第354回 2010年中央競馬開幕! 京都金杯分析|競馬情報ならJRA-VAN

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データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第354回 2010年中央競馬開幕! 京都金杯分析

2010/1/3(日)

有馬記念終了後も、年末年始は大井競馬場の東京大賞典をはじめ、各地で数多くの重賞が行われたが、参戦された皆さんの成績はいかがだっただろうか。さて、今年の中央競馬は例年通りに戻って1月5日に開幕。東西金杯は「お年玉」つきの「JRAプレミアムレース」として行われる。今回は、このうち京都競馬場の京都金杯をデータから分析してみたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.Target frontier JV馬天楼 for データde出〜たを利用した。また、年が明けた今回からは、特に注意書きがなければ「00年以降」の過去10年を集計対象としている。

■表1 人気別成績

人気
過去10年
過去5年
着別度数
勝率
連対率
複勝率
着別度数
勝率
連対率
複勝率
1番人気
3-  3-  0-  4/ 10
30.0%
60.0%
60.0%
1
1- 1- 0- 3/ 5
20.0%
40.0%
40.0%
2番人気
0-  0-  3-  7/ 10
0.0%
0.0%
30.0%
2
0- 0- 2- 3/ 5
0.0%
0.0%
40.0%
3番人気
3-  2-  1-  4/ 10
30.0%
50.0%
60.0%
3
1- 1- 0- 3/ 5
20.0%
40.0%
40.0%
4番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
4
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
5番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
5
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
6番人気
1-  0-  3-  6/ 10
10.0%
10.0%
40.0%
6
1- 0- 1- 3/ 5
20.0%
20.0%
40.0%
7番人気
2-  1-  0-  7/ 10
20.0%
30.0%
30.0%
7
2- 1- 0- 2/ 5
40.0%
60.0%
60.0%
8番人気
0-  2-  0-  8/ 10
0.0%
20.0%
20.0%
8
0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
9番人気
1-  0-  2-  7/ 10
10.0%
10.0%
30.0%
9
0- 0- 2- 3/ 5
0.0%
0.0%
40.0%
10番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
10
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
11番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
11
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
12番人気
0-  1-  0-  9/ 10
0.0%
10.0%
10.0%
12
0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
13番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
13
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
14番人気
0-  0-  1-  9/ 10
0.0%
0.0%
10.0%
14
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
15番人気
0-  0-  0- 10/ 10
0.0%
0.0%
0.0%
15
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
16番人気
0-  0-  0-  9/  9
0.0%
0.0%
0.0%
16
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%

まず人気別成績から。1番人気は【3.3.0.4】、3番人気も【3.2.1.4】と上々な一方で、2番人気は3着3回で複勝率こそ30%だが、連対なしに終わっている。ただ、上位人気全体としてはハンデ戦ながら悪くない成績と言えるだろう。また、近年の注目は6〜9番人気(表右)。表は過去5年で集計しているが、03年以降は毎年1頭以上が馬券圏内に絡んでいる。馬連、馬単では一昨年のように3→1番人気の決着もあるが、「3連」系馬券では人気薄を少なくとも1頭は絡めて買い目を組み立てたい

■表2 年齢別成績

年齢
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
複勝率
4歳
47
4
3
6
34
8.5%
14.9%
27.7%
5歳
32
3
2
2
25
9.4%
15.6%
21.9%
6歳
42
3
3
2
34
7.1%
14.3%
19.0%
7歳
24
0
1
0
23
0.0%
4.2%
4.2%
8歳
10
0
1
0
9
0.0%
10.0%
10.0%
9歳
4
0
0
0
4
0.0%
0.0%
0.0%

年齢別では明け4〜6歳馬がほぼ互角。しかしこのところ注目される7歳以上の高齢馬は合計で【0.2.0.36】連対率5.3%止まり。他のデータをすんなりクリアするくらいでなければ狙いづらい。

