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第369回 重賞実績がモノをいう中山記念

2010/2/25(木)

2009/3/1 中山11R 中山記念(G2)1着 2番 カンパニー

昨年の本競走は1着カンパニー、2着ドリームジャーニー。カンパニーはご承知の通り、昨秋に天皇賞(秋)→マイルCSとG1を二連勝。8歳馬で史上初めて平地競走のG1制覇を成し遂げ、JRA賞特別賞を獲得。そして2着のドリームジャーニーもその後、宝塚記念と有馬記念を勝利し、グランプリ連覇を達成。同馬もまたJRA賞最優秀4歳以上牡馬に選出された。昨年は特に強豪揃いのメンバーであったが、08年2着エイシンドーバーはのちに安田記念で3着に好走。同年3着エアシェイディものちに有馬記念で3着に好走した。このように本競走は直接的にG1のステップレースではないが、同年のG1競走を占う意味でも重要な一戦といえるだろう。今年も本競走好走馬の中からのちにG1で好走する馬がいるかもしれない。まずは過去10年のデータを基に本競走を占っていこう。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 中山記念の結果(10年)

着順
人気
馬名
重賞連対実績(過去1年)
09年
1
1
カンパニー 中山記念1着
2
4
ドリームジャーニー 朝日CC1着
3
2
アドマイヤフジ 中山金杯1着
08年
1
2
カンパニー 関屋記念1着
2
7
エイシンドーバー 京王杯SC1着
3
1
エアシェイディ アメリカJCC1着
07年
1
6
ローエングリン  
2
3
エアシェイディ 東京新聞杯2着
3
5
ダンスインザモア  
06年
1
6
バランスオブザゲーム 中山記念1着
2
1
ダイワメジャー ダービー卿CT1着
3
4
エアメサイア 秋華賞1着
05年
1
4
バランスオブザゲーム 札幌記念2着
2
2
カンパニー 京阪杯2着
3
7
アルビレオ 京都金杯2着
04年
1
1
サクラプレジデント 札幌記念1着
2
3
サイドワインダー 京都金杯2着
3
2
ローエングリン 中山記念1着
03年
1
1
ローエングリン 東京新聞杯2着
2
4
バランスオブザゲーム セントライト記念1着
3
9
ダイワジアン  
02年
1
8
トウカイポイント カブトヤマ記念2着
2
7
トラストファイヤー ラジオたんぱ賞1着
3
3
ラスカルスズカ 天皇賞(春)2着
01年
1
2
アメリカンボス アメリカJCC1着
2
3
ジョウテンブレーヴ 京阪杯1着
3
1
ダイタクリーヴァ スプリングS1着
00年
1
5
ダイワテキサス 中山記念2着
2
4
アメリカンボス エプソムC1着
3
7
ビッグサンデー  

本競走はG2戦だけあって、実績のない馬は苦戦を強いられる。それを示すのが上の表1(過去10年の中山記念の結果)で、好走馬30頭中26頭は過去1年以内に重賞連対実績があった。例外は07年1着ローエングリン、同年3着ダンスインザモア、03年3着ダイワジアン、00年3着ビッグサンデー。4頭中3頭は3着までで、連対をするなら過去1年以内の重賞連対実績は必須といえる。
また本競走の特徴の一つとして二度以上好走する馬が多いことも挙げられる。00年勝ち馬ダイワテキサスは99年に2着。同様に01年勝ち馬アメリカンボスも前年2着に好走していた。近年でも、バランスオブゲームが03年2着のあと、05年、06年に連覇を達成。ローエングリンは03年、07年に優勝しており、05年も2着に好走していた。そして昨年、カンパニーが本競走を連覇したのも記憶に新しいだろう。

■表2 中山記念の斤量別成績(過去10年)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
54kg 0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
55kg 0-  0-  1-  1/  2
0.0%
0.0%
50.0%
0%
100%
56kg 0-  3-  0- 15/ 18
0.0%
16.7%
16.7%
0%
46%
57kg 4-  4-  5- 77/ 90
4.4%
8.9%
14.4%
29%
39%
58kg 5-  3-  4-  8/ 20
25.0%
40.0%
60.0%
216%
145%
59kg 1-  0-  0-  2/  3
33.3%
33.3%
33.3%
513%
100%
60kg 0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

実績馬が強いレースだけあって、斤量別で見ても(表2参照)、成績が良いのは斤量が重い馬。58、59キロから勝ち馬6頭が誕生しており、特に58キロは勝率25%、連対率40%、複勝率60%のハイアベレージをマーク。過去5年では毎年、58キロ以上の斤量を背負っている馬が連対を果たしている。出走馬の大半は57キロだが、同斤量は勝率4.4%、連対率8.9%、複勝率14.4%。58、59キロと比較して、その数字は大きく劣っている。

