第308回 札幌で函館?函館記念を占う!|競馬情報ならJRA-VAN

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第308回 札幌で函館?函館記念を占う!

2009/7/23(木)

今週末の平地重賞は函館記念が函館競馬場の改修により札幌競馬場で行われる。少し違和感があるが、今週はこのレースを占っていきたいと思う。
函館記念としてのレースの特質に加え、札幌芝2000mについても加味してみようと考えている。
まずは、過去10年の3着内馬から表1にて見ていこうと思う。データの調査・集計にあたってはいつもの通り、JRA-VAN Data Lab.Target frontier JVで調査している。

■表1 函館記念過去10年の3着内馬一覧

着順
馬名
性齢
騎手
斤量
人気
前走
レース名
騎手
斤量
人気
着順
距離
2008
1
トーセンキャプテン 牡4 藤岡佑介
56
4
巴賞 武幸四郎
55
2
4
芝1800
2
フィールドベアー 牡5 秋山真一
57
1
巴賞 小林徹弥
57
3
1
芝1800
3
マンハッタンスカイ 牡4 四位洋文
56
2
巴賞 四位洋文
56
1
6
芝1800
2007
1
エリモハリアー セ7 武幸四郎
57
7
巴賞 武幸四郎
58
6
11
芝1800
2
ロフティーエイム 牝5 柴山雄一
52
9
巴賞 柴山雄一
53
5
8
芝1800
3
サクラメガワンダー 牡4 岩田康誠
57
2
安田記念 鮫島良太
58
14
13
芝1600
2006
1
エリモハリアー セ6 安藤勝己
56
1
巴賞 安藤勝己
56
1
2
芝1800
2
エアシェイディ 牡5 後藤浩輝
57
2
福島テレビOP 後藤浩輝
56
1
1
芝1800
3
マヤノライジン 牡5 池添謙一
55
3
下鴨S 池添謙一
57
1
1
芝1800
2005
1
エリモハリアー セ5 北村浩平
55
6
巴賞 本田優
56
7
1
芝1800
2
ブルートルネード 牡4 横山典弘
54
2
巴賞 秋山真一
56
3
2
芝1800
3
ウイングランツ 牡5 松岡正海
55
4
目黒記念 松岡正海
54
5
2
芝2500
2004
1
クラフトワーク 牡4 横山典弘
55
2
中京記念 勝浦正樹
55
1
5
芝2000
2
ファインモーション 牝5 武豊
57
1
安田記念 武豊
56
3
13
芝1600
3
ワイルドスナイパー 牡5 藤岡佑介
53
9
STV杯 松永幹夫
57
2
1
芝1800
2003
1
エアエミネム 牡5 蛯名正義
58
1
金鯱賞 蛯名正義
58
7
3
芝2000
2
ヒマラヤンブルー 牡5 四位洋文
54
11
巴賞 四位洋文
56
3
6
芝1800
3
アサカディフィート セ5 池添謙一
55
6
宝塚記念 池添謙一
58
16
15
芝2200
2002
1
ヤマニンリスペクト 牡5 横山賀一
55
4
米子S 福永祐一
55
1
3
芝1600
2
トップコマンダー 牡5 菊沢隆徳
57
3
巴賞 菊沢隆徳
57
6
3
芝1800
3
トーワトレジャー 牝5 武士沢友
50
8
三春駒特別 田中勝春
55
1
1
芝1800
2001
1
ロードプラチナム 牡5 松永幹夫
56
9
巴賞 四位洋文
57
4
7
芝1800
2
クラフトマンシップ 牡6 勝浦正樹
55
14
巴賞 勝浦正樹
57
9
8
芝1800
3
アクティブバイオ 牡4 芹沢純一
52
10
巴賞 芹沢純一
56
7
5
芝1800
2000
1
クラフトマンシップ 牡5 勝浦正樹
52
14
七夕賞 小林淳一
53
9
8
芝2000
2
オースミタイカン 牡5 小林徹弥
52
7
八雲特別 横山典弘
57
1
1
芝1800
3
エアギャングスター 牡4 四位洋文
55
2
UHB杯 四位洋文
56
1
2
芝1800
1999
1
ジョービッグバン 牡4 田面木博
50
6
500万下 山田和広
57
1
1
芝2000
2
エイシンガイモン 牡6 芹沢純一
55
10
新潟大賞典 芹沢純一
55
11
3
芝2000
3
カミノクレモナ 牡6 菊沢隆仁
51
16
巴賞 本田優
56
7
5
芝1800

