第323回 ブエナビスタの対抗馬を探せ!ローズSを占う!|競馬情報ならJRA-VAN

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第323回 ブエナビスタの対抗馬を探せ!ローズSを占う!

2009/9/14(月)

今週はシルバーウィークで5連休。競馬の方も土・日・月と3日間開催が行われる。日曜日には中山で菊花賞トライアルのセントライト記念が、阪神で秋華賞トライアルのローズSがそれぞれ行われる。今回は秋華賞に直結するローズSを分析し、ブエナビスタの対抗馬にどんな馬が現れるかを見ていきたいと思う。

まずはいつもの通り、過去10年の3着以内馬について見ていきたいと思う。なお、現在は阪神芝1800mで開催されているが、2006年までは芝2000mで開催されていた(そのうち、2006年は中京開催)ことに注意をしていただきたい。
(データの調査・集計にあたってはいつもの通りJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVで調査している。)

■表1 過去10年の3着以内馬

着順
馬名
性齢
騎手
斤量
人気
東西
前走
レース名
騎手
人気
着順
距離
2008
1
マイネレーツェル
牝3
川田将雅
54
7
西
優駿牝馬 武豊
9
9
芝2400
2
ムードインディゴ
牝3
福永祐一
54
9
西
クイーンS 田中勝春
11
8
芝1800
3
レジネッタ
牝3
小牧太
54
1
西
クイーンS 小牧太
1
2
芝1800
2007
1
ダイワスカーレット
牝3
安藤勝己
54
1
西
桜花賞 安藤勝己
3
1
芝1600
2
ベッラレイア
牝3
武豊
54
2
西
優駿牝馬 秋山真一
1
2
芝2400
3
レインダンス
牝3
福永祐一
54
3
西
三面川特別 中舘英二
2
1
芝1800
2006
1
アドマイヤキッス
牝3
武豊
54
1
西
優駿牝馬 武豊
1
4
芝2400
2
シェルズレイ
牝3
四位洋文
54
8
西
関東オークス 武豊
2
11
ダ2100
3
フサイチパンドラ
牝3
福永祐一
54
2
西
優駿牝馬 福永祐一
5
2
芝2400
2005
1
エアメサイア
牝3
武豊
54
2
西
優駿牝馬 武豊
2
2
芝2400
2
ラインクラフト
牝3
福永祐一
54
1
西
NHKマイルC 福永祐一
2
1
芝1600
3
ライラプス
牝3
松永幹夫
54
5
西
関東オークス 武豊
1
4
ダ2100
2004
1
レクレドール
牝3
安藤勝己
54
5
西
500万下 川島信二
3
1
芝1500
2
グローリアスデイズ
牝3
柴原央明
54
6
西
優駿牝馬 岡部幸雄
5
14
芝2400
3
スイープトウショウ
牝3
池添謙一
54
2
西
優駿牝馬 池添謙一
4
2
芝2400
2003
1
アドマイヤグルーヴ
牝3
武豊
54
2
西
優駿牝馬 武豊
1
7
芝2400
2
ヤマカツリリー
牝3
安藤勝己
54
5
西
クイーンS 安藤勝己
4
9
芝1800
3
ベストアルバム
牝3
渡辺薫彦
54
4
西
西海賞 渡辺薫彦
2
1
芝1800
2002
1
ファインモーション
牝3
松永幹夫
54
1
西
阿寒湖特別 松永幹夫
1
1
芝2600
2
サクラヴィクトリア
牝3
佐藤哲三
54
3
クイーンS 小野次郎
9
3
芝1800
3
トシザダンサー
牝3
福永祐一
54
8
西
白百合S 安藤勝己
1
2
芝1800
2001
1
ダイヤモンドビコー
牝3
松永幹夫
54
3
クイーンS 岡部幸雄
4
2
芝1800
2
ローズバド
牝3
横山典弘
54
1
西
優駿牝馬 横山典弘
4
2
芝2400
3
ノブレスオブリッジ
牝3
熊沢重文
54
5
西
夏木立賞 柴田善臣
3
1
芝1800
2000
1
ニホンピロスワン
牝3
福永祐一
54
6
西
フィリピンT 幸英明
3
3
芝1800
2
マルターズスパーブ
牝3
武豊
54
4
ラジオたんぱ 中舘英二
10
2
芝1800
3
トーワトレジャー
牝3
上村洋行
54
11
西
TVh賞 上村洋行
3
1
芝1200
1999
1
ヒシピナクル
牝3
河内洋
54
2
西
不知火特別 河内洋
1
1
芝1800
2
フサイチエアデール
牝3
福永祐一
54
3
西
優駿牝馬 四位洋文
6
5
芝2400
3
ブゼンキャンドル
牝3
飯田祐史
54
8
西
西部日刊 飯田祐史
7
2
芝2000