■表3 中山記念の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
3-  1-  2-  4/ 10
30.0%
40.0%
60.0%
75%
75%
2番人気
2-  1-  2-  5/ 10
20.0%
30.0%
50.0%
110%
79%
3番人気
0-  3-  1-  6/ 10
0.0%
30.0%
40.0%
0%
73%
4番人気
1-  3-  1-  5/ 10
10.0%
40.0%
50.0%
76%
124%
5番人気
1-  0-  1-  8/ 10
10.0%
10.0%
20.0%
92%
54%
6番人気
2-  0-  0-  8/ 10
20.0%
20.0%
20.0%
324%
65%
7番人気
0-  2-  2-  6/ 10
0.0%
20.0%
40.0%
0%
205%
8番人気
1-  0-  0-  9/ 10
10.0%
10.0%
10.0%
174%
39%
9番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
65%
10番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11番人気
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番人気
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
13番人気
0-  0-  0-  7/  7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
14番人気
0-  0-  0-  6/  6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気
0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

上の表3は中山記念の人気別成績(過去10年)。10番人気以下の好走は一度もなく、連対馬は8番人気以内で収まっている。上位人気が特に強いレースとはいえないが、上位〜中位で決まることが大半。実際、配当面で見ても、堅い決着が多く、過去10年で馬連31倍未満が8回(うち20倍未満が6回)もある。無理な穴狙いは禁物だ。

■表4 中山記念の前走クラス別成績(過去10年)

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1600万下 0-  0-  0-  3/  3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
OPEN特別 1-  1-  1- 24/ 27
3.7%
7.4%
11.1%
64%
33%
G3 4-  6-  5- 51/ 66
6.1%
15.2%
22.7%
59%
69%
G2 2-  1-  2- 16/ 21
9.5%
14.3%
23.8%
71%
47%
G1 3-  2-  1-  4/ 10
30.0%
50.0%
60.0%
133%
116%

表4では中山記念の前走クラス別成績(過去10年)をまとめてみた。G3、G2組の成績に大きな差はなく、ほぼ互角。注目したいのはG1組だ。同組は勝率30%、連対率50%、複勝率60%をマーク。単・複回収率も100%を超え、同組は積極的に狙いたい。OPEN特別組の勝率、連対率、複勝率は、G3組のほぼ半分。好走したのは07年3着ダンスインザモア、02年1着トウカイポイント、00年2着アメリカンボスの3頭だけである。1600万下組からの参戦は少なく、わずか3頭。02年には重賞で好走実績もあったミレニアムバイオが前走1600万下から挑んだが、2人気4着。00年には芝で4戦2勝、複勝率100%のブラザータイクーンが出走したが、3人気4着と好走できなかった。人気馬2頭が破れており、1600万下組の好走は期待できない。

<結論>

それでは今年の中山記念を展望していこう。出走予定馬は以下の表5の通りである。

■表5 今年の中山記念出走予定馬

順位
馬名
斤量
前走
重賞連対実績(過去1年)
1
シャドウゲイト
58
アメリカJCC2着 アメリカJCC2着
2
ライブコンサート
57
東京新聞杯13着 京都金杯1着
3
アブソリュート
57
東京新聞杯6着 富士S1着
4
サニーサンデー
56
中山金杯6着 福島記念1着
5
キングストレイル
57
関屋記念11着  
6
ショウワモダン
57
根岸S16着  
7
ドリームサンデー
57
小倉大賞典11着 中日新聞杯2着
8
トウショウウェイヴ
57
白富士S1着  
9
セイクリッドバレー
56
菊花賞7着 セントライト記念2着
10
キングストリート
56
節分S1着  
11
モエレビクトリー
56
初富士S1着  
12
テイエムアンコール
57
小倉大賞典7着  
13
マイネルグラシュー
57
白富士S10着  
14
ニルヴァーナ
57
福島記念12着  
15
ダンスインザモア
57
小倉大賞典4着  
16
ファルカタリア
57
尾張S5着  
※フルゲート16頭。(17)マイネルシュピール以下は除外対象。

2007/1/6 中山11R 日刊スポーツ賞中山金杯(G3)1着 9番 シャドウゲイト

まずは今年の中山記念出走予定馬の重賞連対実績(過去1年)をチェックしていこう。同実績を持っているのは、シャドウゲイトライブコンサートアブソリュートサニーサンデードリームサンデーセイクリッドバレー。本競走はまず同実績が重要であり、この6頭から有力馬を探すのがベストだろう。次に斤量を見ると、58キロで出走するのはシャドウゲイトのみ。同馬は重賞連対実績もあり、「格がモノをいう」本競走のテーマにぴったりだ。前走クラスではセイクリッドバレーが前走G1戦の菊花賞に出走。今回は約4ヶ月ぶりになるが、過去に菊花賞から直行して好走した例(03年2着バランスオブゲーム)があり、同馬にも注目しておきたい。ほかの馬は特に強調材料が見当たらず、シャドウゲイトとセイクリッドバレーを今年の中山記念の最有力候補に挙げたい。相手には重賞連対実績があるほかの4頭(ライブコンサート、アブソリュート、サニーサンデー、ドリームサンデー)に加え、ダンスインザモアも抑えたい。同馬は07年に本競走で3着に好走。本競走は二度以上好走する馬が多いこともあり、同馬にもチャンスはありそうだ。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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