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第349回 今年は記録ずく目!横山典弘騎手を分析!

2009/12/14(月)

2009/5/31 東京10R 東京優駿(Jpn1)1着 1番 ロジユニヴァース

12月6日のレース終了時点で102勝を上げ、全国リーディング5位に位置している横山典弘騎手だが、インパクトでは今年一番と言えるだろう。まず3月1日の中山記念でカンパニーに騎乗して重賞制覇を達成すると、翌週はオーシャンSでアーバニティに騎乗して勝利。そしてその翌日はロジユニヴァースに騎乗して弥生賞を制覇。さらにその翌週は中山牝馬Sで引退が決まっていたキストゥヘヴンで勝利し、見事に有終の美を飾らせた。これにより同騎手は自身初となる重賞騎乗機会4連勝となった。
その後はご存知の通り、日本ダービーでデビュー24年目、15回目のダービー挑戦にして悲願のダービージョッキーとなった。そして夏には7月18日札幌12Rでスギノブレイドに騎乗して勝利し、史上5人目となる2000勝を達成。秋はなんと言ってもカンパニーだろう。見事な騎乗で天皇賞(秋)、マイルCSと連勝したのは記憶に新しい。そして今月はワールドスーパージョッキーズシリーズで、95年以来、自身2度目となる優勝を果たした。
このように今年はまさに記録ずく目で、同騎手にとって節目の年になったと言えるだろう。さらに暮れの有馬記念ではブエナビスタの騎乗も予定されており、ますます注目が集まるところだ。今回は同騎手の過去5年のデータを基にその特徴を分析してみたい。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 横山典弘騎手の年度別成績(過去5年)と通算成績

着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
※09年
102-91-82-404/679
15.0%
28.4%
40.5%
71%
92%
08年
95-71-68-451/685
13.9%
24.2%
34.2%
90%
77%
07年
106-87-76-435/704
15.1%
27.4%
38.2%
81%
76%
06年
113-87-61-399/660
17.1%
30.3%
39.5%
82%
76%
05年
134-103-89-444/770
17.4%
30.8%
42.3%
76%
84%
通算
2037-1773-1544-8868/14222
14.3%
26.8%
37.6%
74%
78%
※09年は12月6日までの集計。

初めに上の表1では横山典弘騎手の年度別成績(過去5年)と通算成績をまとめてみた。
今年は既に102勝を上げ、昨年の勝利数を上回っており、順調に勝ち星を積み上げている。勝率、連対率などは今年が特に優秀な成績とは言えないが、複勝率は過去5年で2位、複回収率は過去5年で最も良い92%をマークしている。通算では勝率14.3%、連対率26.8%、複勝率37.6%をマーク。当然だが、一流ジョッキーの証明とも言える数字を残している。

■表2 横山典弘騎手のクラス別成績(04/12/7〜09/12/6)

クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
新馬
40-45-44-162/291
13.7%
29.2%
44.3%
58%
75%
未勝利
190-133-112-566/1001
19.0%
32.3%
43.5%
90%
84%
500万下
161-123-104-644/1032
15.6%
27.5%
37.6%
78%
77%
1000万下
81-77-70-384/612
13.2%
25.8%
37.3%
66%
83%
1600万下
23-23-23-114/183
12.6%
25.1%
37.7%
49%
93%
OPEN特別
24-14-8-89/135
17.8%
28.1%
34.1%
114%
81%
G3
20-8-10-84/122
16.4%
23.0%
31.1%
144%
77%
G2
16-9-5-50/80
20.0%
31.3%
37.5%
123%
83%
G1
3-11-5-62/81
3.7%
17.3%
23.5%
26%
76%

表2は横山典弘騎手のクラス別成績(04/12/7〜09/12/6)。G1では「2着が多い」イメージがあるが、確かに過去5年で1着3回に対し2着は11回。やはりイメージ通り「G1では2着が多い」ようだ。しかし他のオープンクラスのレースは1着の方が多く、G1だけが例外と言えるだろう。またOPEN特別、G3、G2は回収率も優秀で、特に単回収率はいずれも100%を超えている。他には未勝利の成績が良く、クラス別では最多の勝ち鞍をマークしており、勝率19%、連対率32.3%、複勝率43.5%をマークしている。単・複回収率も優秀で、下級条件なら未勝利戦が狙い目と言えるだろう。

■表3 横山典弘騎手の場所別成績(04/12/7〜09/12/6)

場所
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
札幌
79-65-61-264/469
16.8%
30.7%
43.7%
81%
95%
函館
80-69-41-259/449
17.8%
33.2%
42.3%
93%
83%
福島
3-2-5-13/23
13.0%
21.7%
43.5%
41%
71%
新潟
3-2-3-16/24
12.5%
20.8%
33.3%
90%
64%
東京
164-132-129-735/1160
14.1%
25.5%
36.6%
77%
79%
中山
194-133-107-632/1066
18.2%
30.7%
40.7%
82%
78%
中京
10-6-9-37/62
16.1%
25.8%
40.3%
96%
70%
京都
7-14-9-83/113
6.2%
18.6%
26.5%
29%
64%
阪神
14-20-16-110/160
8.8%
21.3%
31.3%
56%
81%
小倉
4-0-1-6/11
36.4%
36.4%
45.5%
307%
124%

