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第377回 高松宮記念はマイル実績が重要!?

2010/3/25(木)

高松宮記念は96年に芝1200mのスプリントG1として生まれ変わり、開催時期が現在の3月末になったのは00年から。つまり開催時期が変更となってから今年で11回目となり、ちょうど過去10年分のデータがたまったことになる。さっそく00年以降のデータを基に高松宮記念を分析していこう。なおデータ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 高松宮記念の年齢別成績(過去10年)

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
4歳
1-  2-  1- 42/ 46
2.2%
6.5%
8.7%
14%
61%
5歳
7-  5-  3- 35/ 50
14.0%
24.0%
30.0%
98%
122%
6歳
2-  2-  4- 36/ 44
4.5%
9.1%
18.2%
47%
44%
7歳以上
0-  1-  2- 36/ 39
0.0%
2.6%
7.7%
0%
31%

始めに表1は高松宮記念の年齢別成績(過去10年)。最も優秀なのは5歳で、勝ち馬7頭、連対馬12頭を輩出。勝率14%、連対率24%、複勝率30%も年齢別で断然の成績だ。次いで6歳、4歳と続き、7歳以上は1頭も勝ち馬が出ていない。高齢馬はやや割り引きが必要だ

■表2 高松宮記念の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
2-  2-  2-  4/ 10
20.0%
40.0%
60.0%
74%
96%
2番人気
1-  3-  2-  4/ 10
10.0%
40.0%
60.0%
43%
104%
3番人気
3-  1-  1-  5/ 10
30.0%
40.0%
50.0%
243%
123%
4番人気
4-  0-  1-  5/ 10
40.0%
40.0%
50.0%
409%
145%
5番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
30%
6番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
42%
7番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8番人気
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
102%
9番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
10番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
59%
11番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
204%
14番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
91%
16番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
219%
17番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
18番人気
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

高松宮記念の人気別成績(過去10年)をまとめたのが表2。基本的に上位人気が強く、勝ち馬はすべて4番人気以内。特に3、4番人気から7頭の勝ち馬が誕生している。2着は5番人気以下でも問題ない。ただし、二桁人気の好走は一度だけで、2着馬10頭中9頭は8番人気以内である。人気薄を狙うなら3着付けが良いだろう。二桁人気馬の好走も3回あり、昨年も3着に15番人気のソルジャーズソングが入った。

■表3 高松宮記念の前走レース別成績(過去10年)

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
阪急杯 6- 6- 3-45/60
10.0%
20.0%
25.0%
79%
66%
2
シルクロードS(02年以降) 1- 0- 2- 14/17
5.9%
5.9%
17.6%
41%
56%
3
シルクロードS(01年以前) 1- 0- 1- 5/7
14.3%
14.3%
28.6%
41%
334%
4
オーシャンS(05年以前) 1- 0- 0- 20/21
4.8%
4.8%
4.8%
31%
10%
5
フェブラリーS 1- 0- 0- 7/ 8
12.5%
12.5%
12.5%
158%
46%
6
スプリンターズS 0- 1- 1- 1/ 3
0.0%
33.3%
66.7%
0%
106%
7
中山記念 0- 1- 0- 3/ 4
0.0%
25.0%
25.0%
0%
510%
8
マイルCS 0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
0%
90%
9
阪神牝馬S 0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0%
210%
10
オーシャンS(06年以降) 0- 0- 2- 26/28
0.0%
0.0%
7.1%
0%
41%
11
東京新聞杯 0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
340%
12
その他 0- 0- 0- 27/27
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

表3は高松宮記念の前走レース別成績(過去10年)。前走レースは阪急杯組が優秀。出走頭数は60頭と多いが、勝ち馬6頭、連対馬12頭を輩出している。特に近年は阪急杯組が強力で、過去5年の勝ち馬5頭中4頭が阪急杯組。また過去10年連続で阪急杯組が連対しており、阪急杯組の取捨がカギを握るレースといえる。ほかのステップレースではまずシルクロードSから2頭の勝ち馬が誕生。ただしハンデ戦となった02年以降、勝率、連対率、複勝率は01年以前のシルクロードSより下がっている。オーシャンSは06年にG3に格上げされたが、勝ち馬は02年のショウナンカンプのみで、G3になってからも不振が続いている。

