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第378回 「G1の裏」開催を考える

2010/3/29(月)

先週の高松宮記念でいよいよ春のG1が開幕。マスコミの報道やファンの視線はG1競走に集中するシーズンになる。しかし一方で「G1だけが競馬じゃないよ」という方も多いはず。そこで今回は、「G1の裏」に注目していくつかデータを探ってみたい。

分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用し、データの集計期間は07〜09年。対象は「G1の裏にあたる主場」、つまり皐月賞当日なら阪神、宝塚記念当日なら福島を対象とし、有馬記念当日の中京などといった、いわゆる「裏開催」は除いている。

■表1 関西G1開催時の関東主場・人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
参考:昨年全場全レース
勝率
連対率
1
107-  79-  53- 109/ 348
30.7%
53.4%
68.7%
69%
87%
31.0%
50.9%
2
61-  65-  56- 166/ 348
17.5%
36.2%
52.3%
72%
83%
20.1%
37.8%
3
47-  45-  57- 199/ 348
13.5%
26.4%
42.8%
78%
84%
13.9%
26.9%
4
44-  36-  36- 232/ 348
12.6%
23.0%
33.3%
111%
81%
9.1%
21.1%
5
32-  34-  35- 247/ 348
9.2%
19.0%
29.0%
104%
83%
6.4%
15.6%
6
24-  26-  26- 272/ 348
6.9%
14.4%
21.8%
112%
80%
5.4%
12.5%
7
12-  26-  27- 283/ 348
3.4%
10.9%
18.7%
79%
95%
4.7%
10.3%
8
3-  10-  21- 314/ 348
0.9%
3.7%
9.8%
26%
55%
3.1%
7.2%
9
6-   9-  12- 311/ 338
1.8%
4.4%
8.0%
48%
63%
2.0%
5.1%
10
4-   6-   6- 311/ 327
1.2%
3.1%
4.9%
70%
53%
1.7%
4.5%
11
3-   5-  10- 293/ 311
1.0%
2.6%
5.8%
38%
80%
1.2%
3.5%
12
2-   3-   7- 267/ 279
0.7%
1.8%
4.3%
34%
70%
1.0%
2.7%
13
2-   3-   1- 248/ 254
0.8%
2.0%
2.4%
59%
34%
0.4%
1.4%
14
0-   1-   1- 233/ 235
0.0%
0.4%
0.9%
0%
12%
0.3%
1.0%
15
0-   0-   1- 185/ 186
0.0%
0.0%
0.5%
0%
7%
0.3%
1.1%
16
1-   0-   0- 143/ 144
0.7%
0.7%
0.7%
101%
33%
0.4%
0.8%
17
0-   0-   0-  34/  34
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
0.2%
0.5%
18
0-   0-   0-  27/  27
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
0.0%
0.0%

まずは関東(関西G1の裏)から。リーディング上位騎手が何人かG1で「抜ける」日となれば、人気馬の信頼性は下がり、人気薄の激走が多く見られるのではないか、という予想から、人気別成績を調べてみた。

しかし実際にデータを見ると、1〜3番人気は参考に挙げた昨年の全場全レースと大差なく、むしろ1番人気は逆に連対率が高いほどである。成績が良いのは4〜6番人気で、勝率、連対率とも平均以上。単勝回収率も100%を超えてきており、「関西G1の裏の関東」では、このあたりに通常時以上に注目するのが良さそうだ。
この、1〜3番人気がほぼ平均、4〜6番人気が平均以上という結果を受けて、逆に成績が落ちてくるのは7番人気以下。もともと好走確率が低い上に、「G1の裏」では全体的に平均以下の数字が多く、「リーディング上位騎手が抜けるなら大穴を」という狙いは、かえって悪い結果を招く可能性が高い。

