第258回 古馬牝馬路線第一弾!京都牝馬Sを占う!|競馬情報ならJRA-VAN

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第258回 古馬牝馬路線第一弾!京都牝馬Sを占う!

2009/1/29(木)

京都開催は2開催目に突入。前回取り上げた土曜日東京新聞杯に続き、日曜日には牝馬限定重賞の京都牝馬ステークス(以下、京都牝馬S)が開催される。5月に行われる牝馬限定のマイルGI・ヴィクトリアマイルへの道はここから、ということで今回はこの京都のマイル重賞を占ってみようと思う。

まずはいつも通り、過去の3着以内馬についてまず見てみることとする。(データの調査・集計にあたってはいつもの通り、JRA-VAN Data Lab.Target frontier JVで調査している。)

■表1 過去10年の京都牝馬Sの3着以内馬

着順
馬名
性齢
騎手
斤量
人気
東西
前走
レース名
斤量
人気
着順
距離
2008
1
アドマイヤキッス 
牝5
安藤勝己
56
2
西
愛知杯
57
1
3
芝2000
2
ザレマ      
牝4
和田竜二
54
9
西
仲冬S
54
2
5
芝1600
3
キストゥヘヴン  
牝5
幸英明 
55
6
ターコイズS
56.5
1
13
芝1600
2007
1
ディアデラノビア 
牝5
岩田康誠
54
1
西
香港C
55.5
7
芝2000
2
ウイングレット  
牝6
田中勝春
55
8
ターコイズS
56
3
2
芝1600
3
アグネスラズベリ 
牝6
本田優 
54
3
西
淀短距離S
53
1
6
芝1200
2006
1
マイネサマンサ  
牝6
岩田康誠
55
4
西
阪神牝馬S
55
4
2
芝1600
2
チアフルスマイル 
牝6
藤田伸二
54
5
西
京都金杯
52
11
8
芝1600
2
メイショウオスカル
牝5
松永幹夫
56
9
西
京都金杯
54
15
12
芝1600
2005
1
アズマサンダース 
牝4
藤岡佑介
54
4
西
京都金杯
53
6
3
芝1600
2
ウイングレット  
牝4
田中勝春
53
3
ターコイズS
55
1
1
芝1800
3
エリモピクシー  
牝7
福永祐一
54
1
西
ファイナルS
53
1
1
芝1600
2004
1
チアズメッセージ 
牝4
本田優 
53
8
西
ファイナルS
54
3
1
芝1600
2
マイネアイル   
牝6
岩田康誠
55
5
西
ニューイヤーS
53
4
1
芝1600
3
ハッピーパス   
牝6
ペリエ 
57
2
阪神牝馬S
55
3
2
芝1600
2003
1
ハッピーパス   
牝5
ペリエ 
54
2
逆瀬川S
56
1
1
芝1600
2
マイネアイル   
牝5
小池隆生
53
10
西
新春S
55
4
3
芝1400
3
ギャンブルローズ 
牝6
池添謙一
53
13
西
京都金杯
52
11
6
芝1600
2002
1
ビハインドザマスク
牝6
福永祐一
58
4
西
阪神牝馬S
56
1
5
芝1600
2
ダイヤモンドビコー
牝4
ファロン
55
2
阪神牝馬S
54
2
6
芝1600
3
フサイチユーキャン
牝5
四位洋文
54
5
西
新春S
55
3
1
芝1600
2001
1
グレイスナムラ  
牝5
小林徹弥
54
5
西
新春S
55
1
1
芝1600
2
タイキダイヤ   
牝5
四位洋文
55
2
阪神牝馬S
55
12
2
芝1600
3
エアトゥーレ   
牝4
デムーロ
52
4
西
900万下
53
1
1
芝1400
2000
1
スティンガー   
牝4
ペリエ 
56
1
JC
53
10
14
芝2400
2
エイシンルーデンス
牝4
野元昭嘉
56
6
西
阪神牝馬S
53
7
2
芝1600
3
ハイフレンドコード
牝5
熊沢重文
56
2
阪神牝馬S
55
9
1
芝1600
1999
1
マルカコマチ   
牝4
福永祐一
52
4
西
900万下
53
1
1
芝1400
2
ナギサ      
牝6
安田富男
53
9
中山金杯
51
7
4
芝2000
3
ブロードアピール 
牝5
武豊  
53
1
西
室町特別
55
1
1
芝1200