■表3 斤量別成績

斤量
4歳牡・セン馬
斤量
4歳牝馬
着別度数
勝率
連対率
複勝率
着別度数
勝率
連対率
複勝率
51kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
51kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
52kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
52kg
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
53kg
0- 0- 1- 7/ 8
0.0%
0.0%
12.5%
53kg
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
54kg
2- 1- 0- 4/ 7
28.6%
42.9%
42.9%
54kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
55kg
0- 0- 0- 8/ 8
0.0%
0.0%
0.0%
55kg
出走なし
55.5kg
出走なし
55.5kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
56kg
1- 1- 2- 4/ 8
12.5%
25.0%
50.0%
56kg
出走なし
56.5kg
0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
56.5kg
出走なし
57kg
0- 1- 0- 2/ 3
0.0%
33.3%
33.3%
57kg
出走なし
58kg
1- 0- 1- 0/ 2
50.0%
50.0%
100.0%
58kg
出走なし
斤量
5歳上牡・セン馬
斤量
5歳上牝馬
〜48kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
〜48kg
出走なし
49kg
出走なし
49kg
出走なし
50kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
50kg
出走なし
51kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
51kg
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
52kg
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
52kg
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
53kg
0- 1- 0- 6/ 7
0.0%
14.3%
14.3%
53kg
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
54kg
0- 0- 1-12/13
0.0%
0.0%
7.7%
54kg
0- 0- 0- 4/ 4
0.0%
0.0%
0.0%
55kg
0- 1- 2-18/21
0.0%
4.8%
14.3%
55kg
0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
55.5kg
出走なし
55.5kg
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
56kg
1- 1- 0-19/21
4.8%
9.5%
9.5%
56kg
出走なし
56.5kg
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
56.5kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
57kg
3- 1- 0- 7/11
27.3%
36.4%
36.4%
57kg
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
57.5kg
0- 1- 0- 5/ 6
0.0%
16.7%
16.7%
57.5kg
出走なし
58kg
0- 1- 0- 5/ 6
0.0%
16.7%
16.7%
58kg
出走なし
58.5kg
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
58.5kg
出走なし
59kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
59kg
出走なし

ハンデキャップ別成績は、牡牝の2キロ差、そして4歳と5歳以上の差(本年の「定量」規定では、1月・1600m以下の条件で1キロ差)もあるため、それぞれ分けて集計を行った。好走数の多い牡・セン馬では、5歳以上なら57キロ以上の重ハンデ馬が好成績。ただ、トップハンデになると【2.0.1.12】、好走3頭は8〜9年前と最近はアテにしづらくなっている。4歳では54キロが連対率42.9を記録。実績馬はもちろん、これから力をつけてゆきそうなタイプでも軽視は禁物だ。

■表4 脚質、上がり別成績

 
脚質/上がり
着別度数
勝率
連対率
複勝率
今回
逃げ
2-  0-  1-  7/ 10
20.0%
20.0%
30.0%
先行
5-  2-  3- 26/ 36
13.9%
19.4%
27.8%
中団
1-  4-  2- 53/ 60
1.7%
8.3%
11.7%
後方
2-  4-  4- 43/ 53
3.8%
11.3%
18.9%
マクリ
0-  0-  0-  0/  0
3F1位
2-  3-  3-  5/ 13
15.4%
38.5%
61.5%
3F2位
1-  2-  1-  5/  9
11.1%
33.3%
44.4%
3F3位
0-  4-  1-  7/ 12
0.0%
33.3%
41.7%
3F〜5位
3-  0-  1- 17/ 21
14.3%
14.3%
19.0%
3F6位〜
4-  1-  4- 95/104
3.8%
4.8%
8.7%
前走
逃げ
1- 0- 0- 8/ 9
11.1%
11.1%
11.1%
先行
4- 3- 5-27/39
10.3%
17.9%
30.8%
中団
5- 4- 4-53/66
7.6%
13.6%
19.7%
後方
0- 3- 1-40/44
0.0%
6.8%
9.1%
マクリ
0- 0- 0- 0/ 0
3F1位
1- 4- 3-13/21
4.8%
23.8%
38.1%
3F2位
3- 3- 3- 7/16
18.8%
37.5%
56.3%
3F3位
1- 0- 1-15/17
5.9%
5.9%
11.8%
3F〜5位
0- 0- 0-20/20
0.0%
0.0%
0.0%
3F6位〜
5- 3- 3-73/84
6.0%
9.5%
13.1%
※脚質はTarget frontier JVによる分類

