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第304回 出世レース・プロキオンSを分析する

2009/7/9(木)

昨年はプロキオンS4着だったバンブーエールが、その後3連勝を飾り、その勢いでJBCスプリントも制覇。07年勝ち馬ワイルドワンダー、06年勝ち馬メイショウバトラーは同年の秋にG1で2着に好走。05年勝ち馬ブルーコンコルドは同年の秋にJBCマイルを勝利し、現在までG17勝をマークしている。このようにプロキオンSは今秋のG1を占う意味でも注目の一戦。今年も同レースをステップに躍進をとげる馬がいるかもしれない。データは施行時期が3回阪神に移った00年以降の過去9年を参考。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 過去9年のプロキオンSの結果(1)

着順
人気
馬名
勝率
連対率
複勝率
08年
1
7
ヴァンクルタテヤマ
35.7%
57.1%
64.3%
2
1
ワイルドワンダー
47.4%
63.2%
78.9%
3
4
サンライズバッカス
28.6%
42.9%
61.9%
07年
1
1
ワイルドワンダー
58.3%
66.7%
75.0%
2
2
リミットレスビッド
40.0%
46.7%
60.0%
3
9
ドンクール
28.6%
42.9%
61.9%
06年
1
7
メイショウバトラー
33.3%
66.7%
66.7%
2
1
シーキングザベスト
58.3%
91.7%
91.7%
3
9
サンライズキング
22.6%
54.8%
61.3%
05年
1
1
ブルーコンコルド
27.3%
45.5%
45.5%
2
6
サンライズキング
26.1%
65.2%
69.6%
3
3
テイエムアクション
66.7%
66.7%
83.3%
04年
1
2
ニホンピロサート
33.3%
63.0%
81.5%
2
1
エイシンハンプトン
50.0%
80.0%
90.0%
3
9
インタータイヨウ
29.2%
45.8%
54.2%
03年
1
1
スターリングローズ
44.0%
72.0%
76.0%
2
8
ツルマルファイター
30.8%
53.8%
69.2%
3
12
インタータイヨウ
31.3%
56.3%
56.3%
02年
1
1
スターリングローズ
36.8%
68.4%
73.9%
2
5
ヤマカツスズラン
0.0%
0.0%
0.0%
3
4
メイショウキオウ
37.5%
62.5%
62.5%
01年
1
1
ブロードアピール
66.7%
83.3%
100.0%
2
4
レイズスズラン
23.5%
38.2%
44.1%
3
13
トシザミカ
29.6%
37.0%
48.1%
00年
1
1
ゴールドティアラ
71.4%
85.7%
100.0%
2
2
エイシンサンルイス
44.4%
66.7%
66.7%
3
5
サンフォードシチー
35.3%
64.7%
76.5%

表1は過去9年のプロキオンSの結果(1)で、好走馬のダート全レースでの勝率、連対率、複勝率を記載したもの。そして勝率20%、連対率30%、複勝率40%を超える数字にはマークしてある。すると過去9年の好走馬27頭中26頭は、上記の基準値をクリアしていた。例外はダート戦のキャリアがほとんど無かった02年2着メイショウバトラーのみ。好走するにはまず上記の数字をクリアすることが必須だ。

■表2 過去9年のプロキオンSの結果(2)

着順
人気
馬名
主なOP実績(ダート)
08年
1
7
ヴァンクルタテヤマ 欅S2着
2
1
ワイルドワンダー 根岸S1着
3
4
サンライズバッカス フェブラリーS1着
07年
1
1
ワイルドワンダー アンタレスS1着
2
2
リミットレスビッド 黒船賞1着
3
9
ドンクール 名古屋大賞典1着
06年
1
7
メイショウバトラー  
2
1
シーキングザベスト 北海道SC2着
3
9
サンライズキング プロキオンS2着
05年
1
1
ブルーコンコルド ガーネットS2着
2
6
サンライズキング 栗東S2着
3
3
テイエムアクション 欅S1着
04年
1
2
ニホンピロサート ガーネットS1着
2
1
エイシンハンプトン サウジアラビアRC1着
3
9
インタータイヨウ 兵庫ChS1着
03年
1
1
スターリングローズ かしわ記念1着
2
8
ツルマルファイター すばるS2着
3
12
インタータイヨウ 兵庫ChS1着
02年
1
1
スターリングローズ 欅S1着
2
5
ヤマカツスズラン  
3
4
メイショウキオウ  
01年
1
1
ブロードアピール かきつばた記念1着
2
4
レイズスズラン さきたま杯1着
3
13
トシザミカ スパーキングRC1着
00年
1
1
ゴールドティアラ かきつばた記念1着
2
2
エイシンサンルイス コーラルS1着
3
5
サンフォードシチー  

