第267回 種牡馬分析・その後の傾向に変化は?|競馬情報ならJRA-VAN

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第267回 種牡馬分析・その後の傾向に変化は?

2009/3/2(月)

昨年3月から月曜と木曜の週2回掲載となった「データde出〜た」。月曜掲載分では、主に競馬全般にまつわる様々なデータを紹介している。筆者の担当分では種牡馬分析を何度か行ったが、取り上げる種牡馬によってはサンプル不足と思われるデータもいくつか見られた。そこで、ちょうど1年が経過した今回は、そんなデータについてその後の経過を調べてみた。

データの分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用し、各種牡馬とも産駒デビューから本年2月22日までを集計対象としている。前回の記事へのリンクも掲載しているので、初見の方はそちらとも比較しつつご覧頂きたい。なお、週末の重賞については(現在は土曜・阪神のチューリップ賞を予定)木曜掲載分で分析を行いたい。

■アグネスタキオン

■表1 アグネスタキオン産駒世代別成績

世代
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
現3歳(2006年産)
212
26
27
31
128
12.3%
25.0%
39.6%
51%
80%
現4歳(2005年産)
729
86
96
70
477
11.8%
25.0%
34.6%
80%
84%
現5歳(2004年産)
1131
160
126
89
756
14.1%
25.3%
33.2%
84%
77%
現6歳(2003年産)
1338
123
132
112
971
9.2%
19.1%
27.4%
60%
77%

まずは、筆者担当の月曜分初回だった「第165回 リーディング首位! アグネスタキオン産駒を分析する」から。当時気になったのは4歳春以降の成績の落ち込みだ。初年度産駒(現6歳世代:2003年産)の成績が今ひとつのためか、それとも成長力の問題か。当時は「早熟と断定までするのは危険だろう」としていた。現在までの成績を見ても、現6歳世代の成績は他より悪い数字が出ている(表1)。

■表2 アグネスタキオン産駒、5、6歳世代の成績推移

年齢
現5歳
現6歳
着別度数
勝率
連対率
着別度数
勝率
連対率
2歳・夏 11- 13-  7- 26/ 57
19.3%
42.1%
13-  9-  7- 24/ 53
24.5%
41.5%
2歳・秋 19- 14-  9- 54/ 96
19.8%
34.4%
14- 11-  9- 69/103
13.6%
24.3%
3歳・冬 29- 19- 17-116/181
16.0%
26.5%
13- 22- 16- 98/149
8.7%
23.5%
3歳・春 23- 14- 17-115/169
13.6%
21.9%
21- 20- 16-133/190
11.1%
21.6%
3歳・夏 21- 19-  8-110/158
13.3%
25.3%
12- 11- 15-106/144
8.3%
16.0%
3歳・秋 12- 19-  7- 72/110
10.9%
28.2%
15-  8-  1- 87/111
13.5%
20.7%
4歳・冬 11-  4-  5- 52/ 72
15.3%
20.8%
12-  9-  5- 66/ 92
13.0%
22.8%
4歳・春 15-  8-  5- 76/104
14.4%
22.1%
4-  6-  6- 68/ 84
4.8%
11.9%
4歳・夏 7-  7-  6- 47/ 67
10.4%
20.9%
5-  5-  5- 51/ 66
7.6%
15.2%
4歳・秋 7-  7-  5- 58/ 77
9.1%
18.2%
5- 11- 11- 55/ 82
6.1%
19.5%
5歳・冬 5-  2-  3- 30/ 40
12.5%
17.5%
2-  6-  6- 70/ 84
2.4%
9.5%
5歳・春
-
-
-
1-  6-  7- 48/ 62
1.6%
11.3%
5歳・夏
-
-
-
0-  2-  2- 43/ 47
0.0%
4.3%
5歳・秋
-
-
-
3-  3-  4- 37/ 47
6.4%
12.8%
6歳・冬
-
-
-
3-  3-  2- 16/ 24
12.5%
25.0%
※季節はTARGETの分類によるもの 冬:1〜3月、春:4〜6月、夏:7〜9月、秋:10〜12月