表1を見る限りは、全体としてはあまり荒れない平穏なレースのように思える。荒れたと言えるのが2008年と2000年くらいであり、1,2番人気がそろって4着以下に消えたのも2000年だけである。その一方、春のGI連対組が1,2着を独占したのも2回(2007年、2005年)だけである。

■表2 桜花賞・オークスのどちらかで3着以内だった馬

着順
馬名
桜花賞
オークス
重賞・OP実績
人気
着順
人気
着順
2008
3
レジネッタ
12
1
5
3
 
6
トールポピー
1
8
4
1
阪神JF1着
2007
1
ダイワスカーレット
3
1
チューリップ賞2着
2
ベッラレイア
1
2
フローラS1着
2006
1
アドマイヤキッス
1
2
1
4
チューリップ賞1着
3
フサイチパンドラ
2
14
5
2
フラワーC2着
2005
1
エアメサイア
3
4
2
2
エルフィンS1着
2
ラインクラフト
2
1
NHKマイルC1着
2004
3
スイープトウショウ
2
5
4
2
チューリップ賞1着
5
アズマサンダース
7
2
3
8
チューリップ賞2着
7
ダイワエルシエーロ
5
7
6
1
クイーンC1着
2003
1
アドマイヤグルーヴ
1
3
1
7
若葉S1着
5
スティルインラブ
2
1
2
1
 
2002
6
ブルーリッジリバー
7
2
6
7
 
10
ユウキャラット
2
3
 
16
アローキャリー
13
1
 
2001
2
ローズバド
4
2
Fレビュー1着
4
ムーンライトタンゴ
4
2
2
6
 
2000
4
シルクプリマドンナ
3
3
1
1
 
5
チアズグレイス
6
1
5
2
 
1999
2
フサイチエアデール
2
2
6
5
4歳牝馬特別1着
4
トゥザヴィクトリー
5
3
1
2
 
不・・・不出走

表2には、春のクラシック(桜花賞、オークス)のどちらかで3着以内だった馬を一覧にしてみた。単純にみて22頭中、3着内に好走したのが11頭である。(これを良い数値と見るかどうかは難しいところだが・・・)

特に明確な法則はないが、オークス1着馬の連対は見られない一方、オークス2着馬は過去10年で2回ほど3着を確保できなかったが、ここ4回は連続して3着内に好走している。また、桜花賞・オークスともに3着以内だった馬はレジネッタ、スティルインラブ、シルクプリマドンナ、チアズグレイス、トゥザヴィクトリーと5頭いるが、3着内好走したのは昨年のレジネッタ1頭だけである。

■表3 桜花賞3着以内馬

着順
馬名
桜花賞
オークス
重賞・OP勝鞍
人気
着順
人気
着順
2008
3
レジネッタ
12
1
5
3
(クイーンS2着)
2006
1
アドマイヤキッス
1
2
1
4
チューリップ賞1着
2004
5
アズマサンダース
7
2
3
8
 
