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第264回 今年も堅い?!フェブラリーSを分析する

2009/2/19(木)

ドバイワールドCを目指してフェブラリーSに登録していたダイワスカーレットが先週に屈腱炎を発症し、同レースを回避。同馬が出走していたら大きな注目が集まっただけに残念だが、昨年の最優秀ダートホースのカネヒキリと一昨年の最優秀ダートホースのヴァーミリアンが再び対決する。これまではカネヒキリが対ヴァーミリアンに3戦3勝と分があるが、今回もカネヒキリが優勢だろうか。それともヴァーミリアンの巻き返しがあるだろうか。他の馬もエルムS、根岸Sと連勝中のフェラーリピサ、昨年のJBCスプリントの勝ち馬バンブーエール、米G2戦で勝利があるカジノドライヴなど、例年以上に好メンバーが揃った感じだ。いつも通り過去の結果を振り返り、本競走を分析していこう。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 フェブラリーSの所属別成績(過去10年)

所属
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
美浦 0-0-5-31/36
0.0%
0.0%
13.9%
0%
35%
栗東 9-9-5-84/107
8.4%
16.8%
21.5%
35%
55%
地方 1-1-0-14/16
6.3%
12.5%
12.5%
29%
26%

手始めにフェブラリーSのいくつかの基本的なデータを見ていこう。まず表1がフェブラリーSの所属別成績(過去10年)。所属別では圧倒的に関西馬が有利で、関東馬の好走はあっても3着までとなっている。出走頭数自体も関西馬の方が多いので、素直に関西馬中心で良いだろう。

■表2 フェブラリーSの人気別成績(過去10年)

人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1番人気 6-0-0-4/10
60.0%
60.0%
60.0%
150%
81%
2番人気 1-4-1-4/10
10.0%
50.0%
60.0%
47%
111%
3番人気 1-2-1-6/10
10.0%
30.0%
40.0%
59%
82%
4番人気 1-1-3-5/10
10.0%
20.0%
50.0%
71%
119%
5番人気 1-1-0-8/10
10.0%
20.0%
20.0%
104%
62%
6番人気 0-0-1-9/10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
35%
7番人気 0-2-1-7/10
0.0%
20.0%
30.0%
0%
94%
8番人気 0-0-0-10/10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
9番人気 0-0-2-8/10
0.0%
0.0%
20.0%
0%
109%
10〜人気 0-0-1-68/69
0.0%
0.0%
1.4%
0%
10%

続いてフェブラリーSの人気別成績をまとめたのが表2(過去10年)。過去10年の勝ち馬は5番人気以内に支持されており、2着馬を見ても10頭中8頭が5番人気以内。つまり人気馬同士で決まることが多いレースだ。実際に過去10年の馬連平均配当は1,680円で、堅い決着が続いている。10番人気以下の人気薄になると、好走例は少なく、06年3着のユートピアのみ。同馬はダートG14勝の実績を持っており、その実績を考えると人気がなさ過ぎたと言えるだろう。
なお1番人気の成績が1着6回、4着以下4回と極端な成績だが、4着以下に敗れた馬は全てダートG1戦未勝利の馬だった

■表3 フェブラリーSの脚質別成績(過去10年)

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ 1-0-0-9/10
10.0%
10.0%
10.0%
20%
13%
先行 2-4-5-26/37
5.4%
16.2%
29.7%
14%
89%
中団 6-3-4-47/60
10.0%
15.0%
21.7%
47%
53%
後方 1-3-1-46/51
2.0%
7.8%
9.8%
13%
20%

次に過去10年の脚質別成績をまとめてみた(表3参照)。注目したいのは逃げ馬の成績。過去10年で逃げ馬の好走例は一度だけで、05年のメイショウボーラーのみ。当時はレコードの出る不良馬場で、例外と捉えていいだろう。基本的には先行、差し馬を中心に組み立てたい。

■表4 過去8年のフェブラリーS好走馬(1)

着順
人気
馬名
前年のジャパンCD成績
前年のG1連対実績
G1連対実績(左回り)
08年
1
1
ヴァーミリアン
1着
ジャパンCD1着 ジャパンCD1着
2
7
ブルーコンコルド
7着
南部杯1着 南部杯1着
3
3
ワイルドワンダー
5着
南部杯2着 南部杯2着
07年
1
3
サンライズバッカス
5着
  ダービーGP2着
2
2
ブルーコンコルド
9着
東京大賞典1着 JBCマイル1着
06年
1
1
カネヒキリ
1着
ジャパンCD1着 ダービーGP1着
2
2
シーキングザダイヤ
2着
ジャパンCD2着 フェブラリーS2着
3
11
ユートピア
8着
南部杯1着 南部杯1着
04年
1
1
アドマイヤドン
2着
JBCクラシック1着 南部杯1着
2
3
サイレントディール
7着
   
03年
1
1
ゴールドアリュール
5着
東京大賞典1着 ダービーGD1着
3
4
イーグルカフェ
1着
ジャパンCD1着  
02年
3
2
ノボトゥルー
4着
フェブラリーS1着 フェブラリーS1着
01年
2
2
ウイングアロー
1着
ジャパンCD1着 フェブラリーS1着

フェブラリーSのカギはジャパンCDにある。ジャパンCDが創設されてから、フェブラリーSとジャパンCDは密接に関係するようになっている。具体的に言えば、ジャパンCDに出走した多くの馬が、フェブラリーSにも出走するようになっている。そこで、以下ではジャパンCDが創設された01年からの過去8年のフェブラリーS好走馬の特徴に絞って分析していきたい。
まず表4が前年のジャパンCDに出走し、フェブラリーSで好走した馬をまとめたもの(過去8年)。ジャパンCDでの着順は特に問わないが、一桁着順であることが基本。その上で、まず注目したいのは前年のG1連対実績。ジャパンCDに出走して、フェブラリーSで好走した14頭中12頭は前年のG1で連対実績があった。また左回りのG1連対実績がある馬も14頭中12頭が該当。最低でもどちらか一つの実績は必要で、2つに当てはまっていればなお良いだろう。