そこで、現5歳と6歳世代について、年齢・季節別の成績を調べたのが表2だ。右の6歳世代は4歳時の成績の落ち込みがそのまま昨年も続き、昨年12月まで勝率ひと桁台が続いた。一方、現5歳世代はダイワスカーレットによる有馬記念制覇なども含め、悪くても勝率9%、連対率も17%を割り込むことはなかった。特に勝率は3歳時との比較で極端に悪化することはなく、どうやら世代レベルの問題が大きかったようだ(現6歳世代はサンデーサイレンス存命時の種付け)。早い時期から活躍する産駒が多いのは確かだが、現5歳世代以降については、必要以上に「年齢」「衰え」を気にすると、かえって悪い結果を招くこともあるだろう


■ジャングルポケット

■表3 ジャングルポケット産駒競馬場別成績(芝コース)

競馬場
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
札幌
3-  1-  6- 26/ 36
8.3%
11.1%
27.8%
72%
54%
函館
5-  6-  3- 15/ 29
17.2%
37.9%
48.3%
78%
133%
福島
7-  3-  3- 48/ 61
11.5%
16.4%
21.3%
41%
31%
新潟
7-  8-  2- 56/ 73
9.6%
20.5%
23.3%
153%
78%
東京
14- 11-  9-101/135
10.4%
18.5%
25.2%
70%
63%
中山
13-  7- 10- 78/108
12.0%
18.5%
27.8%
146%
87%
中京
5-  2-  8- 41/ 56
8.9%
12.5%
26.8%
53%
131%
京都
17-  9-  7- 94/127
13.4%
20.5%
26.0%
108%
67%
阪神
10-  8-  8- 69/ 95
10.5%
18.9%
27.4%
83%
78%
小倉
8-  4-  4- 46/ 62
12.9%
19.4%
25.8%
55%
60%
中央4場
54- 35- 34-342/465
11.6%
19.1%
26.5%
101%
72%
その他
35- 24- 26-232/317
11.0%
18.6%
26.8%
79%
77%

2008/5/25 東京11R 優駿牝馬(Jpn1) 1着 15番 トールポピー

続いて「第173回 東京の芝は苦手かも!? ジャングルポケット産駒を分析する」だが、これは現在のデータではタイトルからして「ハズレ」。参考にして下さった皆さんにはなんとも申し訳ないかぎり、筆者自身も何度も痛い目に遭ってしまった。
この稿の掲載は4月7日だったが、その後トールポピーが見事にオークスを制覇。さらにはジャガーメイルが東京【3.1.0.0】でアルゼンチン共和国杯2着、ダイバーシティも【3.1.0.1】の成績を記録するなど、逆に父同様、東京コースは好相性と言える馬まで登場した。表3の通り現在は、勝率や連対率は他場とほぼ互角。単複の回収率にはやや不満も残るものの、少なくとも東京芝が「苦手」とまでは言い難い数字になってきた。

■表4 ジャングルポケット産駒距離別成績(芝コース)

距離
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
1200m 9-  4-  5- 60/ 78
11.5%
16.7%
23.1%
136%
80%
1400m 1-  2-  3- 45/ 51
2.0%
5.9%
11.8%
33%
29%
1600m 9- 14-  6- 97/126
7.1%
18.3%
23.0%
45%
76%
1800m 17- 19- 20-162/218
7.8%
16.5%
25.7%
55%
71%
2000m 34-  8- 17-144/203
16.7%
20.7%
29.1%
160%
86%
2200m 6-  4-  0- 20/ 30
20.0%
33.3%
33.3%
124%
69%
2400m 7-  5-  4- 23/ 39
17.9%
30.8%
41.0%
82%
79%
2500m 2-  2-  1-  7/ 12
16.7%
33.3%
41.7%
47%
68%
2600m 3-  0-  0-  4/  7
42.9%
42.9%
42.9%
212%
91%
1000m〜1300m 9-  4-  7- 63/ 83
10.8%
15.7%
24.1%
128%
80%
1400m〜1600m 10- 16- 11-144/181
5.5%
14.4%
20.4%
41%
63%
1700m〜2000m 51- 27- 37-310/425
12.0%
18.4%
27.1%
105%
77%
2100m〜2400m 13- 10-  4- 44/ 71
18.3%
32.4%
38.0%
97%
79%
2500m〜 6-  2-  1- 13/ 22
27.3%
36.4%
40.9%
110%
74%

