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第379回 G1、G2実績が問われる大阪杯

2010/4/1(木)

先週の高松宮記念で春のG1シーズンが開幕したが、今週は桜花賞、皐月賞前にひと息。関東ではダービー卿チャレンジT、関西では大阪杯が行われる。昨年はダービー卿チャレンジTを分析したため、今年は大阪杯にスポットを当ててみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回
複回
1
6-  2-  0-  2/ 10
60.0%
80.0%
80.0%
139%
97%
2
0-  1-  2-  7/ 10
0.0%
10.0%
30.0%
0%
45%
3
3-  2-  0-  5/ 10
30.0%
50.0%
50.0%
220%
95%
4
0-  2-  2-  6/ 10
0.0%
20.0%
40.0%
0%
111%
5
0-  0-  3-  7/ 10
0.0%
0.0%
30.0%
0%
98%
6
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
95%
7
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
99%
8
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
102%
9
1-  0-  0-  9/ 10
10.0%
10.0%
10.0%
734%
98%
10
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12
0-  0-  0-  6/  6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13
0-  0-  0-  4/  4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14
0-  0-  0-  4/  4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15
0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

人気別成績では、1番人気が勝率60.0%、連対率80.0。2番人気は今ひとつだが、3番人気も連対率50.0の好成績を残している。1、3番人気にはまず注目だ。4番人気以下は、9番人気まで好走馬が分散している。複勝率は下位にゆくに従って少しずつ下がっているが、複勝回収率は4〜9番人気がほぼ互角。馬券は人気馬同士でかためるのではなく、下位人気まで注意を払いたい。
なお、3連単導入後の5年では、最低でも昨年の8640円。馬単の3桁配当も7年で1度しかない。1番人気が強いレースながら、ガチガチの低配当で勝負するのは少々危険である。

■表2 年齢別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回
複回
4歳
6-  4-  3- 21/ 34
17.6%
29.4%
38.2%
262%
108%
5歳
3-  2-  6- 29/ 40
7.5%
12.5%
27.5%
42%
66%
6歳
0-  2-  1- 23/ 26
0.0%
7.7%
11.5%
0%
49%
7歳以上
1-  2-  0- 22/ 25
4.0%
12.0%
12.0%
12%
31%

年齢別では4歳馬が他を圧倒し、勝率、連対率とも5歳の倍以上となる好成績。06年以外の9回は4歳馬が1頭は連対しており、馬券候補の一角には加えておきたい。また、5歳馬も3着6回で、複勝率では4歳に接近してくる。

■表3 馬番別成績

馬番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回
複回
平均人気
1番
0- 1- 0- 9/10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
18%
7.0人気
2番
2- 0- 1- 7/10
20.0%
20.0%
30.0%
756%
131%
6.9人気
3番
1- 3- 0- 6/10
10.0%
40.0%
40.0%
19%
160%
6.2人気
4番
0- 1- 2- 7/10
0.0%
10.0%
30.0%
0%
49%
4.4人気
5番
3- 0- 0- 7/10
30.0%
30.0%
30.0%
126%
55%
5.9人気
6番
0- 0- 3- 7/10
0.0%
0.0%
30.0%
0%
133%
7.9人気
7番
1- 0- 0- 9/10
10.0%
10.0%
10.0%
29%
13%
7.2人気
8番
2- 1- 1- 6/10
20.0%
30.0%
40.0%
143%
118%
5.3人気
9番
1- 1- 0- 8/10
10.0%
20.0%
20.0%
20%
30%
7.8人気
10番
0- 1- 0- 8/ 9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
17%
9.6人気
11番
0- 1- 0- 8/ 9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
12%
5.7人気
12番
0- 0- 1- 5/ 6
0.0%
0.0%
16.7%
0%
63%
9.8人気
13番
0- 0- 2- 2/ 4
0.0%
0.0%
50.0%
0%
130%
6.0人気
14番
0- 1- 0- 3/ 4
0.0%
25.0%
25.0%
0%
40%
6.0人気
15番
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13.5人気
16番
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8.0人気

続いて馬番別成績。10年で出走9回以上の11番以内に注目すると、内から外までほぼ互角。2桁馬番がやや劣勢にも見えるが、基本的には枠順を気にする必要はさほどなさそうな印象だ。