2003
1
アドマイヤグルーヴ
1
3
1
7
若葉S1着
5
スティルインラブ
2
1
2
1
紅梅S1着
2002
6
ブルーリッジリバー
7
2
6
7
(クイーンS9着)
2001
4
ムーンライトタンゴ
4
2
2
6
(クイーンS3着)
2000
4
シルクプリマドンナ
3
3
1
1
 
5
チアズグレイス
6
1
5
2
 
1999
2
フサイチエアデール
2
2
6
5
4歳牝馬特別1着
4
トゥザヴィクトリー
5
3
1
2
 

表2について、桜花賞を切り口にしてみてみたのが表3である。
こちらも11頭いて好走したのが4頭だけとあまりよい数字とはいえないが、その4頭の特徴としては、重賞ウィナー(アドマイヤキッス、フサイチエアデール)、前走で古馬戦のクイーンS連対(レジネッタ)、桜花賞・オークスともに1番人気もしくは牡馬相手のOP特別勝利(アドマイヤグルーヴ)といったところが考えられるかと思う。

■表4 前走レース別成績

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1
優駿牝馬
4- 4- 2-32/42
9.5%
19.0%
23.8%
74
51
2
クイーンS
1- 3- 1- 4/ 9
11.1%
44.4%
55.6%
46
154
3
桜花賞
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
53
33
4
500万下
1- 0- 0- 6/ 7
14.3%
14.3%
14.3%
172
42
5
不知火特別
1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
255
95
6
阿寒湖特別
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
120
110
7
フィリピンT
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
1330
390
8
関東オークス
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0
440
9
ラジオたんぱ賞
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0
290
10
NHKマイルC
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0
120

前走レース別に見ていったのが表4である。
オークス(優駿牝馬)組が多いのはわかっていることだが、それ以外にもクイーンS組や条件戦の組がいくらかいるということである。ただし、クイーンSに関して今年は3歳馬が出走していないため、以下ではこれら以外の組についてみていこうと思う。

■表5 前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
未勝利
0- 0- 0- 8/ 8
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
500万下
1- 0- 1- 36/ 38
2.6%
2.6%
5.3%
31
16
1000万下
3- 0- 5- 15/ 23
13.0%
13.0%
34.8%
85
140
1600万下
0- 0- 0- 0/ 0
OPEN特別
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
G3
1- 4- 1- 7/ 13
7.7%
38.5%
46.2%
32
129
G2
0- 0- 0- 3/ 3
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
G1
5- 5- 2- 35/ 47
10.6%
21.3%
25.5%
69
50

前走クラス別成績として表5でみていくと、最も良いのがGIII組となっている。だが、この組の主要構成要素はクイーンSであり(一部ラジオNIKKEI賞を含む)上記の通り本年は出走がないため、次点である条件戦組、中でも数字の最も良い前走1000万下組(昔は900万下)を見ていく必要があるかと思う。この組について以下で細かく見ていこうと思う。

■表6 前走が900万下もしくは1000万下戦だった馬

着順
馬名
性齢
騎手
人気
前走
レース名
人気
着順
距離
2007
3
レインダンス
牝3
福永祐一
3
三面川特別
2
1
芝1800
2003
3
ベストアルバム
牝3
渡辺薫彦
4
西海賞
2
1
芝1800
2002
1
ファインモーション
牝3
松永幹夫
1
阿寒湖別別
1
1
芝2600
3
トシザダンサー
牝3
福永祐一
8
白百合S
1
2
芝1800
2000
1
ニホンピロスワン
牝3
福永祐一
6
フィリピンT
3
3
芝1800
3
トーワトレジャー
牝3
上村洋行
11
TVh賞
3
1
芝1200
1999
1
ヒシピナクル
牝3
河内洋
2
不知火特別
1
1
芝1800
3
ブゼンキャンドル
牝3
飯田祐史
8
西部日刊
7
2
芝2000