■表2 関西G1開催時の関東主場・騎手成績

騎手
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
田中勝春
26- 17- 20-135/198
13.1%
21.7%
31.8%
72%
83%
5.6人気
蛯名正義
24- 22- 18- 60/124
19.4%
37.1%
51.6%
120%
110%
4.2人気
北村宏司
23- 15- 21-118/177
13.0%
21.5%
33.3%
92%
85%
5.1人気
松岡正海
19- 14- 19- 87/139
13.7%
23.7%
37.4%
87%
75%
4.6人気
吉田豊
18- 20- 17-137/192
9.4%
19.8%
28.6%
65%
77%
6.0人気
内田博幸
18- 13- 10- 42/ 83
21.7%
37.3%
49.4%
91%
80%
3.0人気
後藤浩輝
17- 19- 19- 68/123
13.8%
29.3%
44.7%
76%
121%
4.7人気
柴田善臣
14- 17- 22-136/189
7.4%
16.4%
28.0%
36%
73%
5.6人気
吉田隼人
12- 17- 17- 98/144
8.3%
20.1%
31.9%
54%
86%
6.1人気
藤田伸二
11- 11-  4- 48/ 74
14.9%
29.7%
35.1%
67%
63%
4.0人気
騎手分類
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
美浦
299- 289- 309-3354/4251
7.0%
13.8%
21.1%
65%
67%
7.9人気
栗東
31-  37-  28- 353/ 449
6.9%
15.1%
21.4%
49%
61%
7.1人気
地方
11-  18-  10- 137/ 176
6.3%
16.5%
22.2%
62%
68%
7.7人気
外国
7-   4-   2-  30/  43
16.3%
25.6%
30.2%
190%
61%
5.1人気

2009/10/18(秋華賞当日) 東京11R 府中牝馬S(G3)1着 4番 ムードインディゴ 田中勝春騎手

続いて騎手成績。G1騎乗機会の多い横山典弘騎手(12位【9.8.10.45】)の名前がないなど、当然ながら通常の関東騎手リーディングとは少々違った結果。可能なら上位騎手は全員覚えておくに越したことはないが、特に好走確率や回収率から何名か挙げれば、蛯名正義騎手、そして昨年のリーディングジョッキー・内田博幸騎手。平均人気もそれぞれ4.2、3.0と人気馬の騎乗が多いとはいえ、それに見合う好成績で、もし関東に残っているようなら注目は欠かせない。また、関西からただ一人ランクインした藤田伸二騎手も遠征があれば注意したいジョッキーだ。

また、騎手分類(所属)では、意外にも地方競馬所属騎手が平均的な数字にとどまっている。実績のある騎手が抜けた日には特に目が行きがちだが、過信は禁物である。一方、外国人騎手は平均人気も高いとはいえ、好走確率も上々。短期免許で来日した騎手がいる期間であれば注目に値する。

■表3 関西G1開催時の関東主場・調教師成績

調教師
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
(美)藤沢和雄
18- 8- 5-32/63
28.6%
41.3%
49.2%
111%
96%
2.9人気
(美)加藤征弘
10- 5- 3-29/47
21.3%
31.9%
38.3%
73%
77%
5.6人気
(美)久保田貴士
7-12- 6-26/51
13.7%
37.3%
49.0%
82%
85%
4.3人気
(美)大久保洋吉
7- 5- 4-42/58
12.1%
20.7%
27.6%
51%
47%
5.6人気
(美)戸田博文
7- 5- 2-48/62
11.3%
19.4%
22.6%
96%
73%
6.1人気
(美)勢司和浩
6- 5- 8-35/54
11.1%
20.4%
35.2%
40%
96%
6.1人気
(美)小笠倫弘
6- 5- 8-27/46
13.0%
23.9%
41.3%
81%
96%
6.3人気
(美)二ノ宮敬宇
6- 5- 6-28/45
13.3%
24.4%
37.8%
82%
75%
5.4人気
(美)和田正道
6- 4- 8-66/84
7.1%
11.9%
21.4%
51%
60%
8.6人気
(美)岩戸孝樹
6- 3- 7-34/50
12.0%
18.0%
32.0%
218%
109%
8.1人気
(美)清水英克
6- 1- 1-28/36
16.7%
19.4%
22.2%
497%
192%
7.3人気
(栗)矢作芳人
6- 1- 1-19/27
22.2%
25.9%
29.6%
182%
75%
6.7人気
調教師分類
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
美浦
291- 288- 305-3378/4262
6.8%
13.6%
20.7%
64%
66%
7.9人気
栗東
57-  60-  43- 474/ 634
9.0%
18.5%
25.2%
68%
69%
6.9人気