■表4 阪急杯組の高松宮記念好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走
2走前
G1実績
09年
1
3
ローレルゲレイロ 阪急杯2着 東京新聞杯13着 NHKマイルC2着
08年
2
5
キンシャサノキセキ 阪急杯5着 京都金杯10着 NHKマイルC3着
3
1
スズカフェニックス 阪急杯2着 阪神C1着 マイルCS3着
07年
1
1
スズカフェニックス 阪急杯3着 東京新聞杯1着  
3
2
プリサイスマシーン 阪急杯1着 阪神C2着 マイルCS5着
06年
1
4
オレハマッテルゼ 阪急杯3着 東京新聞杯2着  
05年
1
4
アドマイヤマックス 阪急杯4着 根岸S14着 安田記念2着
2
6
キーンランドスワン 阪急杯1着 シルクロードS15着  
04年
1
2
サニングデール 阪急杯1着 シルクロードS3着  
3
8
キーンランドスワン 阪急杯5着 シルクロードS1着  
03年
1
3
ビリーヴ 阪急杯9着 香港S12着 スプリンターズS1着
2
2
サニングデール 阪急杯2着 シルクロードS3着  
02年
2
2
アドマイヤコジーン 阪急杯1着 東京新聞杯1着 朝日杯3歳S1着
01年
2
3
ブラックホーク 阪急杯2着 CBC賞2着 マイルCS3着
00年
2
8
ディヴァインライト 阪急杯2着 テレビ山梨杯1着  

表4では阪急杯組の高松宮記念好走馬(過去10年)をまとめてみた。過去10年で好走馬は15頭。つまり高松宮記念好走馬の半数は阪急杯組ということになる。好走条件は、まず阪急杯5着以内。この条件には好走馬15頭中14頭が該当している。そして近2走成績を見ると、好走馬15頭中12頭が近2走以内に重賞で連対していた。そしてもう1点注目したいのはG1実績。過去に芝1200〜1600mのG1戦で5着以内に好走した馬が8頭もいる。昨年の勝ち馬ローレルゲレイロはNHKマイルC2着馬、08年の2、3着馬も芝1200〜1600mのG1戦で3着以内に好走したことがあった。特にマイルのG1実績を持っている馬が大半。芝1200mより芝1600mのG1戦で好走している馬には注意が必要だ。

■表5 阪急杯組以外の高松宮記念好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走
2走前
備考
09年
2
1
スリープレスナイト スプリンターズS1着 北九州記念1着 芝1200m(3.0.0.0)
3
15
ソルジャーズソング オーシャンS4着 シルクロードS2着  
08年
1
4
ファイングレイン シルクロードS1着 淀短距離S1着 NHKマイルC2着
07年
2
13
ペールギュント 中山記念13着 京都金杯12着 朝日杯FS3着
06年
2
2
ラインクラフト 阪神牝馬S4着 マイルCS3着 NHKマイルC1着
3
3
シーイズトウショウ オーシャンS9着 CBC賞3着 桜花賞2着
05年
3
1
プレシャスカフェ シルクロードS1着 CBC賞1着 芝1200m(4.0.0.0)
04年
2
1
デュランダル マイルCS1着 スプリンターズS1着 マイルCS1着
03年
3
10
リキアイタイカン シルクロードS5着 京都金杯4着 マイルCS3着
02年
1
3
ショウナンカンプ オーシャンS1着 山城S1着 芝1200m(2.0.0.0)
3
4
スティンガー 東京新聞杯6着 阪神牝馬S3着 阪神3歳牝馬S1着
01年
1
1
トロットスター シルクロードS1着 CBC賞1着 安田記念5着
3
16
テネシーガール シルクロードS9着 淀短距離S2着 阪神3歳牝馬S5着
00年
1
4
キングヘイロー フェブラリーS13着 スプリンターズS3着 マイルCS2着
3
2
アグネスワールド スプリンターズS2着 CBC賞1着 朝日杯3歳S4着

続いて表5にまとめたのが阪急杯組以外の高松宮記念好走馬(過去10年)。まず好走馬15頭中12頭は近2走以内に重賞で3着以内に好走していた。そして重要なのは、ここでもマイルG1実績だ。好走馬15頭中11頭はマイルのG1戦で5着以内に入ったことがあった。そしてその実績を持っていなかった4頭中3頭(09年1着スリープレスナイト、05年3着プレシャスカフェ、02年1着ショウナンカンプ)は芝1200mで一度も負けたことがなかった。

■表6 高松宮記念の枠番別成績(過去10年)