脚質と上がり3ハロンでは、逃げ・先行馬、そして速い上がりを使った馬の好走が目立つ。脚質集計では「率は逃げ・先行、好走馬数は中団〜後方」という数字が出ることも多いが、このレースでは「逃げ・先行」が勝ち馬10頭中7頭、連対馬でも半数近い9頭を占めているのが特長だ。また、前走の上がり3ハロンタイムで1〜2位を記録した馬の好成績も目を引く。予想の難しい「今回の脚質」や「今回の上がり3ハロン」ではなく、前走の数字だけに参考にしやすいだろう。

■表5 前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
1000万下
0-  1-  1-  0/  2
0.0%
50.0%
100.0%
1600万下
1-  1-  0-  6/  8
12.5%
25.0%
25.0%
OP特別
1-  1-  1- 52/ 55
1.8%
3.6%
5.5%
G3
5-  2-  2- 31/ 40
12.5%
17.5%
22.5%
G2
2-  1-  4- 19/ 26
7.7%
11.5%
26.9%
G1
1-  4-  2- 20/ 27
3.7%
18.5%
25.9%

前走クラス別では条件戦組や重賞組が悪くても連対率10%を超えているのに対し、オープン特別組は55頭も出走しながら2連対と苦戦。今年は前走条件戦組(前走芝1600m優勝の4、5歳馬が条件)の出走は難しそうで、重賞組を中心とした組み立てが妥当だ。

■表6 オープン特別組の好走馬

馬名
斤量
前走
レース名
斤量
距離
通過順
上がり
06
ニューベリー
56
12
2
ファイナルS
56
3
1
芝16
3-3-3
2位・34.1
アルビレオ
55
9
3
ファイナルS
55
1
2
芝16
4-3-3
1位・34.3
09
タマモサポート
57
7
1
キャピタルS
56
8
1
芝16
4-5
2位・34.2

オープン特別組の好走馬は表6の3頭。共通点は、前走芝1600mで先行し、上がり3ハロンでメンバー中1〜2位の脚を使って連対していたこと。かなり厳しい条件だが、不振のオープン特別組なら、ここまでクリアしなければ好走は難しいのだろう。

■表7 前走G3組の好走馬

馬名
斤量
前走
芝16成績
芝16重賞(芝18重賞)
レース名
距離
斤量
00
ロードアヘッド
54
14
3
シリウスS
ダ14
54
10
16
【0.1.1.4】
未経験
01
ダイタクリーヴァ
58
1
1
鳴尾記念
芝20
56.5
1
1
【2.2.1.0】
シンザン記念1着、マイルCS2着
02
ダイタクリーヴァ
58.5
1
1
鳴尾記念
芝20
58.5
1
2
【3.3.1.1】
前年本競走1着など
03
サイドワインダー
56
3
1
京阪杯
芝18
54
5
1
【1.0.0.3】
未経験(京阪杯1着)
04
マイソールサウンド
57
9
1
中日新聞杯
芝18
58
7
4
【0.0.0.1】
マイルCS11着(中日新聞杯1着)
サイドワインダー
58
1
2
鳴尾記念
芝20
57.5
1
3
【2.1.0.4】
京都金杯1着、富士S2着
07
サクラメガワンダー
56.5
2
3
鳴尾記念
芝18
55
1
1
【0.1.0.1】
未経験(鳴尾記念1着)
08
エイシンデピュティ
57
3
1
鳴尾記念
芝18
57
3
2
【1.0.0.1】
未経験(エプソムC1着)
アドマイヤオーラ
57
1
2
鳴尾記念
芝18
56
4
3
【2.0.0.0】
シンザン記念1着

続いて前走G3組。こちらは鳴尾記念を中心に、前走ダート戦出走のロードアヘッド以外は距離短縮馬ばかりである。そのロードアヘッド、そしてマイソールサウンド以外に共通するのは、前走3着以内で今回は前走以上の斤量であること、1600mで最低でも1連対、そして1600mから1800mで重賞勝利があったことだ。マイソールサウンドも、前々年の中日新聞杯で重賞勝ちの項目はクリアしていた。

