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第261回 夢の100万馬券獲得の心得とは!?

2009/2/9(月)

先日、2月4日(水)の船橋競馬第7レースで、日本競馬史上最高配当となる1911万円(3連単)という驚愕の超万馬券が飛び出し、一般のニュースでも話題となった。従来の地方競馬のレコード(1523万6020円)を大幅に更新し、05年10月22日の東京12Rで出た1846万9120円(3連単)をも上回る最高配当となった。

 3連単導入後、万馬券の出現回数は飛躍的に増え、万馬券そのものを当てるチャンスもかなり多くなってきている。しかし、これほどまでの超万馬券となると夢のような話。1000万円どころか、100万円台の馬券でも十分に的中の難易度は高い。そこで、今回は3連単で100万円を超えたレースにスポット。さらにイメージしやすいよう、ポピュラーな平地の重賞レースに絞って考えてみたい。「こうすれば100万馬券が取れる!」といった大それたことは、筆者は言えないが、過去のデータから100万馬券獲得への心得のようなものを、つかむことができれば幸いだ。データ分析は、JRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 3連単の配当が100万円以上となった平地重賞

年月日
レース名
フル
場所
距離
優勝馬
性齢
条件
人気組み合わせ
3連単配当
2008/12/20 愛知杯
中京 芝2000m セラフィックロンプ
牝4
ハンデ
16→14→3
1,440,120
2008/10/19 秋華賞
京都 芝2000m ブラックエンブレム
牝3
G1
11→8→16
10,982,020
2008/8/31 新潟記念
新潟 芝2000m アルコセニョーラ
牝4
ハンデ
16→2→14
1,028,690
2008/6/22 マーメイドS
×
阪神 芝2000m トーホウシャイン
牝5
ハンデ
12→10→5
1,930,350
2008/5/25 東海S
中京 ダ2300m ヤマトマリオン
牝5
13→16→2
5,137,110
2008/4/13 桜花賞
阪神 芝1600m レジネッタ
牝3
G1
12→15→5
7,002,920
2008/4/6 ダービー卿CT
中山 芝1600m サイレントプライド
牡5
ハンデ
4→9→16
1,001,530
2008/3/8 オーシャンS
中山 芝1200m プレミアムボックス
牡5
7→12→6
1,521,320
2008/2/2 東京新聞杯
東京 芝1600m ローレルゲレイロ
牡4
6→13→12
2,543,450
2007/9/2 新潟2歳S
新潟 芝1600m エフティマイア
牝2
4→16→9
1,423,010
2007/8/12 北九州記念
×
小倉 芝1200m キョウワロアリング
牡6
ハンデ
11→6→10
1,570,690
2007/5/27 日本ダービー
東京 芝2400m ウオッカ
牝3
G1
3→14→4
2,155,760
2007/5/13 ヴィクトリアマイル
東京 芝1600m コイウタ
牝4
G1
12→9→8
2,283,960
2007/5/6 NHKマイルC
東京 芝1600m ピンクカメオ
牝3
G1
17→1→18
9,739,870
2007/4/15 皐月賞
中山 芝2000m ヴィクトリー
牡3
G1
7→15→2
1,623,250
2007/4/7 NZT
中山 芝1600m トーホウレーサー
牡3
11→16→8
4,904,740
2006/12/17 フェアリーS
中山 芝1200m アポロティアラ
牝2
13→6→2
1,537,220
2006/10/1 スプリンターズS
中山 芝1200m テイクオーバーターゲット
セ7
G1
1→10→16
2,637,570
2006/7/30 小倉記念
×
小倉 芝2000m スウィフトカレント
牡5
ハンデ
4→7→9
1,014,630
2006/5/6 新潟大賞典
新潟 芝2000m オースミグラスワン
牡4
ハンデ
1→11→16
1,047,480
2006/4/2 ダービー卿CT
中山 芝1600m グレイトジャーニー
牡5
ハンデ
11→3→15
1,250,840
2006/3/4 オーシャンS
中山 芝1200m ネイティヴハート
牡8
14→6→1
2,160,190
2005/12/11 鳴尾記念
×
阪神 芝2000m メジロマントル
牡8
ハンデ
10→7→5
1,037,230
2005/10/30 天皇賞(秋)
東京 芝2000m ヘヴンリーロマンス
牝5
G1
14→1→13
1,226,130
2005/10/29 スワンS
京都 芝1400m コスモサンビーム
牡4
11→1→13
1,084,310
2005/10/9 毎日王冠
×
京都 芝1800m サンライズペガサス
牡7
9→6→13
1,479,620
2005/8/21 札幌記念
×
札幌 芝2000m ヘヴンリーロマンス
牝5
9→12→13
2,759,500
2005/6/5 愛知杯
中京 芝2000m マイネソーサリス
牝4
ハンデ
13→11→14
2,214,210
2005/5/1 天皇賞(春)
京都 芝3200m スズカマンボ
牡4
G1
13→14→4
1,939,420
2005/4/24 アンタレスS
京都 ダ1800m ピットファイター
牡6
5→10→12
1,159,180
2005/3/5 チューリップ賞
×
阪神 芝1600m エイシンテンダー
牝3
3→7→10
1,237,200
2005/1/9 ガーネットS
中山 ダ1200m メイショウボーラー
牡4
ハンデ
3→16→1
2,057,180
2004/10/16 デイリー杯2歳S
×
京都 芝1600m ペールギュント
牡2
9→3→7
1,016,470
※09年2月1日まで集計。