過去10年の3着以内馬をまとめてみた。1番人気の成績は[2-0-2-6]で勝率20%、連対率20%、3着内率40%となっており、信頼度は高いとは言えない。勝利した2頭はスティンガーとディアデラノビア。GIでも上位争いができるような馬なら人気に応えられそうだが、そうでない場合、厳しいかもしれない。その一方、2番人気は[2-2-2-4]で勝率20%、連対率40%、3着内率60%、4番人気は[4-0-1-5]勝率40%、連対率40%、3着内率60%である。中心にするならこちらの方か。

■表2 前走クラス別成績

前走クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1000万下
1- 0- 2- 12/ 15
6.7%
6.7%
20.0%
64
54
1600万下
3- 2- 1- 16/ 22
13.6%
22.7%
27.3%
177
118
OPEN特別
0- 3- 3- 27/ 33
0.0%
9.1%
18.2%
0
50
G3
2- 3- 1- 25/ 31
6.5%
16.1%
19.4%
33
97
G2
2- 3- 2- 30/ 37
5.4%
13.5%
18.9%
42
41
G1
1- 0- 0- 5/ 6
16.7%
16.7%
16.7%
28
20
牝馬限定
3- 5- 4- 46/ 58
5.2%
13.8%
20.7%
33
51

表2には前走クラス別の成績をまとめてみた。
前回取り上げた東京新聞杯同様、準OP組の成績が最も良い。これに続くのが、GII、GIII組だが、GIIの数が多いのは、日程移動前の阪神牝馬Sの成績を含んでいるためであり、今後は減っていくものと見る。GI組についてはJC帰りのスティンガーのみで、他の馬は4着以下に沈んでいる。
また、前走1000万下出走組についてだが、このレースでは好走可能で、過去にはマルカコマチ、ブロードアピール、エアトゥーレといったところが好走している。(3頭の頃は「900万下」)

■表3 前走1000万下出走組(当時は900万下)

着順
馬名
性齢
騎手
斤量
人気
東西
前走
レース名
斤量
人気
着順
距離
上り3F
単オッズ
2001
3
エアトゥーレ   
牝4
デムーロ
52
4
西
900万下
53
1
1
芝1400
34.9
2.4
1999
1
マルカコマチ   
牝4
福永祐一
52
4
西
900万下
53
1
1
芝1400
35.2
1.7
1999
3
ブロードアピール 
牝5
武豊  
53
1
西
室町特別
55
1
1
芝1200
34
1.2

3頭の戦績をまとめた表3によると、共通点としては、1000万下で「1人気1着」、「今回斤量減」、「単勝2点台以下」、「前走上がり2位以内」といったところが挙げられる。マルカコマチ、ブロードアピールは単勝1点台、エアトゥーレも2点台前半だったこと及び3頭とも京都牝馬Sで4人気以内だったことや、彼女たちの戦績を考えると、この組からはそれなりの評判馬に限り通用するということなのかもしれない。

■表4 前走準OP出走組

着順
馬名
性齢
騎手
斤量
人気
東西
前走
レース名
斤量
人気
着順
距離
上り3F
2008
2
ザレマ       牝4 和田竜二
54
9
西
仲冬S
54
2
5
芝1600 2位
2004
1
チアズメッセージ  牝4 本田優 
53
8
西
ファイナルS
54
3
1
芝1600 3位
2003
1
ハッピーパス    牝5 ペリエ 
54
2
逆瀬川S
56
1
1
芝1600 4位以下
2
マイネアイル    牝5 小池隆生
53
10
西
新春S
55
4
3
芝1400 4位以下
2002
3
フサイチユーキャン 牝5 四位洋文
54
5
西
新春S
55
3
1
芝1600 1位
2001
1
グレイスナムラ   牝5 小林徹弥
54
5
西
新春S
55
1
1
芝1600 1位

