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第361回 根岸Sの好走馬は近走着順を見れば一目瞭然!?

2010/1/28(木)

根岸Sがこの時期に行われるようになったのは01年。それまでは秋開催の東京ダート1200mとして行われていたが、時季の移設とともに距離も200m延長された。移設初年度の01年は本競走を制したノボトゥルーが続くフェブラリーSも制覇。その後も05年に7馬身差の圧勝劇を演じたメイショウボーラーがフェブラリーSを制している。毎年本競走をステップにフェブラリーSへ向かう馬が多数いる。そのためフェブラリーSを占う意味でも重要な一戦と言える。今回は03年の中山開催を除く01年以降のデータを中心に分析していきたい。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 根岸Sの年齢別成績(01年以降、中山開催の03年は除く)

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
4歳
1-  1-  1- 26/ 29
3.4%
6.9%
10.3%
6%
51%
5歳
3-  4-  2- 18/ 27
11.1%
25.9%
33.3%
172%
111%
6歳
3-  3-  1- 22/ 29
10.3%
20.7%
24.1%
237%
71%
7歳以上
1-  0-  4- 32/ 37
2.7%
2.7%
13.5%
29%
55%

始めに表1が根岸Sの年齢別成績(01年以降、中山開催の03年は除く)。まず4歳はイマイチな成績で、勝利したのは圧倒的な1番人気に支持されたメイショウボーラーのみ。連対馬の大半は5、6歳から。5歳は1着3回2着4回と7頭の連対馬、6歳は1着3回2着3回で6頭の連対馬が誕生している。7歳以上はわずか1連対で、4歳同様に割引が必要だろう。

■表2 根岸Sの斤量別成績(01年以降、中山開催の03年は除く)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
54kg
0-  0-  0-  3/  3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
55kg
0-  1-  2- 17/ 20
0.0%
5.0%
15.0%
0%
74%
56kg
5-  3-  3- 40/ 51
9.8%
15.7%
21.6%
211%
85%
57kg
3-  3-  2- 22/ 30
10.0%
20.0%
26.7%
68%
75%
58kg
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
59kg
0-  1-  1-  6/  8
0.0%
12.5%
25.0%
0%
63%

次に根岸Sの斤量別成績(01年以降、中山開催の03年は除く)をまとめたのが表2。斤量は56、57キロが優秀。勝利した馬はすべて56、57キロだった。58キロは10回走って3着以内がゼロと不振。59キロで好走した馬は2頭いるが、これはフェブラリーS覇者のノボトゥルーが02年、04年と好走した時の数字である。

■表3 根岸Sの結果(01年以降、中山開催の03年は除く)

着順
人気
馬名
東京ダ1600m以下のOP実績
備考
09年
1
4
フェラーリピサ
欅S1着
2
5
ヒシカツリーダー
昇級3戦目
3
7
セントラルコースト
昇級初戦
08年
1
1
ワイルドワンダー
サウジアラビアRC1着
2
5
タイセイアトム
昇級2戦目
3
3
アドマイヤスバル
霜月S1着
07年
1
11
ビッググラス
昇級2戦目
2
1
シーキングザベスト
武蔵野S1着
3
12
ニホンピロサート
欅S2着
06年
1
6
リミットレスビッド
ダート(2.0.0.1)
2
3
タイキエニグマ
昇級2戦目
3
4
トウショウギア
欅S1着
05年
1
1
メイショウボーラー
ダート(1.0.0.0)
2
9
ハードクリスタル
昇級2戦目
3
5
エコルプレイス
欅S1着
04年
1
7
シャドウスケイプ
霜月S2着
2
10
ヒューマ
欅S1着
3
3
ノボトゥルー
根岸S1着
02年
1
6
サウスヴィグラス
欅S1着
2
5
ノボトゥルー
根岸S1着
3
9
ワシントンカラー
根岸S1着
01年
1
8
ノボトゥルー
昇級初戦
2
3
サンフォードシチー
武蔵野S1着
3
1
ブロードアピール
根岸S1着

表3の根岸Sの結果(01年以降、中山開催の03年は除く)を見ると、多くの好走馬にある共通点が浮かび上がる。それは東京ダート1600m以下のOP実績好走馬24頭中15頭は東京ダート1600m以下のオープンクラスで連対していた実績があった。そして同実績がない馬は、そもそもダートのオープンクラスに出走した経験がほとんど無かった。09年2着ヒシカツリーダーを含む7頭は本競走が昇級してから3戦目以内、そして06年1着リミットレスビッドと05年1着メイショウボーラーはダートレースの経験自体が浅かった。この2点に該当する馬のみ、前述の実績が無くても好走が期待できるようだ。

■表4 01年以降の根岸S好走馬(1)

着順
人気
馬名
前走
2走前
3走前
4走前
09年
1
4
フェラーリピサ
1着
2着
2着
1着
2
5
ヒシカツリーダー
1着
3着
1着
6着
3
7
セントラルコースト
1着
1着
2着
1着
08年
1
1
ワイルドワンダー
5着
2着
2着
1着
2
5
タイセイアトム
1着
1着
1着
4着
3
3
アドマイヤスバル
1着
1着
2着
1着
07年
1
11
ビッググラス
14着
1着
2着
1着
2
1
シーキングザベスト
1着
1着
2着
2着
06年
2
3
タイキエニグマ
1着
1着
1着
10着
05年
2
9
ハードクリスタル
8着
1着
1着
2着
01年
2
3
サンフォードシチー
2着
1着
3着
2着
※中山開催の03年は除く。