 3連単が導入された04年夏以降、平地の重賞レースで3連単が100万円を超えたレースは、これまで(09年2/1まで)のところ33レースある(表1参照)。これが多いか少ないかは別として、毎年必ず大荒れのレースが出現している。導入年の04年こそデイリー杯2歳Sの1レースにとどまったが、05年は10レース、06年は6レース、07年は7レース、そして08年は9レースで出現。毎年平均8レースは出現しており、2009年の今年も、重賞で100万馬券を獲得するチャンス自体は、これからほぼ間違いなくありそうだ。以下では、該当した33レースでの注目点を挙げていくことにする。

1)セオリー通り、穴はフルゲートで
100万馬券に限らず、万馬券そのものを狙う際の格言として、昔から多頭数のレースを狙えというものがある。コース・レースによって出走頭数は異なってくるが、要はフルゲートのレースの方が高配当が出やすい。表1の33レースのうち25レースがフルゲートの状態でのレースだった。

(2)中山が最多の9回
該当する33レースの競馬場を見てみると、最も多かったのが中山競馬場の9回、以下東京の6回、京都の5回、阪神の5回となっている。レース数が多い中央開催が上位に来るのは当然として、とりわけ中山競馬場での大穴が目立つ。最後の直線が短く、ゴール前に待ち構える急坂…。紛れを期待するには最適のコースだ。

(3)1600mと2000mのレースで6割以上
さらに該当する33レースの距離を見てみると、最も多いのが2000mの11レースで、次に1600mの10レース。番組構成上、1600mや2000mはレース数そのものが多くなっているが、この2つの距離で6割以上を占めている。ちなみに1200mは6レース。2000mを超える距離では、わずか3レースしかない。

2005/10/30 東京10R 天皇賞(秋)(G1) 1着 1番 ヘヴンリーロマンス

(4)混合戦で人気薄の牝馬が勝つ可能性を探る
次に優勝馬の性齢を見ていくと、牝馬がかなり多い印象を受ける。33レースの優勝馬の内訳は牡馬が18勝、牝馬が15勝。そのうち牝馬限定戦は8レースあるわけだが、残りの7レースは牡馬・牝馬の混合戦で牝馬が勝利していることになる。例えば、08年の東海ステークスは牝馬のヤマトマリオンが13番人気で優勝を果たし、大波乱を演出。07年の日本ダービーを優勝したウオッカ自身は3番人気だったが、2着に14番人気のアサクサキングスが突っ込み3連単は200万円オーバーだった。牝馬自身が人気薄、あるいはヒモに人気薄を連れてきて波乱、と2つのパターンがあるが、牝馬絡みではどちらかと言うと前者のケースが多い。07年のNHKマイルのピンクカメオ、05年天皇賞(秋)のヘヴンリーロマンスがそうだ。したがって、牝馬限定戦そのものも荒れやすいが、牡馬・牝馬混合戦で人気薄の牝馬が勝つ可能性を探るのも重要だ。

(5)ハンデ戦とG1がチャンス
次にレースの条件を見ていくと、33レース中11レースがハンデ戦。やはりハンデ戦での微妙な斤量のさじ加減は、波乱を呼ぶ大きな要因の一つ。そしてG1競走も9つある。07年の上半期のG1だけで4つも出ている点は考慮しなければいけないが、G1は18頭立てになるという面で、最初から紛れる要素は十分あると言えよう。

(6)単勝50倍以上の馬を頭で狙う
最後に上位3頭の人気組み合わせを見ていこう。100万を超える配当になると、さすがに1番人気馬の絡みはほとんどない。10番人気以下の伏兵が2頭以上食い込んでくるのも当たり前で、16番人気以下の超大穴の台頭もありうる。

■表2 3連単配当100万円以上の重賞レースにおける単オッズごとの成績分布

単勝オッズ(倍)
着別度数
1.0〜1.4
0-0-0-0
1.5〜1.9
0-0-0-4
2.0〜2.9
0-1-1-10
3.0〜3.9
2-0-1-10
4.0〜4.9
1-0-3-17
5.0〜6.9
0-4-1-30
7.0〜9.9
4-3-1-41
10.0〜14.9
3-2-4-50
15.0〜19.9
5-2-2-44
20.0〜29.9
2-4-1-50
30.0〜49.9
4-8-5-57
50.0〜99.9
8-5-8-56
100.0以上
4-4-6-70

上の表2では具体的な単勝オッズを基にした成績分布を記した。取りあえず勝ち馬に限定した傾向だが、まず単勝2倍を切るような1本被りの馬が絡んでの100万馬券は望めない。1番人気でも最低3倍以上つくようなレースでないと厳しそうだ。しかし、100万馬券を狙おうとしているのに、上位人気馬を1着に固定した3連単を買っているようでは、趣旨に矛盾する。大穴狙いに徹してこそ道が開けるというもの。該当33レース中、単勝50倍から99.9倍までの馬が8勝をマークし、単勝万馬券の馬も4勝、2着4回、3着6回と、そこそこの頻度で馬券に絡んでいる。100万馬券を取るためには、単勝50倍以上の人気薄の馬を頭から買うぐらいの勇気が必要と言えるだろう。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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