表4には前走準OP組からの好走馬一覧をまとめてみた。
基本は準OPのレースを勝っていること、前走で人気サイドであったこと、前走は芝1400、1600mのレースに出走していること、4、5歳馬であること、などが挙げられる。

■表5 前走新春S(準OP)出走組

着順
馬名
性齢
騎手
斤量
人気
東西
前走
レース名
斤量
人気
着順
距離
2003
2
マイネアイル   
牝5
小池隆生
53
10
西
新春S
55
4
3
芝1400
13
マルカサワヤカ  
牝5
福永祐一
53
11
西
新春S
55
9
4
芝1400
2002
3
フサイチユーキャン
牝5
四位洋文
54
5
西
新春S
55
3
1
芝1600
10
ネームヴァリュー 
牝4
小林徹弥
52
11
西
新春S
54
6
8
芝1600
2001
1
グレイスナムラ  
牝5
小林徹弥
54
5
西
新春S
55
1
1
芝1600
2000
6
テンザンキラリ  
牝5
松永昌博
54
7
西
新春S
55
3
8
芝1400

表5では準OP組の中で相性のよい新春S組について該当馬を全て抽出してみた。
この組からの好走条件としては表を見ると新春Sで3着以内かどうか、という点がポイントとなってくるかと思う。新春Sで1着だった2頭はともに京都牝馬Sで好走しているだけに、この組の好走馬については注目しておきたい存在である。

■表6 前走牝馬限定戦出走馬の人気別成績

前走人気
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
前走1人気 2- 1- 2- 1/ 6
33.3%
50.0%
83.3%
208
243
前走2人気 0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
0
34
前走3人気 0- 1- 1- 4/ 6
0.0%
16.7%
33.3%
0
81
前走4人気 1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
226
73
前走5人気 0- 0- 0-10/10
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
前走6〜9人 0- 1- 1-15/17
0.0%
5.9%
11.8%
0
25
前走10人〜 0- 1- 0-10/11
0.0%
9.1%
9.1%
0
17

表2の一番下にさりげなく牝馬限定戦について入れてみたが、その関連で、表6に前走牝馬限定戦での人気別成績をまとめてみた。
表1の過去10年表を見たときになんとなく思ったので調べてみたのだが、表6を見てわかることは、前走牝馬限定戦で1番人気だった馬は6頭中5頭が京都牝馬Sで3着以内であったことである。

■表7 前走牝馬限定戦1人気馬

着順
馬名
性齢
騎手
斤量
人気
東西
前走
レース名
斤量
人気
着順
距離
2008
1
アドマイヤキッス 
牝5
安藤勝己
56
2
西
愛知杯H
57
1
3
芝2000
3
キストゥヘヴン  
牝5
幸英明 
55
6
ターコイズS
56.5
1
13
芝1600
2005
2
ウイングレット  
牝4
田中勝春
53
3
東西
ターコイズS
55
1
1
芝1800
2003
15
リビングデイライツ
牝6
小牧太 
53
14
西
1000万下
55
1
1
ダ1400
2002
1
ビハインドザマスク
牝6
福永祐一
58
4
西
阪神牝馬S
56
1
5
芝1600
2001
3
エアトゥーレ   
牝4
デムーロ
52
4
西
900万下
53
1
1
芝1400

該当の6頭を並べてみたのが表7である。
リビングデイライツとそれ以外を見比べてもらえればわかると思うが、当日の人気(ある程度上位人気であること)、前走のコース・距離(芝のマイル前後の距離であること)を満たした前走のOP,重賞出走馬についてはおおよそ京都牝馬Sでは3着以内に好走しているようだ。

■表8 前走レース別成績

順位
前走レース名
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1
阪神牝馬S 2- 3- 2-27/34
5.9%
14.7%
20.6%
46
44
2
京都金杯 1- 2- 1- 8/12
8.3%
25.0%
33.3%
59
205
3
新春S 1- 1- 1- 3/ 6
16.7%
33.3%
50.0%
170
240
4
愛知杯 1- 0- 0- 7/ 8
12.5%
12.5%
12.5%
42
20
5
900万下 1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
480
155
6
香港C 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
200
120
7
逆瀬川S 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
370
180
8
ファイナルS 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
2510
490
9
JC 1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
170
120
10
ターコイズS 0- 2- 1- 6/ 9
0.0%
22.2%
33.3%
0
104
11
ニューイヤーS 0- 1- 0- 4/ 5
0.0%
20.0%
20.0%
0
74