やはりという訳ではないが、前走レースの欄の巴賞というのが目に付く。昨年は2001年以来のワンツースリーのフィニッシュを決めていて、それ以外にも2005年、2007年についてもワンツーフィニッシュであり、3着内に好走できなかったのが2000年と2004年のみである。このように巴賞と函館記念は切っても切れない関係である。

■表2 函館記念前走レース別成績

前走レース名
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1
巴賞
5- 6- 3-40/54
9.3%
20.4%
25.9%
117
135
2
七夕賞
1- 0- 0-13/14
7.1%
7.1%
7.1%
336
89
3
金鯱賞
1- 0- 0- 6/ 7
14.3%
14.3%
14.3%
61
28
4
米子S
1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
450
160
5
中京記念
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
620
190
6
500万下
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
1340
480
7
安田記念
0- 1- 1- 2/ 4
0.0%
25.0%
50.0%
0
85
8
新潟大賞典
0- 1- 0- 3/ 4
0.0%
25.0%
25.0%
0
137
9
福島テレビOP
0- 1- 0- 1/ 2
0.0%
50.0%
50.0%
0
90
10
八雲特別
0- 1- 0- 0/ 1
0.0%
100.0%
100.0%
0
480
11
宝塚記念
0- 0- 1- 4/ 5
0.0%
0.0%
20.0%
0
62

表2には前走レースごとの函館記念での成績をまとめてみた。ここでも函館記念と巴賞の密接な関係を見ることができると思う。それに比べると、安田記念、宝塚記念のGI組の成績はイマイチである。この組からはハンデ戦に強いアサカディフィートと後述の条件(57キロの1から3人気馬)に合致するファインモーションとサクラメガワンダーだけである。

■表3 函館記念3着内の巴賞組

着順
馬名
性齢
斤量
人気
巴賞
斤量
人気
着順
2008
1
トーセンキャプテン 牡4
56
4
55
2
4
2
フィールドベアー 牡5
57
1
57
3
1
3
マンハッタンスカイ 牡4
56
2
56
1
6
2007
1
エリモハリアー セ7
57
7
58
6
11
2
ロフティーエイム 牝5
52
9
53
5
8
2006
1
エリモハリアー セ6
56
1
56
1
2
2005
1
エリモハリアー セ5
55
6
56
7
1
2
ブルートルネード 牡4
54
2
56
3
2
2003
2
ヒマラヤンブルー 牡5
54
11
56
3
6
2002
2
トップコマンダー 牡5
57
3
57
6
3
2001
1
ロードプラチナム 牡5
56
9
57
4
7
2
クラフトマンシップ 牡6
55
14
57
9
8
3
アクティブバイオ 牡4
52
10
56
7
5
1999
3
カミノクレモナ 牡6
51
16
56
7
5

そんな巴賞からの函館記念3着内馬を一覧にしてみたのが表3である。巴賞での斤量としては56キロから57キロ。函館記念での斤量としてはここ数年を見ると55キロから57キロといったところといったところを中心に考えたい。また、巴賞での着順はあまり気にする必要はなさそうだが、3着もしくは掲示板に載っているというところが平均的なラインかと思う。

■表4 巴賞組の函館記念斤量別成績

斤量
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
51kg
0- 0- 1- 1/ 2
0.0%
0.0%
50.0%
0
840
52kg
0- 1- 1- 5/ 7
0.0%
14.3%
28.6%
0
208
53kg
0- 0- 0- 5/ 5
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
54kg
0- 2- 0- 7/ 9
0.0%
22.2%
22.2%
0
90
55kg
1- 1- 0-13/15
6.7%
13.3%
13.3%
96
68
56kg
3- 0- 1- 8/12
25.0%
25.0%
33.3%
200
90
56.5kg
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
57kg
1- 2- 0- 0/ 3
33.3%
100.0%
100.0%
836
420
ちなみに斤量57キロの函館記念1〜3人気馬は0-4-1-0/5で複勝率100%。
フィールドベアーとトップコマンダー以外の3頭は前走勝利orGI出走馬。