前走が1000万下レースに出走していた馬を表6に一覧にしてみた。(2000年までは900万下、以降は1000万下である。)
名牝ファインモーションもこのレースには1000万下の阿寒湖特別を勝利しての出走であったが、それ以外にも2例ほど1着があり、3着としては5例ほどある。

この組の特徴としては「あまり底を見せていない」ことが重要である。
実際に表6に掲載されている8頭のうち4頭は500万下と1000万下のレースを連勝していた(レインダンス、ファインモーション、トーワトレジャー、ヒシピナクル)。また、それ以外の馬たちにしても、1000万下のレースにて大きく負け越していた馬はいない。特に古馬との1000万下戦にて4着以下に負けていた馬はいない(3歳馬限定戦ならばある)。そのため、この組については1000万下での戦跡について見る必要があるかと思う。

【結論】

■表7 出走予定馬

馬名
前走
実績
アイアムカミノマゴ 桜花賞6人気9着 Fレビュー2着
イイデエース 道新スポーツ賞7人気5着  
イタリアンレッド 500万下2人気1着  
カネトシスラーヴァ 未勝利1人気1着  
クリノメダリスト 500万下1人気5着  
クーデグレイス ルスツ特別5人気2着  
ジェルミナル 優駿牝馬4人気3着 フェアリーS1着、桜花賞3着
チャームポット 石狩特別1人気1着  
ヒカルアマランサス 忘れな草賞2人気10着  
ブライダルベール インディアナT1人気3着  
ブロードストリート 優駿牝馬6人気4着 スイートピーS1着
ボンバルリーナ 生田特別2人気5着  
ミクロコスモス 大倉山特別1着 阪神JF3着
メモリーパフィア マレーシアC9人気7着  
ラヴェリータ SレディーC1着 関東オークス1着
レイナソフィア 未勝利12人気1着  
レジェンドブルー 500万下1人気4着  
レッドディサイア 優駿牝馬2人気2着 エルフィンS1着、桜花賞2着
ワイドサファイア 優駿牝馬除外 フローラS2着
ワンカラット NHKマイルC6着 桜花賞4着、Fレビュー1着
ダイナマイトボディ JDD9人気12着  

2009/5/24 東京11R 優駿牝馬(Jpn1)2着 3番 レッドディザイア
2009/1/11 中山11R フェアリーステークス(G3)1着 1番 ジェルミナル

表7に出走予定の一覧をまとめてみた。

オークス組からは1着のブエナビスタ(札幌記念2着から直行予定)を除いて、2着から4着がそろって出走予定である。今年の牝馬クラシック路線の特徴として、桜花賞、オークスともに1,2,3着がブエナビスタ、レッドディザイアジェルミナルで同じであるということだろうか。そのように考えると、今回出走してくるレッドディザイアとジェルミナルは中心視せざるを得ないといったところだろうか。
確かに、両馬とも表2で指摘した桜花賞、オークスともに3着以内というこのレースとは相性の悪い条件に合致してしまっているが、前者はここのところ連続で好走しているオークス2着馬でありこと、後者は相性のよい桜花賞3着以内の重賞ウィナーであるということをそれぞれ踏まえるとやはり重く受け止めなければならない存在ではないかと考えるところである。

この2頭以外で考えると、オークスの4着馬ブロードストリートと桜花賞4着馬のワンカラットが面白そうなところである。前者はオークストライアルのスイートピーSを、後者は桜花賞トライアルのフィリーズレビューをそれぞれ勝っている。前走が春のGIで、かつそこで結果が出ていない場合は昨年のマイネレーツェルのようにトライアルの実績が求められるようなので、この両馬は3番手候補としてピックアップしておきたいと思う。

オークス組以外で見ると、1000万下のレースを1発で通過してきたミクロコスモスが魅力的である。春のクラシックでは中心になり損ねたが、2歳時からも活躍してきたように素質は十分。ただし人気先行型でもあるだけに、騎手および当日の人気と相談して買い目に含めるかを決めようと思う。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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