前走レース別にまとめたのが表8である。
クラス別に見てしまったので被っている部分が多いが、OP、重賞からの臨戦馬を見るのに参考にしていただきたい。
最も相性のよかった阪神牝馬S組だが、このレースは現在、春のヴィクトリアマイルのステップレースになっている。OP、重賞クラスでみると、京都金杯、愛知杯、ターコイズS、ニューイヤーSあたりが有力ステップと考えても良いかもしれない。特に愛知杯は2006年に阪神牝馬Sと入れ替わるように牝馬限定戦となっており、昨年の京都牝馬Sでは愛知杯1番人気(3着)のアドマイヤキッスが勝利している。この組の今後には注意しておきたいところである。

 

【結論】

最後に、特別登録馬をここまで見てきたデータで照らし合わせて推奨馬をピックアップしようと思う。

■表9 特別登録馬

馬名
性齢
斤量
東西
前走
エリモファイナル 
牝7
54
西
初富士S5人気3着
ココシュニック  
牝4
52
西
500万下1人気1着
スペルバインド  
牝4
54
西
新春S4人気1着
プリンセストロイ 
牝5
54
西
北大路特別1人気1着
2009/1/4 京都10R 新春ステークス 1着 9番 スペルバインド

表9には前走条件戦組の一覧をまとめてみた。
この組からはスペルバインドが浮上するところか。前走は当レースと相性のよい新春Sで1着。血統的にもシックスセンスの妹(先日、エアグルーヴの子のフォゲッタブルのレースで1着したのが同馬の弟のデルフォイ)ということもあり、期待してみたい一頭である。
1000万下からのプリンセストロイは表3と見比べると前走の上がりや単勝オッズでやや見劣りする感があるので敬遠しておく。そこに行くのなら準OPで度々好走しているエリモファイナルに期待してみたいところである。

■表10 特別登録馬

馬名
性齢
斤量
東西
前走
オディール    
牝4
53
西
秋華賞4人気9着
カレイジャスミン 
牝4
53
ニューイヤーS4人気9着
クラウンプリンセス
牝5
54
西
愛知杯5人気10着
ザレマ      
牝5
54
西
ターコイズS6人気1着
タイキマドレーヌ 
牝6
54
西
名鉄杯15人気14着
チェレブリタ   
牝4
53
西
愛知杯14人気2着
テンイムホウ   
牝7
54
淀短距離S14人気9着
トウカイルナ   
牝7
55
西
愛知杯6人気5着
ニシノマナムスメ 
牝5
54
西
愛知杯1人気8着
ハートオブクィーン
牝4
54
ニューイヤーS13人気11着
ハチマンダイボサツ
牝5
54
西
ターコイズS2人気7着
レインダンス   
牝5
54
西
愛知杯2人気7着
2008/4/19 阪神11R 読売マイラーズカップ(G2) 2着 11番 ニシノマナムスメ

次は前走OP、重勝組について、表10にまとめてみた。
この組からはニシノマナムスメが浮上。愛知杯では1番人気を裏切って8着に敗退したが、表7の前走牝馬限定戦1番人気馬の相性の良さを買って見ようと思う。GIでも期待される馬なのでここはなんとか格好をつけてほしいところだ。
他にはターコイズS1着のザレマなどがいるところだが、ターコイズSからの3着内好走は3番人気以内に限っている(同馬は6番人気)。今回は見送り。
それよりも気になるのが他の愛知杯組。過去の傾向では不振だが、阪神牝馬Sの後継レースとしてこれからは当レースでの好走が増えていくものとみる。斤量3キロ増の2着馬チェレブリタや不振続きのレインダンスよりも、今回場・距離の条件が合うクラウンプリンセスの巻き返しに期待したいところである。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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