トールポピーやジャガーメイル、そしてダイバーシティの共通点として、いずれも東京2400mで勝利を挙げていることが挙げられる。そこで、全競馬場(芝コース)の距離別成績を調べると、2000m以上、特に2200m以上でかなりの好成績。昨年の段階では芝2100〜2400m【1.3.0.19】、2500m以上【0.0.0.7】にとどまり、「芝では1700〜2000mが良く」としていたが、中〜長距離戦出走馬が増えるにつれ、オウケンブルースリ(菊花賞)などこの路線での活躍馬が目立ってきている。

■表5 ジャングルポケット産駒、レース上がりタイム別成績(芝、良馬場)

レース上がり
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
〜34.9
135
10
12
14
99
7.4%
16.3%
26.7%
33%
67%
35.0〜
518
62
39
38
379
12.0%
19.5%
26.8%
102%
77%

なお、当時最後に掲載した「レース上がりタイム別成績」を見ると、こちらは上がりのかかる競馬の方が好成績という結果に変わりはなかった。上がり34秒9以下では1着より2着がやや多いのに対し、35秒0以上では勝ち鞍が2着数の約1.5倍と、好走時に勝利を掴むレースが増えている。馬の個性に左右される部分も大きいが、瞬発力勝負で勝ち切れなかった馬が、スタミナや底力の問われる競馬に替わって勝利を手にすることも多そうだ。


■タニノギムレット

■表6 タニノギムレット産駒、500万、1000万条件成績

クラス
前走クラス
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
500万
新馬・未勝利
65
7
8
4
46
10.8%
23.1%
29.2%
46%
76%
500万
248
24
20
19
185
9.7%
17.7%
25.4%
81%
72%
1000万
500万
24
3
2
4
15
12.5%
20.8%
37.5%
32%
78%
1000万
57
5
6
2
44
8.8%
19.3%
22.8%
123%
62%

2009/1/31 東京11R 東京新聞杯(G3) 1着 6番 アブソリュート

第191回 昇級でも要注意! タニノギムレット産駒分析」の掲載は6月9日。前日の6月8日にウオッカが安田記念を制しているが、前週までのデータをもとに安田記念前に執筆したものであり、その結果は含まれていない点にはご注意いただきたい。
こちらもタイトルにある「昇級でも要注意!」の補足から。当時は1000万条件出走馬が少なかったため500万条件のデータしか掲載していなかったが、現在のデータは表6の通り。まだサンプルは少なめなものの、500万同様、1000万でも昇級馬がなかなかの好成績を残している。ただ、500万、1000万と昇級馬は単勝回収率がやや低めで、馬券作戦ではひと工夫が必要だろう。
また、それと関連して「重賞初連対馬の前走はすべて重賞以外」というデータがあった(当時の表6)。その後、今年の東京新聞杯でアブソリュートがその「重賞初連対(優勝)」を果たしたが、この馬も前走は1600万条件戦1着。こういったタイプには引き続き注意を払いたい。