厩舎成績では、藤沢和雄厩舎が2位に大きな差をつけての第1位。成績が良いのは「G1の裏」にかぎった話ではないものの、ここでの注目は100%前後を記録した単複の回収率。出走馬の多くが上位人気に推され、なにかポイントを絞らないと馬券で儲けるのは難しい印象もある厩舎だが、その「ポイント」のひとつとして、この「G1の裏」は覚えておきたい。

全体的にはリーディング上位の厩舎が多いものの、小笠倫弘厩舎、岩戸孝樹厩舎あたりは注目。特に岩戸孝樹厩舎は、平均人気が8.1と少々低い中でまずまずの好走確率と、単複の高回収率を記録している。また、同じ6勝ながら2着の差で11位以下にはなったが、清水英克厩舎も同様の傾向だ。そして、昨年の関西リーディング・矢作芳人厩舎も同じ6勝で16位。好走馬の大半が東京コースで、この春なら「天皇賞の裏」で出走があれば狙ってみたい。

■表4 関西G1開催時の関東主場・騎手+調教師成績

騎手
調教師
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
北村宏司 藤沢和雄 7- 5- 3-12/27
25.9%
44.4%
55.6%
140%
142%
3.1人気
吉田豊 大久保洋吉 6- 4- 3-25/38
15.8%
26.3%
34.2%
74%
58%
4.4人気
蛯名正義 勢司和浩 4- 3- 1- 3/11
36.4%
63.6%
72.7%
135%
116%
2.3人気
藤田伸二 加藤征弘 4- 2- 0- 2/ 8
50.0%
75.0%
75.0%
193%
165%
3.0人気
松岡正海 手塚貴久 3- 5- 3- 8/19
15.8%
42.1%
57.9%
70%
110%
3.6人気
蛯名正義 久保田貴士 3- 3- 0- 3/ 9
33.3%
66.7%
66.7%
323%
124%
2.2人気
内田博幸 松山康久 3- 1- 1- 3/ 8
37.5%
50.0%
62.5%
141%
103%
2.3人気
田中勝春 藤沢和雄 3- 1- 1- 2/ 7
42.9%
57.1%
71.4%
114%
87%
3.0人気
内田博幸 二ノ宮敬宇 3- 1- 0- 0/ 4
75.0%
100.0%
100.0%
392%
187%
2.8人気
田中勝春 古賀慎明 3- 0- 1- 4/ 8
37.5%
37.5%
50.0%
87%
61%
3.8人気

関東の最後に、騎手と厩舎の組み合わせ。「G1の裏」という狭い条件の中で、さらに双方を組み合わるとサンプル数が不足気味で参考程度のデータになる。トップは、騎手(表2)3位の北村宏司騎手と、厩舎(表3)1位の藤沢和雄厩舎のコンビで、この組み合わせではそれぞれの単独よりさらに良い成績を残している。

