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第357回 前走クラス別で見る京成杯

2010/1/14(木)

今年の登録メンバーを見渡すと、2勝馬はエイシンフラッシュとブルーソックスのみ。例年に比べて、やや寂しいメンバー構成だが、京成杯は皐月賞にも繋がる大事な一戦。過去5年で、同レース好走馬は皐月賞でたびたび馬券になっている(05年アドマイヤジャパン、シックスセンス、07年サンツェッペリン、08年マイネルチャールズ)。果たして今年は皐月賞に繋がる走りを見せる馬が現れるだろうか。東京競馬場で施行された02年も含む過去10年のデータから好走馬を探っていきたい。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 京成杯の人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
4-  2-  1-  3/ 10
40.0%
60.0%
70.0%
92%
88%
2番人気
4-  2-  0-  4/ 10
40.0%
60.0%
60.0%
137%
87%
3番人気
2-  1-  1-  6/ 10
20.0%
30.0%
40.0%
109%
82%
4番人気
1-  1-  2-  6/ 10
10.0%
20.0%
40.0%
117%
83%
5番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
0%
26%
6番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
31%
7番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
8番人気
0-  0-  3-  7/ 10
0.0%
0.0%
30.0%
0%
189%
9番人気
0-  1-  1-  8/ 10
0.0%
10.0%
20.0%
0%
125%
10番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11番人気
0-  0-  0-  8/  8
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番人気
0-  1-  0-  6/  7
0.0%
14.3%
14.3%
0%
102%
13番人気
0-  0-  1-  5/  6
0.0%
0.0%
16.7%
0%
236%
14番人気
0-  0-  0-  2/  2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
※02年は1着馬同着。

始めに表1では京成杯の人気別成績をまとめてみた。基本的に上位人気馬が強い傾向にあり、1〜4番人気の単・複回収率は優秀な数字と言えるだろう。勝ち馬は11頭中10頭が3番人気以内。4番人気で勝利したのは03年スズカドリームのみだ。連対馬も4番人気以内に集中しており、人気馬同士の組み合わせが多いレースと言える。

■表2 京成杯の前走クラス別成績(過去10年)

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
新馬
1-  0-  0- 12/ 13
7.7%
7.7%
7.7%
37%
16%
未勝利
1-  2-  3- 16/ 22
4.5%
13.6%
27.3%
53%
111%
500万下
4-  1-  4- 20/ 29
13.8%
17.2%
31.0%
42%
67%
OPEN特別
2-  1-  1- 25/ 29
6.9%
10.3%
13.8%
35%
26%
G3
1-  4-  1- 13/ 19
5.3%
26.3%
31.6%
13%
111%
G2
0-  0-  0-  1/  1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
G1
2-  1-  0-  6/  9
22.2%
33.3%
33.3%
42%
36%
※02年は1着馬同着。

京成杯は年が明けて間もない3歳馬の重賞。当然キャリアの浅い馬は多く、前走クラスも未勝利から重賞までさまざま。そのため前走が新馬・未勝利や500万下でも重賞制覇のチャンスは大いにある。同レースの勝ち馬を見ても、新馬・未勝利から2頭、500万下から4頭も誕生している。前走クラスが格下でも割引材料になることはない。

■表3 前走新馬・未勝利戦に出走し、京成杯で好走した馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走
2走前
キャリア
06年
2
5
トウショウシロッコ 未勝利1着 未勝利2着
5戦
03年
1
4
スズカドリーム 未勝利1着 新馬2着
3戦
02年
3
8
ブリガドーン 未勝利1着 新馬4着
2戦
01年
1
3
ボーンキング 新馬1着 新馬5着
2戦
3
8
ロイヤルキャンサー 未勝利1着 未勝利5着
5戦
00年
2
9
イーグルカフェ 未勝利1着 新馬2着
3戦
3
3
フェリシタル 未勝利1着 未勝利2着
7戦