■表7 タニノギムレット産駒、年齢別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
2歳・夏 12-  14-  15-  89/ 130
9.2%
20.0%
31.5%
46%
66%
2歳・秋 13-  29-  14- 185/ 241
5.4%
17.4%
23.2%
59%
66%
3歳・冬 21-  19-  17- 226/ 283
7.4%
14.1%
20.1%
41%
70%
3歳・春 17-  31-  17- 223/ 288
5.9%
16.7%
22.6%
37%
80%
3歳・夏 27-  12-  13- 181/ 233
11.6%
16.7%
22.3%
67%
56%
3歳・秋 7-  14-   9-  93/ 123
5.7%
17.1%
24.4%
39%
59%
4歳・冬 6-   5-   9-  71/  91
6.6%
12.1%
22.0%
61%
62%
4歳・春 4-   2-   6-  27/  39
10.3%
15.4%
30.8%
205%
96%
4歳・夏 4-   8-   1-  24/  37
10.8%
32.4%
35.1%
37%
94%
4歳・秋 7-   2-   7-  27/  43
16.3%
20.9%
37.2%
184%
111%
5歳・冬 6-   2-   2-  18/  28
21.4%
28.6%
35.7%
222%
123%

「やや早熟型という可能性も」としていた年齢別の項では、その後は古馬勢が活躍して特に4歳夏以降の好成績が目立ってきている。4歳夏はクラス替えによる降級をきっかけに成績を伸ばす種牡馬も少なくないものだが、初年度産駒が現在のところ4歳秋、そして5歳冬とさらに勝率を上げてきており、どうやら早熟ということはなさそうだ。
ただ前回も記した通り、ロベルト系種牡馬の産駒には一旦「落ち込み」があってから「復活」する例も多く見られる。単純に追い続けるのではなく、そういった波を見極めつつ復調のタイミングをうまく捕らえられるようにしたい。

■表8 タニノギムレット産駒、競馬場別成績

コース
競馬場
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
札幌
5-  7-  5- 39/ 56
8.9%
21.4%
30.4%
31%
87%
函館
4-  3-  1- 24/ 32
12.5%
21.9%
25.0%
34%
47%
福島
6-  7-  9- 50/ 72
8.3%
18.1%
30.6%
43%
107%
新潟
16- 10-  8- 68/102
15.7%
25.5%
33.3%
94%
70%
東京
13- 21- 14-130/178
7.3%
19.1%
27.0%
41%
66%
中山
6-  3-  6-100/115
5.2%
7.8%
13.0%
30%
33%
中京
7- 11- 11- 65/ 94
7.4%
19.1%
30.9%
38%
92%
京都
9- 17- 10-113/149
6.0%
17.4%
24.2%
67%
79%
阪神
9- 16-  8- 99/132
6.8%
18.9%
25.0%
40%
74%
小倉
7-  7-  8- 68/ 90
7.8%
15.6%
24.4%
46%
65%
中央4場
37- 57- 38-442/574
6.4%
16.4%
23.0%
45%
65%
その他
45- 45- 42-314/446
10.1%
20.2%
29.6%
52%
80%
ダート
札幌
3-  1-  0- 14/ 18
16.7%
22.2%
22.2%
59%
33%
函館
4-  0-  3- 18/ 25
16.0%
16.0%
28.0%
105%
100%
福島
3-  2-  1- 22/ 28
10.7%
17.9%
21.4%
72%
96%
新潟
3-  3-  0- 21/ 27
11.1%
22.2%
22.2%
185%
60%
東京
4-  8-  3- 65/ 80
5.0%
15.0%
18.8%
47%
56%
中山
7-  3-  3- 69/ 82
8.5%
12.2%
15.9%
65%
45%
中京
1-  1-  4- 30/ 36
2.8%
5.6%
16.7%
122%
65%
京都
6- 12-  4- 68/ 90
6.7%
20.0%
24.4%
134%
78%
阪神
5-  3-  4- 61/ 73
6.8%
11.0%
16.4%
26%
36%
小倉
2-  0-  3- 18/ 23
8.7%
8.7%
21.7%
102%
217%
中央4場
22- 26- 14-263/325
6.8%
14.8%
19.1%
71%
55%
その他
16-  7- 11-123/157
10.2%
14.6%
21.7%
111%
94%