■表4 脚質、上がり別成績

脚質上り
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回
複回
逃げ
1- 3- 1- 5/10
10.0%
40.0%
50.0%
20%
129%
先行
4- 4- 2-27/37
10.8%
21.6%
27.0%
38%
59%
中団
5- 2- 4-38/49
10.2%
14.3%
22.4%
190%
81%
後方
0- 1- 2-25/28
0.0%
3.6%
10.7%
0%
18%
マクリ
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
390%
3F 1位
4- 1- 3- 3/11
36.4%
45.5%
72.7%
783%
230%
3F 2位
3- 2- 0- 4/ 9
33.3%
55.6%
55.6%
132%
153%
3F 3位
1- 2- 4-10/17
5.9%
17.6%
41.2%
10%
129%
3F〜5位
1- 2- 1-11/15
6.7%
20.0%
26.7%
13%
41%
3F6位〜
1- 3- 2-67/73
1.4%
5.5%
8.2%
10%
22%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

脚質では連対馬20頭中15頭が「先行」または「中団」。「逃げ」は連対率こそ高いが1着は1回。「後方」組も好走した3頭が2、3着となっている。
また、上がり3ハロン順位別の成績を見ると、メンバー中1位、2位を記録した馬の好走確率が非常に高い。前で粘り込むタイプより爆発力のある馬が狙いで、仮に先行型を買うにしても速い脚を使えそうな馬を重視したい。

■表5 出走馬の実績別成績

グレード別実績
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
全出走馬平均(参考)
10
10
10
95
8.0%
16.0%
24.0%
芝G1
1着
4
3
3
10
20.0%
35.0%
50.0%
連対
4
4
4
19
12.9%
25.8%
38.7%
3着内
5
4
4
24
13.5%
24.3%
35.1%
芝G2上
1着
5
6
5
31
10.6%
23.4%
34.0%
連対
8
6
5
44
12.7%
22.2%
30.2%
3着内
8
6
5
51
11.4%
20.0%
27.1%
芝G3上
1着
7
9
9
64
7.9%
18.0%
28.1%
連対
9
9
9
75
8.8%
17.6%
26.5%
3着内
9
9
9
77
8.7%
17.3%
26.0%

2008/4/6 阪神11R 産経大阪杯(G2) 1着 9番 ダイワスカーレット

出走馬の芝重賞実績別に成績を調べたのが表5。G1馬の成績が頭ひとつ抜け出しており、着順やグレードの範囲を広げてゆくと、徐々に好走確率が下がってゆく。基本的に過去の実績順に狙って大きな間違いのないレース、と言えそうだ。
また、一番下の「芝G3上」欄を見ると、特に勝率と連対率が全出走馬平均と大差ない数字になる。G3実績の有無は好走確率には「買い材料」にはならず、過去の実績からプラス評価ができるのは、この大阪杯と同じG2までになる。

■表6 好走馬の芝G1、G2実績

馬名
芝G1
芝G2
3着内率
勝率
連対率
3着内率
00 メイショウオウドウ
1
1
0.0%
0.0%
50.0%
50.0%
ロードプラチナム
3
2
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
ジョービッグバン
2
3
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
01 トーホウドリーム
9
1
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
エアシャカール
4
2
75.0%
0.0%
50.0%
100.0%
アドマイヤボス
5
3
0.0%
50.0%
50.0%
50.0%
02 サンライズペガサス
1
1
0.0%
0.0%
50.0%
50.0%
エアシャカール
3
2
50.0%
0.0%
66.7%
100.0%
ビッグゴールド
7
3
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
03 タガノマイバッハ
3
1
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
マグナーテン
1
2
0.0%
40.0%
40.0%
40.0%
ツルマルボーイ
2
3
50.0%
25.0%
50.0%
50.0%
04 ネオユニヴァース
1
1
60.0%
50.0%
50.0%
100.0%
マグナーテン
8
2
0.0%
33.3%
50.0%
50.0%
カンファーベスト
5
3
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
05 サンライズペガサス
1
1
20.0%
20.0%
40.0%
40.0%
ハーツクライ
4
2
20.0%
50.0%
50.0%
100.0%
サイレントディール
6
3
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
06 カンパニー
3
1
0.0%
0.0%
25.0%
25.0%
マッキーマックス
6
2
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
スズカマンボ
5
3
12.5%
0.0%
100.0%
100.0%
07 メイショウサムソン
1
1
40.0%
50.0%
100.0%
100.0%
シャドウゲイト
2
2
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
メイショウオウテ
8
3
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
08 ダイワスカーレット
1
1
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
エイシンデピュティ
7
2
0.0%
0.0%
0.0%
0.0%
アサクサキングス
4
3
40.0%
0.0%
100.0%
100.0%
09 ドリームジャーニー
3
1
14.3%
20.0%
40.0%
60.0%
ディープスカイ
1
2
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
カワカミプリンセス
4
3
42.9%
0.0%
0.0%
50.0%
※背景灰:G13着以内実績馬、黄:G2勝ち馬、緑:G2・2着馬