■表8 前走G2組の好走馬

馬名
斤量
性齢
前走
芝12〜14
芝16上成績
芝16上重賞
レース名
距離
斤量
01
エリモセントラル
51
8
2
牝6
阪神牝特
芝16
55
9
14
参考外
03
ローズバド
55
6
3
牝5
阪神牝馬S
芝16
56
2
3
05
アズマサンダース
53
6
3
牝4
阪神牝馬S
芝16
54
7
5
06
ビッグプラネット
54
6
1
牡4
CBC賞G2
芝12
56
4
9
【1.0.0.2】
【1.0.0.5】
アーリントンC1着
07
マイネルスケルツィ
56
7
1
牡4
阪神C
芝14
56
4
3
【0.0.1.0】
【3.2.2.4】
NZT1着
08
カネトシツヨシオー
55
9
3
牡5
阪神C
芝14
57
15
7
【0.0.0.1】
【5.2.4.14】
未経験
09
ファリダット
56
2
3
牡4
阪神C
芝14
56
1
2
【2.2.0.1】
【1.0.2.2】
NHKマイルC5着

G2組は昨年のファリダット以外すべて6〜9番人気で、表1で記した「近年の注目」として面白い存在になる。前走は凡走していても問題ないが、ひと桁着順に収めているのが理想だ。また、G3組とは一転し該当馬7頭すべてが前走以下の斤量で出走していた。

前走レース別では、阪神牝馬S(旧牝馬特別)が春に移動。阪神Cとその前身とみなせる(暮れの短距離G2)CBC賞組の4頭を見ると、2通りのパターンに分類できる。

ひとつは明け4歳のビッグプラネットとファリダットで、1600mでも重賞勝ちやG1で入着した実績がありながら、気性面などの問題でより短い距離にも目を向けていた馬。走る下地があったマイル戦で結果を出した形だ。
もうひとつはマイネルスケルツィとカネトシツヨシオーで、もともとマイル以上を主戦場としていながら、前走は芝1400mの阪神Cに出走していたパターン。実績のあるマイルに戻って前走以上の成績を出した2頭である。

■表9 前走G1組の好走馬

馬名
斤量
前走
芝1600m主な実績
レース名
斤量
00
キョウエイマーチ
57
3
1
スプリンターズS(12月)
55
8
13
桜花賞1着など
アドマイヤカイザー
56
1
2
マイルCS
55
5
4
マイルCS4着、新馬2着
01
アグネスデジタル
58
3
3
マイルCS
55
13
1
マイルCS1着など
02
ゴッドオブチャンス
54
3
2
マイルCS
56
12
13
【2.0.2.1】、馬券圏外は前走のみ
03
グラスワールド
57
4
2
マイルCS
57
6
12
ダービー卿CT1着など
04
ユートピア
56
6
3
JCダート
55
3
12
NHKマイルC4着
09
マルカシェンク
57.5
3
2
マイルCS
57
11
6
関屋記念1着など

最後に前走G1組。好走馬は計7頭で、6頭が前走以上の斤量を背負い、同じく6頭が4番人気以内に推されていた。また、単にG1に出走していただけでは苦しく、1600m戦での重賞勝ちやG1入着、あるいは高確率で馬券圏内に絡むといった適性を見せていることが必要だ。

■表10 前年以前のマイルCS連対馬の成績

馬名
斤量
マイルCS成績
00
キョウエイマーチ
57
3
1
2→6→5着
ビッグサンデー
57
10
6
2→18着
01
ダイタクリーヴァ
58
1
1
2着
アグネスデジタル
58
3
3
1着
ビッグサンデー
56
14
9
2→18→16着
02
ダイタクリーヴァ
58.5
1
1
2→9着
※太字はトップハンデ

今年は前走マイルCS2着のマイネルファルケが出走を予定しているため、前年以前のマイルCS連対馬の成績も調べてみた(表10)。さすがに同コース・同距離のG1好走馬だけあって、ビッグサンデー(2回)以外は馬券圏内を確保している。このうち、牡馬3頭に共通するのはトップハンデを背負っていたこと。このレースで好走したトップハンデ3頭はすべてマイルCS連対実績馬である。また、57キロのキョウエイマーチも牝馬の2キロ減を加味すれば、00年のメンバーでは実質トップハンデだった(トップハンデは牡馬57.5キロ)。