サンプルが増えてきたため、競馬場別成績ももう一度見てみたい。芝に関しては「新潟得意、中山苦手」という傾向に変わりはない。新潟芝は前回から今回までの間をとっても【6.1.3.23】で勝率18.2%と、連に絡めばしっかり勝ち切る傾向。中山芝はこの間【2.1.1.27】勝率6.5%、連対率9.7%にとどまっている。
一方ダートは前回「買うなら中央4場」としたが、現在は連対率でローカルも互角。勝率や単勝回収率では逆にローカルの方が良い数字が出ているので注意したい。


最後は、昨年11月の「第235回 2歳戦のちょっと気になる種牡馬を分析」から。この稿では「穴党の方は特に注意を払いたい」としたマイネルラヴ産駒・ゲットフルマークスが掲載直後の京王杯2歳Sで大波乱を演出。その後もこの世代はダブルウェッジがシンザン記念で12番人気2着、そして土曜のアーリントンCは6番人気で優勝を果たしている。なにせ「穴」のため「確率」面ではあまり期待できないものの、マイネルラヴの現3歳世代には引き続き注意が必要だろう。
それはさておき、ここでは前回取り上げた種牡馬のうち、現3歳世代が初年度産駒となるキングカメハメハ、そしてネオユニヴァースについてその後の成績を見てみよう。


■キングカメハメハ

■表9 キングカメハメハ産駒成績

条件等
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
単回収
複回収
全成績
357
37
52
36
232
10.4%
24.9%
35.0%
55%
96%
244
25
32
20
167
10.2%
23.4%
31.6%
63%
79%
ダート
161
12
20
16
113
7.5%
19.9%
29.8%
38%
135%
新馬
108
8
18
11
71
7.4%
24.1%
34.3%
36%
95%
未勝利
187
25
23
18
121
13.4%
25.7%
35.3%
52%
100%
500万
36
2
6
3
25
5.6%
22.2%
30.6%
113%
72%
オープン・重賞
26
2
5
4
15
7.7%
26.9%
42.3%
84%
112%
1000m〜1300m
78
11
9
4
54
14.1%
25.6%
30.8%
63%
78%
1400m〜1600m
157
14
24
19
100
8.9%
24.2%
36.3%
38%
97%
1700m〜2000m
118
12
18
13
75
10.2%
25.4%
36.4%
74%
112%
(芝2000m)
18
0
2
2
14
0.0%
11.1%
22.2%
0%
65%
2100m〜
4
0
1
0
3
0.0%
25.0%
25.0%
0%
50%
6月
4
0
0
0
4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
7月
13
4
0
2
7
30.8%
30.8%
46.2%
176%
60%
8月
24
2
3
0
19
8.3%
20.8%
20.8%
75%
48%
9月
22
3
5
1
13
13.6%
36.4%
40.9%
30%
82%
10月
36
1
7
5
23
2.8%
22.2%
36.1%
20%
100%
11月
75
9
12
7
47
12.0%
28.0%
37.3%
39%
94%
12月
58
6
5
4
43
10.3%
19.0%
25.9%
51%
60%
1月
60
7
9
5
39
11.7%
26.7%
35.0%
65%
104%
2月
65
5
11
12
37
7.7%
24.6%
43.1%
69%
159%
※2月は22日までの成績