次に過去9年のプロキオンS好走馬の具体的なダート実績をまとめてみた(表2参照)。単純なことだが、ダート実績のある馬の好走が目立つ。好走馬27頭中23頭はダートのオープンクラス(交流重賞も含む)で連対の実績があった。またその23頭中16頭はダートの重賞で連対実績があり、オープン特別より重賞での実績があればベターだろう。

■表3 プロキオンSの人気別成績(過去9年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気
6-3-0-0/9
66.7%
100.0%
100.0%
144%
122%
2番人気
1-2-0-6/9
11.1%
33.3%
33.3%
40%
51%
3番人気
0-0-1-8/9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
21%
4番人気
0-1-2-6/9
0.0%
11.1%
33.3%
0%
77%
5番人気
0-1-1-7/9
0.0%
11.1%
22.2%
0%
60%
6番人気
0-1-0-8/9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
31%
7番人気
2-0-0-7/9
22.2%
22.2%
22.2%
452%
94%
8番人気
0-1-0-8/9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
83%
9番人気
0-0-3-6/9
0.0%
0.0%
33.3%
0%
173%
10番人気
0-0-0-9/9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
11番人気
0-0-0-9/9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
12番人気
0-0-1-8/9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
130%
13番人気
0-0-1-8/9
0.0%
0.0%
11.1%
0%
186%
14番人気
0-0-0-7/7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
15番人気
0-0-0-7/7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
16番人気
0-0-0-6/6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

続いてプロキオンSの人気別成績(過去9年)をまとめたのが表3。注目すべきは1番人気の成績。6勝2着3回で、パーフェクト連対中。1番人気の信頼度は抜群だ。また過去の連対馬は8番人気以内に収まっており、基本的に堅いレース。3着馬は9番人気3回、二桁人気2回の好走があるので、3着なら人気薄も期待できる。

■表4 プロキオンSの前走クラス別成績(過去9年)

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1600万下
0-0-1-11/12
0.0%
0.0%
8.3%
0%
19%
OPEN特別
5-5-6-55/71
7.0%
14.1%
22.5%
70%
100%
G3
1-0-0-13/14
7.1%
7.1%
7.1%
12%
7%
G2
0-0-1-5/6
0.0%
0.0%
16.7%
0%
36%
G1
0-0-0-1/1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
交流重賞
3-4-1-13/21
14.3%
33.3%
38.1%
27%
77%

表4はプロキオンSの前走クラス別成績(過去9年)。表4中のG3、G2、G1は交流重賞を除いた中央競馬のレースなので注意して頂きたい。同レースは実績馬が強いレースだが、前走レースで見ると、意外にも重賞組は不振。G3から勝ち馬が1頭、G2から3着馬が1頭出ているだけで、人気を裏切るケースが多い。好走馬の大半はOPEN特別組と交流重賞組。OPEN特別組は5勝2着5回3着6回の成績で、複回収率は100%をマーク。交流重賞組は回収率では期待できないが、勝率、連対率、複勝率はOPEN特別組より優秀な数をマークしている。

■表5 プロキオンSの前走レース別成績(過去9年)

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
欅S 4-3-4-22/33
12.1%
21.2%
33.3%
138%
170%
2
かきつばた記念 2-1-0-2/5
40.0%
60.0%
60.0%
76%
108%
3
栗東S 1-1-1-8/11
9.1%
18.2%
27.3%
39%
61%
4
かしわ記念 1-1-0-2/4
25.0%
50.0%
50.0%
48%
60%
5
アンタレスS 1-0-0-2/3
33.3%
33.3%
33.3%
56%
36%
6
さきたま杯 0-1-0-4/5
0.0%
20.0%
20.0%
0%
42%
7
北海道SC 0-1-0-1/2
0.0%
50.0%
50.0%
0%
65%
8
サウジアラビアRC 0-1-0-1/2
0.0%
50.0%
50.0%
0%
70%
9
東海S 0-0-1-3/4
0.0%
0.0%
25.0%
0%
55%
10
立夏S 0-0-1-2/3
0.0%
0.0%
33.3%
0%
97%
11
バーデンバーデンC 0-0-1-1/2
0.0%
0.0%
50.0%
0%
325%
12
川崎記念 0-0-1-0/1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
500%
13
その他 0-0-0-62/62
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

次にプロキオンSの前走レース別成績(過去9年)が表5。最も相性が良いのは欅S。出走頭数も最多だが、4勝2着3回3着4回の成績で、単・複回収率はともに100%を超える数字。過去5年のプロキオンS好走馬を見ても、前走欅S出走馬が3勝を上げている。交流重賞組はかきつばた記念、かしわ記念、さきたま杯、北海道SC、川崎記念から好走馬が出ている。