■表5 関東G1開催時の関西主場・人気別成績

人気
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
参考:昨年全場全レース
勝率
連対率
1
132-  84-  60- 167/ 443
29.8%
48.8%
62.3%
74%
81%
31.0%
50.9%
2
86-  79-  55- 223/ 443
19.4%
37.2%
49.7%
79%
83%
20.1%
37.8%
3
64-  63-  66- 250/ 443
14.4%
28.7%
43.6%
93%
88%
13.9%
26.9%
4
38-  48-  43- 314/ 443
8.6%
19.4%
29.1%
75%
75%
9.1%
21.1%
5
34-  44-  39- 326/ 443
7.7%
17.6%
26.4%
82%
82%
6.4%
15.6%
6
28-  27-  51- 337/ 443
6.3%
12.4%
23.9%
97%
90%
5.4%
12.5%
7
15-  27-  28- 372/ 442
3.4%
9.5%
15.8%
109%
75%
4.7%
10.3%
8
5-  14-  25- 398/ 442
1.1%
4.3%
10.0%
34%
62%
3.1%
7.2%
9
10-  15-  16- 397/ 438
2.3%
5.7%
9.4%
83%
66%
2.0%
5.1%
10
11-  10-  15- 392/ 428
2.6%
4.9%
8.4%
112%
90%
1.7%
4.5%
11
6-  15-  17- 377/ 415
1.4%
5.1%
9.2%
69%
106%
1.2%
3.5%
12
5-   4-  12- 370/ 391
1.3%
2.3%
5.4%
107%
71%
1.0%
2.7%
13
3-   8-   9- 341/ 361
0.8%
3.0%
5.5%
57%
95%
0.4%
1.4%
14
3-   1-   2- 315/ 321
0.9%
1.2%
1.9%
76%
39%
0.3%
1.0%
15
1-   3-   2- 259/ 265
0.4%
1.5%
2.3%
31%
55%
0.3%
1.1%
16
1-   2-   1- 219/ 223
0.4%
1.3%
1.8%
51%
43%
0.4%
0.8%
17
0-   0-   1-  82/  83
0.0%
0.0%
1.2%
0%
35%
0.2%
0.5%
18
1-   0-   0-  69/  70
1.4%
1.4%
1.4%
282%
73%
0.0%
0.0%

ここからは、「関東G1の裏」にあたる関西について、同様にみていきたい。人気別では、関東では4〜6番人気が単勝回収率100%を超えていたのに対し、関西では上位に100%を超える人気は見られない。また、1番人気の勝率、連対率はやや低く、3、5、6番人気が平均より多少良い、という程度。その分、9番人気以下の人気薄が全体的に平均を上回る成績を残している。

■表6 関東と関西の人気薄の比較

場所
人気
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
表1(関東)
7〜9人気
21-  45-  60- 908/1034
2.0%
6.4%
12.2%
51%
71%
10〜12人
9-  14-  23- 871/ 917
1.0%
2.5%
5.0%
48%
67%
13〜15人
2-   4-   3- 666/ 675
0.3%
0.9%
1.3%
22%
19%
16〜18人
1-   0-   0- 204/ 205
0.5%
0.5%
0.5%
71%
23%
表5(関西)
7〜9人気
30-  56-  69-1167/1322
2.3%
6.5%
11.7%
75%
68%
10〜12人
22-  29-  44-1139/1234
1.8%
4.1%
7.7%
96%
89%
13〜15人
7-  12-  13- 915/ 947
0.7%
2.0%
3.4%
56%
65%
16〜18人
2-   2-   2- 370/ 376
0.5%
1.1%
1.6%
83%
47%
参考:昨年1年、東京・中山
7〜9人気
79-  110-  179- 2483/ 2851
2.8%
6.6%
12.9%
71%
79%
10〜12人
30-   57-   86- 2495/ 2668
1.1%
3.3%
6.5%
52%
75%
13〜15人
5-   19-   30- 2096/ 2150
0.2%
1.1%
2.5%
24%
58%
16〜18人
1-    1-    1-  661/  664
0.2%
0.3%
0.5%
34%
21%
参考:昨年1年、京都・阪神
7〜9人気
109-  108-  154- 2485/ 2856
3.8%
7.6%
13.0%
91%
78%
10〜12人
38-   61-   85- 2429/ 2613
1.5%
3.8%
7.0%
87%
88%
13〜15人
5-   18-   28- 1862/ 1913
0.3%
1.2%
2.7%
36%
76%
16〜18人
2-    3-    3-  602/  610
0.3%
0.8%
1.3%
92%
51%