横山典弘騎手の場所別成績(04/12/7〜09/12/6)をまとめたのが表3。例年、夏は札幌、函館開催を主戦場としているが、その札幌、函館競馬場の成績が優秀。両競馬場では連対率30%、複勝率40%を超えており、回収率もまずまずだと言えるだろう。中央場所では中山の成績が良い。勝率18.2%は小倉競馬場に次ぐ数字で、複勝率は40%を超えている。また騎乗回数はわずか11回だが、小倉競馬場の成績も優秀だ。
逆に不振なのは京都競馬場。過去5年でわずか7勝のみで、勝率は6.2%。単・複回収率も悪く、あまり相性が良くない競馬場のようだ。

■表4 横山典弘騎手の距離別成績(04/12/7〜09/12/6)

距離
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1000m〜1300m 155-106-90-468/819
18.9%
31.9%
42.9%
100%
85%
1400m〜1600m 132-118-115-703/1068
12.4%
23.4%
34.2%
61%
75%
1700m〜2000m 227-180-154-798/1359
16.7%
29.9%
41.3%
84%
83%
2100m〜2400m 30-24-15-120/189
15.9%
28.6%
36.5%
77%
88%
2500m〜 14-15-7-66/102
13.7%
28.4%
35.3%
60%
75%

横山典弘騎手と言えば、「長距離戦で強い」イメージがあるが、実際は短距離戦での成績が優秀。表4は横山典弘騎手の距離別成績(04/12/7〜09/12/6)をまとめたもので、1000m〜1300mの勝率、連対率、複勝率が距離別で最も良い。単回収率は100%に達しており、複勝率も85%とまずまずだ。1400m以上はほとんど差がなく、距離で得意・不得意はあまりないのだろう。

■表5 横山典弘騎手のコース別成績ベスト10(04/12/7〜09/12/6)

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
札幌・ダ1000
16-10-11-17/54
29.6%
48.1%
68.5%
121%
142%
2
函館・ダ1700
29-25-15-71/140
20.7%
38.6%
49.3%
75%
87%
3
函館・ダ1000
17-11-4-36/68
25.0%
41.2%
47.1%
115%
73%
4
東京・芝2000
21-8-15-52/96
21.9%
30.2%
45.8%
107%
84%
5
函館・芝1800
13-9-5-34/61
21.3%
36.1%
44.3%
86%
83%
6
中山・ダ1200
58-31-27-150/266
21.8%
33.5%
43.6%
101%
81%
7
東京・ダ2100
10-9-4-30-53
18.9%
35.8%
43.4%
140%
135%
8
中山・ダ1800
51-38-33-162/284
18.0%
31.3%
43.0%
67%
83%
9
札幌・ダ1700
24-20-21-92/157
15.3%
28.0%
41.4%
64%
86%
10
東京・ダ1300
11-7-12-43/73
15.1%
24.7%
41.1%
73%
70%
※騎乗回数50回以上の複勝率に基づく順位。

次に上の表5でまとめたのは横山典弘騎手のコース別成績ベスト10(04/12/7〜09/12/6)。1位にランクインしたのは札幌ダート1000m。勝率、連対率も素晴らしいが、驚異的なのは複勝率68.5%だろう。複勝率2位の函館ダート1700mを約20%上回る数字だ。当コースは下級条件が中心になるが、同騎手が騎乗していたらぜひマークしておきたい。他に回収率の点で優秀なのは函館1000m、東京芝2000m、中山ダート1200m、東京ダート2100m。その他にもベスト10にランクインしたコースは全て複勝率40%以上あるので、得意なコースと言っていいだろう。

■表6 横山典弘騎手の調教師別成績ベスト10(04/12/7〜09/12/6)

順位
調教師
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
(栗)音無秀孝
7-8-4-15/34
20.6%
44.1%
55.9%
115%
124%
2
(美)鈴木康弘
22-24-20-63/129
17.1%
35.7%
51.2%
50%
78%
3
(美)栗田博憲
7-12-9-29/57
12.3%
33.3%
49.1%
57%
112%
4
(栗)松田博資
8-8-10-27/53
15.1%
30.2%
49.1%
48%
95%
5
(美)伊藤正徳
20-16-16-58/110
18.2%
32.7%
47.3%
77%
82%
6
(栗)伊藤雄二
4-7-5-18/34
11.8%
32.4%
47.1%
26%
97%
7
(美)国枝栄
19-10-7-41/77
24.7%
37.7%
46.8%
124%
94%
8
(美)中野隆良
6-7-1-19/30
20.0%
43.3%
46.7%
96%
79%
9
(美)萩原清
35-26-25-101/187
18.7%
32.6%
46.0%
75%
79%
10
(美)勢司和浩
12-7-7-31/57
21.1%
33.3%
45.6%
95%
85%

※騎乗回数30回以上の複勝率に基づく順位。

2009/11/1 東京11R 天皇賞(秋)(G1)1着 3番 カンパニー

最後に横山典弘騎手の調教師別成績(04/12/7〜09/12/6)をまとめたのが表6。1位は音無秀孝厩舎。7勝のうち6勝をカンパニーで上げているため、この数字はカンパニーとの相性の良さもあるが、05年有馬記念ではリンカーンに初騎乗で6番人気3着。相性が良いことは間違いないだろう。関東の厩舎では栗田博憲厩舎、国枝栄厩舎との相性が良い。栗田博憲厩舎の勝率は12.3%とやや低いが、連対率33.3%、複勝率49.1%は優秀な数字と言えるだろう。国枝栄厩舎の馬では過去5年でクーヴェルチュール、サイレントプライド、サトノプログレス、マツリダゴッホで重賞を制覇。単・複回収率も優秀なので、ぜひ横山典弘騎手&国枝栄厩舎のコンビは覚えておきたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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