ここからは表2を基に過去の好走馬をクラス別に見ていきたい。まず表3が新馬・未勝利戦に出走し、京成杯で好走した馬。新馬からの好走馬は01年1着ボーンキングのみだが、同馬の前走は今で言う未勝利戦。そのため全馬がキャリア2戦以上だったことになる。ただしキャリアが多すぎてはマイナスで、7頭中6頭はキャリア2〜5戦だった。近走着順では、当然ながら全馬が前走の未勝利戦で勝利しているが、2走前も好走している馬が多い。7頭中4頭は2走前も連対しており、ほかの3頭も2走前は5着以内と大崩れしていなかった。

■表4 前走500万下に出走し、京成杯で好走した馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走
2走前
09年
1
2
アーリーロブスト エリカ賞1着 未勝利1着
08年
3
4
アイティトップ 寒竹賞1着 新馬1着
07年
2
1
メイショウレガーロ ベゴニア賞1着 未勝利1着
3
9
アルナスライン 樅の木賞1着 エリカ賞7着
06年
3
4
ネヴァブション 寒竹賞3着 エリカ賞4着
04年
3
1
キングカメハメハ エリカ賞1着 新馬1着
02年
1
2
ヤマニンセラフィム エリカ賞1着 新馬1着
1
1
ローマンエンパイア さざんか賞1着 新馬1着
00年
1
2
マイネルビンテージ エリカ賞2着 京都3歳S2着

次に前走500万下に出走し、京成杯で好走した馬を見ていこう(表4参照)。同組は過去4年連続で好走馬が出ており、勝ち馬の数はクラス別で最多の4勝をマークしている。まずこの組で注目なのは、阪神芝2000mのエリカ賞出走馬好走馬9頭中6頭はエリカ賞出走馬で、そのうち4頭はエリカ賞で連対していた。同レースは出世レースとしても名高く、過去にはアドマイヤベガ、キングカメハメハなどのクラシックホースを輩出している。毎年、出走馬のレベルも高く、そのレースで好走した馬は重賞クラスの力があるということだろう。またエリカ賞に不出走で好走した3頭(アイティトップ、メイショウレガーロ、ローマンエンパイア)はすべて連勝馬だった

■表5 前走OPEN特別に出走し、京成杯で好走した馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走
前走コース
2走前
2走前コース
08年
1
1
マイネルチャールズ ホープフルS1着 中山芝2000m 葉牡丹賞2着 中山芝2000m
07年
1
3
サンツェッペリン ホープフルS2着 中山芝2000m エリカ賞5着 阪神芝2000m
05年
3
6
コスモオースティン ホープフルS4着 中山芝2000m 葉牡丹賞3着 中山芝2000m
04年
2
3
マイネルマクロス ホープフルS2着 中山芝2000m 京都2歳S2着 京都芝2000m

続いて表5が前走OPEN特別に出走し、京成杯で好走した馬。同組で好走したのはすべて前年の暮れに行われるホープフルS出身馬。そして4頭中3頭はホープフルSで連対していた。さらに近2走を見ると、全馬が近2走ともに芝2000mに出走していたことも特徴だろう。

■表6 前走重賞に出走し、京成杯で好走した馬(過去10年)

着順
人気
馬名
前走
オープン実績
09年
2
1
ナカヤマフェスタ 東京スポーツ杯2歳S1着 東京スポーツ杯2歳S1着
08年
2
12
ベンチャーナイン 東京スポーツ杯2歳S6着 野路菊S2着
06年
1
1
ジャリスコライト 朝日杯FS3着 いちょうS1着
05年
1
1
アドマイヤジャパン ラジオたんぱ杯2歳S3着 ラジオたんぱ杯2歳S3着
2
4
シックスセンス ラジオたんぱ杯2歳S4着 京都2歳S3着
04年
1
2
フォーカルポイント 朝日杯FS4着 東京スポーツ杯2歳S2着
03年
2
2
テイエムリキサン 朝日杯FS3着 朝日杯FS3着
3
8
コスモインペリアル ラジオたんぱ杯2歳S8着 いちょうS1着
01年
2
2
マイネルエスケープ ラジオたんぱ杯2歳S5着  