■表5 過去8年のフェブラリーS好走馬(2)

着順
人気
馬名
前走
2走前
備考
07年
3
9
ビッググラス 根岸S1着 京都金杯14着 近9走成績(4.3.1.1)
05年
1
1
メイショウボーラー 根岸S1着 ガーネットS1着 ダート戦(2.0.0.0)
2
5
シーキングザダイヤ 川崎記念2着 兵庫GT1着 ダート戦(1.1.1.0)
3
6
ヒシアトラス 平安S1着 師走S1着 近7走成績(2.3.2.0)
04年
3
9
スターリングローズ 根岸S11着 兵庫GT1着 JBCスプリント1着
03年
2
3
ビワシンセイキ 平安S4着 東京大賞典2着 近10走成績(5.2.2.1)
02年
1
1
アグネスデジタル 香港C1着 天皇賞(秋)1着 南部杯1着
2
4
トーシンブリザード 東京大賞典3着 ジャパンDD1着 ジャパンDD1着
01年
1
5
ノボトゥルー 根岸S1着 ジャニュアリーS1着  
3
4
トゥザヴィクトリー 阪神牝馬S1着 エリザベス女王杯4着 初ダート

表5は過去8年のフェブラリーS好走馬(2)で、前年のジャパンCDに不出走だった馬をまとめたもの。絶対条件は近2走以内に重賞勝ちがあること。また前年のジャパンCDに不出走だった馬はノボトゥルーとトゥザヴィクトリーを除けば、3つのグループに分けることが出来る。一つ目はビッググラス、ヒシアトラス、ビワシンセイキの3頭に共通することで、近7走以上で4着以下に敗れたことが一度しかないということ。ビッググラスが4着以下に敗れたのは芝の京都金杯で、ビワシンセイキは平安Sが4着だった。つまり近走でダート戦を使って、大きく敗退している馬は、マイナス材料になる。次のグループは、スターリングローズ、アグネスデジタル、トーシンブリザードの3頭に共通し、ダートのG1勝ちがあった馬。最後がダート戦で4着以下が一度もない馬。メイショウボーラーとシーキングザダイヤが該当し、いわゆる底を見せていない馬になる。


<結論>

それでは今年のフェブラリーS出走予定馬を分析していこう。毎年フェブラリーSで主力を形成する前年のジャパンCD組と別路線組の2つに分けて見ていきたい。

■表6 今年のフェブラリーS出走予定馬(1)

馬名
所属
前年のジャパンCD成績
前年のG1連対実績
ダートG1実績(左回り)
ヴァーミリアン 栗東
3着
JBCクラシック1着 フェブラリーS1着
カジノドライヴ 美浦
6着
   
カネヒキリ 栗東
1着
東京大賞典1着 川崎記念1着
サクセスブロッケン 栗東
8着
ジャパンDD1着 川崎記念3着
サンライズバッカス 栗東
4着
   

2008/12/7 阪神11R ジャパンカップダート(G1) 1着 10番 カネヒキリ

表6は今年のフェブラリーS出走予定馬(1)で、前年のジャパンCDに出走している馬をまとめたもの。ジャパンCDの着順は全馬クリアしているが、前年のG1連対実績があるのはヴァーミリアンカネヒキリサクセスブロッケンの3頭。そして左回りのダートのG1実績があるのはヴァーミリアンカネヒキリ。2つの条件をクリアしているのはヴァーミリアンとカネヒキリで、やはり今週のフェブラリーSもこの2頭が最有力になりそうだ。サクセスブロッケンは前年のG1連対実績のみ該当だが、左回りのダートG1でも3着に好走したことがあり、押さえておいて良いだろう。

■表7 今年のフェブラリーS出走予定馬(2)

馬名
所属
前走
2走前
備考
アドマイヤスバル 栗東 根岸S4着 京都金杯7着  
エスポワールシチ− 栗東 平安S2着 トパーズS1着  
オフィサー 栗東 根岸S8着 ギャラクシーS1着  
カフェオリンポス 美浦 アルデバランS2着 マーチS7着  
キクノサリーレ 栗東 ベデルギウスS6着 武蔵野S1着 近9走(5.3.0.1)
トーセンブライト 美浦 浦和記念7着 武蔵野S5着  
ナンヨ―ヒルトップ 美浦 根岸S7着 師走S1着  
バンブーエール 栗東 根岸S5着 JBCスプリント1着 JBCスプリント1着
ビクトリーテツニー 栗東 根岸S6着 カペラS1着  
ヒシカツリーダー 美浦 根岸S2着 ジャニュアリーS1着  
フェラーリピサ 栗東 根岸S1着 エルムS1着 近6走(4.2.0.0)

2009/2/1 東京11R 根岸ステークス(G3) 1着 11番 フェラーリピサ

表7は今年のフェブラリーS出走予定馬(2)で、前年のジャパンCD不出走の馬をまとめたもの。まず絶対条件である近2走以内に重賞勝ちがあるのはキクノサリーレ、バンブーエール、ビクトリーテツニー、フェラーリピサの4頭。キクノサリーレフェラーリピサは近走安定して走っており、過去の好走馬の傾向と合致。またバンブーエールもG1実績を持っており、巻き返しが期待できそうだ。ビクトリーテツニーは過去の好走パターンに該当しないので、前年のジャパンCD不出走の馬からは上記の3頭を推奨馬としたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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