【結論】

近年は人気薄の好走も多い京都金杯。特に前走G2組の穴馬には警戒が必要だ。前走オープン特別組は苦戦を強いられる馬が多く、条件戦組の出走が難しい今年は重賞組が中心。マイル実績や、前走のグレードに応じた斤量の増減がカギになる。また、逃げ・先行馬や、前走でメンバー中1〜2位の上がりを記録した馬には注意が必要だ。

2009/10/04 中山10R 秋風ステークス1着 15番 マイネルファルケ

2009/01/18 中山11R 京成杯(G3)1着 6番 アーリーロブスト

では、今年の登録馬を前走クラス別に見てゆきたい。まず前走G1組での注目は、マイルCS2着のマイネルファルケ。好走の多い先行型(表4)で、表9のマイル実績なども問題なくクリア。G1組の条件となる「上位人気」にも推されるだろう。ハンデは前走と同じ57キロ。その表9から0.5キロでも増えているのがベストだったが、5歳以上の57キロ(表3)、G1組のトップハンデは好材料になる(表10)。

前走G2組はすべて阪神C出走馬で、中ではアーリーロブストとフィールドベアーが注目馬になる。アーリーロブストは昨年の京成杯優勝など、芝1600m以上で好走していた4歳馬で、表8ではビッグプラネット、ファリダット型。フィールドベアーは一昨年のファイナルS(1600m)優勝馬で、1400m以下の出走はキャリア43戦中3戦しかない。こちらは表8のマイネルスケルツィ、カネトシツヨシオー型だ。アーリーロブストは前走が17着と負け過ぎ(表8)、フィールドベアーは7歳(表2)という不安材料もあるが、減点1つ程度なら圏内に加わってくる。
もう1頭挙げればグッドキララ。5歳以上(6歳)で近走が短距離中心という点ではG2組の好走例からやや外れるものの(表8)、「以前はマイル以上が中心だった」という点にかぎれば似た傾向にある(芝1600m【3.3.1.7】連対率42.9%、芝1200〜1400m【2.2.2.11】同23.5%)。さらに、後方に控える競馬を試みられた前走で、メンバー中1位となる上がり34秒6の脚を繰り出しているのも好材料だ(表4)。


そして前走G3組。表7の条件になる前走3着以内で芝からの距離短縮になる登録馬は、スマートギアとブラボーデイジーの2頭のみ。ブラボーデイジーは、マイル戦ではヴィクトリアマイル2着好走があるほか、芝1800mの福島牝馬S優勝で表7の芝1600〜1800m実績もクリア。G3組では前走から1キロ減がマイナスになるものの、G2組の2頭同様に減点1なら今年のメンバーでは許容範囲内だ。
一方、人気の予想されるスマートギアはG1組以外のトップハンデ(表3本文、表10本文)。また、芝1600mは未経験、芝1800mの重賞勝ちもないのも減点だ(表7)。G3組で前走好走からの斤量増(表7)、そして前走上がり3ハロン1位(表4)など好材料もあるため気になる方なら買う手もあるが、ここまで減点を抱えると上位にまでは推し難い。

最後にオープン特別組。表6をすべて満たすエーシンフォワードが出走すれば面白い存在だったが、本稿執筆時点では残念ながら回避との報である。やや条件を緩めれば「芝1600m戦を上がり3ハロン1位で好走」まではクリアするヤマニンエマイユ。第353回「収支を左右する2桁人気馬の狙い方は?」で記した「2桁人気・前走同級5着以内」に該当しそうなだけに、穴党の方なら狙ってみても面白い。

以上をまとめると、G1組からまずマイネルファルケアーリーロブストフィールドベアー、そしてブラボーデイジーの3頭が差なく続き、穴候補にグッドキララヤマニンエマイユ。買い目を絞りたい方なら上位4頭まで、穴狙いなら続く2頭を加えてみてはいかがだろうか。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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