巴賞組の函館記念での斤量別成績をまとめてみた(表4)。 斤量が重めの方が、より好走確率が高くなっていることがわかるかと思う。52キロ、54キロでの連対例もあるが、中心になるのが55キロから57キロ。特に斤量57キロ組はフィールドベアー(2008年1人気2着)、エリモハリアー(2007年7人気1着)、トップコマンダー(2002年3人気2着)と全て連対している。ここは注目しておきたいところである。

■表5 斤量57キロの1-3人気馬の成績

着順
馬名
性齢
人気
前走
レース名
斤量
人気
着順
距離
2008
2
フィールドベアー
牡5
1
巴賞
57
3
1
芝1800
2007
3
サクラメガワンダー
牡4
2
安田記念
58
14
13
芝1600
2006
2
エアシェイディ
牡5
2
福島テレビOP
56
1
1
芝1800
2004
2
ファインモーション
牝5
1
安田記念
56
3
13
芝1600
2002
2
トップコマンダー
牡5
3
巴賞
57
6
3
芝1800

巴賞とは関係ないが、斤量57キロ絡みということで「函館記念で斤量57キロの1から3人気馬」という視点で表5にデータを抽出してみたところ、連対率が100%であった。先述のフィールドベアー、トップコマンダー(エリモハリアーは7人気のため除外)以外にも3頭が函館記念で3着内好走している。1着例がないため頭とはいかないが、2着、3着の軸には最適である。このパターンには注意しておきたい。

■表6 函館記念間隔別成績

間隔
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
連闘
0- 0- 0- 0/ 0
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
2週
7- 6- 5-61/79
8.9%
16.5%
22.8%
157
104
3週
0- 0- 1-13/14
0.0%
0.0%
7.1%
0
120
4週
1- 2- 1- 8/12
8.3%
25.0%
33.3%
75
107
5〜9週
1- 2- 2-22/27
3.7%
11.1%
18.5%
15
50
10〜半年
1- 0- 1- 9/11
9.1%
9.1%
18.2%
56
40
半年以上
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

前走との間隔別の成績をまとめたのが表6である。特に気にする必要はないが、一般的にそうであるように休み明けでない方が成績は良いようである。巴賞の関係もあって間隔が2週間(中1週)の馬の成績が良くなっている。

■表7 函館記念脚質別成績

脚質上り
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
逃げ
0- 2- 0- 9/11
0.0%
18.2%
18.2%
0
73
先行
4- 5- 4-24/37
10.8%
24.3%
35.1%
124
126
中団
5- 3- 5-44/57
8.8%
14.0%
22.8%
160
124
後方
1- 0- 1-37/39
2.6%
2.6%
5.1%
15
10
マクリ
0- 0- 0- 0/ 0
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

■表8 函館記念枠別成績

枠番
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1枠
0- 1- 1-13/15
0.0%
6.7%
13.3%
0
148
2枠
1- 1- 3-11/16
6.3%
12.5%
31.3%
20
84
3枠
3- 0- 1-13/17
17.6%
17.6%
23.5%
144
77
4枠
3- 1- 1-14/19
15.8%
21.1%
26.3%
255
103
5枠
2- 2- 1-14/19
10.5%
21.1%
26.3%
105
132
6枠
0- 2- 1-16/19
0.0%
10.5%
15.8%
0
50
7枠
1- 2- 0-16/19
5.3%
15.8%
15.8%
247
81
8枠
0- 1- 2-17/20
0.0%
5.0%
15.0%
0
57

ここからは当レースが今年は札幌競馬場で行われるということで、枠順や脚質についても少し見ていきたい。まずは過去10年の函館競馬場で行われた函館記念の脚質と枠順について表7、表8にそれぞれまとめてみた。
脚質としては先行馬や中団からの差し馬が優勢。逃げ馬に関しては勝ちが無く、ごくまれに追い込みがあるといったところか。枠順を見ても1枠と8枠がやや劣り、2枠から真ん中の枠がやや成績が良い程度で、全体的には有利不利はない感じである。

■表9 札幌芝2000m脚質別成績(1000万下以上戦)

