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第358回 冬の変則中京開催の穴馬は?

2010/1/18(月)

今週から中京開催がスタート。例年、この時期のローカルは小倉開催だが、中京競馬場が今年からコース改修に入るため、変則開催となる。しかし、昨年の第1回中京開催は1月に行われた。厳密に言うと、昨年は6日間開催で、スタート日時も早かったのだが、一応同時期の中京開催のデータが存在する。これを生かさない手はない。それをもとに今年の第1回中京開催を分析。特に配当妙味がありそうなレースを探し、狙い馬を見つけてみたい。データ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 昨年の第1回中京開催のコース別着別度数(新馬・未勝利除く)

コース
着別度数
単回収率
複回収率
中京ダ1700m 22-22-22-250/316
44%
72%
中京芝1200m 6-6-6-78/96
270%
105%
中京ダ1000m 6-6-6-76/94
94%
108%
中京芝2000m 5-5-5-57/72
133%
65%
中京芝1800m 5-5-5-56/71
90%
73%
中京芝2500m 3-3-3-30/38
203%
168%
中京ダ2300m 2-2-2-23/29
36%
61%

上の表1は昨年の第1回中京開催のコース別着別度数。ただし、新馬・未勝利戦は除いてある。冬場の開催だけにダート戦、特にダート1700mでのレースが今開催は多くなる。「中京ダート1700mを制することが、第1回中京開催を制する」と言ってもいいだろう。しかし、この条件の単勝回収率は44%、複勝回収率は77%と低め。つまり、人気馬の好走が多く、配当妙味は薄い条件だ。配当的なことを考えれば、単勝回収率270%、複勝回収率105%をマークしている1200mの方が面白い。つまり、伏兵馬の好走が多いわけだ。同様の考えで、2000m2500mにも注目してみたいところだ。次からこの3コースを具体的に分析してみたい。

■表2 昨年の第1回開催・中京芝1200mの脚質別成績(新馬・未勝利除く)

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ 1-0-0-5/6 16.7%
16.7%
16.7%
41%
23%
先行 1-1-2-18/22 4.5%
9.1%
18.2%
16%
46%
差し 3-3-4-25/35 8.6%
17.1%
28.6%
701%
235%
追い込み 1-2-0-30/33 3.0%
9.1%
9.1%
23%
22%

2009/1/10 中京11R 大須特別

まず中京芝1200mの脚質別成績を上の表2に記した。少ないサンプルながら差し馬の好走が目立つ。単勝回収率は701%、複勝回収率は235%と、かなりの穴馬券が飛び出したようだ。超人気薄で馬券に絡んだ馬を見てくと、09年1月18日の9Rで1着となったコンプリートラン(16番人気)、同年1月25日の9Rで1着となったヒシフラッシー(13番人気)、同年1月10日の鞍ヶ池特別(12R)で1着となったメイショウカーター(12番人気)が挙げられる。これだけ人気がないのだから直近の成績は悪く、常識的に狙いにくいのは確かだ。しかし、3頭にはひと目でわかる共通点があった。それは過去に地方競馬に所属しており、地方のダートで勝利。今回がJRAのレースで初勝利だったことだ。ダートしか勝ち鞍がない、元・地方馬を狙い打つに適した条件と言えるかもしれない。

■表3 昨年の第1回開催・中京芝2000mの脚質別成績(新馬・未勝利除く)

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ 0-0-1-4/5
0.0%
0.0%
20.0%
0%
68%
先行 1-2-2-12/17
5.9%
17.6%
29.4%
37%
44%
差し 3-2-2-18/25
12.0%
20.0%
28.0%
226%
92%
追い込み 1-1-0-23/25
4.0%
8.0%
8.0%
133%
51%

次に中京芝2000mの脚質別成績を上の表3に記した。こちらも芝1200mと同様、逃げ・先行馬が苦戦。差し・追い込み馬の成績、回収率がよくなっている。今開催の芝そのものが決して、差し馬有利というわけではなく、芝1800mなどは逆に逃げ・先行馬の成績の方がいい。よって、芝1800mは前へ行く馬、芝2000mは後ろから行く馬という大ざっぱなイメージでとらえるのもいいかもしれない。具体的に芝2000mで馬券に絡んだ馬を見ていくと、09年1月24日の8Rで1着となったミッキーラブ(12番人気)は、半年以上の休み明け&昇級戦という条件で激走。同年1月18日の美濃特別(10R)で1着となったコラデピーノ(9番人気)は、前走1000万クラスへの格上挑戦で8着後の激走だった。このように2000mでは前走からクラス変更があった馬に注目してみたいところだ。

■表4 昨年の第一回開催・中京芝2500mの脚質別成績(新馬・未勝利除く)

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ 0-0-0-6/6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
先行 2-0-1-6/9
22.2%
22.2%
33.3%
205%
88%
差し 0-3-2-11/16
0.0%
18.8%
31.3%
0%
231%
追い込み 0-0-0-7/7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
マクリ 1-0-0-0/1
100.0%
100.0%
100.0%
6070%
2080%

最後に中京芝2500mの脚質別成績を上の表4に記した。逃げ馬が不振だが、先行馬が2勝、マクリが1勝なので4コーナーで好位にいる馬でないとなかなか勝ちに結び付けられない印象だ。実際に差し馬は2着が3回、3着が2回と2、3着が多くなっている。具体的に人気薄で馬券に絡んだ馬を見ていくと、09年1月18日の7Rで1着となったハーマジェスティ(11番人気)、同年1月10日の9Rで2着となったスマートファントム(9番人気)、同年1月18日の7Rで2着となったレイトスプリング(8番人気)が挙げられる。この3頭に共通しているのは、減量騎手が騎乗していたこと。平場戦限定になるが、芝長距離戦での斤量減は利く印象だ。馬自身の実績を考えると、過去に現級の芝長距離戦で3着以内に好走した実績があったり、今回、芝長距離が初めてだったりといったような、割と狙いやすい戦績の馬が多い。このようなタイプの馬に減量騎手が騎乗してきた場合、積極的に狙ってみるといいだろう。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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