ここから過去の好走馬を二つのグループに分けてみたい。まず表4では近走成績に着目して、ある共通点がある馬を抜き出した。その共通点は単純で、近4走以内に3戦以上連続して3着以内に好走していたこと。基本的には3走前から前走までがベスト。前走で4着以下に敗れたワイルドワンダーとハードクリスタルは前走がG1、そしてビッググラスは前走が芝のレースだったので、これは例外と言えるだろう。近年はこのように連続して好走してきた馬の活躍が特に目立ち、過去3年の好走馬9頭中8頭に該当している。今年もこのような成績を歩んでいる馬がいたら最有力候補と言っていいだろう。

■表5 01年以降の根岸S好走馬(2)

着順
人気
馬名
主な実績
07年
3
12
ニホンピロサート 兵庫GT1着
06年
1
6
リミットレスビッド ダート(2.0.0.1)
3
4
トウショウギア  
05年
1
1
メイショウボーラー ダート(1.0.0.0)
3
5
エコルプレイス シリウスS2着
04年
1
7
シャドウスケイプ  
2
10
ヒューマ  
3
3
ノボトゥルー 根岸S1着
02年
1
6
サウスヴィグラス ※ガーネットS2着
2
5
ノボトゥルー 根岸S1着
3
9
ワシントンカラー 根岸S1着
01年
1
8
ノボトゥルー  
3
1
ブロードアピール 根岸S1着
※中山開催の03年は除く。
※02年ガーネットSは東京開催。

表5は表4に該当しなかった根岸S好走馬をまとめたもの。こちらは一括りには出来ないが、まず東京ダート1400m以下の重賞で連対していた馬がノボトゥルーを含め5頭。そしてダート1400mの重賞で連対していた馬ダート戦のキャリアが3戦以内の馬がそれぞれ2頭いた。

<結論>

それでは今年の根岸Sを展望していこう。まずは今年の出走予定馬全体を表3のデータに照らし合わせてみたい。

■表6 今年の根岸S出走予定馬(1)

順位
馬名
東京ダ1600m以下のOP実績
備考
1
スーニ    
2
ワイルドワンダー
根岸S1着
 
3
ダイワディライト
 
4
ミリオンディスク
霜月S2着
 
5
ケイアイテンジン
昇級2戦目
7
オーロマイスター
 
8
ゼンノグッドウッド
 
10
ワンダーポテリオ
霜月S1着
 
11
セレスハント
ペルセウスS1着
 
12
グロリアスノア
ユニコーンS2着
 
13
ヒシカツリーダー
根岸S2着
 
15
グリフィンゲート   昇級初戦
16
サマーウインド   昇級初戦
17
ビクトリーテツニー    
20
アンダーカウンター   昇級3戦目
20
セイクリムズン   昇級2戦目
※フルゲートは16頭。(5)ショウワモダン、(9)ガブリンらは出走回避の見込み。

表6は今年の根岸S出走予定馬(1)で、東京ダート1600m以下のオープンクラスで連対実績があるのは、ワイルドワンダーを含め6頭。そして昇級3戦目以内、ダートのキャリアが浅い馬はケイアイテンジンを含め5頭が該当する。

■表7 今年の根岸S出走予定馬(2)

順位
馬名
年齢
斤量
前走
2走前
3走前
4走前
15
グリフィンゲート
4
55
1着
1着
2着
1着
16
サマーウインド
5
56
1着
1着
1着
1着

2009/1/5 中山10R 初日の出ステークス1着 15番 サマーウインド

表7は今年の根岸S出走予定馬(2)で、近4走以内に3戦以上連続して3着以内のある馬を抜き出した。今年はグリフィンゲートサマーウインドが該当。過去3年の好走馬9頭中8頭がこの条件に合致しており、この2頭は推奨馬として挙げていいだろう。特にサマーウインドは5歳で56キロとデータ的にパーフェクト。前走の初日の出Sの勝ち時計は、5日後に行われたオープンのジャニュアリーSの勝ち時計より0.4秒早かった。重賞初挑戦はもちろん、オープンのレースも初めてだが、走破時計から通用しても不思議はないだろう。


■表8 今年の根岸S出走予定馬(3)

順位
馬名
年齢
斤量
主な実績
1
スーニ
4
58
JBCスプリント1着
2
ワイルドワンダー
8
56
根岸S1着
3
ダイワディライト
6
56
 
4
ミリオンディスク
6
57
 
5
ケイアイテンジン
4
55
 
7
オーロマイスター
5
56
 
8
ゼンノグッドウッド
7
56
 
10
ワンダーポテリオ
6
56
 
11
セレスハント
5
56
 
12
グロリアスノア
4
55
 
13
ヒシカツリーダー
6
56
根岸S2着
17
ビクトリーテツニー
6
56
 
20
アンダーカウンター
5
56
 
20
セイクリムズン
4
55
 

2008/2/4 東京11R 根岸ステークス(G3)1着 4番 ワイルドワンダー

最後に表8は表7に合致しなかった今年の根岸S出走予定馬。東京ダート1400m以下の重賞で連対、ダート1400mの重賞で連対の実績があるのはスーニワイルドワンダーヒシカツリーダー。ダートのキャリアが3戦以内の馬は不在なので、この3頭が有力だろう。ただしスーニは表6で該当しなかった上、年齢、斤量ともに割引材料。そのため推奨馬には挙げ難い。それより本競走を2年前に制しているワイルドワンダー、年齢と斤量ともに強調できるヒシカツリーダーの方が良いだろう。


<追記>

木曜夕方に発表された出馬表によると、表6の想定からアンダーカウンターが外れ、ショウワモダンが出走することになった。同馬は過去の好走馬に共通する実績が無く、ここは厳しい戦いになりそうだ。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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