■表6 プロキオンSの枠番別成績(過去9年)

枠番
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1枠 0-0-1-14/15
0.0%
0.0%
6.7%
0%
33%
2枠 1-1-0-14/16
6.3%
12.5%
12.5%
113%
37%
3枠 0-0-1-15/16
0.0%
0.0%
6.3%
0%
14%
4枠 2-0-1-15/18
11.1%
11.1%
16.7%
21%
23%
5枠 0-0-3-15/18
0.0%
0.0%
16.7%
0%
141%
6枠 1-1-0-16/18
5.6%
11.1%
11.1%
10%
23%
7枠 3-3-1-11/18
16.7%
33.3%
38.9%
142%
98%
8枠 2-4-2-10/18
11.1%
33.3%
44.4%
43%
154%

最後にプロキオンSの枠番別成績(過去9年)を見ていこう(表6参照)。阪神ダート1400mは外枠有利という定説があるが、同レースも外枠の好走率が高い。1〜4枠は4頭の連対馬しかいないが、5〜8枠では14頭の連対馬がいる。また過去7年連続して7、8枠のいずれかが連対を果たしており、今年も外枠中心に考えたい。

<結論>

それでは今年のプロキオンSを展望していきたい。出走予定馬は下の表7の通り。

■表7 今年のプロキオンS出走予定馬

順位
馬名
前走
勝率
連対率
複勝率
主なOP実績(ダート)
1
ディープサマー さきたま杯8着
9.1%
18.2%
27.3%
東京盃2着
2
バンブーエール さきたま杯2着
38.1%
57.1%
57.1%
JBCスプリント1着
3
リミットレスビッド さきたま杯5着
28.1%
37.5%
50.0%
さきたま杯1着
4
サンライズバッカス フェブラリーS15着
22.2%
37.0%
59.3%
フェブラリーS1着
5
スリーアベニュー 欅S8着
22.2%
51.9%
59.3%
ガーネットS1着
6
タマモホットプレイ 京王杯SC4着
0.0%
0.0%
0.0%
 
7
オフィサー 北海道SC4着
15.4%
28.2%
35.9%
ギャラクシーS1着
8
カルナバリート CBC賞14着
33.3%
33.3%
33.3%
室町S1着
9
トーホウドルチェ 安芸S1着
45.5%
54.5%
81.8%
 
10
ファルカタリア バーデンバーデンC7着
36.4%
54.5%
63.6%
 
10
メイショウシャフト アンタレスS16着
13.0%
22.2%
35.2%
関越S1着
10
ランザローテ オアシスS5着
55.6%
66.7%
77.8%
 
16
ロジック 都大路S15着
0.0%
0.0%
0.0%
 
17
クィーンオブキネマ 栗東S8着
26.3%
31.6%
42.1%
ギャラクシーS2着
21
ワキノエクセル ブリリアントS16着
25.0%
30.0%
40.0%
 
24
ダンディズム ペルセウスS3着
36.4%
36.4%
45.5%
 
※フルゲート16頭。(13)ラッキーブレイク、(14)フリートアドミラル、(15)シャーベットトーンらは回避の見込み。

2007/1/7 中山11R ガーネットステークス(G3)1着 3番 スリーアベニュー

表7は今年のプロキオンS出走予定馬。まず必須条件であるダート全レースでの勝率20%、連対率30%、複勝率40%を超えるのはバンブーエールを始め10頭と多い。そこでダートのオープンクラスで連対実績を持つ馬に絞ると、バンブーエールリミットレスビッドサンライズバッカススリーアベニュークィーンオブキネマが浮上。この5頭を今年のプロキオンS推奨馬としたい。次に中心馬を探そう。前述の5頭の中で前走にOPEN特別、あるいは交流重賞に出走している馬はバンブーエール、リミットレスビッド、スリーアベニュー、クィーンオブキネマ。その中でも好相性な欅S出身馬であるスリーアベニューを中心に推したい。

<追記>

出走予定だったクィーンオブキネマが当レースを回避。そのため当初除外予定だったサイキョウワールドが出走可能となった。同馬のダート戦全成績は(0.1.0.1)。前走の千葉Sは未勝利戦以来のダート戦だったが、結果は勝ち馬から1.8秒離された12着。ダート実績も無く、さすがに今回は厳しいだろう。クィーンオブキネマは推奨馬の1頭だったが、最終的には残りの推奨馬であるスリーアベニュー、バンブーエール、リミットレスビッド、サンライズバッカスの4頭に期待したい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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