脚質上り
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
逃げ
4- 0- 5- 10/ 19
21.1%
21.1%
47.4%
109
237
先行
8- 11- 4- 41/ 64
12.5%
29.7%
35.9%
61
73
中団
6- 7- 5- 69/ 87
6.9%
14.9%
20.7%
53
76
後方
1- 1- 5- 49/ 56
1.8%
3.6%
12.5%
6
30
マクリ
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0

■表10 札幌芝2000m枠別成績(1000万下以上戦) 札幌競馬場

枠番
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1枠
3- 2- 2-15/22
13.6%
22.7%
31.8%
111
91
2枠
1- 3- 2-16/22
4.5%
18.2%
27.3%
23
63
3枠
5- 3- 1-15/24
20.8%
33.3%
37.5%
153
105
4枠
1- 6- 4-17/28
3.6%
25.0%
39.3%
12
148
5枠
2- 1- 2-24/29
6.9%
10.3%
17.2%
56
30
6枠
5- 1- 3-26/35
14.3%
17.1%
25.7%
49
94
7枠
2- 0- 3-30/35
5.7%
5.7%
14.3%
18
64
8枠
0- 3- 2-29/34
0.0%
8.8%
14.7%
0
32

次に札幌競馬場の芝2000mについて表9に脚質別成績を、表10に枠順別成績をそれぞれまとめてみた。抽出条件は過去5年の1000万下以上戦としている。
脚質に関しては先行馬だけでなく逃げ馬の成績が良く、函館で行われるよりも前目の馬に注意といったところか。回収率が示すように逃げ馬の一発に気をつけたほうがよさそうだ。
枠順については函館同様8枠の成績はイマイチだが、1枠は健闘していて、1枠から真ん中の枠あたりが良いように思われる。

【結論】

■表11 特別登録馬(出走順上位馬)

馬名
性齢
斤量
前走
インティライミ
牡7
58
宝塚記念10人気12着
キングトップガン
牡6
54
福島民報杯10人気12着
コンゴウリキシオー
牡7
57
安田記念14人気17着
サクラオリオン
牡7
56
巴賞7人気3着
ゼンノグッドウッド
牡6
55
天皇賞春9人気11着
トウカイワイルド
牡7
53
巴賞14人気12着
ドリーミーオペラ
牡7
50
巴賞12人気10着
ドリームサンデー
牡5
56
巴賞 1人気2着
ブラックアルタイル
せ7
53
巴賞8人気8着
マイネルチャールズ
牡4
57
菊花賞2人気5着
マヤノライジン
牡8
55
巴賞4人気6着
マンハッタンスカイ
牡5
57
巴賞5人気1着
ミストラルクルーズ
牡6
53
七夕賞10人気11着
メイショウレガーロ
牡5
55
巴賞2人気5着
ヤマニンメルベイユ
牝7
54
ヴィクトリアマイル13人気15着
レジネッタ
牝4
55
ヴィクトリアマイル5人気16着

2009/7/12 札幌9R 巴賞1着 9番 マンハッタンスカイ2着 5番 ドリームサンデー

最後に表11の特別登録馬から推奨馬を見ていきたいと思う。今年も多数の巴賞組が見られる。
その巴賞組についてであるが、斤量や巴賞での着順などを踏まえると、巴賞1,2着のマンハッタンスカイドリームサンデーが浮上する。巴賞組で斤量57キロは好結果を残している馬が多いというところからも、このデータに合致するマンハッタンスカイは当日も上位人気が予想されるが迷わず中心視したいところである。
ドリームサンデーは斤量56キロだが、表3の函館記念3着内好走の巴賞組にのうち(函館記念で)斤量56キロの馬を見ると、巴賞では人気より着順が下回った馬が函館記念で挽回していることがわかるかと思う。札幌競馬場での逃げ馬という特性も加味し、巴賞1番人気で2着惜敗だった同馬についても期待したいところである。(そういった意味では同じ斤量のサクラオリオンは巴賞で人気を上回っている分積極的狙うのは控えている。)

他の馬では連対実績の乏しい58キロを背負っているインティライミよりかは休養明けであるがマイネルチャールズには期待したいところである。休み明けは表6に示すとおりあまり奮わないところであるが、昨年のクラシックでは中心だった馬で2000m戦も得意である。57キロの斤量プラス当日上位人気に推されるという条件であれば表5のデータに合致する(巴賞組以外ならば前走はGI出走か勝利が条件)。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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