表5だけでは少々わかりづらいため、人気薄だけを抽出して東西を比較してみた。参考に挙げた東西の昨年1年の成績を見ると、もともと関西のほうが「G1の裏」に限らず人気薄の好走確率が多少高い。それが、「G1の裏」ではより顕著になってくるようだ。特に10番人気以下の「3着内率」を見ると東西の差がよくわかる。とはいえ、3着内率ですら10%を切る中での多い、少ないという程度の差。馬券候補の最後の1頭、2頭で普段よりは人気薄に注意する、というくらいの買い方が適切だろう。

■表7 関東G1開催時の関西主場・騎手成績

騎手
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
藤岡佑介
23- 14- 25-133/195
11.8%
19.0%
31.8%
59%
72%
5.6人気
幸英明
22- 23- 18-175/238
9.2%
18.9%
26.5%
92%
89%
6.8人気
小牧太
18- 23- 13-150/204
8.8%
20.1%
26.5%
97%
79%
6.1人気
和田竜二
17- 25- 25-196/263
6.5%
16.0%
25.5%
63%
86%
6.5人気
デムーロ
17-  8-  7- 32/ 64
26.6%
39.1%
50.0%
179%
107%
3.1人気
浜中俊
16- 20- 24-148/208
7.7%
17.3%
28.8%
93%
114%
6.5人気
川田将雅
15- 19- 16- 80/130
11.5%
26.2%
38.5%
141%
108%
5.1人気
秋山真一郎
15- 12- 15-174/216
6.9%
12.5%
19.4%
65%
80%
7.4人気
池添謙一
14-  8- 15- 92/129
10.9%
17.1%
28.7%
99%
71%
5.9人気
四位洋文
13- 11- 10- 56/ 90
14.4%
26.7%
37.8%
67%
92%
4.6人気
騎手分類
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
美浦
29-  21-  26- 428/ 504
5.8%
9.9%
15.1%
58%
46%
8.3人気
栗東
373- 399- 387-4504/5663
6.6%
13.6%
20.5%
76%
78%
8.1人気
地方
20-  14-  19- 221/ 274
7.3%
12.4%
19.3%
182%
93%
9.0人気
外国
21-  10-  10-  55/  96
21.9%
32.3%
42.7%
148%
97%
4.3人気

2008/5/18(ヴィクトリアM当日) 京都10R 烏丸S 1着 17番 エアジパング 藤岡佑介騎手

つぎに騎手成績だが、外国人騎手の好走の大半はデムーロ騎手によるもの。ただ、関東でも外国人騎手は好成績を残しており、騎乗があれば同様に注目、という考え方でよさそうだ。また、関東では平均的な数字にとどまった地方競馬所属騎手が、関西では特に回収率が良く、こちらでは注意したい。

個々にみると、好走確率も回収率も優秀な成績を残しているのが川田将雅騎手四位洋文騎手は単複の回収率こそひと息だが、好走確率では互角の好成績だ。また、表からはわからないが、トップの藤岡佑介騎手は一昨年の5月18日(ヴィクトリアM当日)に京都7〜10レースで4連勝。2位の幸英明騎手は昨年11月1日(天皇賞・秋当日)に、なんと1日4勝中3勝を2桁人気馬で挙げている。