前回の段階では、10月が1勝止まりのため早熟型か短距離型である可能性を指摘した。しかし現在までの成績を見るかぎりこれは誤りで、秋後半以降もしっかりと勝ち鞍を重ねている。距離についても、芝2000m以上で勝てていない点はやや気になるものの、まだサンプルが少なく参考外だろう。前回わずか1勝(2着6回)だった1700〜2000mで現在は12勝(2着18回)と盛り返してきており、少なくとも1800mまでなら問題なさそうだ
一方、「1着よりも2着が多い」とした傾向は継続中。条件別にみると、新馬戦では2着が多く、未勝利戦で1、2着ほぼ同数という点は前回同様である。また、前回【1.1.3.8】だった500万条件以上への出走も増え、トータルでは【4.11.7.43】と、やはり2着〜3着が多くなっている。オープン、重賞ではフィフスペトルが2戦連続2着、スガノメダリストも掲載後に【1.2.1.0】。500万条件にも「勝てそうで勝てない」馬が少なくない。未勝利戦を除き、馬単や3連単ではアタマではなく2〜3着候補、軸に据えるなら馬連や3連複狙いの方が安全と言える現在までの成績である。


■ネオユニヴァース

■表10 ネオユニヴァース産駒成績

条件等
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
単回収
全成績
309
28
36
24
221
9.1%
20.7%
28.5%
58%
230
22
28
20
160
9.6%
21.7%
30.4%
62%
ダート
79
6
8
4
61
7.6%
17.7%
22.8%
45%
新馬
98
12
10
9
67
12.2%
22.4%
31.6%
63%
未勝利
170
11
20
11
128
6.5%
18.2%
24.7%
58%
500万
25
2
4
2
17
8.0%
24.0%
32.0%
28%
オープン・重賞
16
3
2
2
9
18.8%
31.3%
43.8%
73%
1000m〜1300m
43
1
1
2
39
2.3%
4.7%
9.3%
41%
1400m〜1600m
130
9
14
8
99
6.9%
17.7%
23.8%
30%
1700m〜2000m
133
18
20
14
81
13.5%
28.6%
39.1%
91%
(芝2000m)
41
8
7
5
21
19.5%
36.6%
48.8%
124%
2100m〜
3
0
1
0
2
0.0%
33.3%
33.3%
0%
6月
3
0
0
0
3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
7月
15
1
0
0
14
6.7%
6.7%
6.7%
19%
8月
22
1
0
4
17
4.5%
4.5%
22.7%
20%
9月
16
2
5
1
8
12.5%
43.8%
50.0%
259%
10月
33
6
1
2
24
18.2%
21.2%
27.3%
100%
11月
61
4
10
5
42
6.6%
23.0%
31.1%
26%
12月
61
8
9
2
42
13.1%
27.9%
31.1%
77%
1月
55
6
4
8
37
10.9%
18.2%
32.7%
63%
2月
43
0
7
2
34
0.0%
16.3%
20.9%
0%
(09年芝)
56
5
8
6
37
8.9%
23.2%
33.9%
59%
※2月は22日までの成績


ネオユニヴァースは「秋に距離が延びて好成績」とした前回時から大きな変化はなく、1000〜1300mは不振、そして1700m以上では好成績。特に、素質馬が集うレースの多い芝2000mで3着内率48.8%を記録しているのは注目に値する。2月が集計範囲外である28日(土曜)まで含めても未勝利に終わってしまった点は気がかりだが、どちらかといえば芝の成績が良い傾向。春を迎え、芝のレースが増えてくれば持ち直す可能性も十分にあり、今後数週の結果もしっかりとチェックしておきたい。

なお、この新種牡馬2頭・キングカメハメハとネオユニヴァースは、詳細なデータを調べるにはまだまだサンプル不足。機会があれば、より多くの出走を重ねた後に競馬場別などの成績も見てみたいところだ。

以上のように、掲載時のデータが覆ったものもあり、当時の傾向通りの推移をしているものもあった。こういった産駒のデータは、種牡馬の年齢や、他の有力種牡馬の動向によって傾向が変わるケースもある一方、あまり早い段階で判断を下すと「単なるサンプル不足だった」という結果もあり、集計期間のさじ加減がなかなか難しいものだ。もしレースを見て「以前調べたデータと違うかも?」と感じることがあれば、それがその馬1頭の「個性」によるものか、他馬にも共通する傾向の変化なのか、Target frontier JVを利用して最新のデータで再チェックすることをオススメしたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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