最後に前走重賞に出走し、京成杯で好走した馬をまとめたのが表6。前走レースは、東京スポーツ杯2歳S、朝日杯FS、ラジオたんぱ杯2歳S(現・ラジオNIKKEI杯2歳S)の3レースのみ。前走は5着以内がベストだが、6着以下でも巻き返すことは可能。何より重要なのはオープン実績だ。好走馬9頭中8頭はオープンレースで3着以内に好走した実績を持っていた

<結論>

それでは今年の京成杯を展望していこう。今年の出走予定馬を前走クラス別に分けて、分析していきたい。

■表7 今年の京成杯出走予定馬(1)

馬名
前走
2走前
キャリア
アースステップ 新馬1着  
1戦
ギャザーロージズ 未勝利1着 未勝利8着
3戦
タイムチェイサー 新馬1着  
1戦
テンノウセイ 未勝利1着 未勝利7着
3戦
トーセンマリーン 新馬1着  
1戦
フラガラッハ 未勝利1着 新馬2着
2戦
ブルーグラス 新馬1着  
1戦
フーガフューグ 未勝利1着 新馬6着
2戦
ログ 未勝利1着 未勝利3着
3戦
ローグランド 未勝利1着 未勝利3着
8戦

表7は今年の京成杯出走予定馬(1)で、前走新馬・未勝利に出走している馬をまとめたもの。まずキャリア2〜5戦以内に該当するのはギャザーロージズ、テンノウセイ、フラガラッハ、フーガフューグ、ログ。その5頭のうち近2走とも大崩れしていない馬はフラガラッハログの2頭。フラガラッハの前走はダート戦だが、新馬戦は芝のレースで2着。良血馬ゴールスキーを捕えることが出来なかったが、上がり最速で見せ場十分の内容だった。父デュランダルからもむしろ芝の方がベストだろう。ログは2走前にアドマイヤテンクウに敗れたが、着差はわずか0.2秒。前々で競馬が出来るタイプで、展開次第では面白い存在になりそうだ。

■表8 今年の京成杯出走予定馬(2)

馬名
前走
2走前
エイシンフラッシュ エリカ賞1着 萩S3着
ダノンスパシーバ 500万下2着 京都2歳S3着
ブルーソックス 樅の木賞1着 500万下8着

2009/12/13 阪神9R エリカ賞 1着 2番 エイシンフラッシュ

表8は今年の京成杯出走予定馬(2)で、前走500万下に出走している馬。注目はエリカ賞勝ち馬のエイシンフラッシュ。エリカ賞は出走しているだけで強調材料になるが、前走で同レースに出走していた馬は(3.0.1.0)と複勝率パーフェクト。データ的には完璧だ。今年は全体的に低調なメンバー構成を考えると、500万下で連対実績のあるダノンスパシーバも無理に切る必要はないか。前走の勝ち馬はフェアリーSで1番人気3着のテイラーバートン。3着馬もシンザン記念で人気を裏切ったが1番人気に支持されたピサノユリシーズだった。データ的には買いづらいが、今年のメンバーを考慮すると、抑えくらいの評価は妥当だろう。


■表9 今年の京成杯出走予定馬(3)

馬名
前走
オープン実績
アドマイヤテンクウ ラジオNIKKEI杯2歳S5着  
ディアアレトゥーサ フェアリーS8着  
レッドスパークル 東京スポーツ杯2歳S3着 東京スポーツ杯2歳S3着

2009/10/24 京都3R サラ2歳未勝利 1着 4番 レッドスパークル

今年は前走OPEN特別に出走している馬がいないため、表9は前走重賞に出走している馬をまとめたもの。まずアドマイヤテンクウはラジオNIKKEI杯2歳S出走馬。オープン実績はないが、前走5着は評価出来るので、推奨馬の1頭として上げておきたい。レッドスパークルの前走は東京スポーツ杯2歳S。そこで3着に好走しているため、オープン実績もクリア。データ的には同馬の方がオススメだ。

今年はエリカ賞勝ち馬のエイシンフラッシュとレッドスパークルが最も好走条件に合致している。京成杯は人気馬が強いレースで、無理な穴狙いは禁物。相手にはフラガラッハ、ログ、ダノンスパシーバ、アドマイヤテンクウの4頭を挙げておきたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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