■表8 関東G1開催時の関西主場・調教師成績

調教師
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
(栗)池江泰郎
12- 7- 8-54/81
14.8%
23.5%
33.3%
59%
72%
5.5人気
(栗)角居勝彦
11- 7- 7-32/57
19.3%
31.6%
43.9%
145%
100%
4.5人気
(栗)友道康夫
10- 9- 3-26/48
20.8%
39.6%
45.8%
136%
105%
4.5人気
(栗)藤原英昭
10- 5- 2-24/41
24.4%
36.6%
41.5%
87%
75%
3.6人気
(栗)松元茂樹
10- 4- 3-55/72
13.9%
19.4%
23.6%
165%
81%
7.0人気
(栗)中竹和也
10- 4- 1-59/74
13.5%
18.9%
20.3%
98%
46%
7.9人気
(栗)安田隆行
9- 6- 6-46/67
13.4%
22.4%
31.3%
114%
90%
6.8人気
(栗)池江泰寿
9- 6- 5-35/55
16.4%
27.3%
36.4%
276%
97%
5.2人気
(栗)坂口正則
8- 7- 7-38/60
13.3%
25.0%
36.7%
155%
143%
6.3人気
(栗)音無秀孝
8- 7- 3-38/56
14.3%
26.8%
32.1%
98%
111%
4.6人気
調教師分類
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
美浦
19-  32-  35- 510/ 596
3.2%
8.6%
14.4%
48%
68%
9.1人気
栗東
424- 412- 406-4659/5901
7.2%
14.2%
21.0%
84%
78%
7.9人気

厩舎別では、関東は藤沢和雄厩舎が単独で抜け出していたのに対し、関西は上位拮抗。全体的に好走確率や回収率の高い厩舎が多い。このうち、昨年のリーディング上位なら特に角居勝彦厩舎、その他では友道康夫厩舎松元茂樹厩舎坂口正則厩舎あたりが、この「G1の裏」では上位に食い込んできている。

■表9 関東G1開催時の関西主場・騎手+調教師成績

騎手
調教師
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
平均人気
和田竜二 岩元市三
5- 1- 7-35/48
10.4%
12.5%
27.1%
116%
85%
6.7人気
飯田祐史 飯田明弘
4- 2- 3-39/48
8.3%
12.5%
18.8%
311%
87%
8.5人気
角田晃一 松永昌博
4- 2- 1-10/17
23.5%
35.3%
41.2%
610%
171%
7.2人気
藤岡佑介 池江泰郎
4- 1- 4- 7/16
25.0%
31.3%
56.3%
99%
110%
3.3人気
池添謙一 池添兼雄
4- 1- 1-14/20
20.0%
25.0%
30.0%
99%
55%
5.4人気
佐藤哲三 佐々木晶三
3- 3- 1-19/26
11.5%
23.1%
26.9%
52%
52%
4.8人気
秋山真一郎 平田修
3- 2- 0-12/17
17.6%
29.4%
29.4%
61%
65%
4.9人気
四位洋文 角居勝彦
3- 2- 0- 2/ 7
42.9%
71.4%
71.4%
118%
100%
2.4人気
熊沢重文 角居勝彦
3- 1- 2- 8/14
21.4%
28.6%
42.9%
209%
79%
5.3人気
秋山真一郎 池江泰寿
3- 1- 1- 2/ 7
42.9%
57.1%
71.4%
320%
147%
3.0人気

最後に、騎手、厩舎の組み合わせ。こちらも関東同様、サンプル数の関係で参考程度のデータになる。

以上、東西に分けて「G1の裏」開催における人気や騎手、厩舎成績を見てみた。関東では予想に反して人気薄の好走が減っていたのに対し、関西では僅かとはいえ波乱の傾向にあった、というのが東西の大きな違いだ。G1には関西馬の出走が多く、今回データを集計した07〜09年で比較すると、関東馬356頭に対し、関西馬は720頭。想像の域を出ないが、関東に遠征するリーディング上位騎手が多い関西の方が荒れやすい、ということだろうか。
厩舎に関しては所属馬の状況や競馬番組、そして除外など多くの要素に左右されるため、「G1の裏」がどこまで影響するのか微妙なものの、騎手にとっては「稼ぎどころ」のはず。我々ファンもそんな「稼ぎどころ」にできるよう、予想の「もうひと押し」のデータとして活用いただければ幸いだ。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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