過去10年の好走馬で、このレース以前に芝のG1で3着以内の実績がなかった馬は17頭。このうち、芝G2優勝実績馬は3頭(背景黄色)、芝G2の2着実績馬も同じく3頭(背景緑)で、G2で3着が最高だったという馬の好走はない。これで「消し」にしてしまうのも乱暴だが、同じ「G2好走」でも注目できるのは連対馬まで。G2で3着までの馬は、G2実績のない馬と同列の扱いでいいだろう。

■表7 芝G13着以内、芝G2連対実績のなかった好走馬

馬名
芝2000m成績
近走実績
00 ロードプラチナム
3
2
1-0-0-0
4連勝
ジョービッグバン
2
3
3-0-0-1
中山金杯、小倉大賞典
01 トーホウドリーム
9
1
2-1-0-0
近5走【3.1.0.1】
02 ビッグゴールド
7
3
2-1-0-4
中山金杯
03 タガノマイバッハ
3
1
3-0-2-1
中京記念
04 カンファーベスト
5
3
3-1-3-1
(中京記念3着)
05 サイレントディール
6
3
0-0-0-2
(前年・フェブラリーS2着)
06 マッキーマックス
6
2
0-0-0-3
ダイヤモンドS
07 シャドウゲイト
2
2
1-1-1-0
中山金杯
メイショウオウテ
8
3
3-0-1-2
(日経新春杯4着)
08 エイシンデピュティ
7
2
0-0-0-1
京都金杯

表7の各馬は、表6からG1・G2実績馬を除いたもの。該当馬11頭のうち、6頭は同年の重賞勝ち馬で、3頭は芝2000mで4着以下は1回以下を誇っていた。G2で3着、あるいはG3での好走実績しかない馬なら、同年の重賞勝ちか芝2000mでの安定感に注目して取捨選択したい。

【結論】
重賞実績、特にG1やG2での好走実績が重要な大阪杯。G2で3着まで、あるいはG3での実績しかない馬なら、芝2000mで抜群の安定感を誇るか、年内に重賞勝ちを挙げていることが条件になる。人気別では1番人気が好成績だが、ヒモ荒れには要注意。また、メンバー中上位の末脚を使えそうな馬にも注目だ。

2009/4/5 阪神10R 産経大阪杯(G2) 1着 8番 ドリームジャーニー

表5からまず注目のG1馬。今年は、昨年のグランプリを連覇したドリームジャーニー1頭の出走になる。追い込みの印象が強いが、昨年のこのレースでは中団を追走してメンバー中2位の上がりで優勝。既に適性を証明している上に、レース内容(表4)からも注目の存在になる。おそらく1番人気、という点も好材料だ(表1)。
気になるのは、ひとつ年齢を重ねて6歳(表2)になったこと、そして、もし昨年と違う「後方」からの競馬になると過去に1着馬がいない(表4)点だ。それでも、他にG1馬どころかG1好走馬すらいない今年は最上位の評価が妥当だが、このあたりが気になる方は、連単ではなく連複系の馬券で買い目を組み立てると良いだろう。

G2連対実績のない馬には、表7で挙げた「年内重賞勝ち」や「芝2000mで着外1回以内」をクリアする馬が今年は不在。ドリームジャーニーの相手は、G2連対実績馬になる。順に挙げるとタスカータソルテ(京都新聞杯、札幌記念)、ヤマニンキングリー(札幌記念)、シェーンヴァルト(デイリー杯2歳S)、ゴールデンダリア(セントライト記念2着)、そしてテイエムアンコール(中山記念2着)。ベストメンバーは本稿執筆時点で回避との想定である。

中では、4歳(表2)のシェーンヴァルト、近走でメンバー中上位の上がりを多く記録している(表4)テイエムアンコールあたりが注目。また、「前走が1月以前の馬は前走1着かG1」という好走条件があり、ゴールデンダリア(前走が1月のアメリカJCC5着)は、G2連対実績馬5頭の中では一歩後退する。ただ、表1に挙げた通り、ひと桁人気であればチャンスは十分にあるレース。絞るのではなく、金額の調整までにとどめるのが無難だ。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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