している馬に関しては、昨年優勝のトーホウレーサー、2着のショウワモダン、05年2着のシベリアンホーク、04年2着のミツアキサイレンスのようにダートのレースで負けているケースが多い。前走ダートの重賞・OP特別に出走していても完全なダート馬というわけでなく、過去に芝1800m前後のOP特別・重賞で好走実績があった馬ばかりだ。それから07年2着のタマモサポート、06年3着のロードフラッグのように過去に福島芝1800mの重賞・OP特別で好走実績がある馬も前走着順は度外視できる。ロードフラッグは過去3回このレースで好走。スプリングシオンも2回好走と、コース適性が高い馬には注意が必要だ。

■表3 福島テレビOP出走馬の年齢別成績(02年以降)

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収率
複勝回収率
3歳 0-0-0-0/0
-
-
-
-
-
4歳 0-1-2-13/16 0.0% 6.3% 18.8% 0 36
5歳 6-3-0-18/27 22.2% 33.3% 33.3% 232 89
6歳 1-3-2-18/24 4.2% 16.7% 25.0% 39 200
7歳以上 1-1-4-36/42 2.4% 4.8% 14.3% 181 123

上の表3は福島テレビOP出走馬の年齢別成績(02年以降)。意外にも4歳馬が大不振。対して5歳馬が圧倒的な強さを誇っている。6歳、7歳以上の好走例もあるが、勝率・連対率で5歳馬とは大きな差がある。

■表4 福島テレビOP出走馬の斤量別成績(02年以降)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収率
複勝回収率
53kg 0-0-0-7/7 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
54kg 1-0-0-3/4 25.0% 25.0% 25.0% 97 45
55kg 1-2-4-28/35 2.9% 8.6% 20.0% 130 73
56kg 6-5-4-38/53 11.3% 20.8% 28.3% 187 144
57kg 0-0-0-7/7 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
58kg 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
59kg 0-0-0-0/0
-
-
-
   
60kg 0-1-0-1/2 0.0% 50.0% 50.0% 0 1290

続いて上の表4は福島テレビOP出走馬の斤量別成績(02年以降)。こちらも大きな特徴があり、斤量を背負わされるとかなり厳しい傾向が出ている。過去8年、57キロの好走例がない。04年2着のミツアキサイレンスは酷量60キロを背負っていたが、57キロ以上の馬の成績の悪さが目につく。好走馬の大半は斤量56キロ。できれば54〜56キロの馬から入ってみたいところだ。

■表5 福島テレビOP出走馬の脚質別成績(02年以降)

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単勝回収率
複勝回収率
逃げ 1-2-1-4/8 12.5% 37.5% 50.0% 568 213
先行 3-4-4-18/29 10.3% 24.1% 37.9% 302 147
差し 4-1-3-32/40 10.0% 12.5% 20.0% 39 169
追い込み 0-1-0-31/32 0.0% 3.1% 3.1% 0 7

上の表5は福島テレビOP出走馬の脚質別成績(02年以降)。まだ開催2週目で馬場がいいことと、最後の直線が短い小回りコースなので、追い込み馬が苦戦している。逃げ切ったのも昨年のトーホウレーサー1頭。重馬場だったことを考えると、何が何でも先手を奪わなければという感じでもない。オーソドックスに先行し、好位からレースを進められる馬が最も有利。差し馬は4勝しているが、単勝回収率が39%と低く、力がある馬のみ気をつければいいだろう。

【結論】
以上の観点から今年の福島テレビOPを展望してみよう。今年の同レースの出走予定馬は以下の表6の通り。現時点(6/20夜)では登録馬が多くなっているが、すべての馬を記載している。

■表6 今年のテレビ福島OP出走予定馬
馬名
斤量
前走成績
主なOP実績
アグネストレジャー
8
56
メイS9着 白富士S3着
アドマイヤオーラ 
6
58
金鯱賞5着 京都金杯2着
オースミスパーク 
5
58
小倉大賞典1着  
オースミダイドウ
6
55
メイS7着 デイリー杯2歳S1着
オセアニアボス
5
56
京王杯SC11着 谷川岳S2着
オペラブラーボ
6
57
新潟大賞典3着 アイルランドT1着
コスモヴァシュラン
6
55
Fホイップ特別1着  
ゴスホークケン
5
55
欅S16着 朝日杯FS1着
シルクネクサス
8
60
目黒記念11着 巴賞1着
セイカアレグロ
5
56
オアシスS10着  
ゼンノグッドウッド
7
57
エプソムC14着  
タートルベイ
5
56
ブリリアントS9着  
タガノサイクロン
7
55
日経賞12着 ディセンバーS2着
ダイレクトキャッチ
6
55
東京スマイルP13着 中日新聞杯2着
トーホウレーサー
6
56
関屋記念6着 福島テレビOP1着
ドモナラズ
5
56
エプソムC11着  
ニルヴァーナ
7
57
エプソムC17着 小倉日経OP1着
バトルバニヤン
6
57
白富士S6着 カシオペアS1着
ファリダット
5
56
安田記念6着 安田記念3着
フサイチアウステル
8
57
六甲S6着 米子S1着
ブラックランナー
7
56
マーチS6着  
マイネルグラシュー
6
56
福島民報杯14着  
マイネルスケルツィ
7
57
テレビ愛知OP4着 京成杯AH3着
マストビートゥルー
7
58
ファイナルS11着 小倉日経OP1着

※フルゲート16頭。6/20夜時点での登録馬。

まず今年の登録馬は地方所属のコスモヴァシュラン、ダイレクトキャッチ以外は前走JRAのOPクラスのレースを使っている。実績で目立つのは前走小倉大賞典1着のオースミスパーク。目下3連勝中と勢いは十分だが、斤量58キロがどうでるか。オペラブラーボは前走新潟大賞典3着だが、これは昨年のレース。つまり1年以上の長期休養明けだ。ローテーションに関しては昨年のトーホウレーサーが鉄砲で大駆けしているので、あまり気にする必要はないかもしれないが、斤量57キロの6歳馬ということで、それほど積極的に買いたいタイプではない。斤量56キロ以下で5歳馬という点にポイントを置くと、オセアニアボス、ゴスホークケン、セイカアレグロ、タートルベイ、ドモナラズ、ファリダットが浮上してくる。OPクラスの芝実績と近況を考えると、中でも有力なのはオセアニアボスファリダットだろう。実績ではファリダットが上位だが、同馬の極端な追い込み脚質を考えると、好位から競馬ができそうなオセアニアボスの方を上に取ってみたい。

今年は4歳馬がおらずあとは6歳以上の馬。5歳馬と同様、斤量56キロ以下の馬に注目すると、トーホウレーサー。度々名前が出てきた昨年のこのレースの覇者。今年も長期休養明けになるが、リピーター色が強いレースだけに積極的に狙ってみたいところだ。あとは、芝のディセンバーSで2着の実績があるタガノサイクロン。今年は以上の4頭に注目してみたい。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
小田原智大の完全なる買い方ブログ

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN