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第255回 短期騎手免許で来日中のミルコ・デムーロ騎手を分析しよう!

2009/1/19(月)

昨年はスクリーンヒーローとのコンビで見事ジャパンCを制覇したミルコ・デムーロ騎手。彼自身も通算200勝を上げ、節目の年になった一年間だった。昨年は暮れの約1ヶ月間しか来日しなかったが、今回取得した免許の期間は1月17日〜3月16日の約2ヶ月間。先週はさっそく日経新春杯に騎乗しており、今後も重賞に乗る機会は多いだろう。ミルコ・デムーロ騎手の初来日は99年だが、今回は04年以降の約5年間を集計対象とした。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 ミルコ・デムーロ騎手の総合成績(04年以降)

着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
全成績
77-66-61-381/585
13.2%
24.4%
34.9%
100%
77%
43-28-31-195/297
14.5%
23.9%
34.3%
123%
82%
ダート
34-38-30-186/288
11.8%
25.0%
35.4%
76%
72%

表1はミルコ・デムーロ騎手の総合成績(04年以降)。全成績は勝率13.2%、連対率24.4%、複勝率34.9%をマークしており、一流ジョッキーと言っていい数字だろう。芝とダートで比較すると、勝率、連対率、複勝率はほとんど変わらないが、単・複回収率で大きな差がでている。芝の単・複回収率は全成績より高いが、ダートでは逆に低い数字になっている。つまり人気薄の馬で好走するのは芝の方が多いということだろう。

■表2 ミルコ・デムーロ騎手のクラス別成績(04年以降)

クラス
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
新馬
8-8-4-27/47
17.0%
34.0%
42.6%
102%
109%
未勝利
17-19-20-105/161
10.6%
22.4%
34.8%
83%
72%
500万下
28-19-11-96/154
18.2%
30.5%
37.7%
138%
78%
1000万下
13-10-12-77/112
11.6%
20.5%
31.3%
69%
66%
1600万下
2-3-2-25/32
6.3%
15.6%
21.9%
22%
55%
OPEN特別
3-4-7-17/31
9.7%
22.6%
45.2%
70%
98%
G3
2-1-2-13/18
11.1%
16.7%
27.8%
44%
46%
G2
2-2-1-8/13
15.4%
30.8%
38.5%
29%
70%
G1
2-0-2-13/17
11.8%
11.8%
23.5%
430%
140%
2008/11/30 東京10R ジャパンカップ(G1) 1着 16番 スクリーンヒーロー

次にミルコ・デムーロ騎手のクラス別成績を見ていこう(04年以降)。特に優秀なのは新馬戦とG1。新馬戦は連対率と複勝率がクラス別でトップの数字。単・複回収率も100%を超えており、新馬戦は得意なようだ。04年以降のG1では、昨年のジャパンC(スクリーンヒーロー)と04年の皐月賞(ダイワメジャー)で勝利を収めている。また3着に好走した2回は、07年の有馬記念(ダイワメジャー)と05年の桜花賞(デアリングハート)で、前者は6番人気、後者は10番人気での好走だった。騎乗回数は少ないが、G1で強いジョッキーと言っていいだろう。
成績が良くないクラスは、1600万下。騎乗回数は32回と少ないが、勝率は6.3%で、単・複回収率もイマイチな数字だ。またG3とG2での好走率は悪くないが、回収率は低い数字になっている

■表3 ミルコ・デムーロ騎手の場所別成績(04年以降)

場所
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
札幌
0-0-0-0/0
-
-
-
-
-
函館
0-0-0-0/0
-
-
-
-
-
福島
0-0-0-0/0
-
-
-
-
-
新潟
0-0-0-0/0
-
-
-
-
-
東京
8-0-3-30/41
19.5%
19.5%
26.8%
233%
62%
中山
7-22-17-99/145
4.8%
20.0%
31.7%
37%
69%
中京
18-8-2-32/60
30.0%
43.3%
46.7%
237%
113%
京都
11-9-7-53/80
13.8%
25.0%
33.8%
130%
81%
阪神
33-27-32-167/259
12.7%
23.2%
35.5%
73%
74%
小倉
0-0-0-0/0
-
-
-
-
-
2008/12/13 中京11R 中日新聞杯(Jpn3) 1着 8番 ヤマニンキングリー

表3はミルコ・デムーロ騎手の場所別成績(04年以降)。04年以降で騎乗した競馬場は5つあり、最も優秀な成績を収めているのは中京競馬場。連対率は驚異の43.3%をマークし、単・複回収率も100%を超えている。中日新聞杯で07年、08年と連覇をしているのも納得できる数字だ。対象的にイマイチな成績なのが中山競馬場。勝率は4.8%で、単・複回収率も伸びていない。

■表4 ミルコ・デムーロ騎手の距離別成績(04年以降)

距離
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1000m〜1300m 12-16-18-87/133
9.0%
21.1%
34.6%
69%
79%
1400m〜1600m 18-17-15-119/169
10.7%
20.7%
29.6%
94%
75%
1700m〜2000m 41-29-20-147/237
17.3%
29.5%
38.0%
99%
72%
2100m〜2400m 3-2-4-18/27
11.1%
18.5%
33.3%
276%
93%
2500m〜 3-2-4-10/19
15.8%
26.3%
47.4%
129%
127%

表4はミルコ・デムーロ騎手の距離別成績(04年以降)。得意な距離は2100m以上と言えるだろう。2100m以上の距離では単回収率が100%を超えており、2500m以上の複勝率は47.4%をマークしている。

■表5 ミルコ・デムーロ騎手のコース別成績ベスト5(04年以降)

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
中京・ダ1700 3-5-1-6/15
20.0%
53.3%
60.0%
138%
143%
2
中京・芝2000 5-2-0-5/12
41.7%
58.3%
58.3%
152%
90%
3
阪神・芝1600外 3-2-1-6/12
25.0%
41.7%
50.0%
106%
85%
4
阪神・ダ1200 5-4-8-20/37
13.5%
24.3%
45.9%
40%
112%
5
中山・芝1800 2-1-3-9/15
13.3%
20.0%
40.0%
62%
76%
※騎乗回数が10回以上あるコースの順位。なお順位は複勝率に基づくもの。

ここからはコース別成績のベスト5とワースト5を見ていこう。まず表5はミルコ・デムーロ騎手のコース別成績ベスト5(04年以降)で、やはり中京競馬場のコースが上位に来ている。1位の中京・ダ1700mと2位の中京・芝2000mは連対率が50%を超えており、単・複回収率でも好成績を収めている3位の阪神・芝1600mの外回りも連対率は41.7%で、単回収率は106%に達しており、推奨したいコースだ

■表6 ミルコ・デムーロ騎手のコース別成績ワースト5(04年以降)

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
17
京都・ダ1400 2-1-0-10/13
15.4%
23.1%
23.1%
445%
98%
18
京都・芝1800外 2-0-0-9/11
18.2%
18.2%
18.2%
34%
20%
19
阪神・芝1600 1-1-2-18/22
4.5%
9.1%
18.2%
16%
67%
20
中山・芝1200 0-1-1-9/11
0.0%
9.1%
18.2%
0%
30%
21
中山・芝2000 1-2-0-14/17
5.9%
17.6%
17.6%
189%
58%
※騎乗回数が10回以上あるコースの順位。なお順位は複勝率に基づくもの。

次に04年以降のミルコ・デムーロ騎手のコース別成績ワースト5を見ていこう(表6参照)。まだ勝ち鞍がないコースは中山・芝1200m。連対率は9.1%で、苦手としているコースのようだ。阪神・芝1600mは勝率と連対率が一桁の数字で、単・複回収率もイマイチ京都・芝1800の外回りでは2勝を上げているが、ともに人気馬での勝利で、人気を裏切るケースが多いので注意したい

■表7 ミルコ・デムーロ騎手の調教師別成績ベスト5(04年以降)

順位
調教師
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
(栗)友道康夫 3-4-1-3/11
27.3%
63.6%
72.7%
137%
140%
2
(美)上原博之 2-3-1-7/13
15.4%
38.5%
46.2%
274%
139%
3
(栗)藤原英昭 2-0-3-6/11
18.2%
18.2%
45.5%
85%
111%
4
(栗)森秀行  7-8-5-30/50
14.0%
30.0%
40.0%
144%
100%
5
(栗)岡田稲男 3-1-0-6/10
30.0%
40.0%
40.0%
833%
180%
※騎乗回数が10回以上ある厩舎の順位。なお順位は複勝率に基づくもの。

コース別成績と同様に調教師別でもベスト5とワースト5を見ていきたい。まず表7がミルコ・デムーロ騎手の調教師別成績(04年以降)。1位は友道康夫厩舎で、単・複回収率が100%を超えている上に、連対率63.6%、複勝率72.7%と驚くべき数字になっている。2〜5位にランクインした調教師も推奨できるが、1位の友道康夫厩舎での成績が際立っておいる。

■表8 ミルコ・デムーロ騎手の調教師別成績ワースト5(04年以降)

順位
調教師
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
11
(栗)坂口正則 2-1-1-7/11
18.2%
27.3%
36.4%
88%
65%
12
(栗)石坂正  2-1-2-11/16
12.5%
18.8%
31.3%
95%
55%
13
(美)加藤征弘 4-1-2-22/29
13.8%
17.2%
24.1%
66%
46%
14
(美)田村康仁 0-0-2-9/11
0.0%
0.0%
18.2%
0%
27%
15
(栗)藤沢則雄 2-0-0-12/14
14.3%
14.3%
14.3%
145%
42%
※騎乗回数が10回以上ある厩舎の順位。なお順位は複勝率に基づくもの。

最後に表8がミルコ・デムーロ騎手の調教師別成績ワースト5(04年以降)。相性が良くないのは美浦の田村康仁厩舎。勝ち星は一つもなく、3着が2回あるだけで、複回収率は27%になっている。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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