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1枠 1- 0- 2-17/20
5.0%
5.0%
15.0%
50%
71%
2枠 2- 1- 0-17/20
10.0%
15.0%
15.0%
57%
28%
3枠 1- 0- 1-18/20
5.0%
5.0%
10.0%
33%
18%
4枠 1- 2- 0-17/20
5.0%
15.0%
15.0%
22%
44%
5枠 0- 2- 0-18/20
0.0%
10.0%
10.0%
0%
22%
6枠 2- 0- 2-16/20
10.0%
10.0%
20.0%
61%
36%
7枠 2- 3- 2-22/29
6.9%
17.2%
24.1%
70%
76%
8枠 1- 2- 3-24/30
3.3%
10.0%
20.0%
39%
183%

最後に高松宮記念の枠番別成績(過去10年)をまとめたのが表6。全体的に外枠が優勢で、6〜8枠から連対馬10頭が誕生している。内枠が弱いとはいえないが、外枠の馬を中心に組み立てるのが良さそうだ。

<結論>

それでは今年の高松宮記念を展望していこう。今年の高松宮記念出走予定馬を阪急杯組と阪急杯組以外にわけて分析したい。

■表7 阪急杯組の高松宮記念出走予定馬

馬名
年齢
前走
2走前
備考
エーシンフォワード
5
阪急杯1着 東京新聞杯3着  
サンカルロ
4
阪急杯3着 マイルCS12着  
トウショウカレッジ
8
阪急杯6着 シルクロードS9着  
ビービーガルダン
6
阪急杯7着 JBCスプリント6着 スプリンターズS2着
ヘッドライナー
6
阪急杯10着 淀短距離S5着  

2010/2/28 阪神11R 阪急杯(G3)1着 2番 エーシンフォワード

今年の高松宮記念出走予定馬で、前走阪急杯組を表7にまとめた。まず阪急杯で5着以内はエーシンフォワードとサンカルロ。そして近2走以内に重賞で連対実績があるのはエー−シンフォワードだけ。年齢の5歳も強調材料で、阪急杯組では最も推奨したい1頭といえる。サンカルロは強く推せないが、相手候補の1頭として残しておこう。阪急杯7着のビービーガルダンは2走前がダート戦で、3走前はスプリンターズS2着。2走前のJBCスプリントを除けば、近2走以内に重賞で連対の条件をクリアする。スプリンターズS2着の実績馬でもあり、こちらも相手候補の1頭として挙げておこう。

■表8 阪急杯組以外の高松宮記念出走予定馬

馬名
年齢
前走
2走前
備考
アイルラヴァゲイン
8
オーシャンS10着 ジャニュアリーS2着 NHKマイルC3着
アルティマトゥーレ
6
シルクロードS1着 京阪杯8着  
エイシンタイガー
4
シルクロードS8着 淀短距離S1着  
エーシンエフダンズ
6
オーシャンS2着 シルクロードS7着  
カノヤザクラ
6
スプリンターズS3着 セントウルS4着  
キンシャサノキセキ
7
オーシャンS1着 阪神C1着 NHKマイルC3着
グランプリエンゼル
4
オーシャンS15着 シルクロードS11着 NHKマイルC3着
ショウナンカザン
5
オーシャンS16着 シルクロードS2着  
スズカコーズウェイ
6
阪神C7着 マイルCS16着  
セブンシークィーン
4
オーシャンS9着 京阪杯17着  
ピサノパテック
8
オーシャンS11着 バレンタインS7着  
ファイングレイン
7
オーシャンS5着 マイルCS15着 NHKマイルC2着
プレミアムボックス
7
オーシャンS4着 シルクロードS6着  

2010/3/6 中山11R 夕刊フジ賞オーシャンS(G3)1着 3番 キンシャサノキセキ

表8は阪急杯組以外の高松宮記念出走予定馬。近2走以内に重賞で3着以内に好走している馬は5頭と多いが、その中でマイルのG1戦で5着以内の実績があるのはキンシャサノキセキだけ。ただし、キンシャサノキセキは7歳で、前走が不振のオーシャンS。過去10年で7歳以上の馬が勝利したことはなく、オーシャンSから勝利したのも02年ショウナンカンプのみ。そのためキンシャサノキセキも勝利する可能性より、2、3着の可能性が高いか。ほかの馬はどれも一長一短。そのため阪急杯組以外からはキンシャサノキセキのみを推奨馬としたい。

以上をまとめると、エーシンフォワードが最有力だろう。キンシャサノキセキは年齢と前走のオーシャンSがマイナスで、2、3着までとみた方が良さそう。同じく相手候補としてサンカルロとビービーガルダンを挙げておきたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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